アートな建築やミュージアムも見逃せない
萬翠荘(ばんすいそう)


松山城山の南麓で一際異彩を放つフランス風建築。こちらは1922年に旧松山藩主の子孫、久松定謨伯爵が別邸として建設したもので、当時は各界名士の社交場だったそう。2011年に本館と管理人舎の2棟が国重要文化財に指定されました。
「建築自体が美術品」と賞賛される理由は、ネオルネッサンスと呼ばれる格調高い建築様式の美しさ。また、館内には水晶のシャンデリアやステンドグラスなど見どころが多いので、館内めぐりもおすすめです。
坂の上の雲ミュージアム


作家・司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』がテーマの博物館。主人公・正岡子規と秋山好古・真之兄弟の足跡をたどり、明治の日本や松山の様子を紹介しています。また、毎年新たなテーマで企画展も開催。
2021年2月14日までは『坂の上の雲』の登場人物たちに焦点を当てています。ほか、入場無料の2階フロアにはカフェを設置。城山の緑に映える「萬翠荘」を眺め、松山銘菓とお茶でひと息入れるのもいいですね。
道後ぎやまんガラス美術館

1894年に建設された三層楼の「道後温泉本館」は、当時の人々の憧れだった「ぎやまんガラス」を振鷺閣に取り入れ、道後温泉の象徴になりました。ここでは振鷺閣の赤いガラス板をはじめ、江戸時代から明治時代にかけて作られたぎやまん、びいどろなどのガラス工芸品を約300点展示。
また、庭園には白鷺のオブジェやワインボトルの滝など、ガラスと水を使ったオブジェが飾られ、夜はライトアップも!
訪れたいおすすめパワースポット
大悲山 圓満寺


奈良時代に行基が彫ったといわれる「大地蔵尊」をお祀りし、「夫婦円満」のご利益でも知られるお寺です。お地蔵さまが手に持つ湯玉をモチーフにした「お結び玉」に願掛けをすると恋が叶うといわれ、昨今は恋愛のパワースポットとして注目を集めています。
また、地元出身の俳人が提案した「恋みくじ」や、俳句を書いて祈願する絵馬「えまたま」などアイテムが豊富なのも嬉しいですね。
[TEL]089-946-1774(道後温泉誇れるまちづくり推進協議会)
[料金]お結び玉300円、恋みくじ100円、えまたま500円
※開運アイテムの問い合わせ[TEL]089-943-8342
[住所]愛媛県松山市道後湯月町4-49
石手寺


四国四十八カ所の第51番札所。広大な寺域には、本堂や三重塔、護摩堂など重要文化財に指定された建築物が立ち並び、その数は四国遍路の中でも屈指!注目したいのが境内にある1番札所から88番札所までの全札所の土が揃う「お砂撫で」です。
すべてを触ることで88か所巡りと同じ功徳を積めるとか!ほか、元気輪くぐり、再生成就大師などのご利益スポットも多数。不思議スポット「マントラ洞窟」も見ものですよ。
まだある外せない観光スポット
松山城


松山市の中心部、勝山にそびえる松山城は、江戸時代以前に建造された天守を有する「現存12天守」のうちの1つ。城見物には8合目付近まで通るロープウェイ・リフトを利用すると便利です。
ガイド付きのロープウェイ(約3分)か、リフト(約6分)のどちらかに乗り、さらに山頂本丸広場まで階段や坂道を徒歩約10分。標高132mの勝山山頂に立つ天守最上階から見渡すと、松山平野のパノラマが圧巻!
えひめ笑顔の観光物産館


松山城ロープウェイ乗り場の近く、愛媛の特産品の販売や観光情報を発信するスポットがこちら。愛媛といえばみかんが有名ですが、ここで見逃せないのは蛇口をひねるとみかんジュースが流れる、その名も「蛇口をひねるとみかんジュース」(1杯100円※2020年7月1日現在、販売休止中)。
ほか、タルトや坊っちゃん団子などの銘菓から、じゃこ天、かまぼこといった海産品までが並ぶので、お土産をチェックするのに便利です。
※7月1日時点確認情報:蛇口をひねるとみかんジュースは販売休止中。詳細は直接お問い合わせください。
■まとめ
上質な温泉で癒やされた後は、松山の文化や歴史にも触れ、名物グルメも満喫する欲張り旅を!さらに知る人ぞ知るお寺をめぐり、パワーを充電して、心も体もリフレッシュしてください。
※この記事は2020年7月時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性がありますので、事前に公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。
※お出かけの際は、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、マスクの着用、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスの徹底などにご協力ください。
じゃらん編集部
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