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【お盆とは】時期はいつ?何をする?地域による違いや過ごし方などわかりやすく解説

2020.05.25

お盆とは?ともし聞かれたら、なんと答えますか?
ご先祖様が帰ってくる日…ぐらいは聞いたことがあっても、たとえば地域によって日にちが違うことや、新盆や初盆という言葉、お盆から生まれた行事などは、意外と知らなかったりするのではないでしょうか。
今回は、そんなお盆のキホンに迫ってみたいと思います。ホワットイズお盆?

記事配信:じゃらんニュース

お盆っていつからいつまで?

お盆

お盆の期間は、一般的には8月13日~16日の4日間とされています。

2020年は、8月13日(木)~16日(日)です。
10日(月)が祝日なので、11・12日にお休みできたら、9連休になりますね。

かつては、旧暦の7月13~16日がお盆でした。新暦でいうと、8月中旬~9月初旬ごろです。

お盆の起源はよく分かっていませんが、日本では古くから真夏にご先祖様を供養する風習があったようです。
そこに、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という、旧暦7月13~16日に行われる行事が伝わり、だんだんと一つの行事になっていったと考えられています。

明治6(1873)年に日本は新暦になり、多くの地域では、分かりやすくちょうど1カ月ずらして(月遅れにして)、8月15日前後に行うようになりました。
このお盆は、かつての旧暦のままに近いので「旧盆」「旧のお盆」と呼ばれることもあります。

地域によるお盆期間の違い

お盆

地域によって、お盆の期間は異なります。
「旧盆」も含め、代表的な3パターンを挙げてみます。

●7月13日~16日の地域
・東京の都市部(多摩地区以外など)や、金沢市の旧市街地、静岡市などの一部の地域
これらの地域では、新暦が施行されるとともに7月15日に移行しました。
「新のお盆」、または「東京盆」と呼ばれることもあります。

●8月13日~16日の地域
・「新のお盆」エリアと、沖縄県、鹿児島県奄美地方を除く、ほぼ全国
多くの地域がこの「旧盆」を選んだ理由は、さまざまな説がありますが、新暦に移行すると農繁期にあたることや、梅雨が明けきっていないこと、東京と地方でお盆の時期がずれることで親族が集まりやすく、定着しやすかった…と、いろいろ理由があったとか。

●旧暦7月13日~16日の地域
・沖縄県と鹿児島県奄美地方
沖縄と奄美地方では、今も旧暦にのっとってお盆が行われるため、年によって日付が変動します。他の地域より1日短く、旧暦7月13日~15日の3日間が一般的です。
沖縄の伝統芸能「エイサー」はいわゆる盆踊りで、ウークイと呼ばれる3日目に演舞が披露されます。

エイサー

新盆(初盆)とは?

「旧盆」と呼ぶんだから、「新のお盆」を「新盆(しんぼん)」とは呼ばないの?と疑問がわきますね。呼ぶこともありますが、新盆という言葉には、また別の意味もあるのです。

「新盆」とは、人が亡くなって、四十九日の法要を終えてから、初めて迎えるお盆のことを指します。にいぼん、あらぼん、しんぼん、または「初盆(はつぼん)」と呼びます。

ちなみに「しんぼん」は千葉県や長野県、「あらぼん」は北関東、「にいぼん」は中部以東での呼び方の多数派だとか。西日本では「初盆」が多いようです。

お盆には何をするの?

お盆の前の準備は?

お盆は地域によってさまざまな風習がありますが、一般的な例を紹介します。

●1日
お盆の行われる月(7月、または8月)の1日を「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」と呼び、地獄の釜のふたが開く日…といわれています。この日を境にお盆入りと考え、準備をしていきます。
・お墓の掃除、お墓参り
・仏壇の掃除
・盆提灯などの用意
などを行っていきましょう。

お盆

●7日
この日を「棚幡(たなばた、七夕)」と呼び、ご先祖様を迎える精霊棚(しょうりょうだな)をセットします。

台の上に敷物を敷き、ナスやキュウリで作った精霊馬(しょうりょううま)などを用意します。精霊馬は、ご先祖様があの世とこの世を行き来するための乗り物です。

キュウリは馬、ナスは牛を表していて、来るときは馬で早く、戻るときは牛のようにゆっくり帰っていってほしい…との願いからだとか。

お盆期間中には何をするの?

お盆

●13日
夕刻に、「迎え火」を焚いてご先祖様をお迎えします。火を焚くのは、ご先祖様が迷子にならないように…との願いを込めたものです。

●14、15日
お盆の間、ご先祖様は精霊棚に滞在すると考えられています。果物や甘味、お膳などをお供えしましょう。

●16日
ご先祖様は午前中まで自宅にいるといわれているので、朝はお供えをします。夕方暗くなってきたら、「送り火」を焚いて送り出します。

とはいえ現実問題、火なんて焚けない!という人がほとんどのはず。現代では、電気式の盆提灯がよく使われています。

お盆

お盆の行事といえば盆踊り。ご先祖様の霊をなぐさめるための念仏踊りがルーツともいわれ、そこに豊作祈願や、庶民の娯楽としての要素が加わり、各地でさまざまな形の盆踊りが発達しました。

お盆の片付けはいつするの?

送り火が終わったら、その日のうちに片付けましょう。16日の夕方~夜ということになりますね。

最終日の夜遅くまで送り火をする場合もあり、その場合は翌日に片付けを行います。

お盆の行事にはどんなものがあるの?

お盆の行事や風習は、地域によって本当にさまざまです。各地で育まれてきた個性豊かな行事の中には、今も地域の風物詩として息づいているものがあります。その一例をご紹介します。

五山送り火(ござんおくりび)

五山送り火

8月16日、京都を囲む東山如意ヶ嶽、松ヶ崎西山・東山、西賀茂船山、大北山、曼荼羅山の5つの山で行われる送り火。お精霊(しょらい)さんと呼ばれるお盆の精霊を送る伝統行事で、「大文字」とも呼ばれています。

精霊流し(しょうろうながし)

精霊流し

毎年8月15日に長崎県で行われる、故人の霊を極楽へ送り出す伝統行事。川に流すのではなく、新盆(初盆)を迎えた遺族がおみこしのように大きな精霊船(車輪付き)を引いて、街中を練り歩きます。「ドーイドーイ」という掛け声とともに、鐘を打ち鳴らし、大量の爆竹をバンバン鳴らすという大音響のイベントです。

まとめ

もっとも多くの人がふるさとを思い出す日が、お盆ではないでしょうか。
地域や各家庭で大切にされてきた行事を振り返ってみると、新しい発見があるかもしれませんね。

【監修】
◇吉川美津子/一般社団法人葬送儀礼マナー普及協会
https://funeral-manner.org/

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※この記事は2020年5月時点での情報です
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ミキティ山田  ミキティ山田

旬な話題を求めて、いろいろな場所を取材・撮影する調査員。分厚い牛乳瓶メガネに隠したキュートな眼差しでネタをゲッチュー。得意技は自転車をかついで階段を登ること。ただしメガネのせいでよく転びます。

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