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2024.03.21

【静岡】富士宮やきそばとは?おすすめ店6選!絶品ご当地グルメを紹介<2024>

静岡県富士宮市のご当地グルメ「富士宮やきそば」。まちおこしイベント「B-1グランプリ」で2006年と2007年にゴールドグランプリを取得したことで全国にその名を知らしめました。

コシのある蒸し麺、肉かす、イワシの削り粉が特徴の焼きそばは、富士宮で昔から親しまれてきたローカルフード。店によって使う麺の太さが違っていたり、味もあっさりや濃厚だったりと様々です。今回は、富士宮やきそばの特徴とおすすめ店を紹介します。

※この記事は2024年3月12日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
記事配信:じゃらんニュース

富士宮やきそばって?

富士宮やきそばには大きな特徴が3つあります。

1つ目は“コシのある蒸し麺”。一般的なやきそばの麺は、“蒸し→茹で”の工程で製造されますが、富士宮の場合は“蒸し→冷やし”によって、水分が少なくコシのある麺になります。もともと、終戦直後に日持ちする麺を作るために確立した製法だそう。

初めて食べる人はその違いに驚くことも多いですが、食感が癖になってハマったという声もよく聞かれます。

2つ目は味の決め手にもなる“肉かす”。ラードをしぼった後に出る“かす”を油で揚げた肉かすを具材に加えるのも特徴。たっぷり詰まった旨味が、全体の味にいいアクセントになります。

3つ目は仕上げの際に使う“イワシの削り粉”です。富士宮やきそばには、最後にイワシの削り粉をふりかけます。だしがしっかり効いた粉末をかけることで、一口食べた瞬間に風味が広がる独自の味わいに変わるそうです。

富士宮やきそば学会が特徴をまとめた、富士宮やきそばの「10箇条」というものがあります。
(1)市内にある4つの製麺業者の富士宮やきそば蒸し麺を使用している。
(2)炒めるための油として、ラードを用いる。(天然素材の植物油を使う店もある)
(3)ラードを絞った後の肉かすを具材として使用。
(4)キャベツは、富士宮の高原キャベツ。それも、水分が少なく歯ごたえのよい秋キャベツが良とされる。(キャベツ以外にネギやもやしを入れる店もある。ネギが入っているのは、昔風)
(5)ソースの味や量については、各店でのこだわりがある。辛口ウスターソースの店が多い。(数種類をブレンドして独自の味を出している店が多く、その内容は企業秘密)
(6)水は、富士山の湧水を用いる。調理の際の水加減が、コシの強さの重要なポイントである。
(7)添えるものは、削り粉、青海苔、紅ショウガが多いが、これも店それぞれ。
(8)厚くて大きい鉄板を用い、火力が強くなければおいしくない。
(9)焼き方は、店の主人が焼いて出す店、客が焼く店、どちらも可というところがある。初めての人は、焼いてもらうことをおすすめ。
(10)食べ方は、鉄板で焼いたやきそばを皿に盛って出すところや、熱い鉄板で温めながら直接食べるところがあり、これも店それぞれです。

この10箇条をベースとして、店ごとに調理法やトッピングを工夫しています。

それでは、ここから美味しい富士宮やきそばを食べられるおすすめの店を紹介します。

富士宮やきそばのおすすめ店

富士宮やきそばアンテナショップ

ブランド管理会社が運営するベーシックな味

(画像提供:富士宮やきそばアンテナショップ)
「富士宮やきそば(並)」550円
(画像提供:富士宮やきそばアンテナショップ)

「富士宮やきそばアンテナショップ」は、「富士宮やきそば」のブランド管理会社が運営しています。もちもちしたコシのある麺と、豚肉のラードをしぼったあとに残った肉かす、イワシの削り粉、紅しょうがを使った王道スタイルの(ベーシックな味付けの など)焼きそばを食べることができます。

このアンテナショップをスタートに、市内のやきそば店をはしごして食べ歩きするのもいいですね。

■富士宮やきそばアンテナショップ
[住所]静岡県富士宮市宮町4-23 お宮横丁内
[営業時間]10時~16時30分
[定休日]なし
[アクセス]【電車】JR富士宮駅より徒歩約8分【車】東名高速道路富士ICより約20分
[駐車場]なし※浅間大社駐車場・神田川駐車場を利用
「富士宮やきそばアンテナショップ」の詳細はこちら
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(画像提供:富士宮やきそばアンテナショップ)

ここずらよ(協同組合 富士山特産品振興会)

弾力のあるもちもち食感、蒸し焼きにした麺が特徴

ここずらよ
「富士宮やきそば(イカ入り)」大750円、並600円

「ここずらよ」では、麺を焼くときに水を加えて蒸し焼き状態にしているので、麺そのもののコシの強さに加えてもちもち食感が強く感じられます。

背油からのラード・肉かす、また焼き上がりに掛けるイワシの削り粉が入ることで風味が増すのだそう。あっさり目のソースがほんのり香るやきそばです。

ここずらよ

店舗は富士山本宮浅間大社駐車場の敷地内。富士宮の特産品も販売しているので、お土産も購入できますよ。

■ここずらよ
[住所]静岡県富士宮市宮町1-1
[営業時間]9時~17時
[定休日]臨時休業あり※詳細は公式ホームページを要確認
[アクセス]【電車】JR富士宮駅より徒歩約10分【車】東名高速道路富士ICより約20分
[駐車場]あり(無料)
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(画像提供:ここずらよ)

大衆食堂 祭

アメリカでの受賞歴もあるやきそば!ご当地グルメも満載

(画像提供:大衆食堂 祭)
「富士宮やきそば」600円~
(画像提供:大衆食堂 祭)

「大衆食堂 祭」は、富士宮おでんやホルモン焼きなどのご当地グルメ、お酒にぴったりな一品料理を楽しめる店です。

イチオシのやきそばは、2023年にアメリカのニューヨーク州のニューヨーク市で開催された「ジャパンフェス×粉もんコンテスト」で、名だたる粉もんメニューの中から1位を獲得しました。その時の焼き手が作るやきそばを味わえます。

もちもちの麺に若干甘みのあるブレンドソース、絶妙な火加減と職人の手さばきによって完成する一品は、ニューヨーク市でも大好評で一度食べると、病みつきになりますよ。

■大衆食堂 祭
[住所]静岡県富士宮市中央町5-1
[営業時間]17時~23時(LO22時)
[定休日]月
[アクセス]【電車】JR富士宮駅より徒歩約2分【車】東名高速道路富士ICより約30分
[駐車場]あり(無料)
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(画像提供:大衆食堂 祭)

お座敷 お好み焼・富士宮焼そば・鉄板焼 じねん坊

鉄板付きのテーブルで富士宮やきそば作りが楽しめる

「富士宮やきそば MIX並」770円

「じねん坊」のやきそばは、細麺と馴染みの良い特別のソースを使用。あっさりとしているのにフルーティーな芳しい香りが口に広がるのが特徴で、素材のおいしさを引き立ててくれます。

プラス110円で、地元製麺所「めんの叶屋」の特別仕様の地粉(じごな)むしめん(国産小麦100%使用)に変更できるのもポイント。小麦の味をより感じられるので、食べ比べをしてみるのもいいですね。

店内は座敷鉄板焼というスタイル。テーブルの上で、自分好みの味でやきそばを調理することができます。家族や友人たちと一緒に、和気あいあいと作るのも楽しいですよ。やきそば以外にも、お好み焼きや鉄板焼、おつまみなどメニューが豊富です。

■お座敷 お好み焼・富士宮焼そば・鉄板焼 じねん坊
[住所]静岡県富士宮市西町4-12
[営業時間]11時~14時(LO13時30分)、17時~21時(LO20時20分)
[定休日]水・第3火
[アクセス]【電車】JR富士宮駅より徒歩約9分【車】新東名高速道路新富士ICより約15分
[駐車場]あり(無料)
「お座敷 お好み焼・富士宮焼そば・鉄板焼 じねん坊」の詳細はこちら

(画像提供:お座敷 お好み焼・富士宮焼そば・鉄板焼 じねん坊)

お好み食堂 伊東

目の前で作られる具だくさんの五目焼きそばが好評

お好み食堂 伊東
「五目焼きそば」750円
お好み食堂 伊東

気軽においしい「富士宮やきそば」やお好み焼き、しぐれ焼きが食べられる「お好み食堂 伊東」。大きな鉄板を使って目の前で焼くので、おいしそうな匂いが周囲に漂い、食欲をそそります。

一番人気はイカ、豚肉、玉子、椎茸、桜海老が入った、ボリュームたっぷりの「五目焼きそば」。お好み焼きもオーダーして友達とシェアするのがおすすめです。

■お好み食堂 伊東
[住所]静岡県富士宮市淀師468-2
[営業時間]10時30分~17時30分(LO、テイクアウト最終渡し17時)※売切次第終了、12月31日は14時終了※テイクアウトは電話予約、平日混雑時や土日は不可
[定休日]月・火(祝の場合営業、翌日休、GW・お盆)
[アクセス]【電車】JR富士宮駅より富士急バスで約13分【車】東名高速道路富士ICより約20分
[駐車場]あり(無料)
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(画像提供:お好み食堂 伊東)

うるおいてい

国内産地粉の貴重な麺を使用。平日50食、土・日・祝は150食限定!

(画像提供:うるおいてい)
「うるおいやきそば」980円
(画像提供:うるおいてい)

国産の小麦を使い、もちもちした食感ながらしっかりとコシもある麺が自慢の「うるおいやきそば」。

具はいか、海老、肉とシンプルながら、8種類以上のソースをブレンドした特製タレが特徴的です。濃厚な味わいの中にも、甘辛さがあり麺との相性が抜群。トッピングに、地元・朝霧高原で育った卵をのせれば食欲も倍増です。自家製の辛子味噌を絡めるのが通の食べ方なのだとか。もちろん、仕上げには定番のイワシの削り粉がたっぷりとかかっています!

平日50食、土・日・祝は150食限定なので、なるべく早い時間の来店がおすすめです。

■うるおいてい
[住所]静岡県富士宮市淀師415-2
[営業時間]【平日】11時~14時(LO)、16時30分~18時30分(LO)、【土・日・祝】10時30分~18時※材料がなくなり次第終了の場合あり
[定休日]月、第3火
[アクセス]【電車】JR西富士宮駅より徒歩約15分【車】新東名高速道路新富士ICより約20分
[駐車場]あり(無料)
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(画像提供:うるおいてい)

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じゃらん編集部  じゃらん編集部

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