御朱印は、お寺や神社ごとにオリジナルのデザインがあり、若い女性からも注目されています!今回は、烏森神社や蛇窪神社など、電車や徒歩で気軽に行けて、かわいくてカラフルなデザインや限定御朱印をいただける東京都内の神社を紹介します。
また知っておくべき神社参拝のマナーについてもご紹介しますので、参考にしてくださいね。
※メイン写真はイメージです
東京都内のかわいい御朱印
烏森神社
赤・黄・青・緑の4色の巴紋と烏をあしらったカラフル御朱印
烏森神社は日本でも数少ない、芸能の神と謳われている天鈿女命(アメノウズメノミコト)をお祀りしている神社のひとつ。
この神社のはじまりは、天慶3年(940年)の平将門の乱の時代までさかのぼります。ある稲荷神社で戦勝祈願をした藤原秀郷は、夢に現れた白狐から、神烏の群がる所が霊地だと告げられました。そのことから、烏が群れるこの地に烏森稲荷が建てられたのです。
カラフルな御朱印には、いつまでも健康で神社巡りできるよう、無病息災のお守りの意味が込められています。
期間限定御朱印の種類も多く、季節や年中行事によってデザインが異なるので、何度でも楽しめます。特別朱印の内容や授与期間は毎回変わるので、最新情報は公式Twitter「こい吉」で確認を。
東京都港区新橋2-15-5
授与所開設時間 9時~17時(御朱印の授与時間は変動あり)参拝は24時間可
無休
JR山手線・東京メトロ・都営浅草線「新橋駅」より徒歩2分
なし
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高田總鎭守氷川神社
季節の草花の添え印がかわいい
高田總鎭守氷川神社が建てられたのは、今から約1130年以上の前と伝えられています。境内には江戸時代の200年を超える江戸狛犬・石鳥居・石造玉垣、明治時代の石灯籠を見ることができます。
御朱印は、高田總鎭守氷川神社の他、境内の高田姫稲荷神社、JR目白駅近くの目白豊坂稲荷神社の3神社分セットでいただけます。
草花や季節の行事などのお洒落な添え印は毎月変わるため、月詣りに訪れるのが楽しみな神社です。心静かにお詣りをする場所なので、境内や神社での撮影は不可ですので気をつけて。
東京都豊島区高田2-2-18
【御朱印紙(押印済)対応】10時~12時、13時30分~16時(12時~13時30分は受付休止時間です。)【御朱印帳押印時間】水・木・土・日・祝日の13時30分過ぎ~15時前
祭事等により、お授けできない日や時間、御朱印紙のみの対応の日あり(当日授与所でお知らせを掲示)
都電荒川線「面影橋停留所」より徒歩3分、東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」3番出口より徒歩10分、JR山手線「目白駅」より徒歩15分、JR山手線・東京メトロ東西線・西武新宿線「高田馬場駅」より徒歩15分
なし
「高田總鎭守氷川神社」の詳細はこちら
太子堂八幡神社
毎月変わる手作りの愛らしい印に心がほっこり
八幡神社は約4万社を数える日本を代表する神社で、厄除、家内安全、交通安全、安産、商売繁盛、学業成就、五穀豊穣、殖産興業などのご利益があるといわれています。
平安時代後期に創立と言われる太子堂八幡神社は、世田谷の三軒茶屋にある神社だけに、御朱印もキュートでなごみ系。神紋には、八幡さまのお使い“白鳩”が巴の上に八の字に向き合っている姿があしらわれています。
神社にちなんだ風物や動物の副印は、宮司の手作りで、境内で飼われているウサギにちなんだ「幸せウサギ」など、毎月違うものが2種類出ます。散歩がてらに月詣りをして、個性的な御朱印をいただきましょう。
東京都世田谷区太子堂5-23-5
授与所開設時間 9時~17時(12時~13時閉所)
無休
東京メトロ田園都市線「三軒茶屋駅」より徒歩10分、東急世田谷線「西太子堂駅」より徒歩3分
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波除稲荷神社
波の模様をあしらった大きな朱印が印象的
「災難を除き、波を乗り切る」パワーを授けてくれることで知られる波除稲荷神社。
1659年に建てられたこの稲荷神社のおかげで、激波の海だったここ一帯の波風がぴたりとおさまったと伝えられています。
御朱印は、インパクトのある大きな朱印が特徴です。
通年の御朱印2種のほか、祭事・季節限定御朱印も15種ほどあり、干支、鯉のぼり、花火、七夕などの繊細でカラフルな副印が添えられます。
珍しいのは、毎月7日に出る「七福神参り」の御朱印。それぞれ一体のみの七福神の御神像の御朱印で、七福神すべてが集まると、12月7日に七福神朱印限定記念品をいただけます。
平河天満宮
季節や行事にちなんだ期間限定御朱印も
平河天満宮は、江戸・平河城の城主の太田道灌公が、菅原道真公の夢を見て、それを霊夢だと思ったのがきっかけで、文明10年(1478年)に自ら城内に建てたのがはじまり。
現在も、学問、特に医学や芸能、そして商売繁盛などのご利益祈願で知られています。
通常の御朱印に押されているのは、愛嬌のある菅原道真の御神像。
毎月1日には“牛”、25日には“うそ鳥”と天神様にゆかりのある印が追加され、午の日には境内社の平河稲荷神社の御朱印もいただけます。
その他、季節や行事にちなんだ期間限定もあり、参拝のたびに違う御朱印に巡りあうことができます。限定御朱印のお知らせは、ホームページや社頭で確認を。
蛇窪神社(上神明天祖神社)
白ヘビと龍の印が月によって変わります
白蛇大蛇を祀り、「東京の白蛇さま」として親しまれている蛇窪神社。
境内には、奉納された手作りの龍と白蛇が安置されていて、見学して歩くのが楽しいユニークな神社です。
御朱印にもかわいい白蛇と龍の印が押されています。通常は紫色の蛇印と緑色の龍印ですが、1月は金銀、4月はピンク、9月は水色にそれぞれ色が変わります。
60日に一度巡ってくる己巳(つちのとみ)の日は、巳の日のなかで最も縁起が良いといわれ、特別な御朱印がいただけます。その他、神事に合わせた限定御朱印も出しています。
日時や期間のお知らせはFacebook「蛇窪神社」かtwitter「蛇窪神社」「巫女へび」でチェックを。
東京都品川区二葉4-4-12
授与所開設時間 9時~17時
なし
都営浅草線・東急大井町線「中延駅」より徒歩6分、JR横須賀線「西大井駅」より徒歩8分
なし
「蛇窪神社(上神明天祖神社)」の詳細はこちら
戸越八幡神社
毎月には限定御朱印がもらえる
戸越八幡神社は病気平癒、厄払い、仕事運向上のご利益祈願で知られる八幡宮です。
1855(安政2)年に改築された社殿は、東京大空襲や関東大震災でも焼けずに残った極めて古い木造建築物。江戸時代の絵馬や彫刻は文化財としても貴重な作品なので、神社を訪れたらぜひ注目を。
拝殿には美しい貝合わせが飾られていて、希望すれば見学させてもらえます。
戸越神社では、「参拝者の希望に応えたい」と御朱印を数種類そろえ、月替わりの限定御朱印も出しています。植物や動物をあしらった季節感あふれる印がパステルカラーでカラフル!
緑あふれる境内を詣でた後にいただく御朱印は、心をホッと温めてくれます。平日にはソファーで美味しいお茶をいただくことができ、ゆっくりくつろげます。
東京都品川区戸越2ー6ー23
授与所開設時間 9時~17時
なし
東急大井町線「戸越公園駅」より徒歩7分、東急池上線「戸越銀座駅」より徒歩8分、都営浅草線「戸越駅」より徒歩6分
あり 5~6台
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高木神社
“おむすび”の印が添えられたユニークな御朱印
スカイツリーがすぐ近くに見える、墨田区押上二丁目にあるのが高木神社。
御祭神は、高皇産靈神(タカミムスビノカミ)。ムスビ(結び)の神様です。
この神社のご利益のひとつも“結び”に関係し、「交渉・相談事がまとまる」といわれています。
最近は「おむすび神社」と呼ばれることが多く、御朱印にも可愛いおむすびの形の印が押されます。
「ひなまつり」や「七夕」などには、季節限定の御朱印も登場します。
東京都墨田区押上2-37-9
社務所9時~17時、境内地は24時間
なし
東京メトロ半蔵門線・都営浅草線「押上駅」A3出口より徒歩5分、東京スカイツリーライン「曳舟駅」より徒歩5分
無料あり 大鳥居より入り境内地に駐車
「高木神社」の詳細はこちら
日枝神社
シンプルで粋なデザイン
官庁や国会議事堂など政治の中心、赤坂永田町の小高い丘の上にある日枝神社。
御祭神の大山咋神(オオヤマクイノカミ)は、山と水を司り、万物の成長発展を守る神様で、安産や縁結びにご利益があるといわれています。境内に猿の像がたくさん安置されているのが特徴的。
日枝神社の御朱印は、緑色の二葉葵の印が押された、すっきり粋なデザイン。御朱印と一緒にキュートなしおりももらえます。
この神社では、3つの境内末社の御朱印もいただけます。
山王稲荷神社と八坂神社は、元旦からの3が日、そして各社の例祭の日の限定。
猿田彦神社の御朱印は60日に1回巡ってくる庚申の日のみなので、行列ができるほど話題です。
牛天神北野神社
色鮮やかで季節感あふれる御朱印は種類が豊富
なでると願いがかなう、といわれる「牛石」で有名な牛天神北野神社。
鎌倉時代、源頼朝が当地の岩に腰かけて休息していたとき、夢に牛に乗った菅原道真が現れ、「2つの喜びがある」と告げられました。
頼朝は傍らににあった牛に似た石を祀り、この神社を創建したと伝えられています。
御朱印は月替わりで、趣向を凝らした風物詩の印がカラフル。
年2回の花をテーマにした祭り、2月の「紅梅まつり」と11月の「菊わらべまつり」には、期間中の特別御朱印だけでなく、この間の土日のみのものや、各式典「献梅祭」「献菊祭」の御朱印もいただけます。
とにかく御朱印の種類が多く、祭祀や催事に特別御朱印がいただけるのが魅力です。
東京都文京区春日1-5-2
社務所9時~17時
なし
東京メトロ丸の内線「後楽園駅」より徒歩10分、都営大江戸線「春日駅」より徒歩10分、JR総武線「飯田橋駅」より徒歩15分
なし
「牛天神北野神社」の詳細はこちら
御朱印をいただく上で知っておきたい3つのマナー
1.御朱印の意味をきちんと知る
御朱印は「納経印」とも呼ばれ、書き写した写経、経文を寺社に納めた証としていただくものでした。現在は、ほとんどの寺社で参拝すればいただけるようになりましたが、あくまで信仰の証であり、ご本尊、御祭神の分身として大切に扱うことが求められます。スタンプラリーではないという神社マナーを忘れずに。
2.参拝をしてから御朱印をいただく
いつもらうの?
御朱印は「参拝の証」なので、まずは御参拝してからいただきましょう。御朱印を授与してもらう前に、必ず手水舎でお清めをし、心静かにお詣りしましょう。
つい気持ちがはやって先にもらってしまう、まして参拝しないなどは、大のマナー違反です。
どこでもらうの?
大きな神社やお寺では「御朱印所」が設けられています。ない場合は「社務所」や「庫裏(お寺内の住居)」で、お声がけすれば大抵は快く引き受けてくださいます。ただし、授与の期間や時間が決まっているところもあるので、無理なお願いは禁物です。
どうやっていただくの?
御朱印をいただきたいページを開いてお渡ししましょう。対応いただいている間、話しかけたり、写真を撮ったりするのはご法度。心静かに待ち、いただけたら必ずお礼を伝えて、御朱印代を支払いましょう。小銭を用意しておくといいですね。
3.御朱印帳を大切に保管する
御朱印を授与された御朱印帳は、神様・仏様の分身をいただいたと思って大切にしましょう。自宅では仏壇や神棚にあげるのがベスト。
ない場合は、貴金属や数珠などと一緒に大切に保管するようにしましょう。神様なので上の方が望ましいです。
まとめ
都会とはいえ、東京にも御朱印をいただける神社は数多くあります。電車やバスを使えば、1日に数カ所の神社巡りができるはず。神社詣でをしてカラフルな御朱印をいただき、ほんわか幸せ気分を味わいましょう。
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※この記事は2019年3月時点での情報です
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じゃらん編集部
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