秋田県に旅行に行くなら知っておきたいことを紹介します。有名な観光スポットはもちろん、季節別の見どころやおすすめの遊び・体験スポット、グルメにお土産情報も。
なまはげや秋田の竿燈まつり、きりたんぽなど秋田ならではの魅力が満載!宿泊情報や主要都市からのアクセス情報もまとめています。
秋田県のエリアと観光スポット紹介

有形・無形の文化財が多い秋田では、その伝統や歴史を感じられるスポットが豊富です。
また、白神山地など雄大な自然が広がるエリアが多いのも特徴。
まずは秋田を8つのエリアに分けて、エリアごとに主要な観光スポットを紹介していきます。

秋田中央エリア
県庁所在地の秋田市があり、秋田の中心都市として栄えているエリアです。
このエリアのおすすめ観光スポットは、国の重要文化財に指定されている赤れんが郷土館です。明治時代に造られたとあって、レトロモダンな装飾や建築様式は一見の価値あり!
また、秋田の「食」が集まる秋田まるごと市場では、食事をしたりお土産を買うこともできます。新幹線が止まる秋田駅から車で約10分とアクセスもいいので、ぜひ寄ってみては?
男鹿・八郎潟エリア
風光明媚な海岸線が魅力の男鹿半島があるのがこのエリア。寒風山にある展望台からは、360度の大パノラマで秋田の自然を眺めることができます。
また、なまはげが行われる場所としても有名で、なまはげ館ではその歴史を知ることができる貴重な資料を見ることができます。
ホッキョクグマがかわいくお出迎えしてくれる男鹿水族館GAOもおすすめのスポット。
横手・湯沢・栗駒エリア
「かまくら」で有名な横手市があるエリアで、横手市ふれあいセンターかまくら館は冬以外の時期もかまくらを体験できる貴重な施設。
自然豊かな敷地に立つ秋田ふるさと村では、トリックアートや工房でのお土産作り、プラネタリウムなどを楽しむことができます。
白神・能代・山本エリア
秋田県と青森県にまたがる世界遺産・白神山地があるエリア。
約13万ヘクタールと広大な山地で、岳岱などのトレッキングスポットや、青池などのフォトスポットが多数あります。
また、秋田杉を使った優雅な造りが魅力の国登録有形文化財・旧料亭金勇は、見学はもちろん食事をすることもできるのでおすすめです。
大館・阿仁・森吉エリア
渋谷駅前の有名な像「忠犬ハチ公」が生まれたのが、このエリアにある大館市です。
大館駅前にも忠犬ハチ公の銅像があり、フォトスポットとして親しまれています。
自然スポットが多いのもこのエリアの特徴です。森吉山ゴンドラに乗れば、冬には山頂から樹氷を観賞することができます。
安の滝は、落差90mでまるで空から水が落ちてくるかのように感じられる迫力のスポット。
十和田・八幡平エリア
四季を通じて美しい景観を楽しむことができる十和田湖があるエリア。どこを切り取ってもまるで絵画のような風景が広がり、たくさん写真を撮りたくなるスポットです。
明治時代に建てられた芝居小屋・康楽館や、約4000年前の遺跡といわれている特別史跡 大湯環状列石もおすすめ。
大仙・田沢湖・角館エリア
瑠璃色の湖面が美しい田沢湖と、みちのくの小京都と呼ばれる角館があるエリアです。
特に、角館武家屋敷が定番スポットで、古くからの建造物が残る町並みを散策すればタイムスリップしたかのような気分に。
由利本荘・鳥海エリア
西は日本海、南には鳥海山と山海の自然に溢れるスポット。
木のぬくもりに包まれてのんびりと過ごすことができる鳥海山 木のおもちゃ美術館がおすすめの観光スポットです。
秋田県の季節別見どころ

春の見どころ
桜の開花時期と重なる4~5月は暖かな陽気の日が多く、観光に適した季節。角館のしだれ桜(大仙・田沢湖・角館エリア)や桧内川の桜並木(大仙・田沢湖・角館エリア)は、見る者を圧倒する美しさです。花見を楽しみつつ、秋田名物稲庭うどんをはじめとしたご当地グルメに舌鼓。そんな旅路もおすすめです。
夏の見どころ
梅雨明け後の7~8月にかけては気温が30℃を超えることは少なく、首都圏と比べると過ごしやすい気候なのが特徴です。そんな夏の秋田の風物詩といえば、東北三大祭の一つ秋田竿燈(かんとう)まつり(秋田中央エリア)。竿燈のロウソクに灯がともり、まるで夜空に金色の稲穂が実るような光景は一見の価値ありです!
秋の見どころ
比較的晴天が続き、気候も穏やかな10~11月は旅行に最適なシーズン。紅葉に染まる山々、金色に色づく水田、この時期ならではの美しい自然景観を楽しむことができます。日本の滝百選のひとつでもある安の滝(大館・阿仁・森吉エリア)や、十和田湖の大自然を眼下に望む白地山(十和田・八幡平エリア)など紅葉の名所も豊富に。
冬の見どころ
東北エリアの他県と比較すると冬季の降水量・積雪量は少なく、最低気温も北関東の宇都宮や水戸と同じくらい。とはいえ、寒い日々が続くこの季節におすすめなのが温泉巡りです。十和田湖畔温泉・大湯温泉郷(ともに十和田・八幡平エリア)など県内に数多く存在する「名湯」目当てに、例年、多くの観光客が訪れています。
秋田県のおすすめ遊び・体験

秋田といえばなまはげ。男鹿市のなまはげ館では、なまはげの衣裳を身につけることができるほか、言い伝えや歴史を詳しく紹介してくれます。さらに、なまはげゆかりの神社である真山神社見学も。
秋田こまちなど「米どころ」として全国に名が知られるほど、お米が美味しい秋田県。そのお米を原料とする日本酒も非常にハイレベルです。県内には多くの酒造があり、酒蔵見学や試飲が可能です。
国登録有形文化財に指定されている小坂鉄道レールパーク(十和田・八幡平エリア)では、全国でも数少ないディーゼル機関車の運転体験が楽しめます。DD13形の同型としては珍しい、運転台が前後に2つある特別仕様車の運転が体験できます。
たざわ湖スキー場をはじめパウダースノーが楽しめるスキー場も豊富です。スキーやスノーボードなど雪国ならではのウィンタースポーツを楽しんでください!
また、酪農も盛んなため県内には多くの牧場があります。牛の飼育体験や乳しぼり体験、バター作り体験も楽しめます。
秋田県のおすすめグルメ

米どころ秋田には、思わず「美味しい」と声がでてしまうほどのご飯やお酒が豊富に揃っています。長い冬が独自の食文化をもたらし、様々なジャンルのご当地グルメが楽しめます。
秋田の定番ご当地グルメ
秋田といえば、真っ先に思い浮かぶのはきりたんぽ鍋。炊きたてのご飯を潰して串に付けて焼いた秋田の郷土料理の代表格です。比内地鶏やマイタケやセリなどと煮込む鍋は、収穫の喜びを皆で分かち合う米どころ秋田らしい食文化です。
比内地鶏も忘れてはいけません。身がしっかりしており、肉のうま味と脂の深い味わいが最大の特徴。焼き鳥や親子丼などで味わってください。
また、秋田といえば欠かせないのが、稲庭うどんです。
讃岐うどん、水沢うどんと並んで有名な、秋田を代表する特産品です。コシの強さとなめらかな喉ごしは、手延べ製法から生まれ、上品な味わいは贈答品としても喜ばれています。
他にも、大根を燻製にして漬け込んだ名物いぶりがっこや、秋田の県魚でもあるハタハタなど、郷土料理が豊富に揃います。
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その他のおすすめグルメ
横手製の太くてまっすぐな角麺を使用し、各店自慢の出汁入りソースで焼き上げたご当地グルメ横手やきそばや伝統の魚醤「しょっつる」ベースで作る男鹿しょっつる焼きそばなど、B級ご当地グルメもおすすめ。各店食べ比べを楽しみながら、お気に入りの店を見つけてみましょう!
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秋田・横手やきそばの名店
秋田県のおすすめお土産

秋田の定番グルメを味わえる定番のお土産から、秋田らしいモチーフをお土産にしたものまでをご紹介!贈る人に合わせて選んでください。
秋田定番お土産
まず紹介したいのは、ご当地グルメとして有名なきりたんぽが気軽に味わえる、ツバサの「きりたんぽカップスープ」に、さいとうトピコ店の「きりたんぽ鍋」!
そして、佐藤養助の「稲庭うどん」や、少しアレンジした「稲庭うどん グリーンカレー」に、こちらも名物の比内地鶏スープとコラボした「稲庭即席カップうどん」は、自分用に購入するのもおすすめです。
また、秋田の郷土食であるゆめ企画 須藤健太郎商店の「いぶりがっこ」や、海草の一種で昔から親しまれる三高水産の「ぎばさ」も定番!秋田県の県魚でもあるハタハタを米麴に漬け込んだ伝統食でもある三浦米太郎商店の「ハタハタ寿司」は保存もできるのでお土産にはぴったりです。
秋田らしいお菓子のお土産
銘菓としても有名な秋田の定番スイーツは、金満トピコ店の「金満」に、伝統菓子であるみうら庵の「もちもち三角バター餅」です。
それ以外にも秋田らしい、モフモフの毛並みが愛らしい秋田犬をイメージして作られた菓子舗 蕗月堂の「もふどら」や、なまはげの顔が印象的で、フワッサクッの不思議な食感がクセになるお菓子のにこりの「なまはげのおくりもの」などは、秋田を訪れたお土産にぴったり!
また、秋田は日本有数の枝豆の産地としても有名で、枝豆を使った角館 町家館の「青豆のドラジェ」は、淡く優しい色合いが美しく、おやつや洋酒のアテとして目上の方へのお土産にどうでしょう。
小袋に秋田犬のキュートな写真や、ひと言秋田弁講座が載っている秋田いなふく米菓株式会社直売所の「秋田犬あられんこアソート」は、秋田県産のもち米を使った海鮮あられで、友人や職場の人に配るのにも最適です。
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秋田県民がおすすめする定番お土産
秋田県のおすすめ温泉(宿)があるエリア

秋田の温泉といえばなんといっても乳頭温泉。鶴の湯温泉、妙乃湯温泉、黒湯温泉、孫六温泉、蟹場温泉、大釜温泉、休暇村乳頭温泉郷を合わせた総称を乳頭温泉郷(大仙・田沢湖・角館エリア)といい、全国的にも有名な温泉地です。
宿泊者限定で販売されている湯めぐり帖を購入すれば温泉郷内の各宿で日帰り入浴を1回ずつ楽しめるのでおすすめです。温泉郷内は湯めぐり号というバスも運行されているので、うまく使って温泉巡りを楽しんでみてはいかが。
秋田県へのアクセス
秋田への主要都市からのアクセスは以下の通り。
※秋田県観光連盟公式HPアクセス情報より抜粋
<東京から>
・羽田空港-秋田空港/約1時間5分
・羽田空港-大館能代空港/約1時間10分
・東京駅-秋田駅(秋田新幹線「こまち」仙台・盛岡経由)/最速約3時間37分
<大阪から>
・伊丹空港-秋田空港/約1時間20~30分
・新大阪駅-秋田駅(東海道新幹線~秋田新幹線「こまち」)/約7時間
<福岡から>
福岡空港-秋田空港/約1時間40分
※この記事は2020年7月時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性がありますので、事前に公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。
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