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2015.06.01

【東北】ここはコロッセオ?人気観光地にも負けない穴場名所6選

実は知られざるスポットが多い東北エリア。
今回、広~い東北をくまなく探した所、見つけました珍名所!人気観光地に負けず劣らず、でも少しニッチでおもしろいスポットが6つ。まだまだワンダーに溢れる東北へ、この機会に出かけよう!

国際教養大学 中嶋記念図書館

この円形はもしや古代ローマの格闘場コロッセオ!?

中嶋記念図書館1
木の温もりに溢れた空間は居心地も抜群

図書館は時に芸術性を備える。膨大な蔵書を系統だてて並べ、快適に本を読める空間。ただそれだけのシンプルな目的が、設計者の創造性というフィルターを通り形となると、思いもかけない美を生むことがある。

フランス国立図書館然り、ストックホルム図書館然り。世界には息を呑むほど美しい図書館がいくつかあるが、それらと比肩してなんら劣ることのない図書館が日本にも存在する。それが国際教養大学の中嶋記念図書館だ。高さ12m、半径22mの半円のユニークなデザイン。6本の支柱が複雑に組み合わされた傘型の梁を支える天井。学生には24時間365日開放されていて、一般人も利用可能。こんな美しい場所でアカデミックな休日を過ごせることを、東北の人はもっと誇りに思っていいのだ。

中嶋記念図書館2
蔵書は約7万5000冊。洋雑誌も閲覧できる。
■国際教養大学 中嶋記念図書館
018-886-5907
秋田県秋田市雄和椿川字奥椿岱193-2
開館:一般利用者9時~22時(土日祝・長期休暇期間は9時45分~18時)
なし
入館無料
国際教養大学 中嶋記念図書館の詳細はこちら

さんさん商店街のモアイ像

これがかの有名なモアイ像!でもチラリ見えるのは電柱…!?

さんさん商店街のモアイ像1
イースター島でも珍しいプカオと呼ばれる頭髪があるスタイル。目があるモアイは世界でも2体だけだ(志津川字御前下)

答えを見て「なんだよー東北にある偽物かぁ」と思ったあなた、それは間違い。南三陸町のさんさん商店街にあるモアイ像は正真正銘の本物。同じく大きな津波の被害に遭ったことのあるチリから、イースター島の石を使い、イースター島の彫刻家が手がけた「本物」が、東日本大震災からの復興のシンボルとして2013年5月に贈られたのだ。日本からはるか1万3500㎞の場所でたたずむモアイが発するのと同じ神秘のパワーを感じられるはず。

さんさん商店街のモアイ像2

志津川湾に浮かぶモアイ
波間から顔を覗かせてる!?モアイ像を横にしたようなフォルムが特徴的な奇岩(志津川袖浜)

■さんさん商店街のモアイ像
0226-47-2550(南三陸町観光協会)
宮城県本吉郡南三陸町志津川字御前下59-1
営業時間・見学自由
さんさん商店街のモアイ像の詳細はこちら

南部鉄器のカラー急須

北欧・西欧の人気テーブルウェアにジャパニーズが混ざってる!どれだ?

カラー急須1
イッタラにル・クルーゼに…、ん?あの鉄瓶はどこのだ?

良質な鉄鉱石の産地であることに加え、南部藩が藩をあげて産業振興に力を入れたため17世紀から発展を遂げてきた南部鉄器。近年は、鉄の無骨な質感を前面に押し出した急須に鮮やかな色を付けて海外に展開したところ、これが大人気となった。逆輸入的に日本でも広まってきており、その品質とデザインの秀逸さにあらためて注目が集まっている。

カラー急須2

色をのせるだけで急にモダンな印象になる
※店頭未販売

■南部鉄器のカラー急須
<岩鋳鐡器館>
019-635-2505
岩手県盛岡市南仙北2-23-9
8時30分~17時30分

入館無料
南部鉄器のカラー急須の詳細はこちら

開成マルシェ

青空市にカラフル野菜の海外マルシェ!でも、通貨は「¥」!?

開成マルシェ1
あれ?値段表記が全部「¥」。ユーロじゃなくていいの?

日本版の市場といえば、道の駅などの産地直売所を利用する機会が多いのでは?それをさらにおしゃれに、洗練された雰囲気に発展させたのがこの開成マルシェ。育てた野菜を自ら売る地元の生産者や料理を振る舞うシェフ、そしてお客さんが直に顔を合わせ話ができる出合いの場として注目されている。ついでに「私ってパリジェンヌ?」な気分も味わえちゃう雰囲気もいい。

開成マルシェ2
卵やパン、花やハーブも販売している。
■開成マルシェ
024-954-5523(食大学)
福島県郡山市朝日1-13-5 柏屋開成店中庭
開催日時:5月23日~12月頃まで毎月第2・4土、10時~15時予定
入場無料
開成マルシェの詳細はこちら

加茂水族館のクラゲ

憧れのオーロラ観賞!…夜空ではなく水中で!?

加茂水族館のクラゲ1
写真提供:『name graph』

鶴岡市立加茂水族館は県内唯一の水族館。1997年には入館者数が9万人にまで落ち込み、閉館の危機に面していた。それが1999年に本格的なクラゲの展示を始めると状況は一変。入館者数はV字回復。40~50種のクラゲが漂う幻想的な様子を見ようと、今や首都圏からも多くの人が訪れるように。光を受けて揺れるクラゲは、なるほどオーロラに見紛うばかりだ。

加茂水族館のクラゲ2
ミズクラゲ2000匹が泳ぐ大水槽「クラゲドリームシアター」。
■加茂水族館のクラゲ
0235-33-3036
山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
9時~17時
なし
高校生以上1000円
加茂水族館のクラゲの詳細はこちら

田舎館村の田んぼアート

ナスカの地上絵!?にしては毎週見かける知った顔…

田舎館村の田んぼアート
(c)長谷川町子美術館

田んぼをキャンバスに見立てて、数種類の稲で絵を描く田んぼアート。今では全国各地で行われているが、先駆けとなったのは青森県田舎館村だ。1993年に村おこしの一環として開始。モナ・リザやサザエさんなど、毎年モチーフを変えて観光客を楽しませてくれている。田植えの段階から稲刈りの時期までそれぞれ風情が異なるので、何度も訪れたい。

■田舎館村の田んぼアート
0172-58-2111(田舎館村役場)
役場展望台:青森県南津軽郡田舎館村田舎館中辻123-1
弥生の里展望所:青森県南津軽郡田舎館村高樋八幡10
9時~17時(最終入館16時30分)
弥生の里展望所はなし、役場展望台は10月4日
中学生以上200円
田舎館村の田んぼアートの詳細はこちら

※この記事は2015年4月時点での情報です

じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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