arcana izu【静岡県・湯ヶ島】
風景と料理がリンク。伊豆の旬食材が五感を刺激する喜び。






木々に抱かれた敷地内にあるのは、レストランと宿泊棟のみ。レストランは独創的な造りで、美しい。長さ13mのカウンター席を隔てた場所はオープンキッチン。席に座ると、壁一面のガラス窓に四季折々の森が映し出される。調理の躍動感と、伊豆の自然が目の前に。それらを体感しながら食事を楽しめる、劇場型の空間だ。
料理のコンセプトは、エモーショナルフレンチ。「訪れたゲストに地元食材の料理を振る舞うのは、自分にとって自然なこと。ここで味わう喜びを五感で感じていただければ」と料理長の糸井佑磨さん。春ならば、芽吹く木々を眺めながら旬の赤座海老に舌鼓を打つひととき。都心でも地方の新鮮食材が手に入る時代だからこそ、この場所で過ごす時間はかけがえのないものになる。
全16室の客室は、すべて露天風呂付きのスイート仕様。目も舌も喜ぶ料理と、ラグジュアリーな客室。美食だけにとどまらない贅沢が、ここにはある。
[TEL]0558-85-2700
[住所]静岡県伊豆市湯ケ島1662
[料金]1泊2食5万1150円~
[アクセス]新東名長泉沼津ICより40分
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NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町【広島県・竹原】
美食とリノベが古い町並みに新たな息吹をもたらす。









江戸時代前期に塩田が開かれ、その後製塩業で大いに栄えた広島県竹原。往時の建物が残るエリアは町並み保存地区に指定され、ぶらり歩けば時計の針を巻き戻したかのようなノスタルジックな気分に浸ることができる。その町並みの中で2019年8月にオープンしたのがこちらの宿。ふたつの宿泊棟と、フロントを兼ねたレストラン棟からなる分散型施設で、いずれも由緒ある建物を改装して蘇らせた。
竹原ならではの時間は、食事中にも感じることができる。前菜には、近年復活した地元産の塩を添えて。春先までは、塩田跡地で育った牡蠣も登場。料理のベースとなるのは、海と山からもたらされる瀬戸内の豊かな恵み。敢えて和洋にとらわれない調理法でコースを組み立てるのは、「ジャンルの垣根をなくすことで料理の幅を広げられるから」とシェフの神吉信輔さん。
大切なのは、竹原の過去と今が重なり合うような時間をゲストに過ごしてもらうこと。製塩業と同様、竹原の町を潤した質の高い地酒が、料理をさらに味わい深くしてくれる。
[TEL]0120-210-289(VMG総合窓口)
[住所]広島県竹原市本町1-4-16
[料金]1泊2食3万250円~
[アクセス]山陽道本郷ICより10分
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オーベルジュあかだま【長崎県・西海】
獲れたての魚介が続々と運ばれてくる島宿フレンチの誘惑。





魚介好きが訪れれば、至福のひとときになるだろう。ディナーのスタートは、アミューズと前菜の盛合せから。皿の上にひと口サイズの魚や貝の料理が並び、期待感を高めてくれる。その後繰り出される品々は、カルパッチョや海鮮盛りなど魚介のオンパレード。丁寧に作り込まれた料理が前菜だけで6品前後、さらにメインの魚料理を経て、ようやく肉料理へとたどり着く。
それもそのはず、宿があるのは五島灘に浮かぶ小さな島の中。オーナーシェフの中村浩徳さんが、基本的には漁師から直接その日の魚を手に入れる。「見れば食べてほしいものが多すぎて、つい買ってしまう。でも、料理に贅を尽くすのがオーベルジュですから」と中村さん。
客室は離れになっており、2018年に新築したものを含めて全4棟。木々に囲まれプライベート感があるため、別荘感覚で利用する常連も。日常から離れた休息が、明日への活力に繋がっていく。
[TEL]0959-34-2003
[住所]長崎県西海市大島町1383-4
[料金]1泊2食2万2000円~
[アクセス]西九州道佐世保大塔ICより45分
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※この記事は2020年2月時点での情報です
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じゃらん編集部
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