観光地・鎌倉のシンボル的存在として鎮座する鶴岡八幡宮。境内には、歴史ある建造物はもちろんのこと、ミュージアムやカフェも併設され、見どころもたくさんあるんです。
今回は、鶴岡八幡宮の見どころとともに、おすすめの参拝コースや御朱印、鳩モチーフの可愛いお守りの情報などをご紹介します。鎌倉観光の参考にしてみてください。
※この記事は2021年2月24日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース
鶴岡八幡宮の概要
鶴岡八幡宮とは。由緒など

鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)は、神奈川県鎌倉市にある神社。鎌倉幕府の初代将軍、源頼朝ゆかりの神社として約800年の歴史を持ち、現在は観光スポットとしても人気です。
武士が馬に乗って駆けながら矢を射る「流鏑馬(やぶさめ)」や魔除けの縁起物「破魔矢(はまや)」の発祥としても知られ、武家文化を今に伝えています。
鶴岡八幡宮の歴史は、源頼朝の祖先である源頼義が、京都の石清水八幡宮を勧請(かんじょう※)したことから始まりました。
その時、鎌倉の由比ヶ浜辺におまつりされた八幡神を、源頼朝が現在の地に遷(うつ)し祀(まつ)りました。源頼朝から篤く崇敬された鶴岡八幡宮は、武運の神、勝利の神として、広く信仰を集めることとなったのです。
※勧請=神様の分身・分霊を他の地に移しておまつりすること
アクセス・参拝時間

鶴岡八幡宮は、JR鎌倉駅東口、または江ノ島電鉄江ノ電鎌倉駅よりそれぞれ徒歩10分。参道の「若宮大路」は鎌倉の目抜き通りの一つでもあり、「二ノ鳥居」は鎌倉駅から徒歩5分ほどの場所にあります。
この「二ノ鳥居」から「三ノ鳥居」までは、一段高く盛り土された「段葛(だんかずら)」と呼ばれる道となっており、春には桜、初夏にはツツジの花が参道沿いを彩ります。
実はこちらの参道「若宮大路」のスタート地点は、由比ヶ浜の「一ノ鳥居」だそう。時間があれば、「一ノ鳥居」から「三ノ鳥居」まで約2kmの参道を歩いてみるのもおすすめですよ。
参拝時間は6時30分〜20時です。
鶴岡八幡宮の見どころを紹介
三ノ鳥居

段葛を抜けると「三ノ鳥居」に到着。立派な鳥居をくぐるとすぐ、「源平池」(源氏池と平家池)とそこに架かる「太鼓橋」が見えます。
太鼓橋

「太鼓橋」は橋長約10mの宮橋。造られた当時は朱塗りの板橋だったそうです。鶴岡八幡宮のシンボルとして知られていますが、神様が通る道として一般の人は立ち入り禁止。この太鼓橋の両側に別の橋が架かっているので、どちらかの橋を渡って境内を進みます。
源平池

橋が架かる「源平池」周辺は、四季の自然が楽しめるスポットです。春には梅や桜、夏には蓮、秋には紅葉の風景が楽しめますよ。
舞殿

手水舎の先には、「舞殿」(下拝殿)と「若宮」(下宮)があります。
こちらの「舞殿」は源義経の愛妾であった静御前が、義経のために舞を舞ったという場所の跡に建っており、例年4月に開催される「鎌倉まつり」では、これにちなんで「静の舞」が奉納されます。
本宮楼門

舞殿のさらに奥には「大石段」があり、登った先には「本宮」の楼門がそびえています。
本宮楼門の扁額(へんがく)に『八幡宮』と記された『八』の字は、鳩が向き合う形になっています。これは、八幡神のお使いが鳩であることにちなんだものだそうですよ。
楼門の中(ご本殿付近)は撮影禁止なので要注意です。
ミュージアム カフェ&ショップ

散策の後は、源平池沿いに建つ「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」に隣接する「ミュージアム カフェ&ショップ」へ。
日差しが差し込む、明るく開放的な店内では、2010年に倒伏した御神木「大銀杏」の一部が展示されています。

カフェでは、オリジナルの和スイーツやドリンク、ホットサンドなどをいただけますよ。
また、鶴岡八幡宮の鳩の形の「八」の字の焼印が押された食パン「お宮の角食」(600円)や、オリジナルブレンドの紅茶缶「白檀」(1500円)などのお土産もおすすめです。
参拝ガイド・まわり方

上記でご紹介した見どころを押さえて、実際に参拝してみましょう。
二ノ鳥居→段葛→三ノ鳥居→太鼓橋→舞殿→本宮(上宮)→源平池周辺→ミュージアム カフェ&ショップ
参道を通ってまず本宮にお詣りしてから、ゆっくり境内を散策してみてくださいね。
広大な境内には、その他にも商売繁盛の神様「丸山稲荷社」や、学業・必勝の神様「白旗神社」、源氏池の中の島に鎮座し、子宝や夫婦円満のご利益があるという「旗上弁財天社」など、多くの神社が建っています。
源平池のほとりには、国歌「君が代」にも歌われている「さざれ石」もあり、見どころたくさんです。
境内のマップはこちらをチェック。
https://www.hachimangu.or.jp/sightseeing/keidai/
御朱印・お守り情報

鶴岡八幡宮では、2種類の御朱印を受けることができます。本宮前、大石段下の東側(右側)に建つ若宮(下宮)の近くにある受付でいただけますよ。受付時間は、6時30分〜20時の間です。
鶴岡八幡宮の御朱印は、相州鎌倉鎮座のご印とともに、御神印が押印されています。

源氏池の中の島にある「旗上弁財天社」の御朱印もいただくことができます。
こちらのお社は「鎌倉江ノ島七福神めぐり」のコースの一つであり、通常の御朱印に加えて七福神めぐりの色紙にも対応していただけます。
御朱印は全て手書きですが、感染症拡大防止のため、当面の間は書き置きのみで対応しているそうです。
また、お正月の期間中には、鶴岡八幡宮、旗上弁財天、白旗神社の三社が一組になった限定紙御朱印を授与(初穂料1500円)。こちらは無くなり次第終了で、その年の干支など、通常の御朱印と異なるご印が御神印とともに押印されています。
白旗神社の御朱印はお正月の限定御朱印でしかいただくことができないので、とても貴重です。
オリジナルの御朱印帳も4種類ありますよ。

神社の由緒や歴史にゆかりのある、流鏑馬、破魔矢、鳩などをモチーフとしたお守りもいただけます。お詣りの記念にもぴったりです。
お詣りの帰りには、若宮大路沿いや、若宮大路と並行に続く小町通りでグルメやショッピングも楽しめますよ。
[TEL]0467-22-0315
[所在地]神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
[参拝時間]6時30分~20時
[アクセス]【電車】JR鎌倉駅東口、または江ノ島電鉄江ノ電鎌倉駅より各徒歩10分
「鶴岡八幡宮」の詳細はこちら
まとめ
鎌倉には、鶴岡八幡宮の他にも見どころ満載の寺社やスポットがたくさんあるので、1日かけてゆっくり散策してみてくださいね♪
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