多彩で多様な観光スポットがある長崎は、古くから西洋文化が入ってきていた歴史的経緯もあり、独特の食文化が育まれてきました。そのため、お土産も多種多様です。今回は、定番のものから他では見ることのできないものまで、長崎を訪れたらはずせないお土産を紹介します。「長崎土産といえばカステラ」という方はもちろんですが、カステラ以外の商品をお探しの方も必見ですよ!
【福砂屋】カステラ/フクサヤキューブ
創業以来手づくりによる製法を守り続ける伝統の味

寛永元年(1624年)創業と、400年近くの歴史を誇る「福砂屋」。その看板商品であるカステラ(10切1セット・1本1180円)は、伝来の製法を守り抜き、ひとつひとつ手作業で作られているのが特徴です。(写真はカステラ1号1890円)
卵を割るところから、泡立て、撹拌、窯入れ、焼き上げまでのすべての工程を一人の職人が担当します。日本人の口にあうように長い年月をかけて改良を重ねられたカステラは、なめらかな舌触りで上品かつ優しい甘さ。

福砂屋のカステラをいつでも手軽に食べるられるのがフクサヤキューブ(2切れ入り1個270円)。創業当時から伝わる製法でひとつひとつ職人が手づくりしたカステラは、しっとりとしてなめらかな口当たりが特徴です。
パッケージがお皿代わりになっていて、いつでもどこでも福砂屋のカステラが楽しめます。かわいらしいパッケージは女性におすすめです。
[購入できる場所]カステラ本家 福砂屋 本店(他各売店)
[住所]長崎県長崎市船大工町3-1
[営業時間]9時~18時
[アクセス]長崎電気軌道「思案橋」電停から徒歩約3分
「福砂屋<カステラ><フクサヤキューブ>」の詳細はこちら
【岩崎本舗】長崎角煮まんじゅう
トロトロ角煮をふわふわ皮で包んだ長崎土産

2019年に行われた第50回長崎県特産品新作展で「ながさき手みやげ大賞」を受賞した「岩崎本舗」の長崎角煮まんじゅう。
長崎独特の食文化「卓袱料理」のフルコースの東坡肉(とんぽうろう)をふわふわのまんじゅう生地で包んだ一品です。使用する豚肉は世界中から厳選したアンデス高原豚。丁寧に脂抜きをして化学調味料を一切使わずに味付けされた豚肉は、とろけるほど柔らか!
お土産用にはハーフサイズの角煮まんじゅうが2個入ったかわいいパッケージの「手みやげ角煮まんじゅう」もおすすめ。レンジで温めて簡単に食べられる冷凍の商品も用意しています。
[購入できる場所]岩崎本舗 西浜町店
[住所]長崎県長崎市銅座町3-17
[営業時間]9時~21時
[アクセス]長崎電気軌道「新地中華街」電停から徒歩約2分
「岩崎本舗<長崎角煮まんじゅう>」の詳細はこちら
【菓舗 唐草】長崎物語・おたくさ
異国情緒を伝えるバームクーヘンとあじさいをかたどったパイ菓子

細長い形状のバームクーヘンの中に、クリームがたっぷり詰まった「菓舗 唐草」(2本入り・270円、30本入り・3780円)の長崎物語。
一層一層焼き上げられた、しっとりとした深い味わいのバームクーヘンに、職人が丁寧にクリームを詰めていきます。「異国情緒漂う長崎らしいお菓子を作りたい」と考案された長崎物語は、今や長崎土産の定番商品となっています。

江戸時代に長崎に渡来したドイツ人医師で博物学者のシーボルトが、あじさいに名付けた学名が「ハイドランゲア オタクサ」。オタクサはシーボルトが愛した女性「お滝さん」の名前から名付けたのだそうです。
「菓舗 唐草」のおたくさは、「オタクサ」が意味するあじさいの花びらをかたどったパイ生地のお菓子。職人がひとつひとつ手作りしたパイ生地はサクッと軽い食感。控えめで上品な甘さは、飽きがこない味わいと評判です。
[購入できる場所]菓舗 唐草 本店
[住所]長崎県長崎市樺島町7番11号
[営業時間]9時~19時
[アクセス]長崎電気軌道「大波止」電停から徒歩約1分
「菓舗 唐草<長崎物語>」の詳細はこちら
【九十九島せんぺい本舗】九十九島せんぺい
小麦粉と砂糖、ピーナッツだけで作られた優しい甘みが特徴

小麦粉と砂糖で作った生地にピーナッツをふんだんにあしらった「九十九島せんぺい」。六角形は縁起の良い亀の甲羅をかたどって海を表現し、ピーナッツで島々を表現しています。パリッとした独特の食感と、優しい甘みが特徴です。
メッセージを入れたり、名前を入れたりといったオリジナルのせんぺいもオーダーできます。長崎のお土産として定番の九十九島せんぺいですが、贈り物としても喜ばれそうですね。
8枚入り(500円)から48枚入り(3200円)まで全7種類をラインナップ。オーダーメイドせんぺいは、通常のものより2割増しの価格となります。
[購入できる場所]九十九島せんぺい本舗 松浦店
[住所]長崎県佐世保市松浦町2-21 九十九島ビル1F
[営業時間]10時~19時
[アクセス]松浦鉄道「中佐世保駅」から徒歩約8分
「九十九島せんぺい本舗<九十九島せんぺい>」の詳細はこちら
【長崎空港ビルディング】坂道コロコロ
長崎空港×老舗和菓子店のコラボで生まれたキュートなカステラ

長崎空港と長崎の老舗和菓子店「白水堂」が共同開発したひと口サイズのカステラ「坂道コロコロ」(6個入り・540円)。長崎産のハチミツをたっぷり使用した、しっとりとした食感が魅力。和三盆を使用しており、上品でまろやかな甘さに仕上がっています。
親しまれる理由は、その味わいもさることながら、長崎の街並みを象徴する石畳をモチーフにしたかわいらしいフォルムにもあります。長崎空港限定商品ですので、空港に立ち寄った際に購入してみてはいかがでしょうか。
[購入できる場所]エアポートショップMiSoLa-海空-(総合売店)
[住所]長崎県大村市箕島町593長崎空港
[営業時間]6時45分~20時30分
[アクセス]長崎空港内
「長崎空港ビルディング<坂道コロコロ>」の詳細はこちら
【茂木一〇香本家】茂木ビワゼリー・一〇香
びわ1個を使った贅沢ゼリーと175年の歴史を超える伝統銘菓

冬の気候が温暖でびわの栽培に適している長崎市の茂木地区で栽培された「茂木びわ」は、ブランドびわとして有名です。その茂木びわを丸ごと1つ使用してゼリーに包んだ贅沢な商品がこちら。
肉厚で酸味が少なく、ジューシーで爽やかな甘味の茂木びわを、ぷるんとした食感のゼリーがコーティングしています。ブランドびわの味わいを丸ごと堪能できるゼリーです。

テレビや雑誌などでたびたび取り上げられる長崎銘菓「一◯香」(いっこっこう)。その歴史は古く、江戸末期の弘化元年(1844年)に生まれたお菓子です。
外見はお饅頭のような丸い形ですが、割ると中が空洞という不思議な焼き菓子の一◯香。小麦粉と水飴で作った生地に黒砂糖、ハチミツ、白ごまで味付けされています。生地の外側がパリッとしていて噛むほどに香ばしい、このお菓子でしか味わえない食感です。
[購入できる場所]茂木一〇香本家 新地店
[住所]長崎県長崎市籠町4-20 1F
[営業時間]10時~18時
[アクセス]長崎電気軌道「新地中華街」電停から徒歩約2分
「茂木一〇香本家<茂木ビワゼリー><一◯香>」の詳細はこちら
※この記事は2020年3月時点での情報です
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