2021.05.16

＜2021＞カワスイ 川崎水族館の見どころガイド！6つのゾーンとお土産、カフェを詳しく紹介 【神奈川】

「カワスイ 川崎水族館」は、2020年7月にオープンしたばかりの水族館。淡水魚の水族館としては国内でも有数の規模を誇ります。JR川崎駅のすぐ近くにあり、アクセスも抜群。話題の水族館として注目されています。

今回は、6つのゾーンに展開される、世界の水辺の生きものたちの見どころをたっぷりと紹介。カワスイならではの、お土産やカフェ情報も紹介しますので、是非チェックしてみてください。

※この記事は2021年5月10日時点での情報です。
休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信：じゃらんニュース

「カワスイ 川崎水族館」の概要・アクセス

「カワスイ 川崎水族館」は、2020年7月にオープンしたばかりの水族館。

淡水魚の水族館としては国内でも有数の規模を誇ります。館内では、淡水魚だけでなく水辺に生息する生きもの達も展示されており、コンパクトながらも見応えのある水族館です。

場所は、JR川崎駅すぐそばの川崎ルフロンの9・10階。駅の中央南・中央北改札を出て、ラゾーナ川崎とは反対方向の東口方面へ向かいます。そして、階段を降りた目の前のロータリー右側に見える建物が川崎ルフロンです。

地下街「アゼリア」にも地下入口が直結しているので、雨の日もアクセスしやすいのは嬉しいポイントですね。

川崎ルフロンの中に入ったら、エレベーターかエスカレーターで10階まで昇ってください。シースルーエレベーターを出てすぐ左側に水族館の入口があります。

チケットを事前購入していない場合は、シースルーエレベーターを降りて右側にあるチケットカウンターでチケットを購入することもできます。

事前にWebチケットを購入しておけば、すぐに入館できるのでおすすめです。公式ホームページや「じゃらん遊び・体験」のサイトから予約・購入できますよ。

▼公式ホームページ
https://kawa-sui.com/ticket_types

▼じゃらん遊び・体験
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000212065/activity_plan/

また、公式ホームページやアプリのTOP画面には「現在の混雑状況」という項目があり、リアルタイムで館内の混雑状況をチェックすることができるんです！

当日、Webチケット購入前に混雑状況をサッと調べられるのは便利ですね。

水族館の見どころをご紹介

今回は、広報担当の水野さんが館内を案内してくださいました。まずは、カワスイがどんな水族館なのか、これまでの水族館とどんなところが異なるのか、簡単に教えてもらいました。

水野さん「カワスイは日本で初めて、既存の商業施設を改装してオープンした水族館なんです。水族館が入ることを想定していない建物の構造のため、様々な制約や条件があったからこそ、照明・音響・映像などの最先端技術を駆使した、今までにないエンターテインメント水族館が誕生しました。また、昼と夜とで演出が異なるので、その違いも楽しんでいただけます。」

それでは、水族館の見どころを展示エリア別にご紹介していただきましょう！

プロローグ

入口を入ってすぐ、真っ黒な壁にチョークアートで描かれたモノトーンの熱帯雨林が広がる空間「プロローグ」を通過します。いきものは展示されていませんが、素通りしないで少し立ち止まって壁のアートを眺めてみてください。

ゴリラやトラなど、ジャングルの生きもの達が出たり消えたり…、本当に絵が動いているみたい！

水野さん「館内の各ゾーン入口には動く壁のアートが仕掛けてありますので、ぜひ探してみてくださいね。水族館に実際にいない生きもの達も登場しますよ。」

多摩川ゾーン

まずは、地元である多摩川からスタート。

3つの水槽は、左から上流、中流、下流に分かれており、それぞれのエリアに生息する生きもの達が展示されています。

ここでは、水槽の背景にも注目してみてください。

実は背景の画像は、写真ではなく映像なんです。

こちらはカワスイのために新たに撮り下ろされた映像で、現在の多摩川の様々な景色が映し出されています。しかも、朝・昼・夕・夜それぞれの時間帯で異なる内容が流され、さらには高精細・高画質の4Kで撮影された「多摩川いきものコレクション」というデジタル図鑑も定期的に放映されています。

オセアニア・アジアゾーン

次は、いきなりオセアニア・アジアへワープ！

このエリアの人気者は、名前からしてユニークな「スッポンモドキ」です。

見た目はスッポンに似ていますが、こちらはスッポンモドキ。なんだかこんがらがりそうですが、難しいことはさておき、ウミガメのように悠々と水槽内を泳ぐ姿を見て癒やされてください。

また、スッポンモドキはブタバナガメという別名も持っており、ブタのような鼻をした顔にも愛着が持てます。

1億年前から姿形が変わっていないといわれている大型の古代魚「アロワナ」。古くから観賞魚としても人気です。

こちらの「アジアアロワナ」は、美しい赤色の光沢のある鱗が特徴。体の色によって呼び名が変わり、こちらの種類は「紅龍」と呼ばれる最も紅が鮮やかな種類のアロワナです。色が良いほど高値で取引され、中国では幸運アップ効果があるともいわれているそうですよ。

「テッポウウオ」は、口に含んだ水を発射して昆虫などを撃ち落として食べるという食事スタイル。独特の形状の水槽にいるため、様々な角度から見ることができます。

水野さん「毎週火・木・土曜の15時からは、飼育員解説テッポウウオ編を実施しています。給餌の時、テッポウウオが水を発射する姿は必見ですよ！」

そしてこちらは「コモンシートフィッシュ」。平たい口先と大きな目が特徴で、かわいらしい顔つきに似合わないメタリックな体表がまたギャップ萌え。大体いつも、こうして全員でじっと並んでこちらを見つめているそうです。

あまり見慣れない魚ですが…

水野さん「実は、先日カワスイで行われたナマズ類の人気投票『キャットフィッシュ総選挙』で、なんと2位になったのがこの魚達なんです！なかなか水族館で見ることのできない魚なので、水族館クルーもみんな驚きました。近々グッズ化も予定されているので、お楽しみに♪」

アフリカゾーン

続いて「アフリカゾーン」へ。

こちらでは、カラフルな魚達がお待ちかね！

淡水魚というと地味な色合いのイメージがありますが、アフリカの淡水魚達は色鮮やかな種類が多いんです。これは、もともとカラフルなサンゴの生い茂る海だったアフリカの大地が地殻変動で湖となり、そこに取り残された魚達が独自の進化を遂げたことによるものだとされているそうです。

もちろん今は海水では生きられない、れっきとした淡水魚達です。

アフリカハイギョは、4億年前に出現したという古代魚。川も干上がるほどの夏の乾季には、なんと土の中に潜り、雨季が来るまで「夏眠」と呼ばれる休眠状態で過ごすそう。生命の神秘と不思議を感じるいきものです。

水野さん「運が良ければ、息継ぎのために水面に上がる姿が見られるかもしれません。」

南アメリカゾーン

エスカレーターで9階へ下ると「南アメリカゾーン」に到着します。

「南アメリカゾーン」に入ってすぐの場所には、水辺の環境が再現された少し大きめの展示があり、5種類のいきものが生活しています。

「コモンマーモセット」はとても小さなサルの仲間。耳のフサフサした毛がチャームポイントです。「グリーンイグアナ」とのスリーショットもたまりません！

水野さん「カワスイではコモンマーモセットをペアで飼育していますが、本当に仲が良くて、いつ見てもくっついていて微笑ましいです。」

「南アメリカゾーン」の中は「パンタナルエリア」「レンソイスエリア」「アグア・ラボエリア」に分かれていて、「パンタナルエリア」にはカワスイの中で最も大きな、コの字型の水槽が配置されています。

世界最大級ともいわれる湿地「パンタナル」を再現。ネオンテトラなどの小さな生きもの達が約8000匹展示されています。こちらも、「多摩川ゾーン」と同じく背景のスクリーンに南米・アマゾン川流域の風景が投影されていますよ。

「レンソイスエリア」は、真っ白な砂丘を再現。水槽が本物の砂の中に埋まっている、斬新な展示です。

レンソイスでは、雨季の雨水でエメラルドグリーンの湖が現れるそうですが、湖に棲む生きもの達がどこからやって来るのか、どのような生きものが棲んでいるのかなど、まだまだ解明されていない謎だらけなんだそうです。

「アグア・ラボエリア」では、バックヤードツアーもおすすめです。

■バックヤードツアー
［実施日時］平日①11時30分～　②15時30分～、土日祝①11時30分～　②14時～　③15時30分～
［料金］800円
［受付場所］10階館内インフォメーション

パノラマスクリーンゾーン

「パノラマスクリーンゾーン」は、「パンタナルエリア」と「レンソイスエリア」の中間地点にある空間。こちらでは、アマゾンカワイルカやアマゾンマナティなどが泳ぐ巨大水槽…に見立てた、映像が壁面に投影されています。

水野さん「画面に近づいて手を振ったりしてみてください。アマゾンカワイルカやアマゾンマナティがこちらの動きに反応してくれるようになっているんですよ。」

必死に手を振ると、アマゾンカワイルカがこちらを向いてクルッと回転してくれました。これは、ちょっと楽しい！

椅子もあるので、座って休憩することもできますよ。土日祝だけオープンする売店で飲み物やちょっとしたお菓子などを買って、ここでいただいてもOKです。

アマゾンゾーン

そして、順路最後の「アマゾンゾーン」へ！

9階から10階の吹き抜けを生かし、自然光の降り注ぐ熱帯雨林の温室が広がっています。

こちらの水槽では、世界最大級の淡水魚「ピラルク」や「コロソマ」など、迫力ある大きな淡水魚の泳ぎを見ることができます。

水野さん「こちらも昼と夜とで異なる照明・音響演出が施されるので、夜はデートにもぴったりの雰囲気ですよ。また、アマゾンゾーンに展示されている、マタコミツオビアルマジロは夜行性なので、動いている姿は夜しか見られないんです。」

このとぼけた表情の愛くるしいいきものは、そう、カピバラ！

黄色い大きなくちばしが印象的なオニオオハシや、フタユビナマケモノなど、水辺に棲む陸の生きもの達にも会えます。

毎日11時30分から行われる飼育員解説 鳥類編では、オニオオハシのイタズラ好きなカシュー、用心深いパンジー（仮称）、2羽の愛らしい姿を見られますよ。

※「飼育員解説 鳥類編」は、月・火曜にコリーカンムリサンジャク、水～日曜にオニオオハシが登場します。

エピローグ

ジャガーのカラフルなウォールアートが飾られた「エピローグ」にたどり着くと、展示スペースはおしまいです。

便利な機能をご紹介

QR魚名版

最先端の技術が使われているのは、展示スペースの演出だけではありません。

水槽の近くにこんなプレートを発見。QRコードを読み取ると、展示されている　生きものの解説画面が出てきました。

一度リンク先へアクセスすれば、水族館を出てからもサイトが見られるので、いつでもカワスイの生きものについて調べたり、チェックしたりすることができますよ。

水中カメラ&リアルタイムAI解析映像

また、カワスイでは8台の水中カメラと11台のタッチパネル式大型ディスプレイを館内に設置。

水槽内の生きものの種名と解説を自動で表示する、次世代の展示システムを世界で初めて導入したそうです！泳いでいる魚の上の丸い表示をタッチすると、解説が飛び出しますよ。

水野さん「QRコードの解説だけでなく、水槽内の魚名板やタッチパネルの解説も合わせてご覧になってみて下さい。」

水族館のお土産をご紹介

「エピローグ」を通過すると、そのまま「カワスイ オフィシャルショップ」の中に出ます。

水族館に入館しない人も入店することができるので、普通の水族館併設ショップに比べ、多彩な品揃えとなっています。

「ピラニアの歯 柿の種 アマゾンカレー味」（842円）は、カワスイオリジナルのお菓子の中でも人気の商品。

アロワナやピラニアなど、カワスイで人気の生きものがゆる～いイラストで描かれたTシャツ（各2090円）も人気のお土産です。

また、ショップの一角には「ふれあいパーク」もオープン。かわいいモルモットへのエサやり体験もできますよ。

■ふれあいパーク
［営業時間］11時～17時（最終受付16時35分）
［料金］10分450円

併設のカフェ・レストラン

カワスイでは、館外からも入店できるカフェ・レストランも3店舗。おしゃれな内装や抜群の眺望と一緒に、おいしい料理やスイーツなどを楽しめます。

CAFE CRAM（カフェ クラム）

10階の入口に隣接する「CAFE CRAM（カフェ クラム）」では、カワスイオリジナルのパフェ（写真は各580円）をはじめ、川崎のクラフトビールなども楽しめます。

［営業時間］10時～19時（酒類の提供は11時～）

AOW （エーオーダブリュー）

10階に位置するレストラン「AOW」では、川崎ルフロン最上階の眺望と、世界各国を旅したシェフのこだわり料理が楽しめます。館内からは、「オセアニア・アジアゾーン」の途中に入口がありますよ。

昼はビュッフェ、夜はアラカルトがいただけます（写真はディナーの一例）。

［TEL］044-201-8336
［営業時間］【平日】ランチ11時～15時（L.O.14時）、ディナー17時～21時（L.O.20時）　【土日祝】ランチ11時～16時（L.O.15時）、ディナー17時～21時（L.O.20時）
2021年4/20（火）～5/11（火）は【平日】ランチ11時～15時（L.O.14時）、ディナー休業　【土日祝】ランチ11時～16時（L.O.15時）、ディナー17時～20時（L.O.19時）
※期間は延長となる可能性があります
※新型コロナウイルス感染症対策を行い、営業しています

こもれびカフェ Sweets & Cafe

森がコンセプトの「こもれびカフェ Sweets & Cafe」は、緑と木のぬくもりに包まれた雰囲気が特徴的。9階「パノラマスクリーンゾーン」近くに位置し、こちらは館内からしか入店することができませんのでご注意を。

ぜひ試してほしいのは「ピラルクカレー&フィッシュフライ」（1320円）。「アマゾンゾーン」で見ることができる、あの大型古代魚ピラルクがルーに入った特製カレーです！おいしいと評判なんだそうですよ。

［営業時間］11時～20時（フードL.O.19時、ドリンクL.O.19時30分）

ソラネコカフェ

また、こもれびカフェ内には「ソラネコカフェ」も併設。川崎駅前の景色を一望できる空間で、かわいい猫達とふれあうことができます。

みんな人懐っこくて、「遊んで」オーラ全開の元気な猫ちゃん達でしたよ♪

［TEL］044-222-3207
［営業時間］11時～19時（最終入場18時30分）
［料金］最初の20分：800円、延長10分400円。ほかセット料金もあり

水野さん「カワスイは、身近な多摩川からはじまり南米アマゾンまで、世界の水辺を冒険するように生きものたちとの出会いをお楽しみいただけます。
海外旅行に行けない日々が続きますが、カワスイで海外旅行気分をぜひ味わってください♪」

撮影／森若 匡

まとめ

映像などの演出と合わせた水族館の展示自体はもちろん、カフェ・レストランやショップまで、幅広い楽しみ方ができるカワスイ。想像していた以上に大充実の施設で、親子連れだけでなく大人も楽しめること間違いなし！駅周辺のラゾーナ川崎など他の施設とも組み合わせて、1日たっぷり遊べる立地も魅力ですよ♪

※掲載の価格は全て税込価格です
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