西郷隆盛特集/坂本龍馬特集

西郷隆盛の人生とゆかりの地
西郷隆盛の人生
幕末・明治初期の政治家。1827年10年12月7日薩摩国鹿児島城下に生まれる。幼名は小吉、吉之介。少年時代を貧苦のなかに過ごし、友人に大久保利通、伊地知正治らがいた。
ペリー来航後の1854年庭方役に抜擢され、斉彬の片腕となって、江戸や京都で一橋慶喜を将軍継嗣に擁立する運動を推進するが、58年、反対派(紀州派)の井伊大老の登場と斉彬の急死で情勢が逆転。幕府の追及で窮地にたった西郷は、11月同志僧月照と鹿児島湾に投身自殺を試み、西郷のみ命を取り留めた。その後、斉彬の弟・久光が公武合体運動に着手するにあたって召還されるも、久光と衝突し配流。しかし薩藩公武合体運動が行き詰まると、ふたたび召還され、軍賦役、側役に昇進した。まもなく始まった第一次長州征伐において、征長軍の参謀として長州藩の無血降伏を実現。その後幕薩関係が悪化すると、今度は第二次征長の阻止に動き、66年木戸孝允との間で薩長盟約を結んだ。以降、倒幕を決意し68年戊辰戦争では、勝海舟との会談で江戸城無血開城に成功する。新政府でも参議として維新の改革を断行。明治6年征韓論に敗れ、鹿児島へ下野。77年に郷里の私学校生徒に促されて挙兵するが、政府軍に敗北し自刃した。

