新幹線に乗る前にお土産を買いたいと思っても、色々あると迷ってしまいますよね。そこで金沢駅構内で買える、おすすめのお土産を紹介します。和菓子や洋菓子、加賀野菜を使ったものなど、見た目もかわいいお菓子がたくさん!駅ナカ限定や新発売の商品もすべて金沢駅の商業施設、金沢百番街「あんと」で販売されているので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
金沢駅でお土産を買うならどこ?営業時間は?
駅直結の金沢百番街「あんと」が便利!

「あんと」は金沢駅直結で、石川や金沢の銘菓・食料品・工芸品・飲食店など、約70店舗が一堂に集まる施設。老舗や、中には「あんと」にしか出店していないお店も。新幹線改札口の向かいには7時~21時まで「おみやげ処」という店舗も年中無休で営業しています。
あいそらしモナカ八幡さま/金沢うら田 百番街店
ゆらゆらと起き上がる姿が愛らしい

転んでも起き上がることから、縁起のよいものとして地元で親しまれている郷土玩具「八幡起上がり」。この人形をモチーフに作られたもなかは自分で詰めて味わえるように、自家製粒餡と特製クリームがセットになっています。
たっぷり詰めて味わうのもいいですが、底の方に20gほど詰めてみれば、ゆらゆらと起き上がる姿を楽しむことができますよ。

“あいそらしい”とは金沢の言葉で「かわいらしい」という意味。起き上がる“あいそらしい”姿を楽しんでから味わってみましょう。

和だけにこだわらず、洋の素材も取り入れた創作菓子を作り続けてきた「金沢うら田」。
2024年9月には、小豆餡をバター香るふんわりとした甘さの生地で包み、香ばしいくるみをアクセントにのせた「くるみ饅頭 あんのん」も発売しました。
あいそらしモナカ八幡さま
[賞味期限]未開封で製造日より40日
[保存]常温(開封後は餡は冷蔵で3日、クリームは常温で3日)
くるみ饅頭 あんのん
[賞味期限]製造日から60日
[保存]常温
金沢ゆずケーキ/金沢大地たなつや
金沢のゆずと米から作られた「あんと」限定のケーキ


「金沢大地たなつや」は石川県で有機農業を営む「金沢大地」の直営店。自社農場で育てた米や有機大豆などを主原料としてお菓子を作っています。
2024年12月に発売された「金沢ゆずケーキ」は、自社米に香り高い金沢浅川地区特産の「金沢ゆず」を使用。さわやかな酸味と米粉の食感がしっとり&ふわふわな、グルテンフリーケーキです。


同じく米粉から作られているのが、「金沢たまこめこ」。サクッとした食感とくちどけほろほろのクッキーは、「加賀棒茶」、「能登塩」と2025年2月発売の「はちみつショコラ」の3種類があります。「加賀棒茶」は加賀棒茶の香りとバターの芳醇な味わい。「能登塩」は塩がお米の甘みを引き立て、後引くおいしさ。「はちみつショコラ」は自社農場で採蜜した能登のはちみつの風味が口の中に広がります。金沢の自然豊かな田んぼで育ったお米や鳥をモチーフにした、かわいくPOPなデザインのパッケージに入っています。
「金沢ゆずケーキ」、「金沢たまこめこ」ともに、金沢百番街「あんと」限定販売です。
金沢ゆずケーキ
[賞味期限]製造より11日
[保存]常温
金沢たまこめこ
[賞味期限]製造より180日
[保存]常温
「金沢大地たなつや」の詳細はこちら
にゃんこのサブレ in Kanazawa/洋菓子工房ぶどうの森 金沢百番街店
能登生まれ、金沢育ち「にゃんこトラ」のお菓子


ほのぼのとしたかわいい後ろ姿は、金沢の老舗洋菓子店「洋菓子工房ぶどうの森」のオリジナルキャラクター「にゃんこトラ」。8店舗ある中で「あんと」の店舗が、「にゃんこトラ」お菓子の専門店。「にゃんこのサブレ in Kanazawa」は酪農の盛んなフランス・ブルターニュ地方のルガールのバターを使用し、軽やかで香ばしい味わいになっています。

「にゃんこのバウム in Kanazawa」は最初に発売された「にゃんこトラ」のお菓子で、国産小麦、島砂糖など素材を厳選。能登塩を使用したほろ苦いキャラメルも味の決め手です。

金沢駅前の鼓門と「にゃんこトラ」を組み合わせた「トラの金沢さんぽバウムin Kanazawa~つづみ門・シンパシー編~」は、金沢の老舗である野田屋茶店の抹茶を使用した、ふんわり食感のバウムです。
にゃんこのサブレ in Kanazawa
[賞味期限]63日
[保存]常温
にゃんこのバウム in Kanazawa
[賞味期限]約1カ月
[保存]常温
トラの金沢さんぽバウムin Kanazawa~つづみ門・シンパシー編~
[賞味期限]約1カ月
[保存]常温
「洋菓子工房ぶどうの森 金沢百番街店」の詳細はこちら
加賀棒茶45%ミルクチョコレート/FILFIL CACAO FACTORY
加賀棒茶の香りを封じ込めたチョコレート

金沢はチョコレートの消費金額が全国有数の都市。チョコレートを取り入れた和洋の菓子も多く見られます。
市内のフレンチレストラン「フィルドール」のシェフ、田川真澄さんが手がけるのは、カカオ豆から板チョコレートになるまで丁寧に一貫して作り上げるビーントゥバー。良質なカカオ豆に石川県の食や工芸をかけ合わせたチョコレートが特徴です。

「加賀棒茶45%ミルクチョコレート」は、焙煎したての加賀棒茶の新鮮な香りを封じ込め、石川県白山市で育った蕎麦の実をローストしてちりばめた、食感と香ばしさを楽しめるチョコレートです。
加賀棒茶45%ミルクチョコレート
[賞味期限]6カ月
[保存]常温
濃厚でなめらかなチョコ羊羹/和菓子村上 金沢百番街店
和菓子なのに、まるで生チョコを思わせる羊羹

創業から114年。菓子作りの基本である餡を、それぞれの菓子に合わせて作る和菓子店。その餡が、見事にマッチした「濃厚でなめらかなチョコ羊羹」は名前通り、ひと口サイズながら、口の中に広がるのは生チョコのような濃厚さ。ビターチョコ、抹茶、加賀棒茶の3つの風味が日本茶にもコーヒーにもよく合います。

寒天と砂糖、そして白山の伏流水で作る「わり氷」は、淡く透き通った繊細な干菓子。
金沢の素材である加賀棒茶・能登塩サイダー・金沢ゆずを使ったフレーバーが最近の人気商品だそうです。
濃厚でなめらかなチョコ羊羹
[賞味期限]製造後120日
[保存]常温
わり氷
[賞味期限]製造後60日
[保存]常温
Sumo⼤の⾥だいきくんワッフル/もみの⽊カフェ
大関のリクエストで生まれた公認ワッフル

ベルギー人のロホンさんと、日本人パティシエの奥様が夫婦で毎日手作りするベルギーワッフル専門店「もみの木カフェ」。石川県津幡町にある本店に幼少期より通い続けてきた大関・大の里が、優勝を機にワッフルをリクエスト。「ショコラフォンダン」味を気に入っていたことから、ベルギーチョコをふんだんに使った新商品を考案し、2024年10月に「Sumo⼤の⾥だいきくんワッフル」を発売しました。かわいい似顔絵もすべて手描きです。


「ショコラフォンダン」はチョコレート入りのプレーンワッフル。自宅で食べる際にはオーブントースターで2・3分焼くとチョコが溶け出してさらにおいしくなるそう。
店頭では温めたワッフルを数種類販売しているので、帰りの新幹線で食べてみるのもいいですね。
Sumo⼤の⾥だいきくんワッフル
[賞味期限]14日
[保存]常温
ショコラフォンダン
[賞味期限]14日
[保存]常温
紙ふうせん/菓匠 髙木屋
ゼリーがぎゅっと詰まった丸いもなか

素材を吟味し、餡にこだわるお菓子作りを心がけ、洋風テイストを盛り込んだ和菓子の開発にも力を入れているという菓匠 髙木屋。色とりどりの丸いもなかの中には和風のゼリー(錦玉)が入っています。ゼリーはぶどう、レモン、白ワイン、黒糖の4種類。サクサクともなかを噛むと、甘いゼリーに当たり、食感や音の違いを感じながら味わうことができます。箱の中には、紙ふうせんの折り方が付いた折り紙が入っているのも楽しいですね。

また、ひと周り大きく色鮮やかで、中にミルクゼリーと抹茶チョコが入った「紙ふうせんプレミアム」もあります。
紙ふうせん
[賞味期限]25日
[保存]常温
紙ふうせんプレミアム
[賞味期限]20日
[保存]常温
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農家屋ぽてと/農家屋かわに 風土金澤
五郎島金時いも農家が作るスイートポテト

加賀伝統野菜のひとつである「五郎島金時」。「農家屋ぽてと」は、その生産農家が自ら育て収穫し、作りあげるスイートポテト。しっとりなめらかな食感で、1個丸ごと食べると十分過ぎるぐらいのボリュームがあるそうです。プレーンと抹茶、2種類の味があります。
“五郎島金時のおいしさをたくさんの人に届けたい”、というお店だけに、他にもおいもを使った商品が豊富です。

「畑からのさつまいもちっぷす」は、カリッと揚がった「五郎島金時」に、砂糖ではなくみりんを使用。素材の持つ甘みとみりんが合わさった優しい味のスナックです。

店舗は金沢百番街「あんと」のみです。
農家屋ぽてと
[賞味期限]14日
[保存]常温
畑からのさつまいもちっぷす
[賞味期限]150日
[保存]常温
「農家屋かわに 風土金澤」の詳細はこちら
はなことたろう/茶菓工房たろう 金沢百番街店
食感の違いも楽しい2層の和菓子

和菓子の技術はそのままに、和洋の素材の垣根を取り払い、コーヒー、ピーナッツバター、チョコレートなどを取り入れた和菓子を作る「茶菓工房たろう」。
「はなことたろう」は店で一番人気のチョコようかんをアレンジし、抹茶の蒸しカステラを重ね合わせ2層にしたチョコケーキのような和菓子。チョコようかんに混ぜ合わせた砕いたアーモンドが、食感のアクセントになっています。
パッケージの中には、チョコようかんの層と、抹茶カステラの層を上下ひっくり返して交互に詰め合わせてあり、上にはそれぞれに金沢らしく金箔がのっています。最初に舌の上に触れる層が変わるだけで、同じお菓子なのに食感の違いを楽しめますよ。

北陸新幹線開業時に合わせて作られたお菓子で、パッケージには金沢の風物詩がデザインされています。
はなことたろう
[賞味期限]14日〜20日
[保存]常温
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かいちん五彩/石川屋本舗あんと店
金沢友禅の基調色で作られた琥珀糖

伝統的な和菓子に加え、ケーキ代わりのウェディング和菓子などアイデアあふれるオリジナル商品を生み出している石川屋本舗。
「かいちん」とは特別な寒天と砂糖を自然乾燥させて作る琥珀糖。金沢では昔、おはじきをかいちんと呼んでいたそうで、琥珀糖のかいちんも、まさにおはじきのような色とりどりの見た目です。外はパリッ、中はゼリーのようなぷるんとした食感です。
「あんと」限定販売の「五彩」は、加賀友禅の基調色を使用し、だるま、金沢城、ことじ灯籠、加賀獅子、鼓門と、金沢ゆかりの形がモチーフになっています。
かいちん「五彩」
[賞味期限]20日
[保存]常温
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きんつばビスキィ/ル・コタンタン金沢
クリーミーなバターときんつばが一体に

ル・コタンタン金沢では、縁起物を表し結ぶ・贈るという意味が込められた「梅水引」をシンボルに、引き出物や祝いの品にふさわしい商品を販売しています。
「きんつばビスキィ」は、クリーミーで香り豊かなバターと、金沢で愛されてきた和菓子・きんつばを合わせた菓子。和菓子職人がひとつひとつ丁寧に手作りし、和と洋の織りなす食感や味わいが楽しめます。味はプレーンと抹茶の2種類があります。


お菓子は外装を職人が手作りする貼り箱入り。食べ終わった後も、とっておきたくなるデザインですね。

店舗は「あんと」のみです。
きんつばビスキィ
[賞味期限]20日前後
[保存]常温
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貯古柿之助/石川百右衛門
ころ柿にチョコをコーティング


金沢で創業77年という八百屋の直営店だけに、石川百右衛門は地元の食材やフルーツを使ったお菓子が名物です。
「貯古柿之助(ちょこかきのすけ)」は、能登を代表する干し柿「ころ柿」にチョコレートをコーティング。和と洋の甘みが口の中で混ざり合い、クセになる味です。


「ルビーロマンラングドシャ」は、石川県のオリジナル品種で高級ぶどうとして知られる「ルビーロマン」のワインを使用。ワインを煮詰めた香りたっぷりのシロップをなじませた生地を、じっくりと焼き上げています。

ネーミング、パッケージ、ディスプレイなど、遊びごころがあふれていて、見ているだけでも楽しくなります。
貯古柿之助
[消費期限]約1カ月
[保存]常温
ルビーロマンラングドシャ
[賞味期限]約5カ月
[保存]常温
まとめ
金沢駅構内で買えるお土産を紹介しました。1つや2つに絞るのが難しいほど、充実したラインナップですよね。あれこれ楽しく迷って、お気に入りを見つけてください。
※この記事は2025年1月23日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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岩崎美也子
じゃらん編集部を経て編集・ライター歴20余年。気持ちのいい温泉と、美味しい食べ物があればどこまでも。もちろんお酒もはずせません。好きなことで仕事をしているシアワセを日々噛みしめています。