季節はもう秋、紅葉シーズンですね♪毎年人気の紅葉企画、名所はもちろん見逃せませんが、九州には美しい紅葉スポットがまだまだあります。
今回は、紅葉トンネル・リフレクション・メタセコイア並木など、注目のキーワードから厳選した穴場の紅葉絶景をご紹介します。現地への行き方や、素敵な写真を撮るためのプロカメラマンのアドバイスも参考にしてみてくださいね。
※この記事は2020年9月8日時点での情報です。休業日や営業時間、イベントの実施有無など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
「鷹巣原高原」の草紅葉【福岡県添田町】
秋風に揺れる一面の銀波、ススキの群生は紅葉の先駆け。

[見頃]10月上旬~11月下旬
草紅葉とは、秋に草が色づき、草原一帯が黄金色や銀色などに輝く様子。一足早く秋を知らせる草紅葉は高山や湿原で多く見られる。
紅葉スポットとして有名な標高約1200mの英彦山。その中腹に広がる高原にススキの穂が揺れ始めると辺り一面が銀色の世界に変貌。周囲の山々の紅葉も下りてきて色を添える。12月になると地域住民が数日間かけてすべて刈り取り、この群落を守っている。
■撮影ポイント
青空を背景に正面からもいいですが、逆光気味で撮るのもオススメ。影の部分が明るくなるように調節して撮ると穂のキラキラ感が出て面白い。
■行き方アドバイス
県立英彦山青年の家の駐車場から500m。駐車場から続く坂道を10分ほど下っていくと、目の前にススキの群生が広がる。端の方から山道を登っていくと上からも見下ろせる。
[問合せ]添田町まちづくり課
[TEL]0947-82-1236
[住所]福岡県田川郡添田町大字英彦山32-18
[営業時間]終日開放
[アクセス]大分道杷木ICより50分
[駐車場]10台(青年の家に確認)
「縫ノ池」のリフレクション紅葉【佐賀県白石町】
40年余りを経て復活した池に映る、左右対称の赤、黄、緑の木々。

[見頃]11月上旬~下旬
リフレクション紅葉とは、光の反射によって水面やテーブル、床などに鏡のように映り込む上下逆さまのもう一つの世界。独特の雰囲気を醸し出す。
池の中央にある厳島神社を守るようにそびえる木々が、澄み切った水面に映り込む。池の水は1958年に一度干上がったが2001年から清水が再び湧き始め、今では多くの人が訪れる湧水スポットに。地区住民が「縫ノ池湧水会」を結成し、大切に守っている。
■撮影ポイント
池に色がしっかり映り込むことが大事なので晴れの日を狙い、風が止んだ時に撮影を。池との境界線は画面の中央におき、上下対称になるように。
■行き方アドバイス
国道207号から武雄北方方面へ3km。田園の中にあり少し見つけにくいが、看板が出ているのでそれを目印に。広さ約0.6haの池の周囲などに駐車場が点在している。
[問合せ]白石町商工観光課
[TEL]0952-84-7123
[住所]佐賀県杵島郡白石町大字湯崎2411
[営業時間]終日開放
[アクセス]長崎道武雄北方ICより20分
[駐車場]50台(池周辺、公民館裏広場など)
「縫ノ池」の詳細はこちら
「縫ノ池」のクチコミ・周辺情報はこちら
「潜竜ヶ滝公園」の紅葉トンネル【長崎県佐世保市】
頭上に広がる赤や黄色の葉。鮮やかな色彩に包まれて陶然。

[見頃]11月下旬~12月上旬
赤や黄色に染まったモミジなどの木々が重なり合い、道路に覆いかぶさってトンネルをつくり出している。
龍が潜む滝という伝説が残る潜竜ヶ滝を擁する公園には数十本のモミジが織り成すトンネルがある。場所は真紅の太鼓橋を渡った先の小広場東端の階段を上った辺り。最奥部に位置する落差約20m、男滝&女滝の二つに分かれた滝の周辺も美しく色づく。
■撮影ポイント
太陽が出ているときは横から光が差す時間帯の朝夕に撮影すると立体感、奥行が出てきれいに撮れます。明るめの曇でしたら時間帯は気にしなくてOK。
■行き方アドバイス
駐車場から滝までは緩い上り坂を歩いて200m(10分)ほど。赤や黄色の葉が空を埋め尽くす紅葉トンネルは滝に行く途中にあり、赤い橋や鳥居、石段を進んでいった付近。
[問合せ]佐世保観光情報センター
[TEL]0956-22-6630
[住所]長崎県佐世保市江迎町田の元659-1
[営業時間]終日開放
[アクセス]西九州道佐々ICより25分
[駐車場]5台
「潜竜ヶ滝公園」の詳細はこちら
「ホテルグリーンピア 南阿蘇入口」のメタセコイア並木【熊本県南阿蘇村】
ホテルへ誘うアプローチを、オレンジ色に染める並木道。


[見頃]10月下旬~11月中旬
メタセコイアとは、樹高25~30m、中国原産ヒノキ科の落葉高木。並木道に植栽されることも多く、新緑、紅葉、落葉と四季折々の姿を見せる。
阿蘇の雄大な五岳を望むリゾートホテルのゲートをくぐると50m以上にわたってメタセコイアの並木が続く。まずは車で通った後、駐車場に止めて戻り、散策してみよう。下から仰ぎ見ると枝の小葉が透かし模様のように繊細で、その様は鳥の羽を思わせる。
■撮影ポイント
両側に植わっている場合はまずはシンメトリーで撮り、次に望遠系のレンズで撮ると奥行きが出て少し違った写真に。道路の真ん中での撮影は×。
■行き方アドバイス
ホテルの駐車場から並木までは徒歩で10分ほど。ホテルのゲート前から右折した先に南阿蘇桜公園の駐車場もあり、ここからも徒歩で並木まで行くことができる。
[問合せ]ホテルグリーンピア南阿蘇
[TEL]0967-67-2131
[住所]熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字久石4411-9
[営業時間]終日開放
[アクセス]九州道益城熊本空港ICより50分
[駐車場]150台
「ホテルグリーンピア 南阿蘇」の詳細はこちら
「長田峡公園」のライトアップ紅葉【宮崎県三股町】
地元住民の力で煌めく紅葉、流れ落ちる滝とのコラボは圧巻。

[見頃]11月上旬~下旬
[ライトアップ]11月上旬~下旬(17時~20時)予定 ※荒天の場合中止。詳細は三股町公式サイトで確認を
ライトアップ紅葉とは、昼間とは違った表情を見せる夜の紅葉狩り。ライトに美しく照らされた艶やかな紅葉は幻想的で、ロマンチック。
約10kmに及ぶ長田峡。その轟木地区にある長田峡公園の遊歩道沿いのモミジが数十基の灯りで照らされる。滝や峡谷の岩々と相まって荘厳な美しさを創出。地元団体「長田峡きらめき隊」が清掃整備作業を行い、主催し、地域の人々の協働で実施予定。
■撮影ポイント
一番大切なのは時間帯。日没から1時間以内の空の明るさが少し残っているくらいだと、影で黒くつぶれすぎず、美しい風景が撮れます。
■行き方アドバイス
県道33号沿いの駐車場から、急な階段を5mほど下りていき川沿いの遊歩道へ。そこから道沿いの灯りが楽しめる。雨天時など滑りやすいのでスニーカーなどの歩きやすい靴で出かけよう。
[問合せ]三股町都市整備課
[TEL]0986-52-9067
[住所]宮崎県北諸県郡三股町大字長田6580-1
[営業時間]終日開放
[アクセス]宮崎道都城ICより20分、宮崎道山之口スマートICより15分
[駐車場]40台
「長田峡公園」の詳細はこちら
「清水岩屋公園」の黄金の絨毯【鹿児島県南九州市】
遊びどころ充実の公園で、息をのむ黄金色の風景に遭遇。


[見頃]11月下旬~12月上旬
秋も深まり初冬を迎える頃に出会えるのが落葉したイチョウが一面を覆う黄金の絨毯。ドラマチックな気分に浸れる。
清流、磨崖仏、キャンプ場、和風カフェなどが集まった広大な公園。入口とは反対側の紅葉エリアではイチョウやモミジ、カエデと色とりどりの紅葉が楽しめる。特に30本弱のイチョウの木々が色づき、落葉した後は一帯の地面が黄金色に一変する。
■撮影ポイント
晴天だと余計な影が出て“絨毯感”が出にくくなるので、薄曇りくらいが◎。広角レンズ&ローアングルもOK。下2/3が絨毯で上1/3を背景に。
■行き方アドバイス
公園は国道225号から少し入ったところ。駐車場の反対側に位置する奥の方にイチョウの木々がある。広大な園内には他にもモミジなどが点在しているのでゆっくり散策を。
[TEL]0993-56-5465
[住所]鹿児島県南九州市川辺町清水3882
[営業時間]7時~21時
[定休日]なし
[アクセス]指宿スカイライン川辺ICより20分
[駐車場]100台
「清水岩屋公園」の詳細はこちら
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※掲載している写真は、本年イメージや昨年以前の様子となります。
※見頃は例年のものです。気候・天候等により変わる場合があるため、事前にご確認の上、お出かけください。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。ご利用の際には、あらかじめ最新の情報をご確認ください。また、感染拡大の防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。
※お出かけの際は、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、マスクの着用、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスの徹底などにご協力ください。
じゃらん編集部
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