宿泊先の食事が美味しいと、旅は一層盛り上がるもの。そして、それが好物だったら、ますますテンションが上がりますね。今回は肉好きさん必見!美味しいお肉を食べる旅をテーマに、お肉料理がおいしい温泉宿を全国から集めました。
夕食でブランド牛や、ご当地肉、珍しいジビエや、馬刺し、こだわりのお肉が食べられる宿です!しかも、今回紹介するのは露天風呂付客室のある宿や、囲炉裏で食事を楽しめる宿など、夫婦の記念日やカップルの特別な日にもピッタリの大人の温泉宿ばかり。温泉にゆっくり浸かった後は、各地のご当地肉に舌鼓を打つ夜を満喫してくださいね。
※料理などは取材時のものです。季節や天候などによって変更になる場合があります。
※この記事は2020年7月14日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース
山人 -yamado-【岩手県湯川温泉】
知られざる地鶏を求めて山のいで湯の隠れ宿へ。






宿があるのは、標高千メートル級の山に囲まれた、奥羽山脈の真っ只中。歴史ある湯治場らしい、静かな山のいで湯の空気を今も色濃くまとう環境だ。
春の山菜、秋のきのこ、猟師が仕留めたジビエの数々。季節で変わる豊かな山の恵みでゲストをもてなしてきたこの宿に、新たな魅力が加わったのは3年前。その食材が、南部かしわ「銀雪」だ。南部かしわは岩手在来種の血を引く地鶏で、食味の良さは折り紙付き。町内で飼育研究がスタートすると、宿も開発に加わることに。ミネラル豊富な雪解け水を与え、ストレスがない環境で長期飼育するなど、さらなる肉質の向上を追求。6年の歳月をかけて新ブランド「銀雪」を誕生させた。
その味わいを堪能できる銀雪コースは、前菜から地鶏料理のオンパレード。さまざまな部位を使ってコースを組み立てるので、一羽まるごと食べ尽くすかのよう。まだ扱う場所が少なく、幻の地鶏ともいわれる銀雪。その魅力を体感できる最高のステージがここにある。





銀雪(ぎんせつ)とは?
西和賀産の大豆や米を食べさせ、放し飼いに。通常より時間をかけて育てる。プリッと心地よい食感は昔ながらの地鶏そのもの。ほのかな甘みも特長。
[TEL]0197-82-2222
[住所]岩手県和賀郡西和賀町湯川52地割71-10
[料金]1泊2食3万1900円~
[アクセス]【電車】JRほっとゆだ駅より車で6分【車】秋田道湯田ICより10分
「山人 -yamado-」の詳細はこちら
いろりの宿 芦名【福島県会津東山温泉】
命をいただくことに感謝しつつ選りすぐりの食材で会津を表現。




会津の奥座敷と呼ばれる温泉地で、戦後まもなく創業。すべてのゲストが囲炉裏端で食事を楽しめる、古き良き風情に満ちた宿だ。
炭のはぜる音を聞きながら味わえるのは、会津の郷土料理。この地で代々受け継がれてきた素朴な料理が、コースのそこかしこに顔を見せる。特に意識するのが、食材の選び方。囲炉裏で焼く魚は地元で獲れた天然のイワナ、肉は稲わらを食べて健康に育った会津牛など、確かな素材を使うよう心がける。
秋にスタートするのが、鴨しゃぶコース。その鴨は、有機栽培の田んぼで元気に育った合鴨だ。「最初は地元の食材ということで試したのですが、食べたらとにかくおいしくて」と女将の和田美千代さん。自然に優しい農法や「食べるのも供養」という考え方にも共感したそう。
コースは先付から始まり、やがて鴨しゃぶに。自在鉤に吊るされた鉄鍋で、鴨ガラベースのスープが湯気を立てる。煮込むと硬くなる鴨肉は、しゃぶしゃぶ向き。締めは雑炊で、味の深まった鴨スープを心ゆくまで堪能できる。




田んぼで育った合鴨を使用
合鴨農法を行う田んぼで活躍した鴨は、稲が実る前に草むらへ移動。麦などの穀物を与えて身を肥やす。のびのびと育った鴨肉の味は濃く、脂はさらりとして甘い。
[TEL]0242-26-2841
[住所]福島県会津若松市東山町湯本下原232-1
[料金]1泊2食2万1780円~
[アクセス]【電車】JR会津若松駅よりバスで20分、東山温泉より徒歩10分【車】磐越道会津若松ICより20分
「いろりの宿 芦名」の詳細はこちら
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