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2022.05.30

一度は宿泊したい古民家おすすめ8選!囲炉裏や露天風呂がある宿も

優雅なリゾートホテルにステイするのもいいけれど、たまには歴史を感じる「古民家」へ宿泊してみるのはいかがですか?

ひとり旅はもちろん女子旅にもぴったりのおしゃれな建物やゆったりできる温泉など、おすすめの古民家を厳選してご紹介します。ぜひこの記事を参考に古民家旅の予定を立ててみてくださいね!

【福島県】志ぐれ亭

テレビも時計もない!田園風景の中でのんびり過ごすひと時

(画像提供:志ぐれ亭)

福島県喜多方市。広大な田んぼと畑の中にぽつんと佇むのが「志ぐれ亭」。築100年の古屋敷を移築した、1日限定2組のお宿です。

(画像提供:志ぐれ亭)

お部屋は重厚な梁、使い込まれた板戸や襖などに囲まれた重厚ながら落ち着いた雰囲気。「祈りの里」といわれる会津のなかでも稀に見る立派な神棚を備えているのも特徴です。

お食事は、懐石料理を楽しむことができます。馬刺しや会津地鶏など、郷土料理が満載の「里」、馬刺しの食べ比べができる「極」、海と山の幸を盛り込んだ「贅」、郷土料理の“こづゆ”や手打ちそばなどスタンダードな食事を味わえる「郷」の4つから予約時に選択!

(画像提供:志ぐれ亭)

こちらの宿では、「ここにいる間だけは現代の時間の流れを忘れてほしい」という思いから、テレビも時計もあえて設置していないのだとか。

自然豊かな景色を眺めながら、お腹の空き具合や眠気など“時間”ではなく体の状態に合わせて過ごせば、健康的な旅になりそうですね。

ちなみに宿周辺には様々な観光名所も。春には「日中線記念自転車歩行者道」で1000本のしだれ桜とSLを、夏には「三ノ倉高原」で東北最大級のひまわり畑を見ることができます。季節ごとに訪れて、四季を肌で感じてみるのもおすすめです。

■志ぐれ亭
福島県喜多方市上三宮町吉川字日照畑374-1
1泊2食付き 1名:1万7300円~
【電車】JR喜多方駅よりタクシーで約15分【車】磐越自動車道会津若松ICより30分
あり(20台)
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(画像提供:志ぐれ亭)

【千葉県】竹林奏

非日常の静かな空間。囲炉裏でほっこり癒しのひと時を

(画像提供:竹林奏)

千葉・勝浦の山間にある築100年以上の農家をリノベーションして作られた「竹林奏」。宿の周りは竹林に囲まれており、喧騒から解放された空間はまさに非日常!

(画像提供:竹林奏)

お部屋は母屋と離れの2つで構成されており、予約時に部屋タイプを選びます。

母屋は縁側付きの和室。檜のお風呂は、出窓から竹林を眺めることができ、まるで露天風呂のよう。離れは、寝室などがある蔵と別棟にある家族風呂を利用することができます。

お風呂は地下水を使用していて、温泉ではないですが、湯上りには温泉に近いお肌のツルツル感が味わえるのだとか。

(画像提供:竹林奏)

こちらの名物は、囲炉裏焼きのお食事です。四季折々の食材を使った夕食は、前菜から始まりスープ…といったコース形式で進み、メインとなる囲炉裏焼きにたどり着きます。日本全国より取り寄せた野菜や和牛、魚介など焼きたてを召し上がれ。

(画像提供:竹林奏)

3月から4月にかけては、いすみ鉄道沿線の桜と菜の花が見頃に。季節をたっぷり感じられるのも自然の中にあるお宿ならでは!

美味しい空気を吸いながら、癒しの空間で休日を過ごすのも良さそうですね。

■竹林奏
千葉県勝浦市大楠791
1泊2食付き 1名:2万4200円~
【電車】JR勝浦駅より車で10分
あり(2台)
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(画像提供:竹林奏)

【長野県】小梨の湯 笹屋

大自然に包まれる貸切露天風呂で名湯をひとりじめ!

(画像提供:小梨の湯 笹屋)

長野県の中部山岳国立公園・白骨温泉にある「小梨の湯 笹屋」。

白樺林に囲まれたこちらのお宿は、全10室。「一般客室」「特別室」「離れ」の3種類に分かれています。

(画像提供:小梨の湯 笹屋)
(画像提供:小梨の湯 笹屋)

一般客室は、茶室の様式を取り入れた数寄屋造の趣のあるお部屋。特別室は、本館の角部屋で明るく広い間取りになっています。別棟にある離れは、移築した古民家を再生した格調高いお部屋。家族や会社の大切な行事に使われることもあるとのこと。

(画像提供:小梨の湯 笹屋)

こちらのお宿には、貸切露天風呂があります。30分ずつの貸切となっていて、木札が「空き」になっていれば何度でも利用可能。白樺に囲まれた露天風呂で、ぜひ大自然をひとりじめしてみて!

温泉は、掛け流しの天然温泉(加温)で「三日入れば三年風邪をひかない」という言い伝えも。お湯は、もちもちと肌に吸い付く質感で美肌効果も期待できるといわれています。

笹屋のお湯は、白骨温泉の中でも硫黄の香りが強いことが特徴。温泉好きな方にもおすすめの宿です。昼と夜でガラッと雰囲気が変わるので、時間帯を変えて何度か入ってみてくださいね。

(画像提供:小梨の湯 笹屋)

お食事は、馬刺し・山菜・キノコ・高原野菜など旬の素材でのおもてなし。なかでも「イワナの笹巻き」は、イワナを3時間蒸し、柔らかくなった骨まで美味しく味わえる笹屋の名物料理です。また、100%のそば粉を使って作られた「蕎麦がき」も、ここでしか食べられない味だと好評!

白樺に囲まれた温泉で、思いっきり開放的なお休みが過ごせますね。

■小梨の湯 笹屋
長野県松本市安曇4182-1
1泊2食付き 1名:2万900円~
【電車】松本電鉄新島々駅よりバスで60分
あり(10台)
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「小梨の湯 笹屋」の基本情報はこちら

(画像提供:小梨の湯 笹屋)

【福井県】詰所三國

「かぐら建て」の町家で暮らすように泊まる宿

(画像提供:詰所三國)

福井県・三国にある「詰所三國」は、1日2組限定の三國町家のお宿。

こちらの建物は、もともとは江戸時代から続く薬屋を町家の趣はそのままに、宿へとリノベーションしたとのこと。

(画像提供:詰所三國)

一棟を縦に仕切り、左棟が「行雲」、右棟が「流水」という名前の客室となっています。両棟をつなぐ仕切りのドアを開放すれば、一棟丸ごと利用することもできるので大人数で宿泊したい人にはおすすめです。

「行雲」は町家の名残を残す吹き抜けや、落ち着きのある和室に坪庭などが特徴で、家族連れやグループでの利用に適しています。

※上下の写真はどちらも「行雲」

(画像提供:詰所三國)

一方、「流水」は母屋と蔵に1つずつ部屋があり、いぶし銀の味わいを持つ梁や漆喰壁など、静かな時間を楽しめる大人の空間です。

こちらのお宿は宿泊のみで食事はなし。そのため、「流水」「行雲」のいずれにも料理道具一式が揃ったIHキッチンが備え付けられています。

三国は海の幸に恵まれた港町。宿の周辺には地魚を扱う魚屋が点在しているので、お刺身はもちろん、美味しく調理された焼き魚や煮魚も気軽に購入できるそう。

また、事前に予約をしておけば、夕食のみ1人5000円で「甘えび会席料理」「松花堂風豪華弁当」といったケータリングを用意してもらうこともできます。

■詰所三國
福井県坂井市三国町南本町3-3-17
1泊食事なし 1名:9700円~
【車】北陸自動車道金津ICより約30分、北陸自動車道丸岡ICより約30分
あり(2台)
「詰所三國」の詳細はこちら
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(画像提供:詰所三國)

【静岡県】花の雲

伊豆高原を見下ろす最上級のプライベート空間

(画像提供:花の雲)

築100年の古民家をリノベーションし、伊豆高原に移築した「花の雲」。緑豊かな3000坪の敷地には、「本館」「別邸」合わせて7室のお部屋が用意されています。

「本館」にあるお部屋は、広さ10畳ほど。四季折々の森を眺めることができるオープンテラスと専用の露天風呂が、全てのお部屋に備え付けられている贅沢な造りです。

(画像提供:花の雲)

「別邸」のお部屋は、全てオリジナルの家具と調度品に囲まれた、大人にぴったりな重厚感溢れる空間。4名まで宿泊できるので、女子旅や家族旅行にも最適です♪

(画像提供:花の雲)

「別邸」には、伊豆高原を望む広大なウッドデッキスペースも!

こちらには、伊豆石と檜を使った露天風呂と、ベネチアンタイルを使った展望風呂の2つの浴槽があります。開放感のある景色を眺めながら、ゆったりお湯につかれば心も体もリラックス♪

(画像提供:花の雲)
(画像提供:花の雲)

お食事は、伝統懐石と洋の献立を組み合わせた創作料理。伊豆を中心に、その季節の一番美味しいものを全国各地から選りすぐっています。新鮮な魚介類のお造り、時雨煮、棒すし、白和えなど様々な料理を少しずつ贅沢に味わえます。

(画像提供:花の雲)

抜群のロケーションで最高の休日を過ごすのにぴったりなお宿です。

■花の雲
静岡県伊東市富戸925-48
1泊2食付き 1名:2万8500円~
【電車】伊豆急行伊豆高原駅より車で約5分
あり(7台)
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(画像提供:花の雲)

【岐阜県】日本の宿 ひだ高山 倭乃里

飛騨の山間の隠れ家で、優雅な休日を満喫しよう

(画像提供:日本の宿 ひだ高山 倭乃里)

岐阜県高山市にある「倭乃里」は、1万5000坪という広大な土地の自然をそのままに、本館・離れと合計8室のお部屋を構えています。

本館は、昭和の香りを残す神岡という街から移築された築170年という歴史ある古民家。お部屋は10畳ほどの和室でどのお部屋にも大きな窓があり、眼下には飛騨の自然がいっぱいに広がっている開放的な空間です。

(画像提供:日本の宿 ひだ高山 倭乃里)

離れには4つの客室があります。なかでも世界遺産の白川郷の合掌造りを移築した「苅安(かりやす)」、「位山(くらいやま)」の2部屋(上写真)は、釘を一切しない飛騨の伝統的な建築法で作られており、どちらも歴史を感じられる素敵なお部屋です。

また、合掌造りの建物は屋根が高く空気の循環が少ないため、韓国の床暖房「オンドル」を採用。寒い季節でもぽかぽかと暖かい部屋の中でゆったりと過ごせますよ!

(画像提供:日本の宿 ひだ高山 倭乃里)

離れ客室「臥龍(がりゅう)」は、雰囲気のあるお部屋になっています。

(画像提供:日本の宿 ひだ高山 倭乃里)

お食事は、地元の食材を使った「倭心会席」。飛騨牛や山菜、川魚など旬の食材を贅沢に使用しています。囲炉裏火でじっくりと焼きあげる川魚は臭みが全くなく、絶品との声も多数!

飛騨の山奥で緩やかな時の流れを感じられそうなお宿です。

■日本の宿 ひだ高山 倭乃里
岐阜県高山市一之宮町1682
1泊2食付き 1名:3万3000円~
【電車】JR高山駅より車で約20分(※無料送迎あり)
あり(10台)
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(画像提供:日本の宿 ひだ高山 倭乃里)

【兵庫県】竹田城 城下町 ホテルEN

「天空の城」竹田城跡の麓♪城下町に溶け込む分散型ホテル

(画像提供:竹田城 城下町 ホテルEN)

兵庫県朝来市にある複合商業施設「旧木村酒造場EN」の中に佇む、「竹田城 城下町 ホテルEN」。こちらのお宿は「天空の城」、「日本のマチュピチュ」と呼ばれる竹田城のすぐ近くにあります。

(画像提供:竹田城 城下町 ホテルEN)

「EN」の建物は、1625(寛永2)年創業、約400年の歴史を誇る酒蔵。2度の火災を経て再建され、現在の建物は築100年を超えているとのこと。

(画像提供:竹田城 城下町 ホテルEN)
(画像提供:竹田城 城下町 ホテルEN)

お部屋は全て明治時代に建てられた「蔵」や「母屋」を改築したもの。オープンテラスがある部屋や土間がある部屋など、どれも個性的!その空間にいるだけで、その時代の歴史や文化を感じることができます。

また、全13部屋のうち2部屋は“ペットと泊まれるホテル”になっているので、愛するペットと一緒に旅を楽しみたい人にぴったり!

(画像提供:竹田城 城下町 ホテルEN)
(画像提供:竹田城 城下町 ホテルEN)

旅の醍醐味であるお食事はコース料理が用意されています。但馬牛や香住蟹などの地元ブランドの食材や、地元の新鮮な野菜を本格的なフレンチに。但馬の自然が育んだ滋味豊かな旬の食材を堪能できます。

「EN」を訪れるおすすめのシーズンは秋。この時期は、竹田城から雲海が見えることで有名です。朝に竹田城を登って散策を楽しんだあと、お宿のレストランで温かい朝食を食べるのが一押しのプラン。近くに宿泊しているからこそできる贅沢な時間になりそう!

■竹田城 城下町 ホテルEN
兵庫県朝来市和田山町竹田字上町西側363
1泊2食付き(2名1室利用)1名:2万7830円~
【電車】JR竹田駅より徒歩3分
あり(60台)
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(画像提供:竹田城 城下町 ホテルEN)

【大分県】旅籠 かやうさぎ

大正ロマンの雰囲気抜群!築120年の母屋でまったり

(画像提供:旅籠 かやうさぎ)

大分県、日田琴平温泉に位置する「旅籠 かやうさぎ」は、大正ロマンをコンセプトとした古民家お宿。

(画像提供:旅籠 かやうさぎ)

1898(明治31)年に建てられた築120年の建物は、昔ながらの建具や照明、すりガラスなどが残っていて、古き良き時代にタイムスリップしたかのよう!

お部屋は本館と離れに分かれており、露天風呂付きの部屋もあります。

(画像提供:旅籠 かやうさぎ)

お料理は、地元の野菜と白米を中心とした創作会席。彩り豊かで、様々な料理を少しずつ食べられます。色々なものを食べたいけれど、量を食べるのは難しい…という人にとっても嬉しい!メニューは月替わりで、旬の食材をふんだんに使用しています。

お食事は、専用の個室でのんびりと食べられるので、落ち着いてじっくりと味わうことができます。

(画像提供:旅籠 かやうさぎ)

温泉は、とろみのある泉質が特徴の重曹泉。ここのお風呂に入ったあとは、乳液が必要ないというお客さんも!旧家の自宅を活かした建物なので、どこか昔の銭湯のような懐かしい雰囲気が味わえます。

希望する人には、お宿から500m(約7分)ほどのところにある4つの露天風呂を備えた日帰り施設の無料チケットももらえます。趣の違う温泉を楽しみたい人は、ぜひ足を運んでみて!

こちらのお宿は、年配の方からも「ゆっくりくつろげる」と好評です。家族旅行にもぴったりですね。

■旅籠 かやうさぎ
大分県日田市琴平町1529-1
1泊2食付き(2名1室利用)1名:2万5450円~ ※シーズンにより変動あり
【電車】JR日田駅、日田バスセンターより車で10分(送迎可)【車】日田ICより車で15分
あり(20台)
「旅籠 かやうさぎ」の詳細はこちら
「旅籠 かやうさぎ」の基本情報はこちら

(画像提供:旅籠 かやうさぎ)

まとめ

落ち着いた大人の空間で、季節に合わせたお料理や温泉を楽しめる古民家ステイ。次の旅行は、お宿メインの旅を計画してみるのもいいかもしれませんね!

※この記事は2022年4月21日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
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