秋といえば「食欲の秋」!なぜそう言われるのかというと、栄養価が高くおいしい食材が実り、収穫される季節だからです。
夏の暑さなどで食欲がなくなっていた人もいるのでは?松茸や秋刀魚、さつまいもなど秋に旬を迎える野菜、果物、きのこ、魚といった食材たちを楽しむことで夏の疲れをリフレッシュしましょう!
今回は1102名の20代~30代の男女の皆さんに、「好きな秋の味覚」をアンケート!旬を迎えた食材の名産地やおすすめの食べ方などをランキングとともにご紹介します。
記事配信:じゃらんニュース
それでは、秋の味覚TOP10にランクインした食材を紹介します!
1位 さつまいも
スイーツのような甘さなのに食物繊維が豊富!秋の健康を支える食材

さつまいもは、落ち葉が目立ち始める9月から11月が旬の時期です。秋といえば「い~しや~きいも!やきいも~♪」というやきいも屋さんの声や、落ち葉で作る焼き芋を想像する人も多いのでは。
ホクホクで甘くおいしいさつまいも。実は腸内環境を整え、便秘解消に役立つ食物繊維、免疫力アップや肌の調子を整えるビタミンが豊富で、女性に嬉しい食材です。
産地の代表は、鹿児島県。さつまいもは鹿児島から全国に広がったといわれるだけあって鹿児島県産には品種も多く、ほくほくした鳴門金時などから、ねっとりとした甘みが特徴の安納芋などがあります。
ほくほく系は程よい甘みと食感が、煮物など幅広く料理で活躍する便利な食材。ねっとり系は水分が多く、甘みが強いのが特徴。それだけでまるでデザートのような味わいなので、そのコクのある甘みを存分に楽しめるよう、そのまま味わうのがおすすめ!
2位 梨
秋のフルーツの代表格!果汁と食感を楽しもう♪

みずみずしく、そしてシャリシャリとした食感が特徴的な梨。冷やして食べると、甘い果汁が口の中に広がり、秋になったなーと幸せな気持ちになります。そんな梨の名産地といえば二十世紀梨で有名な鳥取県や千葉県。
梨を選ぶとき、どれがおいしいのか迷う人が多いと思います。梨は大きいものほどおいしいと言われています。スーパーで選ぶときはより大きくてずっしりとしたもの、特にお尻のほうがおいしいと言われているので、お尻がずっしりとしたものを選ぶのがポイントです。
また、皮のザラザラ感は熟すにつれてなくなってくるので、皮の色がにムラがなくツルツルしてきたら、食べごろ!
3位 かぼちゃ
煮もの、シチュー…主役にもわき役にもなれる秋の料理に欠かせない万能野菜

保存がきくうえにレシピやアレンジも豊富なかぼちゃは、食感がよく甘みもあるので子供からお年寄りまで幅広く好まれる食材です。主な産地は北海道。北海道では昼夜の寒暖の差を利用して、さまざまな品種のおいしいカボチャが作られています。
秋から冬にかけて何かと料理に使えるので家においておきたいかぼちゃ。丸ごと保存する場合は、風通しがよく涼しいところならば1~2ヶ月くらい保存が可能。カットしてある場合は、種とワタをきれいに取り除いてからラップをして、冷蔵庫の野菜室に入れて、1週間くらいで使い切るようにしましょう。
おすすめは冷凍保存です!かぼちゃをカットしてゆでた後、よく冷まし、粗く潰してから保存袋にいれて冷凍庫へ。潰さない場合は、かぼちゃがくっつかないように少し離して保存。煮物やシチュー、コロッケなど使いたいときにすぐ使えるのでとても便利です。
4位 栗
お店のスイーツも栗でにぎわう秋の味覚の王道

茹でたり焼いたり、おやつにもぴったりな栗。家で渋皮煮や栗きんとんを作ってほくほくの甘みを楽しんだり、モンブランといった季節限定の栗スイーツを、お店で味わう方も多いのではないでしょうか。
栗といえば丹波地方で採れる丹波栗ブランドが有名ですが、栗の主な生産地は、茨城県、熊本県、愛媛県、岐阜県、埼玉県など全国で生産されています。
こういった生産地をはじめ全国には「栗拾い」ができる農園も多く、自分で拾った栗で、手軽に栗ご飯など作ってみるのも秋の味覚の楽しみ方ですね!
5位 ぶどう
品種豊富で味も多彩!飽きないフルーツの宝石♪

秋に旬を迎えるぶどうは、非常に品種が多く、色も味も大きさもさまざま。
皮の色で3種に分けられ、黒に代表されるのは、巨峰、ピオーネ、ナガノパープルなど。赤に分類されるのはデラウェアや甲斐路、ロザリオロッソなど。
緑に分類されるのは、最近評判の瀬戸ジャイアンツ、シャインマスカットです。これらは価格が高めのため贈答品にもピッタリ。タネがなく、皮ごと食べられるのが特徴です。
ぶどうの主な産地は甲州ぶどうで知られる山梨県。さすがフルーツ大国!次いで長野県や山形県、岡山県となります。鮮度がすぐ落ちてしまうため、どうしてもすぐ食べきれないという人は、冷凍保存したり、マリネにするのがおすすめです!
6位 さんま
脂ののった旬のさんまは秋の訪れを感じる食の風物詩

秋の味覚の代表的な鮮魚と言えばさんま! 9月から11月が、一番脂がのったおいしい時期とされています。この旬の時期には各地でさんま祭りが開催されるほど全国的に愛されています。
主な産地は北海道で、太平洋沿岸の宮城県福島県や岩手県でも漁獲量が多く、国内産のほとんどが太平洋側で漁獲されています。
焼いたさんまに柑橘系をしぼってシンプルに食べるのが醍醐味ですが、炊き込みご飯やパスタなどにアレンジしても、さんまの旨味が引き立ちます。この秋は、さんまのおいしさの魅力をいろいろ楽しんでみて!
7位 松茸
唯一無二の香りを楽しみ食べる、キノコの王様

数ある秋の食材の中でも味、香り、希少価値において秋の味覚の最高峰ともいえるのが松茸。国内での有名な産地は、石川県・長野県・岐阜県・京都府・岡山県・広島県などです。
値段も高いので松茸選びには慎重になりますよね。松茸は傘があまり開いていないもの、そして弾力のあるものを選びましょう。
食べ方として定番は「焼き松茸」。
松茸に酒を振りかけてしばらくおき、熱した焼き網の上で転がしながら焼きます。焼き上がったら手で裂き、醤油をかけ、スダチを絞っていただきます。家庭で作る場合は、ホイル焼きなどにすると手軽です。他にも松茸ご飯やお吸い物、天ぷらもおすすめです!
8位 柿
切って食べるだけじゃなく、実はいろいろな料理に使えるフルーツ!

素朴な甘味がどこか懐かしい秋の果物である「柿」。しっかりした食感とほどよい甘みが魅力です。
主な産地は和歌山県や奈良県です。和歌山県の柿主要産地である伊都地方では、柿を串にさして干し柿にする「串柿」が有名です。串柿を作っている様子は風物詩。皆さんもぜひ訪ねてみてください。
またビタミンCが豊富で甘柿に含まれている量は、実はミカンの2倍以上!夏に日焼けしたお肌に嬉しい秋の果物なので、ぜひたくさん食べたいところ。
そのままフルーツとして楽しめますが、塩気や酸味と相性のよい柿は、甘味や食感を生かしたサラダや白和えのほか、炒め物にも実はおすすめです。ぜひ試してみてください!
9位 きのこ(松茸以外)
香り&食感&栄養価も高いと三拍子そろったあらゆる料理のバイプレイヤー!

たくさんのきのこを目にする機会が多くなるのが秋。きのこと言っても、しいたけ、しめじ、まいたけ、エリンギ、えのきなど様々な種類があります。
あらゆる料理に使えるうえに、栄養分も豊富なきのこは料理に欠かせない重要食材。そんなきのこの産地として有名なのは長野県、新潟県、福岡県などです。
実はきのこの約90%は水分。野菜などと同じ扱いで、よく洗ってから使用する人も多いかと思いますが、表面を水で濡らすと旨み成分が流れ、栄養素が失われてしまうため、汚れが気になるときはキッチンペーパーなどで拭き取るのがベターです。
また、あまり長時間加熱すると栄養分が失われるので、「火が通りにくいもの→きのこ」の順番で調理するのがきのこをおいしく食べるポイントです!
10位 なす
煮る・焼く・揚げる・漬けると豊富な食べ方が魅力のジューシーな秋なす

夏と秋に旬を迎えるなす。なすの主な産地は高知県、熊本県、群馬県などです。
夏なすは暑い時期に成長するので、強い日光を浴びて、皮が厚く実の詰まった食べ応えのあるなすに。それに比べ、秋なすは昼夜の気温差と穏やかな日光の中で育つので、皮が柔らかく水分を多く含み、甘みや旨みが強くなると言われています。
料理の種類も豊富で、便利な食材であるなす。その美味しさを堪能できる王道料理のひとつといえば「焼き浸し」。魚グリルを使うとにおいや煙も気にならず、失敗なく作れます。
焼く前に、 なす全体に竹串やフォークを刺して穴をあけ、火の通りが良いようにしておけば、なすが中までトロトロにやわらかくなりますよ!
【アンケート調査概要】
インターネット調査:ライフスタイルに関するアンケート
調査時期:2020年7月29日~2020年8月3日
調査対象:20代~30代の男女
有効回答数:1102名
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※この記事は2020年8月時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性がありますので、事前に公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。
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※お出かけの際は、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、マスクの着用、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスの徹底などにご協力ください。
Mika Toudou
京都出身京都在住ライター。温泉、映画、音楽、旅、登山好きが高じて全国各地に出没中。