日本全国にある“あじさい寺”の名所を厳選してご紹介!“あじさい寺”とは境内にあじさいの花を多く植えているお寺のこと。風情あるお寺とあじさいを同時に楽しめます。
あじさいがきれいに咲く季節には、イベントが開催されるスポットもあるので、お出かけ前には見頃情報と併せてチェックしてくださいね。
【北海道】有珠善光寺
約1000株のあじさいがカラフルに咲く“花の寺”

[見頃時期]7月中旬~8月中旬
有珠善光寺(うすぜんこうじ)は、北海道伊達市にある浄土宗寺院で、1804年に江戸幕府により建立された蝦夷三官寺の一つです。蝦夷地に古くからある寺院で、1974年に国指定史跡、2018年に北海道遺産に選定されました。
“花の寺”として知られる有珠善光寺では、特に7月~8月中旬にかけて、約1000株のあじさいがカラフルに咲き誇ります。
あじさいをはじめ、桜やイチョウなど、それぞれの見頃に合わせ、キッチンカーが集まるイベントも開催予定です。※詳細は公式サイトで確認
北海道伊達市有珠町124
9時~17時
なし
善光寺宝物館【大人】500円【高校生以下】400円 ※完全予約制
【電車】JR洞爺駅よりタクシーで約10分【車】道央自動車道伊達ICもしくは虻田洞爺湖ICより約10~15分
あり(無料)
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【福島県】高林寺
40年の歴史を物語る圧巻の景色!一面に広がるあじさいが観賞できる

[見頃時期]6月下旬~7月中旬
高林寺は、福島県二本松市にある釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)を本尊とする、曹洞宗の寺院です。先代の住職が40年ほど前からあじさいを植えはじめ、今では視界いっぱいを埋め尽くすほどのスケールにまで広がりました。
境内には約40種5000株のあじさいが植えられており、毎年6月下旬から7月中旬にかけて、青色を中心とした美しい花を咲かせます。訪れた参拝客からは“あじさいの海のよう”と例えられるほどの美しい景色を楽しめます。
【神奈川県】明月院
鎌倉石の石段や参道が“明月院ブルー”に染まる

[見頃時期]6月上旬~下旬
“あじさい寺”の名で親しまれる福源山明月院。聖観世音菩薩が祀られている本堂をはじめ、密室守厳像が安置されている仏殿・宗猷堂や鎌倉エリアで最大級といわれるやぐらなど、境内全域が国の史跡に指定されています。
境内には、ヒメアジサイと呼ばれる大型のテマリアジサイ3000株やガクアジサイ・ヤマアジサイのほか、大きな丸い蕾が弾けるように開花するタマアジサイも自生。その藍色は“明月院ブルー”と称されるほどの美しさ!6月中旬以降にはたくさんの花が開き、より一層美しい明月院ブルーが見られるそうです。
紫陽花シーズンに入って人も多くなりました。まだまだ淡いブルーの紫陽花も多いですが全体的に見頃を迎えた感じです。(一部抜粋)
(行った時期:2024年6月)
紫陽花が見頃になった日曜なので混雑覚悟で閉門1時間前に行ったのですが、何やら今まで見たことのない行列が出来ているので並んでいる方に伺うと円窓の写真を撮る人の行列とのこと。何と開山堂の後ろ側まで続いていて驚きました。境内は明月院ブルーに覆われて綺麗でしたが、年々人が多くなるのは仕方ないですね。
(行った時期:2024年6月)
神奈川県鎌倉市山ノ内189
【6月】8時30分~16時30分受付終了(17時閉門)【7月~5月】9時~16時
なし
拝観料【大人】500円【小・中学生】300円
【電車】JR北鎌倉駅より徒歩約10分
なし
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【神奈川県】鎌倉 長谷寺(長谷観音)
極楽浄土と比喩されるほどの美しい景色が広がる

[見頃時期]5月下旬~6月下旬
緑深い観音山の裾野から中腹に広がる境内は、四季を通じて花が絶えることのない“鎌倉の西方極楽浄土”と呼ばれています。「あじさい路(眺望散策路)」に上がると、見晴台から望む相模湾の眺望と共に、梅雨に映える40種類以上、約2500株のあじさいが目の前に広がります。鎌倉でも有数の景勝地と謳われるほどの、風情あふれる景色を楽しむことができますよ。

あじさい観賞は、参拝客が少ない早朝がおすすめ!境内に置かれている、にこやかな顔をした良縁地蔵を探すのも、長谷寺の楽しみの1つです。
6月初旬という事もあったが、満開とは言えずとも丘を埋め尽くす色とりどりの紫陽花のグラデーションは圧巻。(一部抜粋)
(行った時期:2024年6月)
境内のアジサイは見事、一見の価値あり。アジサイの開花時期はとても混雑するので、早朝の訪問がベター。
(行った時期:2024年6月)
神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
【通常】8時~17時(受付16時30分)、【4月~6月】8時~17時30分(受付17時)
なし
拝観料【大人(中学生以上)】400円【小学生】200円※あじさい路でのあじさい観賞は鑑賞券が別途必要 詳細は公式サイトを確認
【電車】江ノ島電鉄長谷駅より徒歩5分
あり(30分350円)
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(画像提供:長谷寺)
【埼玉県】能護寺
鐘楼を背景に色とりどりのあじさいが咲く美しい風景

[見頃時期]6月上旬~下旬
埼玉県熊谷市で“あじさい寺”として親しまれる能護寺。毎年6月上旬から下旬にかけて、早咲きから遅咲きのあじさいまで約50種800株が梅雨の境内を涼し気に彩ります。
鐘楼とあじさいのコラボレーションは、写真映えするスポットとして注目を浴びています。

本堂を囲むように並ぶ鉢植えのあじさいも、荘厳なお寺を背景に色鮮やかに咲き、訪れる人々を華やかに迎えてくれます。
埼玉県熊谷市永井太田1141
9時~17時
なし
無料 ※あじさい開花時期のみ拝観料300円
【電車】JR籠原駅よりタクシーで約15分【車】関越自動車道花園ICより約30分
あり(無料)
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(画像提供:能護寺)
【千葉県】本土寺
梅雨の季節を彩る10種類以上のあじさいや花菖蒲に心癒される

[見頃時期]6月中旬~7月上旬
“あじさい寺”、“四季花の寺”として親しまれる本土寺。境内には、日像聖人をお祀りする像師堂の側らに「乳出のご霊水 日像菩薩誕生水の井戸」が遺されており、安産・子育てにご利益があると伝えられています。
6月上旬には花菖蒲が5000本、下旬に向けて10種類以上のあじさいが境内を彩り、その数は5万本以上。春には桜、秋にはもみじと、どの時期に訪れても美しい風景が広がっています。
千葉県松戸市平賀63
9時~16時30分(最終入場16時)
なし
拝観料【大人】500円【小学生以下】無料
【電車】JR北小金駅より徒歩10分
あり(無料)
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【茨城県】雨引観音
約100種5000株!バラエティ豊かなあじさいが咲く

[見頃時期]6月上旬~7月中旬
雨引観音(あまびきかんのん)は、中国から帰化した法輪独守居士が587年に開山したと伝えられる古刹です。ヤマアジサイ・コアアジサイなど、5種類の野生品種が自生しているほか、一重咲きでテマリ型の大きな花をつけるホンアジサイや、青いテマリ型の小さな花をたくさんつけるヒメアジサイ、ヨーロッパから逆輸入した西洋アジサイなど、約100種5000株のあじさいが植えられています。
毎年6月10日から7月20日には「あじさい祭」が開催され、池にあじさいを浮かべる水中華や、夜間のライトアップを見ることができますよ。
茨城県桜川市本木1
9時~17時
なし
無料※6月10日(火)~7月20日(日)のあじさい祭期間中入山料500円
【電車】JR岩瀬駅よりタクシーで約10分【車】北関東自動車道桜川筑西ICより10分
あり(無料)
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【静岡県】極楽寺
新しい品種も多数!約50種が植えられているあじさい寺

[見頃時期]6月上旬~7月上旬
養老年間(717年~)に寺を開創した僧行基が「極楽へ ゆく人の乗る 紫の 雲の色なる あじさいの花」と詠んだことにちなんで、境内の表参道から裏山の木立まであじさいが植えられている極楽寺。境内には、ブルースカイ、ヤマアジサイ、ムラサキアジサイ、十二単衣など50種類ものあじさいが約1万3000株植えられています。

また、本堂前の庭には真っ白なアナベルがたくさん咲いています。新しい品種も多く取り入れられています。極楽寺では、見たことのないあじさいに出会えるかもしれませんね。
静岡県周智郡森町一宮5709
9時~17時
あじさいのシーズン期間はなし
拝観料【大人】500円【子ども】100円 ※駐車場代込
【電車】天竜浜名湖鉄道遠江一宮駅より徒歩15分【車】新東名高速道路森掛川ICより10分、東名高速道路袋井ICより15分
あり(無料)
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(画像提供:極楽寺)
【愛知県】本光寺
山門へと続く参道をあじさいが埋め尽くす!

[見頃時期]6月上旬~中旬
深溝松平家の菩提寺で“三河のあじさい寺”としても知られる本光寺。境内全域が島原藩主深溝松平家墓所として国指定史跡に指定されています。
6月には山門に至るまでの参道の両側にあじさいが咲き、白い壁と朱塗りの山門、山門の道栄書といわれる瑞雲山の文字が一体となって、見事な景色を作り出します。

例年6月1日~30日には「本光寺紫陽花まつり」が開催されます。参道や境内は約1万本のあじさいで埋め尽くされ、しっとりとした雰囲気に包まれます。
愛知県額田郡幸田町大字深溝内山17
早朝~日没 ※本堂拝観・御朱印は9時~16時
なし
拝観料【境内のみ】無料【本堂】300円
【電車】JR三ヶ根駅より徒歩5分
あり(維持管理費300円)
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(画像提供:本光寺)
【愛知県】性海寺
多種多様なあじさいと貴重な文化財のコラボレーション!

[見頃時期]6月上旬~中旬
約1200年前、弘法大師・空海が名古屋の熱田神宮にお参りする途中に開基。境内にある「大塚性海寺歴史公園」は花と緑が楽しめる公園で、特に初夏にはあじさいの名所として親しまれています。
園内にはガクアジサイをはじめ、ヤマアジサイ、西洋のアジサイなど多種多様な紫陽花が植栽され、園内一帯を美しく彩ります。

毎年あじさいの季節には「稲沢あじさいまつり」が開催されます。2025年は5月31日(土)~6月15日(日)の予定です。
(画像提供:性海寺)
【大阪府】久安寺
水面に浮かぶ色とりどりのあじさいにうっとり

[見頃時期]6月中旬~7月初旬
725年に行基が千手観音を本尊とし開創したと伝えられている久安寺。あじさいの季節の見どころは、池一面にあじさいが浮かべられた具足池(ぐそくいけ)です。キラキラとした水面とカラフルなあじさいのコントラストは思わずため息がでるほど……。

境内の至るところにあじさいが咲いているので、さまざまなフォトスポットを見つける楽しみもありますね。
大阪府池田市伏尾町697
9時~16時(最終入場)
なし
拝観料300円
【電車】阪急電鉄池田駅よりバスで15分
あり(無料)
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(画像提供:久安寺)
【京都府】三室戸寺
杉木立の間に咲くあじさいは絵巻のような美しさ

[見頃時期]6月中旬~下旬
宇治川を中心に、歴史的・文化的に重要な役割を果たしてきた京都宇治に建つ三室戸寺。山門付近に広がる「あじさい園」には、6月になると西洋あじさい、額あじさい、カシワバあじさい、“幻のあじさい”と呼ばれる七段花など、50種2万株ものあじさいが見頃を迎えます。
2025年のあじさい園開園は、5月31日(土)~7月6日(日)を予定。6月7日(土)~6月22日(日)の土曜・日曜には、19時~21時にあじさいのライトアップも実施されます。(※昼夜入替制)
あじさいがモチーフのお守りや絵馬もあるので訪れた際にはチェックしてみてください。
京都府宇治市菟道滋賀谷21
8時30分~16時30分(朱印最終受付は15時40分)※季節変動あり
8月11日(月・祝)~17日(日)、12月29日(月)~31日(水)※気象警報が発令されている場合は、拝観中止
【拝観料】大人1000円、小人500円
京滋バイパス宇治西ICより車で8分
300台(500円)
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【奈良県】矢田寺
5月から9月まで、時期によって異なるあじさいが咲く

[見頃時期]6月上旬~7月上旬
矢田寺は2万5000平米もの広さの境内に裏山から小川が流れ、アジサイが咲き競う回遊式の広大な日本庭園があり、高さ7メートルほどもある「アジサイの壁」も圧巻です。紫陽花見本園もあり、約60種類1万株のあじさいが美しく咲いています。2025年のアジサイ園の開園は、5月31日(土)~6月30日(月)の予定です。5月中旬に咲き始めるツルアジサイから9月頃に咲く中国のあじさいまで、時期によって咲く品種が異なり、華やかな景色を長く楽しめるのも特徴です。

平安時代初期に本尊となった地蔵菩薩は“矢田のお地蔵さん”として有名で、広い境内には本堂、開山堂などが立ち並び、本尊の木造地蔵菩薩立像をはじめ、数多くの重要文化財が収蔵されています。
境内各所に石像が祀られており、中でも自家製の味噌を口元に塗ると味が良くなるとされる「味噌なめ地蔵」も一緒にお参りしてみてくださいね。
奈良県大和郡山市矢田町3549
8時30分~17時
なし
入山料【大人】700円【小学生】300円
【車】西名阪自動車道法隆寺ICより約35分。第2阪奈道路中町ICより約15分
なし ※近隣に有料パーキングあり
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(画像提供:矢田寺)
【島根県】月照寺
抹茶とともにあじさいを愛でる、風流を感じる特別なひと時

[見頃時期]6月中旬~下旬
松江藩主・松平直政が母月照院の霊牌を安置するため、浄土宗寺院として改称復興した、松平家の菩提寺。桜やツツジ、菖蒲、モミジなど一年を通して四季折々の草花を楽しめるお寺ですが、一番の見どころは6月中旬~下旬にかけて見頃を迎えるあじさいです。

約3万本のあじさいが境内を彩り、別名“山陰のあじさい寺”と呼ばれているほど。

書院「高真殿(こうしんでん)」では、抹茶を一服する茶席の体験もできます。茶室のふすまで切り取られた、まるで絵画のような日本庭園を眺めながら味わう抹茶と松江銘菓は格別です。
島根県松江市外中原町179
10時~16時 ※6月のみ8時30分~17時30分
なし
拝観料【一般】700円【小・中学生】500円
【電車】一畑電鉄松江しんじ湖温泉駅より徒歩約15分、JR松江駅より市営バスにて約20分
あり(無料)
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(画像提供:月照寺)
【福岡県】千光寺
あじさいに隠れたかわいいお地蔵さんも必見

[見頃時期]6月上旬~7月上旬
栄西がひらいた禅院である千光寺は、境内に国の重要文化財である北朝銘のある梵鐘があり、寺裏には征西将軍懐良親王の廟(びょう)や墓塔の所在も伝承される名高いお寺です。
本堂の裏手や墓碑の周辺、裏山の杉木立の中に、約50種7000株のあじさいが植えられ、“あじさい寺”として親しまれています。まるで青空の下に映えるカラフルな絨毯のように見えるあじさいは絶景です。

観賞の際は、かわいらしいお地蔵さんがあじさいのすき間から顔をのぞかせているので、ぜひ探してみてくださいね。
毎年開花の時期に合わせて「あじさい祭り」も開催されています。
※2025年のあじさい祭り開催日は6月1日(日)~6月30日(月)
福岡県久留米市山本町豊田2287
8時~18時
なし
あじさい祭り期間【高校生以上】300円
【車】九州自動車道久留米ICより20分
あり(無料)
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(画像提供:千光寺)
※スポットと口コミは、旅行に行った方の口コミ情報が掲載されたじゃらんnet観光ガイドから抜粋。北から順に掲載しています。
※口コミはじゃらんnet観光ガイドから抜粋しました。
※この記事は2025年4月9日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※この記事は2025年4月にじゃらん編集部が更新しました。
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