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2024.08.28

【石川県】金沢観光1泊2日モデルコース!グルメやアートなど見どころ満載

2024年3月に北陸新幹線の金沢駅~敦賀駅間が延伸し、さらにアクセスしやすくなった石川県・金沢市。

兼六園やひがし茶屋街などの定番スポットはもちろん、あまり知られていない穴場スポットやグルメ、SNS映えもばっちり押さえた、金沢をとことん満喫できる1泊2日モデルコースを紹介します!

金沢観光1泊2日モデルコースの流れ

まずは2日間の流れをざっくり紹介します。

【1日目】
金沢駅→近江町市場→COIL→クラフトA→尾山神社→長町武家屋敷→金沢21世紀美術館→香林坊・片町周辺

旅のスタートは金沢駅から!食の台所「近江町市場」を巡った後は、自分の手で細巻寿司を作れる体験型レストランで昼食を。クラフトショップで旅のお土産を探しつつ、「尾山神社」「長町武家屋敷」「金沢21世紀美術館」と観光地を回ります。

【2日目】
着物レンタル 椿→ひがし茶屋街→うしおや ひがし茶屋街店→森八本店/金沢菓子木型美術館→金沢城公園→兼六園→金沢駅

2日目は着物をレンタルして、江戸の風情が残る「ひがし茶屋街」を散策。和菓子の手作り体験を楽しんだ後は、加賀百万石を築いた前田家の居城である「金沢城」と、その外庭にあたる名園「兼六園」を見学し、金沢駅に戻ります。

それでは早速行ってみましょう♪

【1日目】金沢駅(10時~)

通りすぎてしまうのはもったいない!鼓門は記念撮影にもぴったり

(画像提供:金沢市)
鼓門

旅は、金沢市の玄関口である「金沢駅」からスタート。改札を出ると、ドーム状のガラス張りの建物「もてなしドーム」と、木製の「鼓門(つづみもん)」が出迎えてくれます。

金沢は雨や雪が多いため“駅を降りた人に傘を差し出すおもてなしの心”をコンセプトに誕生した「もてなしドーム」はガラス越しに天井から差し込む光が美しく、広々とした明るい空間です。

日本の伝統芸能・能楽で使われる鼓をイメージして作られた「鼓門」の大きな柱は遠目から見てもインパクトがあり、間近で見るとさらに大迫力!門をくぐった先の広いスペースで撮影すると、全景をカメラの画角に収めることができます。

(画像提供:金沢市)
もてなしドーム内部からの風景

どこから撮影しても写真映えしますが、正面や斜めのアングル、「もてなしドーム」の内部から「鼓門」を撮影するのもおすすめ。

昼や夕方は大変混み合うため、朝のうちにシャッターチャンスを逃さないようにしましょう!

(所要時間目安:15分)

■金沢駅
石川県金沢市木ノ新保町1-1
入場自由
なし
【もてなしドーム】金沢駅直結【鼓門】金沢駅兼六園口より徒歩すぐ
なし
「金沢駅」の詳細はこちら

(画像提供:金沢市)

【1日目】近江町市場(10時30分~)

旬の食材やお土産探しにぴったりな金沢市民の台所

(画像提供:近江町市場商店街振興組合)
(画像提供:近江町市場商店街振興組合)

金沢に来たら外せないスポットのひとつが、「近江町市場(おうみちょういちば)」。金沢駅からバスで約5~10分、徒歩でも約15分とアクセスの良さも魅力です。

(画像提供:金沢市)
(画像提供:金沢市)

市場内には鮮魚、青果、精肉、飲食料品、衣料品、飲食店など約170店舗が揃っています。

鮮度の高い食材や、出来立てグルメは購入した店内のイートインスペース、敷地内のフードコートで飲食可能です。ごみ箱は無いため、包み紙やゴミなどは持ち帰るかお店の人に渡して捨ててもらいましょう。

(画像提供:近江町市場商店街振興組合)
(画像提供:近江町市場商店街振興組合)

気になる商品があったり、どれを購入するか迷ったりした時は、お店の人に気軽に話しかけると詳細やイチオシを教えてくれますよ。

定休日は店舗により異なりますが、水曜日が定休日のお店が多いそう。16時には店じまいをする店舗もあるため、早めの時間に訪れるのがおすすめです。

(所要時間目安:60分、食事をとった場合90分)

■近江町市場
石川県金沢市上近江町50
9時~17時※店舗により異なる
不定※店舗により異なる
金沢駅よりバスで5分/北陸自動車道金沢森本ICより15分
あり(有料)
「近江町市場」の詳細はこちら

【1日目】COIL(12時~)

スタイリッシュな空間で日本伝統の食文化に触れる体感型レストラン

COIL

近江町市場から2分ほど歩くと「かなざわはこまち」という商業施設が見えてきます。その2階にあるのが和食の魅力を体感できるレストラン「COIL(コイル)」です。

COIL
COIL
細巻寿司の具材

食事メニューは「細巻寿司+天ぷら」(1980円~)のみ。細巻寿司は、自分で作ることができます。店内には作り方が提示されているので、それに倣って作ってみましょう。

お寿司に巻く具材はマグロやサーモン、アボカド&バジルタルタル、明太子マヨやカマンベールチーズなど約45種類から選択可能です。

薬味には、金沢のしょうゆ、わさび、塩が用意されています。具材と薬味を自分好みにカスタマイズすれば、これまで知らなかった新たな組み合わせを知れるかもしれませんね。

(画像提供:株式会社SU-BEE)
(画像提供:株式会社SU-BEE)

さらに、店内の「利き茶スタンド」(880円)ではお茶を淹れる体験も可能です。

煎茶、玉露、ほうじ茶など、厳選された数種類の茶葉から好きなものを選び、湯釜からひしゃくでお湯をすくって急須にそそぎます。作法は気にせず自由なスタイルでOK!何杯でもおかわり自由なのも嬉しいポイントです。

また、一角には味噌汁や九谷焼の販売コーナーもあり、多角面から日本の伝統的な食文化に触れられます。

(画像提供:株式会社SU-BEE)

季節感を取り入れた植物が置いてある六角形のダイニングテーブルや、足を伸ばしてくつろげる畳などいろいろな席があります。好きな席で思い思いの時間を過ごしてみてください。

(所要時間目安:60分)

■COIL
石川県金沢市袋町1-1 かなざわはこまち2階
11時~22時(LO21時)
かなざわはこまちに準ずる
金沢駅よりバスで10分/北陸自動車道金沢森本ICより15分
あり(有料)
「COIL」の詳細はこちら

(画像提供:株式会社SU-BEE)

【1日目】クラフトA(13時30分~)

ハンドメイドの雑貨や食器などオリジナルの逸品に出合える空間

(画像提供:株式会社バルデザイングループ)

「COIL」でお腹を満たした後は5分ほど歩いて、旅の記念品を探しに百貨店「金沢エムザ」へ。

4階にある「クラフトA」は、店主が全国各地からこだわって選んだハンドメイド作品が揃うクラフトショップ。

陶や漆、ガラス、木、竹、和紙など、様々な素材を用いて作られた雑貨や鞄などが並びます。金沢市で作られた食器やアクセサリーなども販売されているので、お土産に購入するのも良いですね。

さらに、隣接の「クラフトAギャラリー」(入場無料)では年間23本の企画展が開催されています。

金沢市で活躍する作家を集めた展示や、作品に直接触れられる体験型の展示など内容は時期によって様々です。訪れた人の感性を刺激する、素敵な作品にきっと出合えますよ。

(所要時間目安:15~30分)

■クラフトA
石川県金沢市武蔵町15-1 金沢エムザ4階
金沢エムザに準ずる
金沢エムザに準ずる
金沢駅より徒歩10分/北陸自動車道金沢西IC・金沢東ICより20分
あり(有料)
「クラフトA」の詳細はこちら

(画像提供:株式会社バルデザイングループ)

【1日目】尾山神社(14時15分~)

三層からなる神門に注目!必勝、夫婦円満のご利益もあるパワースポット

(画像提供:金沢市)
神門

「クラフトA」から徒歩5分の場所にある「尾山神社」は前田利家(まえだとしいえ)公と、正室・お松の方を祀る神社です。

加賀藩を制すほど強かったとされる武将・前田利家公が御祭神のため「文武両道」「必勝」のご利益があると言われています。また夫婦で一緒に祀られていることにあやかって「夫婦円満」「子宝安産」を祈願される人も多いのだとか。御守や御朱印も豊富です。

見どころのひとつは、国指定重要文化財の「神門」。1875年の建築で、和漢洋の三様式を混用して造られています。

門は上に三層に分かれており、それぞれの層が異なる素材や製造方法でできているため個性的なデザインが特徴です。

(画像提供:金沢市)
神門

ライトアップされる夜の時間帯には、ステンドグラスの色鮮やかな光が幻想的です。

(画像提供:金沢市)
利家公像

「利家公像」も見逃せません。前田利家公は、織田信長公に仕え青年時代は赤母衣衆として従軍。槍の名手だったため、「槍の又左」の異名をもって敵軍に怖れられていたそうです。

像は、そんな前田利家公が馬に乗って戦う姿を表現。背中には「母衣(ほろ)」という敵からの流れ矢を防止する道具を担いでいます。

(画像提供:金沢市)
お松の方像

境内には、戦国乱世を利家と共に生きた「お松の方像」や雅楽楽器を表現した橋が架かる庭園など見どころがまだまだたくさんありますよ!

(所要時間目安:参拝のみ15分、散策も含めると30分)

■尾山神社
石川県金沢市尾山町11-1
参拝自由【授与所・御朱印受付】9時~17時
なし
参拝無料
金沢駅よりタクシーで5分/北陸自動車道金沢東ICより20分
あり(有料)
「尾山神社」の詳細はこちら

(画像提供:金沢市)

【1日目】長町武家屋敷(15時~)

まるで江戸時代!?風情ある街並みで散策やショッピング、お茶を楽しむ

(画像提供:金沢市)

「尾山神社」を参拝した後は、5分ほど歩いて「長町武家屋敷跡」を目指します。

道中には菓子店や雑貨店などが軒を連ねる「せせらぎ通り」という商店街があるので、お店を見ながら向かいましょう。

通りを抜けた先は、石畳の小道に昔ながらの土塀や立派な武家屋敷が並ぶ「長町武家屋敷跡」。

伝統環境保存区域および景観地区に指定されており、江戸時代にタイムスリップしたような風景を望めます。

(画像提供:金沢市)

雪や凍結から守るために、土塀に藁で織られた薦(こも)を掛ける「こも掛け」は、冬の金沢の風物詩。県内外から多くの人が訪れるそう。

武家屋敷界隈には、金沢を代表する和菓子店やカフェなども多くあるので、一休みするのもおすすめです。

(所要時間目安:30分、周辺も散策する場合60分)

■長町武家屋敷跡
石川県金沢市長町
散策自由
なし
金沢駅よりタクシーで15分/北陸自動車道金沢西ICより15分
なし
「長町武家屋敷跡」の詳細はこちら

(画像提供:金沢市)

【1日目】金沢21世紀美術館(16時30分~)

建物の外にも展示が多数ある美術館。SNS映えする写真が撮れる

外観(撮影:渡邉修)
外観(撮影:渡邉修)

「長町武家屋敷」を観光した後は「金沢21世紀美術館」へ。徒歩で約10~15分の距離です。

「金沢21世紀美術館」は、“まちに開かれた公園のような美術館”が建築コンセプト。建物外に作品が複数あります。

季節ごとに様々な展覧会やイベントが開催されているので、見学前にチェックしておきましょう。

パトリック・ブラン《緑の橋》2004年 金沢21世紀美術館蔵(撮影:中道淳/ナカサアンドパートナーズ)
パトリック・ブラン《緑の橋》2004年 金沢21世紀美術館蔵(撮影:中道淳/ナカサアンドパートナーズ)

館内の廊下に架かっている『緑の橋』もアート作品のひとつ。壁の両面には、金沢の気候に適した約100種類の植物が植えこまれ、四季折々の花や草木が季節ごとに異なる表情を見せてくれます。

レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年 金沢21世紀美術館蔵(撮影:渡邉修)
レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年 金沢21世紀美術館蔵(撮影:渡邉修)

深い水で満たされているように見える『スイミング・プール』は、鑑賞者は内部にも入れるため、上から撮ると水面下に人が立っているように映ります。

逆に内部では、水中から人を見上げているように映るので、楽しく鑑賞できるだけではなく、それぞれの角度で面白い写真が撮れますよ。

(所要時間目安:90分、ゆっくり鑑賞するなら120分)

■金沢21世紀美術館
石川県金沢市広坂1-2-1
【展覧会ゾーン】月~木、日10時~18時、金・土10時~20時【交流ゾーン】9時~22時※各施設の開室時間はそれぞれ異なる。詳細は公式ホームページを要確認
【展覧会ゾーン】月(祝日の場合は翌日)、年末年始【交流ゾーン】年末年始
【展覧会ゾーン】各展覧会により異なる。詳細は公式ホームページを要確認【交流ゾーン】無料
【電車】金沢駅よりバスで15~20分/北陸自動車道金沢西IC・金沢東ICより20分
あり(有料)
「金沢21世紀美術館」の詳細はこちら

(画像提供:公益財団法人金沢芸術創造財団)

【1日目】香林坊・片町周辺(18時30分~)

金沢の美食を堪能!気分に合わせてグルメを選べる

(画像提供:金沢市)

1日目を締めくくるのは、金沢有数の繁華街である香林坊・片町エリア。「金沢21世紀美術館」から徒歩5分の立地です。

周辺には「香林坊大和」「片町きらら」などのショッピング施設や、飲食店も多く揃っています。

(画像提供:金沢市)

新鮮なぷりぷりのネタが載ったお寿司や、金沢の名物グルメであるのどぐろ寿司、金沢おでんや金沢カレーなど、その時の気分でチョイスしてみてくださいね!

(所要時間目安:60分)

■香林坊・片町周辺
石川県金沢市香林坊1-1-1
店舗により異なる
店舗により異なる
金沢駅よりバスで約10分/北陸自動車道金沢東IC・金沢西IC・金沢森本ICより20分
なし※近隣にコインパーキングあり
「香林坊・片町周辺」の詳細はこちら

(画像提供:金沢市)

【2日目】着物レンタル 椿(9時30分~)

手ぶらでOK!可愛い着物が揃うレンタル着物ショップ

(画像提供:株式会社b diamond)

2日目は、金沢市の情緒溢れる町並みを可愛い着物姿で散策をしてみませんか。

「着物レンタル 椿」は、豊富なラインナップが揃うレンタル着物ショップ。レトロな柄からレースをあしらった現代風まで、好みに合わせて好きな着物を選べます。

スタッフがコーディネートのアドバイスもしてくれるので、どんな着物や組み合わせにしようか迷った時は気兼ねなく相談できますよ。

(画像提供:株式会社b diamond)

プランは、初心者におすすめスタッフが全てコーディネートしてくれる「おまかせプラン」(3850円)や全ての着物や小物から好きなものを選べる「椿姫プラン」(6490円)など様々。

「メンズプラン」(4400円)や「カップルプラン」(9900円)もあるので、友達同士やカップルでの利用にもぴったり。また、ヘアセットのオプション(1650円)も付けられます。仕度は最短30分~60分で完了します。

着物レンタル 椿

全てのプランに着付けはもちろん、肌着、足袋や草履、バッグなど小物のレンタル代も含まれているので当日は手ぶらでOK!荷物は貴重品以外であれば無料で預かってもらえます。※キャリーケースなどの大きな荷物は別途550円

「ひがし茶屋街」まで徒歩1分という観光に便利な立地も嬉しいですね。

カメラマンによる撮影サービス(18700円/人数関係なく一律料金)で、とっておきの1枚を残しましょう。

(所要時間目安:45~60分※受付状況次第で変動)

■着物レンタル 椿
石川県金沢市東山1-3-2高橋花店2階
9時~18時(着物返却は17時まで)
不定
【着物レンタル+着付】3850円~※詳細は公式ホームページを要確認
金沢駅よりバスで10分/北陸自動車道金沢東ICより15分
なし
「着物レンタル 椿」の詳細はこちら

(画像提供:株式会社b diamond)

【2日目】ひがし茶屋街(10時30分~)

風情の残る町並みで写真を撮ったり、おしゃれなお店で買い物を満喫

(画像提供:金沢市)

石畳の道の両側に紅殻格子のお茶屋さんが並ぶ「ひがし茶屋街」は、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。

江戸時代の雰囲気を残しているのが特徴で、散策するだけでも楽しいエリアです。

(画像提供:金沢市)

メイン通りにはコスメ、お酒、和菓子など金沢土産を購入できるお店がたくさんあるので、お土産探しにもぴったり。

(画像提供:金沢市)

裏通りは、メインの通りと比べて人が少なく、着物でゆっくり記念撮影するのに丁度良い場所です。こちらにもおしゃれなお店が並んでいるのでチェックしてみてください。

(所要時間目安:60~90分、軽食などを含めると90~120分)

■ひがし茶屋街
石川県金沢市東山
店舗により異なる
店舗により異なる
金沢駅よりバスで15分/北陸自動車道金沢東ICより15分
なし※近隣にコインパーキングあり
「ひがし茶屋街」の詳細はこちら

(画像提供:金沢市)

【2日目】うしおや ひがし茶屋街店(12時~)

美食の宝庫・金沢の海の幸を堪能。昼食に「のどぐろ入り三彩重」がおすすめ

うしおや ひがし茶屋街店

「ひがし茶屋街」を訪れたら、ぜひ立ち寄ってほしいのが「うしおや」。新鮮な海の幸をふんだんに使った料理が味わえます。

(画像提供:株式会社宮商)
のどぐろ入り三彩重

イチオシは「のどぐろ入り三彩重」(3500円)。脂が乗ったのどぐろや鰤(ぶり)のお刺身、サーモンのたたきなどが入っており、能登牡蠣だししょうゆとも相性ぴったりです。

他にも、鰤やサーモンのたたき丼各種や、のど黒などのご当地食材を使ったメニューが満載!(漁猟により予告なく魚種が変更になる可能性あり)

地酒の飲み比べセットなどもあるので、金沢の料理と一緒にお酒も堪能できます。

(画像提供:株式会社宮商)

「うしおや」を運営するのは、海産物の製造・販売を手掛ける「逸味潮屋(いつみしおや)」。

同店は、JR金沢駅直結の「金沢百番街あんと」や近江町市場「近江町いちば館」1階、「近江町ふれあい館」1階にも店舗がありますよ。

(画像提供:株式会社宮商)
鰤のたたき

看板商品の「鰤のたたき」は国産の鰤に奥能登で作られた塩をもみ込み、さっと炙った逸品。濃厚な脂と旨みに加え、香ばしさが口いっぱいに広がります。

冷凍で販売(100gあたり1080円~※重さで価格変動)されているので、お土産におすすめです。

■うしおや ひがし茶屋街店
石川県金沢市東山1-7-9 ひがし茶屋街
10時~16時30分(LO16時)※日によって異なる。詳細は公式サイトを要確認
木※日によって営業の場合あり。詳細は公式SNSを要確認、1月1日
金沢駅よりバスで15分/北陸自動車金沢東ICより15分※飲酒運転は法律で固く禁じられています。飲酒をする場合は公共交通機関でお出かけください
なし
「うしおや ひがし茶屋街店」の詳細はこちら

(画像提供:株式会社宮商)

【2日目】森八本店/金沢菓子木型美術館(13時~)

美術館を併設する老舗菓子店。和菓子の手作り体験も可能

森八本店/金沢菓子木型美術館

美味しい海の幸やお酒を楽しんだ後は、「うしおや」から徒歩約7分の「森八本店」へ。

「森八」は1625年の創業以来、世代を超えて多くの人々に愛されている老舗和菓子店。「長生殿」というほろりと口どけの良い落雁(らくがん)が看板商品です。

(画像提供:株式会社森八)

こしあんを求肥で包んだ「千歳」、さっぱりとした甘さが特徴的な黒羊羹「玄」など多彩な和菓子が購入できます。

(画像提供:株式会社森八)
くずきり

「くずきり」は、加賀藩御用葛として四百年の歴史を誇る「宝達葛」を贅沢に使って作られた和菓子です。つるりとした爽やかな喉越しを楽しめますよ。

また、併設の「森八茶寮」で茶菓を味わいながら一休みするのも良いですね。茶寮では落雁手作り体験も可能です。(1日前までに要予約・有料)

(画像提供:株式会社森八)

2階の「金沢菓子木型美術館」では、江戸時代から使われてきた菓子木型の千数百点が壁一面に展示されています。

手彫りで作られた木型はどれも精密で、花や家紋、鳥、魚をかたどったものなど、種類も豊富で見応えがあります。

(所要時間目安:30~60分)

■森八本店/金沢菓子木型美術館
石川県金沢市大手町10-15
【店舗】9時~18時【茶寮・美術館】9時~17時
1月1~2日
【金沢菓子木型美術館】大人200円、小中学生100円
金沢駅よりバスで10分/北陸自動車金沢西IC・金沢東ICより15分
あり(無料)
「森八本店/金沢菓子木型美術館」の詳細はこちら

(画像提供:株式会社森八)

【2日目】金沢城公園(14時30分~)

歴史的価値のある建築物。周囲の自然との調和も見事

(画像提供:金沢市)
菱櫓

「森八本店/金沢菓子木型美術館」の後は、「金沢城公園」に向かいましょう!徒歩であれば約10~15分かかります。

バスで向かう場合は「橋場町」停留所から乗車し、「兼六園下・金沢城」停留所で降車してください。7分程度で到着します。

「金沢城公園」は、前田家居城の跡地です。1759年の火災では、城のほとんどを焼失しましたが、その後の再建で、二の丸を中心とした整備が行われました。現在の建物は2015年に復元されたものです。

建物も柱も全部菱形で造られた「菱櫓(ひしやぐら)」など、敷地内には見応えのある建物がたくさんあります。実際には2001年に「菱櫓」「五十間長屋」「橋爪門続櫓」が復元され、2015年に「橋爪門」が復元されています。

(画像提供:金沢市)
橋爪門

「橋爪門」は、1631年の火災後に整備された二の丸の正門。一の門、枡形、二の門というそれぞれ違う素材や技法で建てられた3つの門で成り立っています。

二の門内部には、外部からの侵入者を見張るために置かれた「番所」も復元。また、石垣などで囲った小さな広場・枡形は城内最大規模を誇るほど大きく迫力があります。

(画像提供:金沢市)
石川門

「兼六園」と「金沢城公園」をつなぐ入口にあるのは「石川門」です。石川郡の方を向いていたことからその名が付いたのだとか。1788年に再建され、国の重要文化財にも指定された建造物です。

豊かな緑との調和が美しく、写真スポットとしてもおすすめ!夜にはライトアップされます。

(画像提供:金沢市)
玉泉院丸庭園

城内に引かれた用水路を水源とする「玉泉院丸庭園」は明治期に廃絶され、その面影は失われていましたが、整備工事を行い2015年3月に再現。

“見せる石垣”として色や形にこだわって作られた石垣群、4段の斜面を水が流れ落ちる「段落ちの滝」、鑑賞する位置によって見え方が変わる「池泉」など趣深い景観を楽しむことができます。

茶室「玉泉庵」の和室では、抹茶と季節ごとのオリジナル生菓子と呈茶(800円)をいただけます。

ほかにも敵の襲来に備えて防御や反撃に関する多彩な工夫がほどこされているなど、見どころが満載。前田家の歴史に思いを馳せながら、ゆっくり見学してみてくださいね。

(所要時間目安:60~90分)

■金沢城公園
石川県金沢市丸の内1-1
【3月1日~10月15日】7時~18時【10月16日~2月末日】8時~17時※菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門・河北門・鼠多門・玉泉庵は通年9時~16時30分(最終入館16時)
なし【玉泉庵】年末年始
【菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門】大人320円、6歳~18歳未満100円
金沢駅よりタクシーで10分/北陸自動車金沢森本ICより20分
なし
「金沢城公園」の詳細はこちら

(画像提供:金沢市)

【2日目】兼六園(16時~)

日本三名園のひとつ「兼六園」を鑑賞

(画像提供:金沢市)

「金沢城公園」観光後は、橋で行き来できる「兼六園(けんろくえん)」へ移動。

「兼六園」は、水戸の「偕楽園(かいらくえん)」、岡山の「後楽園(こうらくえん)」と並んで日本三名園のひとつです。

優れた景観の代名詞である六勝(宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望)を兼ね備えた庭園という意味で名づけられました。

琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ている、足が二股になった「ことじ灯籠」やかたわらにあるモミジ、曲水に架かる虹橋が一体となった景色は圧巻です!

(画像提供:金沢市)

園内は、春になると桜やツツジなどが咲き誇り、夏は緑陰、秋の紅葉、冬の雪景色など年間で様々な表情を楽しめます。どの季節に訪れても、絵になる一枚が残せますよ。

(画像提供:金沢市)
雪吊り※冬季のみ

13代目藩主である前田斉泰が滋賀県・琵琶湖畔から種子を取り寄せて育てた「唐崎松」も見逃せません。樹齢170年と想定される、立派な黒松の姿は壮大です。

例年、冬には雪の重みによる枝折れを防ぐため「雪吊り」が行われています。日本の情緒溢れる風景をゆっくり楽しんでみてくださいね。

(所要時間目安:60~90分)

■兼六園
石川県金沢市兼六町1
【3月1日~10月15日】7時~18時【10月16日~2月末日】8時~17時
なし
入園料【大人】320円【6~18歳未満】100円
金沢駅よりタクシーで10分/北陸自動車金沢森本ICより20分
なし
「兼六園」の詳細はこちら

(画像提供:金沢市)

【2日目】金沢駅(18時30分~)

買い忘れたものは金沢駅で購入

(画像提供:金沢市)
(画像提供:金沢市)

2日間の金沢旅行のゴールは「金沢駅」。買い忘れたものがあれば、金沢駅構内にある「あんと」で石川県や北陸を代表する駅弁・お土産などを購入できますよ。

新幹線の改札からホームまでは階段が長く、意外と距離があるので時間に余裕を持っておくのがおすすめです。

まとめ

歴史や食を堪能できる金沢には、まだまだ紹介しきれなかった魅力がたくさん!

観光地がまとまったコンパクトな街なので、気軽なひとり旅や友人同士・カップルでの旅行にもおすすめです。ぜひ今度のお休みは、金沢に行ってみませんか?

※この記事は2024年8月21日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載の価格は全て税込価格です。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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