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鹿児島で今度のデートはどこに行こうか悩んでいるカップルに、おすすめしたいスポットを集めました。

アートを堪能できる「鹿児島県霧島アートの森」、干潮時にだけ現れる砂の道を渡る「知林ヶ島」、絢爛豪華な社殿が美しい「霧島神宮」など魅力的な場所がたくさんあります。事前に行先をリサーチして楽しいデートの思い出を作ってくださいね。

【出水市】出水麓武家屋敷群

牛車に揺られながら、江戸時代より残る街並みを堪能

東京ドーム約9個分の広さを誇る「出水麓（いずみふもと）武家屋敷群」。碁盤の目のような町割に、石垣や生垣、武家門に囲まれた武家屋敷が建つ街並みは、約400年前の面影がそのまま残っており、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定され、2019（令和元）年には日本遺産にも認定されています。

武家屋敷は復元されたものですが、二棟連結型と呼ばれる薩摩藩特有の造りを残す「竹添邸」と、隠れ部屋や抜け道といった当時の生活様式が見られる「税所邸」の2つが一般公開。

また、東に位置する「出水麓歴史館」では、鎧や兜、古文書などを展示し、歴史や当時の武士の暮らし、文化を学べます。

土・日・祝には、黒毛和牛が引く観光牛車「いずみ観光牛車」が運行。ガイドに見どころを教えてもらいながら、出水麓の街並みを体感できます。着物の着付け体験で洋服を変え、タイムスリップした気分で乗車するのもいいですね。

日没から21時までは、武家門や一部の通りのライトアップを行っているので、幻想的な風景を楽しめます。

（画像提供：出水市役所）

【伊佐市】曽木の滝

水量が多く、幅200mを超える迫力満点の滝

「曽木の滝」は滝幅210m、高さ12mに及ぶ壮大なスケールから、“東洋のナイアガラ”とも呼ばれています。千畳岩の岩肌を削るように水が豪快に流れ落ちる姿は圧巻です。

周辺は自然公園になっており、春に咲く桜やツツジ、秋の紅葉など、四季の彩りの美しさも見どころ。例年11月に行われる「もみじ祭りウィーク」では、紅葉のライトアップを実施。12月初旬～2月末にかけてはイルミネーションイベントも開催されています。

公園内には縁結びと安産の神様が祀られている「清水神社」があり、入口の赤いハートのオブジェは写真映え抜群。ハート形の絵馬に、ふたりで願い事を書くのも素敵ですね。

（画像提供：伊佐市地域振興課）

【湧水町】鹿児島県霧島アートの森

作品が自然と融合。日常に潜むアートを感じる

「鹿児島県霧島アートの森」は、豊かな自然の中で、芸術性の高い彫刻作品に触れて親しめる野外美術館です。野外展示空間で並ぶ作品は、霧島の文化や歴史的背景を元に構想されたもの。四季によって表情を変える周りの景色と調和した情景が見られます。

チェ・ジョンファの作品『あなたこそアート』は、黄金の額縁をかたどった輪の中に入り、作品と一体になった写真を撮れるのが魅力です。他にも、原色と水玉模様で知られる草間彌生や、周囲の環境・景観と同化した作風で知られるダニ・カラヴァンといった作家たちの作品が屋内外に多数飾られています。

アートホールの展示室では、日本だけでなく海外の現代アーティストの収蔵作品を展示するコレクション展や企画展などを開催。それぞれの作品の世界観に浸りながら、2人でゆっくりとした時間を過ごせます。

（画像提供：鹿児島県霧島アートの森）

【霧島市】丸尾滝

温泉水が流れ落ちる豪快な滝

「丸尾滝（まるおのたき）」は、上流の「栄之尾温泉」や「硫黄谷温泉」など4つの温泉水が集まって流れ落ちる、高さ23m、幅16mの滝。豪快な音とともに水しぶきを上げて落下する様子は壮大です。

滝つぼは、温泉に含まれる硫黄成分によってエメラルドグリーンに見えるそう。夜のライトアップでは、飛沫が照明に反射して光る幻想的な雰囲気に包まれます。また、紅葉が映える秋と湯けむりが立ちのぼる冬の季節も絶景です。

霧島温泉郷エリアに位置しているので、合わせて温泉に入ったり、特産品のショッピングをしたり、食事処で一休みするのもいいですね。

（画像提供：霧島市観光PR課）

【霧島市】霧島神宮

自然が生み出す美しい景観と華やかな装飾が魅力的

創建が6世紀頃と伝わる「霧島神宮」は、天孫降臨神話の主人公・瓊々杵尊（ににぎのみこと）を主祭神とする神社。境内に点在する社殿の中でも、本殿、幣殿、拝殿は国宝に指定される歴史的な建造物です。鮮やかな極彩色や朱塗りで彩られた社殿は、華やかで荘厳な雰囲気が漂います。

社殿前にある庭の右隅に位置する木は、樹齢約800年の御神木。左側に見える枝の先に、手を合わせた神様のような形をした枝が伸びており、パワーがもらえるスポットしても知られています。

また、可愛らしい人形が付いたおみくじ「恋みくじ」（200円）はデートにぴったり。それぞれ表情や着物の柄が違うので、選ぶのも楽しみのひとつです。

（画像提供：霧島神宮）

【霧島市】犬飼滝

白い帯のような滝の壮大さに圧倒

高千穂峰を背景に高さ36m、幅22mの水が豪快に流れ落ちる「犬飼滝（いぬかいのたき）」。かつて坂本龍馬が新婚旅行で訪れた際、この滝を眺めたと手紙に残しています。

県道沿いの駐車場にある滝見台から階段を10分ほど下ると、滝つぼ近くから間近に眺められますが、急こう配のため雨の後は足元が滑りやすくなっているので注意が必要です。

徒歩で10分ほどの場所にかつて国の官僚として活躍した、和気清麻呂（わけのきよまろ）公を祀る「和氣神社」があります。滝と合わせて訪れてみてください。

（画像提供：霧島市観光PR課）

【霧島市】国分城山公園

錦江湾や桜島の絶景を望む、高台の公園

「国分城山（こくぶしろやま）公園」は、北に霧島連山、南に桜島の雄姿と波穏やかな錦江湾、そして眼下に国分平野を望む標高192mの高台に位置します。

園内には、屋外ステージや1周1350m、高低差34.2mのゴーカート場、児童広場などがあり、一日中いても遊び足りないほど。高さ30mの観覧車や展望台からの眺望は格別です。

市街地と桜島を一望する場所にあるオブジェ「時空のブランコ」は、恋人たちにおすすめのフォトスポット。設置されたスマートフォン向けの撮影台を利用すると、桜島火口からハート型の噴煙が出ているような写真が撮れますよ。

（画像提供：城山公園管理事務所）

【姶良市】蒲生八幡神社

境内にそびえ立つ大スケールのクスノキ

「蒲生（かもう）八幡神社」は、この地の豪族であった蒲生氏の初代当主・蒲生上総介舜清（かもうかずさのすけちかきよ）が1123年に創建したと伝えられる神社です。周囲は緑で囲まれ、境内にはクスノキをはじめ、モミやカヤなどの巨木がたくさん見られます。

見どころは、社務所近くにそびえ立つ樹齢約1600年といわれる「蒲生の大クス」です。根回り33.5m、幹囲24.22m、高さ約30mで、地にどっしりと根をはった力強さと、下から見上げた時の壮大さが特徴。幹の中は空洞となっており、その広さは8畳分もあるそうです。

（画像提供：蒲生八幡神社）

【鹿児島市】仙巌園

桜島や錦江湾を望む庭園で楽しむ伝統文化体験

「仙巌園（せんがんえん）」は、1658（万治元）年、鎌倉時代から明治時代に至るまで南九州を治めた島津家の19代・光久が別邸として築いた庭園です。桜島と錦江湾を目の前に望む好ロケーションで、雄大な景観が魅力です。食事処やお土産処、伝統文化を体験できる建物などが点在。

「仙巌園茶寮」では鹿児島名物・しろくまのかき氷の「さりょくま」やレトロで可愛い「クリームソーダ」（800円）を味わえます。

「伝統文化体験施設」では、甲冑着装（大人8000円、幼児4500円）や、伝統工芸品「大島紬」の着付体験（6000円）を実施。お揃いの着物で園内を散策するのもいいですね。切子かけらの細工体験で作ったアクセサリーやキーホルダーはお互いに交換する人が多いそう。ふたりの思い出づくりにぴったりです。

（画像提供：仙巌園）

【鹿児島市】桜島

自然と触れ合える観光スポットや美味しい食事処が充実

鹿児島湾北部に位置し今も日常的に噴火を繰り返す「桜島」は、北岳と南岳の2つの主峰からなる複合火山です。1年間に平均約200回も噴火している活火山でありながら、山麓には人々が暮らしており飲食店や土産店が充実しています。

島へはフェリーを使い15分ほどで到着。雄大な景色を望める展望所や、足湯に浸かれる公園、桜島小みかん・桜島大根といった特産品・グルメが味わえる道の駅など楽しみ方は盛りだくさんです。

噴煙が上がる様子を間近に見られたり、火山灰が降ってきたりと、普段経験することのない光景を目の当たりにできるのも醍醐味のひとつです。ダイナミックな自然の景観や火山と共生する文化を感じられます。

（画像提供：鹿児島市観光戦略推進課）

【鹿児島市】いおワールドかごしま水族館

海の生き物たちの実演イベントも多数開催

「いおワールドかごしま水族館」は、「桜島」を眼前に仰ぐ錦江湾に面した水族館。鹿児島近海に棲息する海の生き物を中心に約800種1万点を展示しており、中でもジンベエザメやカツオが泳ぐ黒潮大水槽は、その大きさに圧倒されます。

ワクワクするイベントも満載！ジャンプといったトリックを交えながらイルカの能力や体のしくみを紹介する「いるかの時間」、アザラシの食事風景を見られる「あざらしの時間」、飼育員による様々な生き物の話が聞ける「アクアラボ」など多彩です。

光が苦手な生物に合わせて照明を暗くした「鹿児島の深海コーナー」や、水槽内でクラゲが揺らめく「クラゲ回廊」は、幻想的でデートにイチオシ。海の生き物について詳しく教えてもらえる無料のガイドツアーも実施されているので、参加すれば会話も弾みそうですね。

（画像提供：いおワールドかごしま水族館）

【鹿児島市】鹿児島市維新ふるさと館

薩摩と明治維新について学び、近隣にあるゆかりの地を巡る

　
甲突川の河畔に位置する「鹿児島市維新ふるさと館」は、幕末の薩摩や明治維新を支えた偉人たちを紹介する観光施設です。映像やジオラマによる展示や体験コーナーなどで、日本の歴史をわかりやすく学べます。

「維新体感ホール」では、明治維新や英国留学をテーマにしたドラマを上演。音と光、ロボットを用いた演出は、臨場感もたっぷりです。他にも、押し相撲や薩摩言葉で遊べる体験コーナー、薩摩藩島津家から江戸幕府の13代将軍家定に嫁いだ篤姫の居室の再現など見どころも盛りだくさんです。

　
「大河ドラマシアター」では大河ドラマで使用された衣装や、セットの一部を展示。フォトスポットで写真を撮りあうのもいいですね。また、施設周辺にある西郷隆盛生誕の地や大久保利通生い立ちの地を巡る「維新ふるさとの道」で、散策しながら歴史を感じるのもおすすめです。

（画像提供：鹿児島市維新ふるさと館）

【南九州市】知覧武家屋敷庭園

江戸時代の風情が残る“薩摩の小京都”

“薩摩の小京都”と呼ばれる「知覧武家屋敷庭園群」。武家屋敷通りと屋敷庭園が残る、国の重要伝統的建造物群保存地区となっており、日本の原風景に似た風情ある街並みが特徴です。

イヌマキと茶ノ木で作られた生垣と、美しい切石整層積みの石垣が続く昔ながらの通りを散策しているとタイムスリップしたかのような気分になります。

地区内にある、7つの庭園も見所です。「森重堅庭園」は池泉式、その他の庭園はすべて枯山水式です。それぞれの庭を鑑賞して違いを楽しめます。

（画像提供：知覧武家屋敷庭園事務所）

【指宿市】知林ヶ島

干潮時にだけ現れる砂の道を歩いて渡る縁結びの島

錦江湾に浮かぶ「知林ヶ島（ちりんがしま）」は、3月から10月にかけての大潮または中潮の干潮時に現れる、長さ約800mの砂の道（砂州）を歩いて渡る無人島です。

陸と繋がる島であることから、縁結びの島と呼ばれるようになったそう。島の展望所には鳴らすと幸せが訪れるという「Chirin’sBell（チリンズベル）」が設置されています。また、遊歩道も整備されているので、潮風を感じながら歩くのもいいですよ。※2025年7月時点、土砂崩れのため当面の間島内の周遊は禁止

砂の道にたくさん落ちている貝殻「ハチモクアオイガイ」は、2つ合わせるとハートの形になります。2人でペアを探してみてください。

（画像提供：指宿市観光課）

【指宿市】池田湖

四季折々の花々が咲き誇る神秘の湖

「池田湖」は、火山活動によって作られた周囲15km、最大水深233mのカルデラ湖です。湖越しに“薩摩富士”と称される「開聞岳」が望めます。

湖畔前では春はポピー、夏はひまわり、秋はコスモス、冬は菜の花が咲き誇ります。晴れた日の青い空、藍色の湖水、カラフルな植物が織りなすコントラストは見事です。

「IKEDAKOPAX（いけだ湖パクス）」は、カフェや水上デッキを併設しており、コーヒーやスイーツを堪能できます。湖周辺で、散策したり写真を撮ったりと、ゆったり大自然を満喫して過ごせます。

（画像提供：指宿市観光課）

【指宿市】JR西大山駅

壮大なスケールの開聞岳を望める無人駅

「JR西大山駅」は、一面に広がる田園風景の中にひっそりと佇む無人駅です。開聞岳がそびえ立つ、美しい景観に目を奪われます。

西大山駅を訪れたらぜひ写真に収めたいのが、敷地内に設置されている黄色いポスト。実際に郵便物を送れる、「幸せを届ける黄色いポスト」と呼ばれています。隣接する「かいもん市場 久太郎」で絵はがきを購入できるので、大切な人に宛てて投函するのもおすすめです。駅のホームに置かれた昔ながらの「旅の思い出ノート」にメッセージを残すのも、いい思い出になりそう。

レンタサイクル（いぶりん）の貸し出しを行っているので、のどかな景色を見ながらサイクリングするのも素敵ですよ。

（画像提供：指宿市観光課）

【指宿市】長崎鼻

開聞岳をバックに白い灯台や紺碧の海を望む岬

大パノラマの東シナ海と雄大な開聞岳を望める薩摩半島の端に突き出るように位置する「長崎鼻」。天気の良い日は、屋久島や薩南諸島北部の硫黄島まで眺められます。

遊歩道の途中に設置された大きなハートのモニュメントはカップルにおすすめのフォトスポット。ハートの奥の“恋する灯台”と呼ばれる白い灯台と一緒に、撮影ができます。近くのベンチでゆっくりと景色を堪能できるのも嬉しいポイントです。

朱塗りの建物が目を引く「龍宮神社」は、浦島太郎に出てくる乙姫様を祀る神社。縁結びのご利益もあり、貝殻に願いごとを書くユニークな貝殻祈願がおすすめです。ロマンチックな雰囲気を2人で満喫するのもいいですね。

（画像提供：指宿市観光課）

【南大隅町】雄川の滝

自然の美しさを体感！迫力満点の滝

「雄川（おがわ）の滝」は、高さ46m、幅60mの滝です。周囲の切り立った断崖は、約11万年前に指宿沖で起きた噴火よって噴出した阿多火砕流が堆積してできたもの。長い年月をかけて浸食されたことで独特の岩の形をしています。

ダイナミックな質感の迫力ある滝の姿に圧倒。たっぷりのマイナスイオンに癒されます。

駐車場から滝つぼにかけては約1200mの遊歩道があり、ひんやりとした空気の中、清流の音や鳥のさえずりを聴きながら散策するのも、楽しみの一つです。

（画像提供：南大隅町役場）

【奄美市】あやまる岬観光公園

サンゴ礁に囲まれた青い海を一望する、奄美大島の絶景スポット

「あやまる岬」は、奄美大島の北東部に位置する太平洋に突き出した丸い岬です。天気の良い日には、サンゴ礁が隆起してできた「喜界島」、壁のようにそびえ立つ「トンバラ岩」を望めます。

南国の雰囲気を醸し出すのは、周辺に見られるサンゴ礁やソテツの群生。眼下に広がる白い砂浜と遠浅の青い海も絶景です。

公園内は遊具や休憩スペースも充実、散策しながら景色を堪能してゆったりと過ごせます。岬がある「あやまる岬観光公園」の高台には絶景を眺めながらリラックスできるカフェも併設されていますよ。

（画像提供：あやまる岬観光公園）

※この記事は2025年7月9日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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