close

2024.12.23

伊勢神宮で7つの御朱印をいただこう!授与時間や周るルート・順番を紹介<三重>

125の宮社からなる伊勢神宮。御朱印はそのうちの7社で受けられます。「すべての御朱印をいただきたい」という人のために、今回は7つの宮社の紹介や御朱印の授与時間、場所などの詳細をはじめ1日で効率よく周るルートも紹介します。御朱印をいただく際の注意点も調べたので、ぜひ参考にしてください。
(画像提供:神宮司庁)

伊勢神宮とはどんな神社?

伊勢神宮とは

伊勢神宮
内宮の宮域へと続く宇治橋(画像提供:神宮司庁)

お伊勢さんと親しまれ、三種の神器「八咫鏡(やたのかがみ)」を御神体として祀る伊勢神宮。正式名称は「神宮」で、広く知られる皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)をはじめ、14の別宮、43の摂社、24の末社、42の所管社を含む計125の宮社から成り立ちます。
 
伊勢神宮は約2000年の歴史を誇るとともに、全国約8万社もある神社の中で特別に尊い存在です。

御朱印は125の宮社のうち7社でいただけます。

御朱印をいただけるのは内宮・外宮を含む7つの宮社

伊勢神宮
外宮の宮域へと続く表参道火除橋(画像提供:神宮司庁)

伊勢神宮125社の中で、御朱印が受けられるのは7社です。
1. 豊受大神宮(外宮)【伊勢市】
2. 皇大神宮(内宮)【伊勢市】
3. 月読宮【伊勢市】
4. 瀧原宮【大紀町】
5. 伊雑宮【志摩市】
6. 倭姫宮【伊勢市】
7. 月夜見宮【伊勢市】

御朱印をいただく際の注意点

御朱印はマナーを守っていただきたいもの。御朱印をいただく際の注意点をまとめてみました。

(1)御朱印の前に必ず参拝する
(2)御朱印帳と初穂料を用意し、書いて欲しいところを自分で開いて渡す
(3)書いていただく時は書き手に話しかけず静かに待つ
(4)撮影はしない
(5)御朱印をいただき初穂料を渡す

書き手の神職や他の参拝者に迷惑をかけないよう、注意しましょう。そのほか、御朱印帳は神社と寺で分けるのが良いといわれています。

御朱印をいただける7つの宮社を紹介

1. 豊受大神宮(外宮)【伊勢市】

伊勢神宮
豊受大御神をお祀りする外宮正宮(画像提供:神宮司庁)
伊勢神宮
外宮の御朱印が受けられる神楽殿(画像提供:神宮司庁)

伊勢市駅より徒歩5分ほどの場所にある外宮(げくう)。人々の衣食住をはじめ、産業の守り神であり天照大御神の食事を司る豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀っています。

鳥居をくぐり手水舎で身を清めたら正宮で豊受大御神に参拝。次に別宮の多賀宮、土宮、風宮の順でお参りします。御朱印がいただけるのは、お札やお守りなども授与する神楽殿授与所です。

外宮の手水舎は右、内宮は左にあるため、参拝者の動線や混雑回避の考慮から外宮は左側通行、内宮は右側通行で参道を進みます。

御朱印情報

[授与時間]【1月~4月・9月】6時~18時【5月~8月】6時~19時【10月~12月】6時~17時
[授与所]神楽殿授与所
[初穂料]お志300円程度
■豊受大神宮(外宮)
三重県伊勢市豊川町279
【1月~4月・9月】5時~18時【5月~8月】5時~19時【10月~12月】5時~17時
なし
伊勢市駅より徒歩5分/伊勢道伊勢西ICより5分
あり(無料、有料あり)
「豊受大神宮(外宮)」の詳細はこちら
「豊受大神宮(外宮)」のクチコミ・周辺情報はこちら

2. 皇大神宮(内宮)【伊勢市】

伊勢神宮
天照大御神をお祀りする内宮正宮(画像提供:神宮司庁)
伊勢神宮
内宮の御朱印が受けられる神楽殿(画像提供:神宮司庁)

内宮(ないくう)は、日本人の総氏神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀り、「日本人の心のふるさと」と称されます。

宇治橋を渡り御手洗場で身を清めたら、天照大御神に話を取り次いでくれるといわれる瀧祭神(たきまつりのかみ)へ参拝。その後、正宮(しょうぐう)、荒祭宮(あらまつりのみや)、風日祈宮(かざひのみのみや)の順でお参りし、最後に神楽殿授与所で御朱印をいただきます。

お伊勢まいりは古来より、外宮から内宮の順で参拝するのが習わし。その風習に従い、外宮参拝後に内宮を訪れましょう。

御朱印情報

[授与時間]【1月~4月・9月】6時~18時【5月~8月】6時~19時【10月~12月】6時~17時
[授与所]神楽殿授与所
[初穂料]お志300円程度
■皇大神宮(内宮)
三重県伊勢市宇治館町1
【1月~4月・9月】5時~18時【5月~8月】5時~19時【10月~12月】5時~17時
なし
伊勢道伊勢西ICまたは伊勢ICより5分
あり(無料、有料あり)
「皇大神宮(内宮)」の詳細はこちら
「皇大神宮(内宮)」のクチコミ・周辺情報はこちら

3. 月読宮【伊勢市】

伊勢神宮
月読宮(画像提供:神宮司庁)

月読宮は内宮から車で5分ほどの場所にある内宮の別宮で、宮域に4つの内宮別宮が鎮座。御祭神は月夜見宮と同じく天照大御神の弟神・月読尊(つきよみのみこと)を祀っており、月を読むと記されることから月の満ち欠けを教え、暦を司る神様を意味するそう。

なお、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮には天照大御神と月読尊の御親神、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀っています。

参拝順は月読宮、月読荒御魂宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮の順でお参りされるのが一般的です。御朱印は御札なども受けられる宿衛屋(しゅくえいや)でいただけます。

御朱印情報

[授与時間]【1月~4月・9月】6時~18時【5月~8月】6時~19時【10月~12月】6時~17時
[授与所]宿衛屋
[初穂料]お志300円程度
■月読宮(つきよみのみや)
三重県伊勢市中村町742-1
【1月~4月・9月】5時~18時【5月~8月】5時~19時【10月~12月】5時~17時
なし
五十鈴川駅より徒歩10分/伊勢道伊勢ICより5分
あり(無料)
「月読宮」の詳細はこちら
「月読宮」のクチコミ・周辺情報はこちら

4. 瀧原宮【大紀町】

伊勢神宮
瀧原宮(画像提供:神宮司庁)

伊勢市から遠く離れた大紀町に鎮座することから、伊雑宮とともに遙宮(とおのみや)として古来より崇敬を集めています。瀧原宮の横に瀧原竝宮(たきはらならびのみや)が並立しており、ともに天照大御神の御魂(みたま)を祀ります。大きな杉の木に囲まれた宮域に、船を納めておく御船倉(みふなくら)があるのも特徴です。

神域を流れる頓登川(とんどがわ)の河原で身を清めて神前へ。参拝は瀧原宮、瀧原竝宮の順が一般的。御朱印は宿衛屋で受けられます。

御朱印情報

[授与時間]【1月~4月・9月】6時~18時【5月~8月】6時~19時【10月~12月】6時~17時
[授与所]宿衛屋
[初穂料]お志300円程度
■瀧原宮
三重県度会郡大紀町滝原872
【1月~4月・9月】5時~18時【5月~8月】5時~19時【10月~12月】5時~17時
なし
紀勢道大宮大台ICより5分
あり(無料)
「瀧原宮」の詳細はこちら
「瀧原宮」のクチコミ・周辺情報はこちら

5. 伊雑宮【志摩市】

伊勢神宮
伊雑宮(画像提供:神宮司庁)

“いぞうぐう”、“いそべさん”とも呼ばれ、天照大御神の御魂をお祀りしています。瀧原宮と同じく伊勢市内から遠く離れた志摩市にある内宮別宮であるため、古来より遙宮として信仰され、地元の人々は海幸・山幸の豊饒(ほうじょう)を祈ってきました。

御朱印は宿衛屋で受けられますが、日本三大御田植祭の一つ「御田植式」が行われる毎年6月24日は周辺がとてもにぎわうため、時間に余裕を持って参拝しましょう。

御朱印情報

[授与時間]【1月~4月・9月】6時~18時【5月~8月】6時~19時【10月~12月】6時~17時
[授与所]宿衛屋
[初穂料]お志300円程度
■伊雑宮(いざわのみや)
三重県志摩市磯部町上之郷374
【1月~4月・9月】5時~18時【5月~8月】5時~19時【10月~12月】5時~17時
なし
上之郷駅より徒歩3分/第二伊勢道路白木ICより10分
あり(無料)
「伊雑宮」の詳細はこちら
「伊雑宮」のクチコミ・周辺情報はこちら

6. 倭姫宮【伊勢市】

伊勢神宮
倭姫宮(画像提供:神宮司庁)

内宮の別宮で、伊勢神宮の中で一番新しく祀られたお宮で、内宮と外宮を結ぶ御幸道路の中ほどにある倉田山に鎮座。倉田山には神宮徴古館、農業館、神宮美術館、神宮文庫、皇学館大学が立ち並びます。

御朱印は宿衛屋でいただけます。お祀りする倭姫命は天照大御神をこの地へ導いた皇女で、 神宮所属の神社や奉仕者の職務、お祭りの仕方などを定めたと伝わっています。

御朱印情報

[授与時間]【1月~4月・9月】6時~18時【5月~8月】6時~19時【10月~12月】6時~17時
[授与所]宿衛屋
[初穂料]お志300円程度
■倭姫宮(やまとひめのみや)
三重県伊勢市楠部町5
【1月~4月・9月】5時~18時【5月~8月】5時~19時【10月~12月】5時~17時
なし
五十鈴川駅より徒歩7分/伊勢道伊勢ICより3分 
あり(無料)
「倭姫宮」の詳細はこちら
「倭姫宮」のクチコミ・周辺情報はこちら

7. 月夜見宮【伊勢市】

伊勢神宮
月夜見宮(画像提供:神宮司庁)

外宮から徒歩5分ほどの場所にある外宮の別宮。外宮の北御門口に立てば、遠くに月夜見宮の鳥居と森が望めます。祭神は天照大御神の弟神である月夜見尊(つきよみのみこと)と月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)をお祀りしており、摂社の筆頭でしたが、鎌倉時代に別宮へと昇格しました。

御朱印は鳥居をくぐって左側にある宿衛屋でいただけます。伊勢市駅は市街地とは思えないほど静かな月夜見宮を出て、徒歩10分ほどで到着します。

御朱印情報

[授与時間]【1月~4月・9月】6時~18時【5月~8月】6時~19時【10月~12月】6時~17時
[授与所]宿衛屋
[初穂料]お志300円程度
■月夜見宮(つきよみのみや)
三重県伊勢市宮後1-3-19
【1月~4月・9月】5時~18時【5月~8月】5時~19時【10月~12月】5時~17時
伊勢市駅より徒歩10分/伊勢道伊勢ICより7分 
あり(無料)※満車の場合は神宮博物館の駐車場を利用
「月夜見宮」の詳細はこちら
「月夜見宮」のクチコミ・周辺情報はこちら

伊勢神宮で御朱印帳は買える?

外宮、内宮、神宮会館で購入可能

伊勢神宮
神宮会館で販売の伊勢神宮崇敬会謹製の朱印帳(画像提供:神宮会館)

御朱印帳は伊勢神宮独自のものはなく、伊勢神宮崇敬会謹製のもの。様々な御朱印帳が、内宮の宇治橋から徒歩7分ほどの場所にある神宮会館の崇敬会売店で販売されています。また、内宮の参集殿でも数種類が購入できるほか、長年参拝者に愛用される朱印帳(紫)は、内宮と外宮の神楽殿にも置かれています。

伊勢神宮・内宮の宇治橋から五十鈴川に沿って続く「おはらい町」と、おはらい町の中程にある「おかげ横丁」では、複数の店舗で多種多彩の御朱印帳が販売されています。飲食店のグルメや土産物店でのショッピングと合わせて御朱印帳選びが楽しめますよ。

1日で周る参考ルート

外宮から内宮の順番が基本。伊勢市外もあるので効率よく周ろう

御朱印が受けられる伊勢神宮7社を1日で周るルートを紹介します。

伊勢市外への移動もあるためアクセスは車がないと難しいですが、授与時間や移動時間を考慮しながら7社へ訪れましょう。電車を利用する場合はルートを参考に、伊勢志摩の宿泊施設に泊まってゆっくり周るのもおすすめです。

SPOT.01 豊受大神宮(外宮)
車2分、または徒歩10分ほど
SPOT.02 月夜見宮
車10分
SPOT.03 倭姫宮
車7分
SPOT.04 月読宮
車5分
SPOT.05 皇大神宮(内宮)
車25分
SPOT.06 伊雜宮【志摩市】
車1時間※高速利用
SPOT.07 瀧原宮【大紀町】

※移動時間は平日の場合を参考にしています。土・日・祝、年末年始、連休などは、渋滞や混雑が予想されます。また駐車場からそれぞれの社殿まで、徒歩で10分以上かかる社もあるため、時間に余裕を持って周りましょう。

まとめ

伊勢神宮7社の御朱印めぐりを紹介しました。清々しい御神域で様々な神様とご縁が結べるのも魅力です。また参拝だけでなく、伊勢志摩の自然や文化、歴史に触れ、その土地の景色や味覚を楽しんでくださいね。

※この記事は2024年12月16日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

Topics

tag

この記事に関連するエリア

この記事に関連するキーワード