薬膳スープに、お肉と野菜たっぷり!火鍋は、2種の味が楽しめる中国発祥の鍋料理。
辛~い真っ赤な「麻辣湯(マーラータン)」と、コクと旨みの白い「白湯(パイタン)」、2つのスープを陰と陽に見立て、仕切りの付いたお鍋でいただく形が一般的です。
美味しいのはもちろん、たくさん食べてもヘルシーなので女性にもおすすめ。本格中華からニューウェーブまで、おいしい火鍋が食べられる都内のお店を厳選してご紹介します!
火鍋酒家 笑龍
体ぽかぽか、心ほっこり…一軒家で優しい薬膳火鍋を
閑静な住宅街にひっそりと佇む一軒家レストラン。
季節ごとの体調に合わせて丁寧に選び抜かれた食材を、薬膳火鍋で頂けます。
「飲む美容液」ともいわれる自慢のスープは、「食べた翌朝の肌が調子いい」と言うお客さんもいるほどだとか。
そんな自慢のスープは2種。
赤い麻辣湯(マーラータン)は、唐辛子や山椒などが入って刺激たっぷり。松の実、龍眼、朝鮮人参などの漢方食材もふんだんに使われています。
白い白湯(パイタン)は、鶏ガラ、豚ガラ、野菜をベースに、海老の出汁を隠し味に加えたコク深い味。みつせ鶏やサメなど、コラーゲンもたっぷりです。
薬膳火鍋を頂けば、体の隅々まで温まって気が巡り、心も体も元気になれそうですね。
コースは、前菜、名物の「海老春巻き」、薬膳火鍋、〆物、デザート付き。
定番の「笑龍コース」5500円(税抜)の他に、「フカヒレ姿煮コース」9000円(税抜)など、滋養たっぷりのお料理が揃っています。
[住所]東京都渋谷区恵比寿南3-9-15
[営業時間]【ランチ】12時〜※要予約、【ディナー】17時〜23時(L.O.料理22時、ドリンク22時30分)
[定休日]夏季、年末年始
[アクセス]JR・東京メトロ恵比寿駅西口、東急東横線代官山駅より徒歩8分
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薬膳レストラン10ZEN
漢方の「薬日本堂」監修、薬膳レストランで「温活」しましょ
全国に漢方専門店を展開する「薬日本堂」が監修する薬膳レストラン。
コンセプトは「食べる=美+健康」。「不調の根源は冷え」という薬膳・漢方の考え方から、身体を温めることを基本とした料理の数々が頂けます。
ディナーでは「体を芯から温める温活コース」がおすすめ。
すっぽん塩と烏骨鶏赤辛、2種のスープで頂く薬膳鍋は、旬のお野菜はもちろん、漢方和牛、よもぎ入り鶏つくねなど和漢食材をふんだんに使用。
漢方和牛は14種の漢方を飼料に育てられた和牛で、他ではなかなか食べられません。
薬膳スープやカレーのランチは、クコの実やハトムギ、クルミなど和漢食材をトッピングできるサラダバーも好評です。
レストランのある「ニホンドウ漢方ミュージアム」は、ブティック、ギャラリー、スクールなどを併設する複合施設。ギャラリーや体質チェックなど無料コンテンツもあるので、食事の前後に合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
[住所]東京都港区高輪3-25-29 漢方ミュージアム内
[営業時間]【ランチ】11時30分~15時(L.O.14時30分)【ディナー】18時~22時45分(最終入店21時15分)【土・日・祝のディナー】17時~22時(最終入店20時30分)
[定休日]なし
[アクセス]JR品川駅高輪口より徒歩4分
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天香回味 HUTAN 新宿3丁目店(テンシャンフェイウェイ ウータン)
ブッフェスタイルでたっぷり頂く、薬膳火鍋と薪火料理
薬膳火鍋専門店として都内に直営店を8店舗構える「天香回味(テンシャンフェイウェイ)」のフラッグシップ店がこちら。
赤い「天香鍋」は、食後も全身に香りが満ちているほど香り高いことからそう名付けられたそう。
数十種類の純天然植物とたっぷりの香辛料をじっくり煮込んでいます。通常の麻棘鍋のような刺激がなく、ビタミン、ミネラルも豊富なスープです。
白い「回味鍋」は、数十種類の純天然植物を長時間煮込み、その成分を充分に引き出したスープ。食材とスープの、素材そのものの味が楽しめます。
また、このお店の最大の特徴は、他の系列店にはないブッフェスタイルが取り入れられていること。
薬膳火鍋の具材(お肉など一部除く)や薪火で焼いた季節のフルーツ、台湾スイーツや〆のお食事などは好きなだけ食べることができ、満足度は十分です。
[住所]東京都新宿区新宿3-17-4 新宿レミナビル6階
[営業時間]11時30分~22時30分(L.O.はランチ14時、ディナー21時)
[定休日]なし(年末年始を除く)
[アクセス]JR新宿駅東口・東京メトロ新宿三丁目駅より各徒歩1分
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ファイヤーホール4000
栄養薬膳士・菰田オーナーの信念が詰まった、オリジナル火鍋
栄養薬膳士の資格も持つオーナー菰田(こもだ)氏が提案する、新しいスタイルの火鍋専門店。
こちらの火鍋は、麻辣豆板醤(マーラートウバンジャン)スープと肉骨茶湯(バクテー)スープの2種で頂くというオリジナリティが最大の魅力です。
麻辣豆板醤スープは、朝天辣椒と山椒と自家製豆板醤をベースに、四川省の香辛料を合わせて作った油少なめの旨辛スープ。
肉骨茶湯スープは、ぶつ切りの皮付き豚あばら肉を、オリジナルブレンドした漢方でじっくり煮込んだ優しい味です。
いずれも飲めるスープになっており、〆の麺まで存分に味わってみてください。おいしく、体に優しいスープが染み渡ります。
おすすめは「海鮮&加藤ポークコラボコース」6500円(税別)。
その他にも、「火鍋ベーシックコース」3800円、こだわりの豚肉・プレミアム加藤ポークがたっぷり楽しめる「加藤ポーク満喫コース」5000円、黒毛和牛やラム肉まで堪能できる「スペシャル肉29肉コース」8000円(全て税別)など、充実のラインナップです。
[住所]東京都品川区東五反田1-25-19
[営業時間]【ランチ】11時30分~14時30分(L.O.14時)【ディナー】17時~22時(L.O.21時30分、火鍋は20時)
[定休日]月曜日(月曜日以外も休みの月あり)
[アクセス]JR五反田駅東口より徒歩5分
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小肥羊 新橋店(シャオフェイヤン)
付けダレ不要!中国の伝統と革新が共存する、こだわりのスープ
「小肥羊」は、火鍋の本場・中国でも多数の店舗を展開する有名チェーン店。
火鍋のスープは、まろやかな白湯(パイタン)スープと、ピリッと辛い麻辣(マーラー)スープの2種です。
「医食同源」を追求し、スープには数十種類の漢方食材を配合。「鍋師」の称号を与えられた調理人だけが作ることを許されているという秘伝のスープで、肉類はよりジューシーに、海鮮はより味わい深く頂くことができます。
また、付けダレなしでもおいしく頂けるスタイルは、こちらのお店がパイオニアと言われています。
具材のラム肉は、良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富なことで知られるヘルシー食材。もちろん品質にはこだわり、臭みが無く食べやすいと評判の味です。
[住所]東京都港区新橋1-4-5 G10ビル 5階
[営業時間]【平日】17時~23時(L.O.22時)【土・日・祝】11時30分~23時(L.O.22時)
[定休日]なし
[アクセス]東京メトロ銀座線新橋駅5番出入口より徒歩1分
「小肥羊 新橋店」の詳細はこちら
麻辣王豆腐(マーラーオウドウフ)
中国政府公認の味!本場・四川の辛~いスープがクセになる
「中国食文化研究会」として中国政府が公認する、本場・四川料理のお店。メディアにも多数取り上げられています。
看板メニューは店名にもなっている「麻辣王豆腐」ですが、火鍋がおいしいことでも話題。
本場・四川から取り寄せた香辛料たっぷりの麻辣(マーラー)スープ、鶏ガラと漢方の濃厚スープの2種類の味が楽しめます。
火鍋は、野菜とお肉の盛り合わせ、エビ、イカなどの海鮮にデザートも付いた「麻辣王火鍋コース」で頂くことができます。
こちらのこだわりは、何と言っても四川から取り寄せた香辛料の数々!中でも自家製の辣油はお店で販売もされており、リピーターも続出とのこと(オリジナル辣油680円・税抜)。
汁なしの火鍋「麻辣香鍋(マーラーシャングォ)」も、四川唐辛子の効いた香り高い逸品です。
[住所]東京都新宿区新宿3-21-2 全日第三ビル3階
[営業時間]【ランチ】11時30分~15時(L.O.14時30分)【ディナー】17時~23時(L.O.22時)
[定休日]月曜日(祝日の場合は翌日。要問い合わせ)
[アクセス]JR新宿駅東口より徒歩2分
岡本 いつか
3人の子を持つ、ママ編集ライター。たまにひとり旅に出かけます。奈良とウィーンが大好き。今一番欲しいものは、加齢とともに失った「睡眠1時間で働ける身体」。