北海道には温泉宿泊施設だけでも700以上あるといわれており、温泉文化が根強く、ドライブに出かけたら日帰り入浴してから帰るのが一般的と言っても過言ではありません。そんな北海道を観光で訪れるなら、せっかくなら北海道らしい山や湖、大地を真正面に感じられるような絶景温泉を目的地にしてみませんか?
ここでは、全国の温泉をプライベートでもめぐっている温泉通ライターが5施設を厳選!どの施設も日帰り入浴で気軽に楽しむこともできますよ♪
1.十勝岳温泉 凌雲閣(上富良野町)
北海道一標高が高い温泉宿の絶景露天
「雲を凌ぐ宿」というその名の通り、十勝岳連峰の絶景を見渡せる高地にある温泉宿。空にせり出すように造られた露天風呂からは四季折々の絶景が楽しめる。
初夏まで残雪の美しい山並みを望めるほか、例年9月下旬~10月上旬には紅葉が見頃だ。内湯は泉質の異なる2種類の湯を加温・加水・循環せずに源泉100%かけ流し。赤茶色の湯に浸かりながら、温泉と絶景を堪能しよう。
[TEL]0167-39-4111
[住所]〒071-0579 北海道空知郡上富良野町十勝岳温泉
[営業時間]日帰り入浴8:00~20:00(最終受付19:30)
[料金]日帰り入浴大人800円、小学生400円、未就学児無料
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2.丸駒温泉旅館(千歳市)
支笏湖を一望する「展望露天」と湖とつながる「天然露天」
展望露天は湖よりも一段高いところにあるため開放的で、支笏湖越しに風不死岳の雄大な姿を眺められる。
また、大正4年の創業時から変わらぬ姿を保つ自慢の天然露天は、足元からプクプクと温泉が湧き出てくる。支笏湖とつながっており、湖の水位によって湯量が変化するのが特徴的で、温泉ファンにも根強く愛されている。
[TEL]0123-25-2341
[住所]北海道千歳市支笏湖幌美内7
[営業時間]日帰り入浴10:00~15:00
[料金]日帰り入浴大人1000円
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3.然別湖畔温泉ホテル 風水
然別湖とくちびる山を望む開放的な露天風呂
開放感抜群の展望露天風呂は、然別湖の自然を眺める特等席。その姿と湖面に映る影との形から「くちびる山」と呼ばれる然別湖のシンボルを目の前にとらえることができる。
温泉は青みがかった薄緑色の湯を源泉100%でかけ流しており、鉄分を多く含み、体がよく温まる泉質。然別湖と一体となるかのような絶景と贅沢な湯につかって日頃の疲れを癒やして。
[TEL]0156-67-2211
[住所]北海道河東郡鹿追町字然別湖畔
[営業時間]日帰り入浴12:00~17:00
[料金]日帰り入浴大人1000円
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4.糠平舘観光ホテル(上士幌町)
周囲の自然をそのまま生かした露天風呂
源泉温度59.2度の自噴泉を、100%かけ流しで使用。大浴場や男女の露天風呂に加えて、外の階段を40段ほど降りたところにある混浴露天風呂は、樹齢50年を超える自然林の中で、できるだけ木を切らずに作られており、ダイナミックな景観を間近に感じながら湯浴みを楽しめる。
緑豊かなグリーンシーズンや紅葉に包まれる秋、冬の雪見露天など季節ごとに訪れたい。
[TEL]01564-4-2210
[住所]北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷北区48―1
日帰り入浴時間/11:30~21:00
[料金]日帰り入浴大人700円
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5.まっかり温泉(真狩村)
露天風呂の真正面に迫る羊蹄山!
羊蹄山は別名蝦夷富士とも呼ばれ、周辺にはビュースポットがたくさんある中で、こちらでは温泉に浸かりながら真正面に羊蹄山を眺められる、とっておきの露天風呂がある。日によって表情を変える羊蹄山の風景は何度訪れても飽きることがない。
残雪が残る春や紅葉の秋の景色がおすすめだ。冬は雲に隠れてしまうことも多いが、晴れた日は山頂まで姿を現すこともあり、感動もひとしお。温泉は2本の源泉を加温の上、ブレンドしてかけ流している。
※この記事は2015年9月時点での情報です
千原 明日香
北海道の出版社で7年の勤務を経て、東京に拠点を移し、ママ&ダンサーとして奮闘中。今でもやっぱり北海道が大好きな編集・ライター。