大根島(島根県)

島根県の東部、中海に浮かぶ大根島は、近年河津桜が咲くということで知名度があがっています。3月初旬になると島の北側の中海に面した「千本桜記念碑」近くでは約346本の河津桜が咲き誇ります。
撮影ポイントは太陽が写らない北側に向いて撮る事と上を見上げて桜と空を写す構図をつくる事です。ピンク色の桜と青空のコントラストをしっかり捉えることで、寒かった冬が終わり、春が訪れたような暖かい写真になるのではないかと思います。
奈義町現代美術館(岡山県)

岡山県の北部、奈義町にある奈義町現代美術館は、「太陽、月、大地」と名付けられた3つの展示室から構成され、その中でも特におすすめなのは「太陽」です。作品と建物が一体化した美術館ですので、作品の中に入ることができ一歩足を踏み入れると、不思議な空間が広がります。
普通の美術館は目で見て何かを感じとるのが主流だと思いますが、ここの作品は身体全体でアートを感じとる事ができる美術館です。
秋吉台(山口県)

山口県の代表的な観光地の一つ秋吉台。広大なカルスト台地は自然の力強さ感じることができ、どこを切りとっても絵になる秋吉台は絶好のフォトスポットです。
撮影のおすすめポイントはまっすぐ続く道を探すこと。まっすぐ続く道は奥行きを演出し、フォトジェニックな写真が撮れるのではないかと思います。撮影時期は草原が緑色の春から夏の終りにかけての頃でした。有名な観光地ですので人の写り込みが気になる方は朝イチに行くことをおすすめします。
苦木駅跡(岡山県)

今から約30年前に廃線となった片上鉄道は現在廃線跡を利用しサイクリングロード(通称片鉄ロマン街道)として生まれ変わりました。駅舎も当時のまま残されていてサイクリスト達の休憩所となっています。春になると駅舎の周りには桜が咲き誇り、レトロな駅舎とあいまって、ノスタルジックな雰囲気を漂わせてくれます。
撮影ポイントは桜を利用した額縁構図で駅舎を強調すること。駅舎の前が線路ではなく道路なので、なるべく道路を写さないようにすれば、ストーリー性がでていいかもしれません。
鏡ヶ成(鳥取県)

鳥取県にある日本百名山の一つ大山の南側に位置し、スキー場やキャンプ場などがあるレジャースポットで有名ですが、特におすすめなのが星空です。光害少なく夜空に広がる満点の星はまさに天然のプラネタリウム。
おすすめの撮影時期は6月~8月頃、スキー場に小さな川があり、そこにかかる橋の下から広角レンズ(焦点距離15mm)で撮影しています。最近ではスマートフォンで天の川が出る時間帯と方角がわかるアプリがあるので、事前にしっかりチェックしてから撮影に臨むのがいいかもしれません。
帝釈峡(広島県)


帝釈峡は、中国山地に位置する庄原市東城町と神石高原町にまたがる峡谷で、国の名勝に指定、日本百景の一つとされ、広島県を代表する景勝地で国内有数の峡谷でもあります。
遊歩道が整備されていて、そこを歩いていくと赤い橋がいくつかあり、なかでもおすすめの橋はトンネル越しにある赤い橋です。トンネル内から撮影し望遠レンズ(焦点距離200mm)で圧縮効果を利用すると赤い橋がより強調されていいのではないかと思います。もう一つ撮影スポットは天然の橋「雄橋」見上げるように全体を撮るようにするのがポイントです。
木谷沢渓流(鳥取県)

鳥取県にある日本百名山の一つ大山を水源とする木谷沢渓流は、ブナの森と、苔の深い緑、清らかな川のせせらぎが見事なまでに神秘的な空間を創り上げています。
見た目からかなり山深いところにありそうで、過酷な登山をしなければ見られない景色だと思ってしまうかもしれませんが、なんと駐車場から徒歩数分で行く事が可能です。散策道があるのでちょっとしたハイキングにおすすめです。
下灘駅(愛媛県)

愛媛県伊予市にある小さな無人駅。「海の見える駅」として知名度が高く、多くの人が訪れる四国では代表的な観光スポットです。ホームにあるレトロな上屋にベンチ、目の前に広がる青一色の瀬戸内海、その絶妙なロケーションはまるで映画のワンシーンを思わせるような雰囲気が漂っています。
撮影にあたってのポイントは、ホームからなるべく離れた位置から少しズームよりで撮影すること。近くから広角で撮るとレンズの特性上、駅の上屋が湾曲して写ってしまうからです。
この場所はあくまでJR駅ですので、訪れる際は列車を利用するお客さんへの配慮をお忘れなく。ホームでの危険な行為はしないなど、マナーをしっかり守って楽しんでください。
北木島(岡山県)

岡山県の南西部、穏やかな瀬戸内海に浮かぶ北木島は石材業で栄えた島で、現在でもその面影を残しています。豊浦港(フェリー乗り場)の近くに自転車をレンタルできるお店があるので、自転車で島内を巡るのがおすすめ。
豊浦港の近くには絵に書いたような赤色の灯台があり、映画のワンシーンのような写真が撮れるスポットとして人気です。おすすめの時期はもちろん夏。背景に入道雲が出ていれば、引きで撮るのもあり!そうでなければ赤色の灯台を目立つように撮るのがポイントです。
耕三寺博物館 未来心の丘(広島県)

本州と四国をつなぐ、しまなみ海道の中間に位置する生口島(いくちじま)は、レモンやはっさくなど柑橘系の果物の生産地として有名ですが、フォトジェニックなスポットとして注目を集めている島でもあります。
ここでおすすめしたいのが「耕三寺博物館」の中にある未来心の丘です。広さ5,000平方メートルにもおよぶ大理石の庭園で、辺り一面真っ白な世界が広がっています。天気がいい日であれば青空と白色のコントラストにきっと魅了されるはず。
●今回スポットを選んでくれたのは●
kaji_nori06さん
岡山県在住。1987年生まれ。
子ども達の成長を記録する為に一眼レフカメラを購入、子どもの日常的な写真を撮る傍ら風景写真を撮り始め写真の魅力に惹かれる。現在は風景写真の中に子どもがいるという撮影スタイルでInstagramを中心に活動している。
Instagramのアカウントはこちら@kaji_nori06
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