萩温泉郷【山口県萩市】
城下町 古地図歩き
明治維新で幕藩体制が崩壊し、広大な武家屋敷も荒廃。しかし、都市開発を逃れて当時の町割が残ったのは意外にも夏みかんのおかげ。
歴史や人々の暮らしに思いを馳せながら、古地図を手に町歩き。
12. 古地図ガイドツアー【山口県萩市】
古地図の町割がそのままに。夏みかんが謎解きの鍵!
上級武士たちが居を構えた堀内地区で古地図を見ながら「土塀と夏みかん」の謎解きウォーク。広大な武家屋敷跡に醸成された時代の変遷を学べる「屋根のない博物館」は、歴史ロマンがいっぱい。
[発見!1]御成道に並ぶ広大な武家屋敷。
ガイドツアーは御成道(おなりみち)からスタート。当時は今の約2倍の道幅があり、石積みの違いで道幅が推測できる場所がある。基礎石は花崗岩と安山岩の2種類。
[発見!2]石積みや土塀から時代を考察。
(上)下は江戸時代からあった安山岩の石積み。上は敷地内の石を転用して明治以降に積み上げたもの。
(右)藩政期の古い基礎石から広い屋敷の境界がわかるので、それがどこか探してみるのも面白い。
[発見!3]100m以上も続く真っ白な土塀。
往時は真っ白な漆喰の土塀が堀内地区を象徴する光景。夏には日光が反射して、とても眩しかったとのこと。現存最長の壁は127m。
[発見!4]時代劇にも使われた迷路のような街路。
折れ曲がって高い土塀で見通しが悪い街路は「鍵曲(かいまがり)」と呼ばれ、敵の侵入に対するための工夫。時代劇のロケ地にもなった。
[発見!5]外堀の石橋を渡ってタイムスリップ!
城内と城下を隔てる外堀に架かる「平安橋」。明和年間(1764~71)の構築とされ、橋脚がない片持ち梁構造の珍しさにも注目したい
古地図ガイドツアー
TEL/0838‐25‐3177(NPO萩まちじゅう博物館)
住所/萩市大字堀内355
営業時間/土日祝の10時~、13時~(各2時間/要予約/開催時期、時間応相談)
定休日/なし(気象条件により休止の場合あり)
料金/参加費1000円~(時期によって異なる)
駐車場/萩博物館93台(1回310円)ほか周辺に有料駐車場多数
TEL/0838‐25‐3177(NPO萩まちじゅう博物館)
住所/萩市大字堀内355
営業時間/土日祝の10時~、13時~(各2時間/要予約/開催時期、時間応相談)
定休日/なし(気象条件により休止の場合あり)
料金/参加費1000円~(時期によって異なる)
駐車場/萩博物館93台(1回310円)ほか周辺に有料駐車場多数
じゃらん編集部
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