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2020.03.27

レトロ可愛い!全国のおすすめ「ご当地パン10選」魅力を徹底解剖

地元の味は様々ありますよね。今回はその中から「パン」に注目しました。
パンと一口に言ってもこれまた様々。パッケージにも注目し、レトロ可愛いおすすめのパンをご紹介します。

小さい頃から慣れ親しんだ味はどうしてか忘れられない。なんでだろう?その味の魅力をイラストにギュギュっと詰め込みました!

記事配信:じゃらんニュース

断面も可愛い!【北海道:ビタミンカステーラ】

北海道:ビタミンカステーラ

戦後、安くて栄養のあるものを提供したいとして1953年頃に開発されたのが、学校給食にも使われていたビタミンB1・B2を加えた「ビタミンカステーラ」でした。

水分を少なくすることで日持ちのする保存食としても貴重な存在。当時の時代背景から生まれた思いやりに溢れるソウルフードです。

まもなく100周年を迎えるビタミンカステーラは、この先も私たちの食の味方となることでしょう。

■高橋製菓株式会社
[TEL]0166-23-4950 問い合わせ先/0120-236-325
[住所]北海道旭川市4条通13丁目左1号
[営業時間]9時~16時
[定休日]土日祝
[アクセス]旭川駅より車で約5分、徒歩で約20分

おかず3種のゴージャスパン!【秋田県:学生調理】

秋田県:学生調理

30年以上前、試作段階のサンプルを学校に送ったところ誤って売店で販売されるというハプニングが。しかし、それを購入した学生さんにまさかの大ヒット!

学生さんからの好評を受けて急遽作られた調理パンは、「学生調理」と名付けられ、今では大人にも大人気の商品となっています。私が学生の時に出会っていたら、部活帰りの楽しみになりそうです!

■株式会社 たけや製パン
[TEL]018-864-3117
[住所]秋田県秋田市川尻町字大川反233-60
「株式会社 たけや製パン」の詳細はこちら

耳までおいしい!【岩手県:ネオトースト】

岩手県:ネオトースト

昭和30年代、工場で夜食に食べていたものがきっかけとなり誕生したというネオトースト。

ふんわりとした山型食パンの表面にたっぷりのマーガリンを塗り、グラニュー糖の海にダイブさせたシンプルなものですが、間にもマーガリンがサンドされており食べ応えは充分!

裏面の「シライシ坊やからのひとこと」も忘れずにチェックしましょう!

■白石食品工業株式会社
[TEL]0120-374014
[住所]岩手県盛岡市黒川23-70-1
[営業時間]問い合わせ窓口 受付時間/8時30分~18時
[定休日]なし
[アクセス]盛岡駅より車で25分
「白石食品工業株式会社」の詳細はこちら

お土産にもおすすめ!【栃木県:温泉パン】

栃木県:温泉パン

日本三大美肌の湯といわれる喜連川温泉の名物パン!1941年に創業、1953年に開業した『合資会社旭堂』という町のパン屋さんから誕生しました。

給食用の食パンやコッペパンなどを製造していましたが、職人さんが余った生地でいたずらに作ったパンが原型なのだとか。1981年に先代が温泉掘削に深く関わったことから湧出記念として「温泉パン」と命名されたのだそうです。

直営店では温泉パンの生地で作られる様々なパンが目白押し!

■温泉ぱん株式会社
[TEL]028-686-1858
[住所]栃木県さくら市早乙女95-6(工場直営店)[定休日]火曜日
栃木県宇都宮市一条1-6-5新泉ビル1階(宇都宮一条店)[定休日]月曜日
栃木県さくら市喜連川4145-10(道の駅きつれがわ店)[定休日]第2・第4月曜日
[営業時間]9時~18時

コラボもやってるソウルフード!【静岡県:のっぽ】

静岡県:のっぽ

1978年に販売され大人気商品となった「のっぽパン」は、ちょっぴり眠たげなキリンさんが目印の菓子パンです。

当時から販売されていたクリームパンやあんぱんとは一線を引く、新たな子供向けのパンが作れないかと開発をスタート。旅先で出会った長いコッペパンからヒントを得てできたのだそう。子供にも伝わるキャラクターとして、見た目から連想されたキリンが採用されました。

一時は販売を終了したそうですが、ファンからの問い合わせが相次ぎ、2008年にのっぽパン専門店として復活!静岡県民のソウルフードとしてこれからも長~く愛され続けることでしょう。

■バンデロール
[TEL]055-934-2800(代表)
[住所]静岡県沼津市西島町20-2
[営業時間]電話受付時間/9時30分~17時
[定休日]なし
「バンデロール」の詳細はこちら

一回食べたらクセになる!【滋賀県:サラダパン】

滋賀県:サラダパン

1951年創業の老舗ベーカリー・つるやパンでは当時菓子パンの販売が多かったため、甘いものだけでなくおかずになるパンがほしいとの声が上がり、開発したのは現・専務の西村さんのおばあさまでした。

当時目新しかったマヨネーズのレシピから、最初に作られたのはたくあんではなくキャベツサラダ。しかし、時間が経つと水分が出てパンがふやけてしまう。そこで日持ちのする食感のよいものとして自宅のたくあんにマヨネーズを和えたことで、現在のサラダパンの形になりました!パッケージの・緑(キャベツ)は、実はこのことだったんですね。

■有限会社つるや
[TEL]0749-82-3162
[住所]滋賀県長浜市木之本町木之本1105
[営業時間]つるやパン木之本本店 【平日】8時~18時【日祝日】9時~17時
[定休日]なし
[アクセス]JR 木之本駅より徒歩7分
「有限会社つるや」の詳細はこちら

美しさがすバラしい!【島根県:バラパン】

島根県:バラパン

70年近く前、当時のパン職人さんが道の途中でバラの花を見かけ、これをパンにしたいと試行錯誤のすえ完成させたという「バラパン」。発売から60年以上が経っていますが、パッケージも当時から変わらないそうで、ノスタルジックな可愛らしい花柄に乙女心を刺激されます。

クリームを絞ったり、巻いたりなどの繊細な作業は手作業で行われているそうです。全てを機械に任せるのではなく、人の手の温もりがあるからこそ、変わらぬ愛おしさと美しさがあるのですね。

■有限会社なんぽうパン
[TEL]0853-21-0062
[住所]島根県出雲市知井宮町1274-6
[定休日]土曜日
[アクセス]JR 西出雲駅より徒歩10分、山陰道出雲より10分

三位一体のおいしさ!【高知県:ぼうしパン】

高知県:ぼうしパン

その歴史は戦後、カステラ生地の上にパン生地をかけて焼いたパンが偶然にも帽子のような形となったことがきっかけで誕生。「ぼうしパン」として人気となり、高知県に広がっていったのだそう。その可愛さに、思わずかぶってお出かけしてみたくなります!

今では高知県内のパン屋さんでは定番のパンですが、お店によって異なる生地の味わいがあるそうなので、高知に行ったらぼうしパン旅も楽しそうですね!

■有限会社菱田ベーカリー
[TEL]0880-62-0278もしくはホームページのお問い合わせから
[住所]高知県宿毛市和田340-1
[営業時間]9時~17時
[定休日]土曜日
「有限会社菱田ベーカリー」の詳細はこちら

このチョコはやみつき!【福岡県:マンハッタン】

福岡県:マンハッタン

1974年に登場して以来、漫画でも紹介されるほどの大ヒット商品。当時の開発担当者さんがニューヨークのマンハッタンで出会ったドーナツを参考にしたことがきっかけで生まれたので、それが名前の由来となっているのだそう。

日本のドーナツブームもあいまって、販売から高い支持を集めているマンハッタン。独特の固さとボリュームから1個の満足感が高く、それでいてリーズナブルな価格なので食べ盛りの若年層にも大人気です!

■株式会社リョーユーパン
[TEL]0120-39-6794(問合せ時間/8時~17時)
[住所]福岡県大野城市旭ヶ丘1-7-1
「株式会社リョーユーパン」の詳細はこちら

友達と食べたい!【沖縄県:なかよしパン】

沖縄県:なかよしパン

みんなで仲良く食べてもらえるようにと名前がついた『なかよしパン』。戦後は特別だったパンやお菓子で沖縄の人たちを幸せにしたいと、1951年に『具志堅製菓所』を設立。その後パンの製造に力を入れ、生まれたのがこのなかよしパンです。

大家族の家庭が多かった沖縄で子供たちに甘いものを存分に楽しんで欲しいと、フルサイズは末広がりの八にちなんで大きく8個に分かれています。

「よみがえる」「立ち返る」などの意味を持つ縁起のいい生き物としても象徴的なカエルをモチーフとすることで、戦後の沖縄への祈りも込められているのです。

■株式会社 ぐしけん
[TEL]098-921-2229
[住所]沖縄県うるま市洲崎12番90号
[定休日]なし

※この記事は2020年3月時点での情報です

まるやま ひとみ  まるやま ひとみ

横浜生まれ横浜育ちのフードイラストレーター。 「おいしいは楽しい!」をテーマに、日々食欲をそそるイラストを描いている。 著書に「日本全国 しあわせ喫茶&カフェ探訪」など。

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