デートの基本は身だしなみ。
この記事では、クリスマスデートを確実に楽しみ、彼女の心を掴むための服装の極意をお伝えします。
この記事の通りに身だしなみを整えれば、「へ~、意外とイイ感じの服装してくるじゃん?」と彼女に思わせる事も難しくはありません。
数千人という男性にオシャレの指南を行ってきた私が、『ここだけ抑えれば良い』という3つのポイントを厳選して紹介いたします。
<目次>
■デートコーデでは2つの視点が重要
■デートで失敗しないために守るべき服装3つの極意
デートコーデでは2つの視点が重要
コーディネートを考える際、特にクリスマスデートなど女性とデートする時の服装を考えるときには、大きく分けて2つの視点から考える必要があります。
【1】自分がどう感じるか?
デート当日、気後れしてしまった経験はありませんか?
自分の服装など、外見的に気後れしている状態は自信を失う事につながります。そして自信を持てないことは、コミュニケーションの失敗・つまりデートの失敗に影響します。
クリスマスなど特別な日だからこそ、『気後れしない』と感じることのできる服装で臨むことが、デート当日に自分の感情のコンディションを高めるポイントです。
【2】相手がどう感じるか?
服装や身だしなみはいわばセンター試験のようなもの。
あなたの印象を左右するものである一方、デートでの勝利を最終的に決めるものでもありません。
あなたの内面的な魅力を最大限伝えるために、失点を最小限に防ぐのが重要です。
デートコーデでは高得点を狙わない
以上2つの視点から、クリスマスデートの際に守るべき服装の極意をお話します。
デート服を考える際に重要なのは、『高得点を狙わない』こと。
勉強でも偏差値40→50や50→60にするのは簡単でも、60→70や70→80にするのは一気に難易度が高くなりますね。
デート服はあくまでもセンター試験。失点を防ぎ、自信を持って二次試験(会話やデート自体)に臨む事ができるかどうかが重要なのです。
デートで失敗しないために守るべき服装3つの極意
女性から好印象を得るために、コーデにおいて最も重要なポイントはどこにあるでしょうか?
・ファッションテクニックを見せたい
・他の人と差別化して格好付けたい
・高級ブランドで良いところを見せたい
確かに分かります。
ですが、女性からの好印象を手に入れるために以上3つの要素はどれも必要ありません。
むしろ無理して盛り込むと、マイナスを食らってしまう可能性の方が高くなります。
【1】清潔感が命。シワ・ヨレ・汚れは絶対に避ける
超基礎的な話に聞こえるかもしれませんが、出来ていない人は非常に多いです。
・何年も使ったヨレヨレのシャツを着ていませんか?
・シミがついてしまった服をそのまま着ていませんか?
・アイロンかけずにシワシワのまま着ていませんか?
・黄ばんだスニーカーを履いていませんか?
組み合わせや工夫だけが差別化ではありません。こうした細かい部分に気を付ける事こそが、真の差別化だと思って下さい。
例えば、このように服に付いたシミや黒ずみ。
このような汚れは絶対にNGです。
組み合わせやデザインに凝ったりブランドに気をつかったりしているのに、こういったもっと大事な部分を見過ごしてしまっている事が非常に多いです。
また、例えば同じ『白黒のスニーカー』でも、このように汚れたスニーカーでは一気にダサく見えます。特に女性は、こういった清潔感を男性の数倍も気にしています。
普段のちょっとしたデートなら、そこまで気にしなくてもいいかもしれません。ですが、クリスマスのような特別な日だからこそ、このような細かい『清潔感』に気を配るのがデート相手への思いやりだと言えるでしょう。
クリスマスデートとなると、いつもより少し小綺麗なレストランに入ることも多くなります。そういったときにその場にふさわしく、気後れしないためにも『清潔感』は最大のキーワードです。
クリスマスデートで外さない靴
ちなみにデートでは、スタンダードな黒の革靴を履いておけば間違いありません。
その際、
こんな風に少しヨゴレや傷が付いてしまった革靴も、
たった500円程度で靴磨きに出してピカピカにしておくだけで、洗練された印象になります。
オシャレは足元からとはよく言うものですが、実際に足元の清潔感は女性にかなり見られています。また、自分の気分もスッキリし、自信を持ってデートに臨むことが出来るのでオススメです。
【2】白、黒、グレーを中心に無地などシンプルな服装を心がける。
服装でほぼ失敗しなくなる、最も重要な1つのポイントを伝授しましょう。
それは、白・黒・グレーを中心に使い、無地などシンプルな服装でまとめる事です。
たったそれだけ?と思うかも知れませんが、ここには深い理由があります。
色の組み合わせでの失敗を0にする
白・黒・グレーといった色を『モノトーン(無彩色)』と呼びます。モノトーンには赤・青・黄のような『色味』はありません。
赤・青・黄のような色味のある色(有彩色)には、組み合わせる際の『相性』があります。そして、相性が悪い色を組み合わせると一気にダサく見えてしまいます。
ですが、モノトーンには色の相性という概念自体がありません。
なぜなら、黒を何と合わせようが、あるいは白を何と合わせようが、相性が悪いということはあり得ないからです。
つまり、白・黒・グレーなどのモノトーンを中心に組み合わせることで、色の組み合わせで失敗する確率が劇的に下がります。
モノトーンに+1~2色までで抑える
モノトーン以外の色を使うな、というわけではありません。しかし、色味のある色をたくさん使うほど、組み合わせは難しくなります。
特に、たとえば以下のような原色に近い色を入れてしまうと、同じ1つの『色』でも難易度が劇的に変わります。
クリスマスにちなんで赤や緑などの色を入れるのも粋ですが、失敗の可能性を考えると原色はできるだけ控えておくのが無難です。
もし、色を入れるとすれば、原色ではなく少しくすんだ色をチョイスするのが得策でしょう。(実際、街を歩いているオシャレな人を見ても、多くの人が原色ではなくくすんだ色を使っているのが分かるはずです。)
どんなコーデにもなじむ魔法の5色
そこで、せっかくなので、この記事を読んでいるあなたには特別に『魔法の5色』を伝授します。以下の5色を使えば、大半のコーデにはなじませる事が出来るどれも優秀な色みです。
その色とは以下の5色です。
ネイビー(紺)・ベージュ(薄い茶)・ブラウン(茶)・カーキ(薄い緑)・ワインレッド(暗い赤)
例えば、
こちらのコーデはモノトーン+ネイビーのみで作っています。無駄な工夫も柄物も一切使っていません。デートで外さないためのコーディネートでは、これくらいシンプルで清潔感のある服装がベストです。
また、クリスマスにちなんだ差し色を使うならワインレッドをチョイスすると良いでしょう。
原色の赤とは違い、ワインレッドは少し暗い色味。ですので、割とどのような色にもなじみやすくなります。
ちなみに『赤』には、自信にあふれたイメージやパワフルなイメージを連想させ、さらに自分自身にもパワフルな心理的影響を与える効果があると言われています。
トランプ大統領やオバマ大統領も、勝負のかかった重要なスピーチでは赤のネクタイを締めていることが多いように、勝負のクリスマスデートだからこそ『赤』を使うのは1つの選択肢としてありでしょう。
ちなみに使うなら、面積の小さい部分に使いましょう。アウター(上着)やパンツ(ズボン)など、面積の大きい場所に使うとさすがにワインレッドでも目立ちすぎて浮く恐れがあります。
インナー・マフラー・靴下あたりなどにさりげなく使うのがオススメです。
インナーとアウターの色合わせのワンポイントアドバイス
ちなみに色の組み合わせでワンポイントのアドバイスなのですが、上のような組み合わせ、
インナー(中に着ている服):白など明るい服
アウター(上着):インナーより暗い服
という形で、暗い色でインナーの明るい色を包みこむイメージで合わせると、うまく行きやすいです。
困ったときは【明るいインナー×暗いアウター】の組み合わせにすれば安心ですね。
【3】使う服はスタンダードで細身なものをチョイス
変に凝った色や余分な柄を使う必要がないのと同じく、変に凝ったデザインの服を使うのもデート服としてはあまりオススメできません。
使う服はスタンダードなシャツやニットなどで十分。
一例として以下にリストアップしておきます。選ぶときの参考にしてください。
▼アウター
シンプルなコート
シンプルなジャケット
シンプルなブルゾン
など
▼インナー
編み目の細かいニット
シンプルなシャツ
パーカー
▼パンツ(ズボン)
デニム
黒のスキニー
スラックス
このあたりだけを抑えておけば、デート服としては十分でしょう。
クリスマスデートでは、少しかっちりしたレストランなどを利用することも多いと思います。下手にデザインの利いたものを使うのではなく、ベーシックでシンプルな服を選ぶのが安心です。
パンツは基本的に細身がオススメ。細身が苦手な場合の対策も
パンツ(ズボン)は、基本的には細身なものを選ぶのがオススメです。スタイルがよくスマートな印象を与える事が出来ます。
ですが、中にはスポーツをやっていたなどの理由で、細身のものをはきづらい・・・という方もいらっしゃると思います。
そんな場合は無理に細身なものをはかなくても、太ももがゆったりとして裾に向かって細くなるタイプのものを選べばOK。
例えば、こちらのパンツはかなり太もも部分にゆとりがありますが、裾に向かって細くなっているので全体としてはスッキリした印象に仕上がっています。
逆三角形を描くイメージですね。
裾をスッキリさせるのがポイント
細身のパンツをはくにせよ、逆三角形のパンツをはくにせよ、最も重要なポイントは『裾をスッキリとさせること』です。
裾がダボダボでシワが溜まっていると、清潔感がなくだらしない印象になります。(ちなみに視覚的にスタイルも悪く見えます)
ですので、裾が長すぎる場合はロールアップなどで調整するようにしましょう。
画像のように、くるぶし上くらいの位置に裾が来るのをイメージするのが安心です。
このように、裾が整っているとスッキリとした印象になります。ちなみにロングコートは太もも周りが隠れるので、太ももが張ってしまうのが気になる方は積極的に使うといいですね。
また、さらに先ほども紹介した逆三角形のパンツと合わせて使ってあげると、細身でなくても細身に見えるので相乗効果が期待できるのでおすすめです。
まとめ
とにもかくにも、デート服はとにかく清潔感が勝負です。
無理して90点・100点を狙いに行く必要はありません。あくまでも失点を防ぎ、センター試験を突破するようなイメージで捉えるのがポイントです。
服装に対する不安を取り除き、『クリスマスデートを楽しむ』という本来の目的にしっかりとコミットできるように準備しておきましょう。
※この記事は2018年11月時点での情報です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください
服を売らない店員さん
外見心理学をベースに、オシャレ初心者に身だしなみの基礎を発信する『初心者ファッション塾』編集長。ファッション初心者男性向けの、論理的でわかりやすい内容に定評があります。初心者ファッション塾→http://www.yaoki-fasnavi.com/