世界一のバリスタを輩出するハイレベルなカフェ、ロースターも多く、コーヒー激戦区と知られる福岡。そこで今回は地元のグルメライターが、おしゃれカフェを厳選して紹介します。
スペシャルティコーヒーのパイオニアから路地裏の隠れ家店や新店などを網羅してセレクト。コーヒー、スイーツのクオリティの高さはもちろん、お店の雰囲気や居心地の良さなど、特にいち押しのお店ばかりを集めました!
ハニー珈琲 高宮店(南区)
試飲もOK!スペシャルティコーヒーの先駆店で好みのコーヒーを見つけよう

福岡県内に8店舗を展開するスペシャルティコーヒーの専門店。九州におけるスペシャルティコーヒーのパイオニアとして知られ、「REC COFFEE」や「manucoffee」など同店で焙煎などの技術を学んだバリスタ達が展開するカフェも多数。焙煎豆の販売をメインに、高宮店を含む3店舗では淹れたてのコーヒーを味わえるカフェを併設しています。
長きに渡って、世界各国のコーヒー豆の生産者との信頼関係を築き上げてきた「ハニー珈琲」。だからこそ手に入れる事ができる上質な生豆だけを買い付け、さらに生豆の良さを最大限に生かした焙煎方法で美味しさを引き出すなど、こだわりの一杯を提供しています。


同店で味わっておきたいのが「シングルオリジン」のコーヒー。
フレンチプレスで抽出されたコーヒーは豆の個性を最大限に引き出され、果実のような甘い後口が特徴のシングルオリジン「僕らのケニア」、中煎りの「スペシャルブレンド」など常時20種類以上の豆をラインナップ。
店内ではコーヒーの試飲が可能。好みの一杯を気軽に見つけられ、焙煎豆を買う時の参考にもなりますね。
REC COFFEE 薬院駅前店(中央区)
世界レベルのバリスタが手がけた、良質な一杯を気軽に楽しめる


「manucoffee」の代表・西岡さんからコーヒーを学んだ岩瀬由和さん、北添修さんが2008年に創業。当時は珍しかったコーヒーの移動販売から始まり、現在では福岡や東京にも路面店を展開している人気のスペシャルティコーヒー専門店です。
代表を務める岩瀬さんは「ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)」2014、2015年で2連覇の快挙を果たし、「World Barista Championship2016(WBC)」でも準優勝という輝かしい経歴の持ち主。実力派が淹れる極上の一杯を気軽に楽しめるのが嬉しいポイントです。


「コーヒーは素材で決まる」と農園まで直接足を運び、吟味したコーヒー豆だけを使っています。品種や生産処理のほか、標高など環境の違いでも異なる豆の個性を見極め、酸味と甘味のバランスを考慮しながら焙煎。シングルオリジンの場合は、中浅煎り~中煎りの間で挽き、豆本来の“キャラクター”を最大限に引き出しています。
また焙煎から14日以上たったものは販売しないなど、徹底した品質管理が“RECクオリティ”を保っています。
福岡県福岡市中央区白金1-1-26 1階
【月~木】8時~24時【金】8時~25時【土】10時~25時【日祝】10時~24時
無し
福岡市地下鉄 薬院駅より徒歩5分
チーズケーキ 440円、レックコーヒーラテ レギュラー 520円~
「REC COFFEE 薬院駅前店」の詳細はこちら
「REC COFFEE 薬院駅前店」の口コミ・周辺情報はこちら
KAMAKIRI COFFEE TAKASAGO(中央区)
ミルから抽出まで最新鋭のマシンで、抜群のフレーバーを出す。試飲もOK!スペシャルティコーヒーの先駆店で好みのコーヒーを見つけよう

「NOG COFFEE ROASTERS」が手がける自家焙煎のスペシャリティコーヒーショップです。おすすめはエスプレッソで使っているオリジナルブレンドの「tohlo」(トーロー)チョコレートのような甘さが特徴で、ブラックはもちろん、ミルクとの相性も良い一品です。


店の奥は調理場になっており、ホットサンドやスイーツなどのフードメニューも全て手作りです。朝はお得なモーニングセットもご用意しております。
福岡県福岡市中央区高砂1-1-23
【平日】9時~21時【土日祝】8時~21時
なし
福岡市地下鉄 渡辺通駅より徒歩3分、福岡市地下鉄 薬院駅より徒歩5分
ドリップコーヒー 450円~、豆が選べるハンドドリップは 600円~、スコーンサンド 400円~(※季節によって変更あり)
「KAMAKIRI COFFEE TAKASAGO」の詳細はこちら
Good up Coffee(中央区)
街角に建つ洗練カフェ。自家焙煎でさらなる浅煎りの美味しさを追求

東京、福岡のカフェで経験を積んだ若きバリスタ・柴田就至さんが営み、カフェやロースターが点在するコーヒー激戦区・白金エリアでも注目の一軒です。東京時代に“浅煎り”の奥深さに魅せられたのをきっかけに、自身の店ではメインのコーヒーに。浅煎りは豆の個性がダイレクトに出やすいため、挽き方や焙煎の温度の違いを変えながら、日々納得の行く味を突き詰めています。
自家焙煎のスペシャリティーコーヒーが人気のカフェ。「自家製あんこバタートースト」はSNSでも話題。牛乳とバターを混ぜ合わせ、甜菜糖糖を使用し、豆から7時間程度かけて炊き上げた。餡にわずかにトッピングした岩塩が餡の風味を引き立てます。コーヒーとの相性は抜群で、一緒に味わうと幸福感に満たされます。

コーヒーの焙煎から店内のスイーツに至るまで全てをこなす
スイーツに目がない方にも注目して頂きたいのが、自家焙煎しているコーヒー。HEAD ROASTERでもある吹越政和さんが焙煎から抽出までを一貫してこなし、確かな美味しさを作り上げています。直近では、「COFFEE COLLECTION WORLD DISCOVER 2023」という焙煎の競技会に出場し、世界9位に入賞した実力は折り紙付き。


「バスクチーズケーキ」や季節のフルーツを使った「エアリーティラミス」「バナナブレッド」などあんこトースト以外にもコーヒーと相性抜群のスイーツが並びます

店内は8席と小箱。日当たりが良い店内は明るく、店名にあるようにグッと気分が上がること間違いなし。
福岡県福岡市中央区高砂1-15-18
【平日】11時~19時【日】11時~18時(LO 各15分前)
木
あんこバタートースト 690円、カフェラテ 540円~、バスクチーズケーキ 550円
福岡市地下鉄 薬院駅より徒歩8分
「Good up Coffee」の詳細はこちら
「Good up Coffee」の口コミ・周辺情報はこちら
ORTO CAFE(中央区)
警固の人気カフェがより快適に!ビターなスイーツとコーヒーで至福の時を♪

2020年11月、福岡市警固の人気カフェが渡辺通に移転オープン。1Fはケーキやパン、焼き菓子などのテイクアウトも可能な販売スペース、2Fにイートインスペースを完備し、より広く快適な空間を提供しています。
また、女性中心だった客層も男性のひとりでの利用や、高齢の方がケーキのテイクアウトで訪れるなど幅広い世代に拡大。グリーンの外観がおしゃれで、より気軽さがアップした店内空間も注目の一軒です。

人気スイーツの中でも「チョコレートタルト」がいち押しです。チョコ入りの生地の上に、チョコ+クリームで作るガナッシュの2層構造で、濃厚でも甘すぎないチョコの味わいがしっかり。
コーヒー(HOT 500円)は福岡市高砂「COFFEE COUNTY」の豆を使った深煎り。ビターな豆の味わいをダイレクトに出すため、エアロプレスで抽出しています。

農家直送の野菜や果実など九州産中心の素材をふんだんに使ったメニューがずらり!カフェ、ランチ利用がメインですが、週末にはモーニング(8時~11時)も実施しています。パンやサラダ、ドリンクのセットが2種類あり、価格は900円~。ランチ(11時~15時)でもカレー、ベジタブルグラタンといった野菜をしっかり盛り込んだヘルシーな料理が味わえますよ。
FUK COFFEE(博多区)
お出かけ気分で楽しめる、旅がテーマのおしゃれカフェ


店内は福岡の都市コード「FUK」に由来し、飛行機や旅行にちなんだ店内装飾やラテアートなどがSNSで話題です。エスプレッソマシンはイタリア製の「ブラックイーグル」を採用し、見た目の良さだけではなく本格派な味わいを楽しむことができます。


女性客が多く、「コーヒーゼリーアフォガード(550円)」をはじめとする苦味を抑えたドリンクが充実しています。オーストラリア・メルボルン発「モークチョコレート」使用の「スペシャルティモカ(600円)」、月替りの限定ドリンクなどの“スペシャル”なドリンクも要チェック!タルト、ガトーショコラと、ドリンクに合うスイーツもたくさんありますよ。

店内は22席ほど。テイクアウトしてコーヒー片手に、天神を散策に出かけるのもおすすめです。Tシャツやバッジ、マグカップなどオリジナルグッズも多数販売。このご時世にちょっとした旅行気分も楽しんでみるのもおすすめです!

2021年4月にオープンした新店舗「FUK COFFEE parks」も人気です。大濠公園駅から徒歩約5分とアクセス抜群。広々と落ち着いた空間で、自慢のコーヒーとスイーツをゆっくり満喫できます。(福岡県福岡市中央区荒戸1-4-20、8時~22時 ※営業時間は変更の可能性あり)
福岡県博多区祇園町6-22(2022年4月29日移転オープン)
8時~22時(当面は20時までの営業)
なし
プリン 500円(アイスクリーム乗せ100円)、コーヒーゼリーアフォガード 550円、スペシャルティモカ 600円
福岡市地下鉄 櫛田神社前駅より徒歩1分(博多駅口側出口が目の前)
「FUK COFFEE」の詳細はこちら
NO COFFEE(中央区)
多彩なグッズを柱にした、新スタイルのコーヒーショップ

“Life with good coffee”をコンセプトにしたカフェ。コーヒーを、味で楽しむのはもちろん、多彩なグッズから通してより親しめる存在にした一軒です。「開業時から、コーヒーの知識や技量に秀でた専門店にはないグッズを柱に展開することを決めていました」と、代表の佐藤慎介さん。



Tシャツやタンブラーなどの定番商品に加え、毎月新作が登場する異業種コラボレーションアイテムのほか、マスクやマスクストラップといった時代のニーズに合わせたものまで常時約40種類のオリジナルグッズが並んでいます。各アイテムは、同店のロゴや黒、白を基調としたシンプルなデザイン性。エコバッグは撥水加工を施すなど、それぞれ利便性も考慮されています。

ドリンクは、竹墨を使った「ブラックラテ」や「抹茶ラテwith Espresso」など、程よい苦味が癖になるエスプレッソ系を中心にそろえています。
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※この記事は2023年4月時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※この記事は2023年4月にじゃらん編集部が更新しました。
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GAKU(J.9)
株式会社J.9(ジェイ.キュー)所属のライター。福岡・東京を拠点に観光情報誌、情報WEBサイトで日本各地のグルメ、イベント情報などを日々発信しています。Twitterで食べたい!行きたい!情報を随時更新中。 @GakuKael(https://twitter.com/GakuKael)、株式会社J.9( http://j9-fukuoka.com/about/)