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2025.05.23

美味しくて素敵な「京都の和菓子」10選!お土産にもぴったりなおすすめを厳選

老舗から新店舗まで、多彩な和菓子店が多く揃う京都。伝統を受け継ぐ銘菓や現代風にアレンジされた進化系和菓子など商品のバラエティも豊かです。この記事では、季節ごとに変わるフォトジェニックな京菓子、職人が手作りする上生菓子といったおすすめを集めました。

【阿闍梨餅本舗 満月 本店】阿闍梨餅

優しい味わいのあんと調和するもっちり食感の皮が絶妙

阿闍梨餅本舗 満月 本店

ひとつひとつのお菓子に熟練した職人の技術を伝承し、大正時代から変わらない味を守り続けている「阿闍梨餅本舗 満月(あじゃりもちほんぽ まんげつ)」。比叡山で修業をしていた高僧の網代笠(あじろがさ)から着想を得て、修行中に餅を食べて飢えをしのいだことにちなんで作られたのが「阿闍梨餅」です。

餅粉をベースに卵などを練り合わせた秘伝の生地で、丹波大納言小豆を使った粒あんを包み、焼いています。しっとりとした餅生地と自家製あんが見事に調和し、独特の食感を楽しめますよ。

[料金]「阿闍梨餅」1個141円
■阿闍梨餅本舗 満月 本店
京都府京都市左京区鞠小路通り今出川上ル
9時~18時
水曜不定休
出町柳駅より徒歩約7分/名神高速道京都東ICより約30分
あり(無料)
「阿闍梨餅本舗 満月 本店」の詳細はこちら

(画像提供:阿闍梨餅本舗 満月 本店)

【京菓子司 俵屋吉富 烏丸店】糖蜜ボンボン

季節のモチーフがキュート!まるで宝石のようなお菓子

京菓子司 俵屋吉富 烏丸店

1755年創業の「京菓子司 俵屋吉富」は、心に残るような京菓子を発信する老舗の和菓子店です。外側はシャリッとした食感の砂糖で固められ、中から糖蜜がとろりと溶け出す「糖蜜ボンボン」。

春は桜、夏は鉢の中を泳ぐ金魚を表現するなど季節ごとにかたどるモチーフが変わります。職人が手書きしており、ひとつひとつ表情や模様が異なっているのも魅力。常温で約30日間と賞味期限が長いので、プレゼントにもいいですね。

[料金]「糖蜜ボンボン」12個入1080円~
■京菓子司 俵屋吉富 烏丸店
京都府京都市上京区烏丸通上立売ル柳図子町331-2
9時~17時
1月1日
今出川駅より徒歩約5分/第二京阪道鴨川東ICより約26分
あり(無料)
「京菓子司 俵屋吉富 烏丸店」の詳細はこちら

(画像提供:株式会社 俵屋吉富)

【御室和菓子 いと達】包み餅

平安時代の装束をイメージ!はんなり上品な包み餅

御室和菓子 いと達

「御室和菓子 いと達」では、伝統的な製法を大切にしつつ、ユーモアあふれる和菓子を提供しています。

「包み餅」は、平安王朝時代の着物の重なりを彷彿とさせる美しい色使いが特徴の餅菓子。3種類のもち米粉を独自の比率でブレンドした生地はもちもちの食感です。

餅の色は春の桜を模したピンク、夏の楓を表す緑、秋の紅葉にちなんだオレンジ、冬の雪中花を表現した紫、紅花で染めた赤の5色。色により中に包むあんが異なります。

ピンクとオレンジには、濃いめのきな粉を京都の白味噌に加えたきな粉あん、緑と紫は小豆が香り立つこしあん、赤には北海道産手芒豆を使った粒あんが包まれています。

[料金]6個入2190円
■御室和菓子 いと達
京都府京都市右京区竜安寺塔ノ下町5-17
10時~17時
水曜・日曜
妙心寺駅より徒歩約4分/第二京阪道鴨川東ICより約43分
なし
「御室和菓子 いと達」の詳細はこちら

(画像提供:御室和菓子 いと達)

【果朋-KAHOU-】果ルフェ・果朋だんご

見た目も美しい!瓶に詰められた和スイーツ

果朋-KAHOU-
左から「果ルフェ 抹茶」「果朋だんご 黒みつ」「果朋だんご みたらし」「果ルフェ 温州蜜柑」

二条城から徒歩圏内に位置する「果朋-KAHOU-」では、旬の果実を使った見た目も可愛らしい和菓子を提供しています。

瓶に詰められた「果ルフェ」と「果朋だんご」は、層になった美しい見た目だけでなく、食べる時も楽しいお菓子です。

「果ルフェ」はゼリーやわらび餅、パンナコッタ、滑らかな羊羹が3層になって瓶に入っており、そのまま別々に食べても、併せて食べてもいいですね。味はさっぱりとした「温州蜜柑」と濃厚な味わいの「抹茶」の2種類があります。

柔らかいだんごの食感がたまらない「果朋だんご」は、「みたらし」と「黒みつ」があり、そっと瓶から取り出すと上の方に入っているきなこが自然にまぶされます。

[料金]「果ルフェ」756円、「果朋だんご」702円
■果朋-KAHOU-
京都府京都市中京区西ノ京職司町67-99
10時~18時
火曜
二条駅より徒歩で約5分/第二京阪道鴨川西ICより約20分
なし
「果朋-KAHOU-」の詳細はこちら

(画像提供:果朋-KAHOU-)

【ぎおんおはぎ小多福】おはぎ

季節の食材を使った鮮やかなおはぎ

ぎおんおはぎ小多福

祇園にある「ぎおんおはぎ小多福(おたふく)」で長年愛されてきた、コロンとした可愛い見た目の「おはぎ」。

メニューは、さわやかな香りの「アールグレイとレモン」(270円)や、甘いあんことしょっぱい梅の相性が抜群の「縁喜米」(250円)と独創的。苺や梅などの鮮やかな色味だけでなく、トッピングされた季節の素材も目を引きます。

時間が経ってもふっくらとした柔らかさが保たれるように水分が調整されたもち米と、甘すぎないあんこで作られたおはぎは何度も食べたくなる味わいです。

[料金]1個230円~
■ぎおんおはぎ小多福
京都府京都市東山区下弁天町51-4
11時~17時
月曜・火曜・木曜
祇園四条駅より徒歩約10分/第二京阪道鴨川西ICより約20分
なし
「ぎおんおはぎ小多福」の詳細はこちら

(画像提供:ぎおんおはぎ小多福)

【SUETOMI AoQ】あんフィナンシェ

あんを乗せて食べる、バターたっぷりのフィナンシェ

SUETOMI AoQ

1893年創業の「末富」がプロデュースするブランド「SUETOMI AoQ(あおきゅう)」。あんがセットになった「あんフィナンシェ」はあんをたっぷりと乗せて食べる、和と洋が融合したお菓子です。

芳醇で香り高い北海道産のバターをふんだんに使った生地はふっくら・しっとりとした食感。「末富」こだわりのあんは、たっぷりの水で時間をかけてじっくりと作られています。豆の旨味が凝縮された粒あん、舌触りが滑らかなこしあん、甘じょっぱい味噌あんの3種類から選べます。

フィナンシェの甘さは、あんと合うよう控えめ。トースターで少し温めるとより一層美味しく食べられます。

[料金]「あんフィナンシェ」4個入2484円、12個入5940円
■SUETOMI AoQ
京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹地下1階
10時~20時
ジェイアール京都伊勢丹に準ずる
京都駅より徒歩約1分/名神高速道京都南ICより約10分
あり(有料)
「SUETOMI AoQ」の詳細はこちら

(画像提供:京菓子司 末富)

【nikiniki a la gare】季節の生菓子

生八ッ橋をアレンジした可愛らしいモチーフの生菓子

nikiniki a la gare

色や形のバリエーションに富んだ八ッ橋を提供する「nikiniki a la gare(ニキニキ ア・ラ・ギャール)」。中でも、生八ッ橋を使用して作られた「季節の生菓子」は、“1カ月に1度お店に訪れる方が、何か新しいカタチを発見できる”をコンセプトに、シーズンやイベントごとにデザインが変わります。

夏は浮き輪に乗ったシロクマやメンダコ、お正月は富士山と梅などモチーフは多彩で、どれも可愛らしいですよ。中のあんは聖護院八ッ橋総本店のものと同じ、北海道産のふっくらとした小豆を丁寧に炊き上げたものが包まれています。

[料金]「季節の生菓子」1個324円、1箱4個入1351円
■nikiniki a la gare
京都府京都市下京区東塩小路高倉町8-3 JR京都駅八条口1階 京都おもてなし小路内
10時~20時
なし
京都駅より徒歩約1分/名神高速道京都南ICより約10分
なし
「nikiniki a la gare」の詳細はこちら

(画像提供:株式会社 聖護院八ッ橋総本店)

【IRODORI 京都駅八条口】IROMONAKA

淡い色合いの最中種とあんを組合せ、自分好みに最中を作れる

IRODORI 京都駅八条口

フォトジェニックで色彩豊かな和菓子を展開、鶴屋吉信が手がけるブランド「IRODORI」。自分で作る一口サイズの最中「IROMONAKA」は、3種のあんと、5色のカラフルな最中種(もなかだね)がセットで販売されています。

最中種は日本の伝統色である薄紅(うすべに)、金糸雀(かなりあ)、勿忘草(わすれなぐさ)、胡粉(ごふん)、丁子(ちょうじ)をイメージしたもの。中に挟むあんは、すっきりした甘みの馬路大納言小豆を使った小倉、滑らかなこしあん、京都府産宇治抹茶を使用した芳醇でほんのり苦みを感じる抹茶がそれぞれ小瓶に詰められています。

自分の好きな味や色の組み合わせで楽しんでくださいね。

[料金]「IROMONAKA」1箱(最中種22枚)3348円
■IRODORI 京都駅八条口
京都府京都市下京区東塩小路町8-3 JR京都駅八条口1階 アスティロード内
【ショップ】平日10時~20時、土・日・祝9時30分~20時30分【カフェ・テイクアウト】平日10時~19時30分(LO19時)、土・日・祝9時30分~20時(LO19時30分)
なし
京都駅より徒歩約1分/名神高速道京都南ICより約10分
なし
「IRODORI 京都駅八条口」の詳細はこちら

(画像提供:鶴屋吉信)

【亀屋良長 京都本店】スライスようかん

トーストに乗せて焼く、新感覚のシート状ようかん

亀屋良長 京都本店

昔ながらの和菓子から、遊び心のあるスイーツまで幅広く提供している「亀屋良長」。

シート状の「スライスようかん」は、食パンに乗せて焼くと熱々の小倉バタートーストになる、斬新な和菓子。丹波大納言小豆の粒あんでできたようかんに、沖縄産の塩が効いたバターようかんと香ばしいケシの実がトッピングされています。

定番である「小倉バター」のほか、秋には焼き芋味と小倉味が半々になった「焼き芋」の2種類の味や、春はいちごとラズベリーを合わせたものなど季節限定の味も販売していますよ。

[料金]「スライスようかん」1袋2枚入540円
■亀屋良長 京都本店
京都府京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
9時30分~18時
1月1日~3日
大宮駅より徒歩約5分/第二京阪道鴨川東ICより約20分
なし
「亀屋良長 京都本店」の詳細はこちら

(画像提供:亀屋良長 株式会社)

【菓寮伊藤軒 宇治平等院店】串和菓子

見た目も可愛い、本格的な上生菓子をひと串に

菓寮伊藤軒 宇治平等院店

キュートなお菓子を展開する「菓寮伊藤軒」。「串和菓子」は職人がひとつひとつ手作業でつくった伝統和菓子4種がひと串にまとめられています。

通年販売されている定番商品は、宇治をイメージしており、上から平等院をモチーフにしたあんこ「鳳凰(おおとり)」、羊羹を用いた「蝙蝠(かわほり)」、透き通った寒天ゼリーの「百華(ひゃっか)」、こしあんの饅頭に模様が刻印された「織部(おりべ)」からできています。

京都らしさを感じる見た目なので、町並みと合わせて写真を撮るのもいいですね。

[料金]「串和菓子」1本500円
■菓寮伊藤軒 宇治平等院店
京都府宇治市宇治蓮華13
【物販】10時~18時【カフェ】11時~17時30分(LO16時30分)※季節により変更あり
不定休
宇治駅より徒歩約7分/京滋バイパス宇治西ICより約9分
なし
「菓寮伊藤軒 宇治平等院店」の詳細はこちら

(画像提供:株式会社 伊藤軒)

※この記事は2025年5月12日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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