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11月23日の新嘗祭(にいなめさい)は何の日?勤労感謝の日と関連はあるの?

2021.09.06

新穀の収穫に感謝する新嘗祭(にいなめさい)。11月23日に全国の神社で行われています。この日は「勤労感謝の日」でもありますね。これら2つの日には、どういう関係があるのでしょうか?
この記事では新嘗祭のいろいろや、新嘗祭と関係の深い大嘗祭、伊勢神宮の神嘗祭のことまでお伝えします。

※この記事は2021年8月24日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース

新嘗祭(にいなめさい)とは

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

新嘗祭とは、その年の収穫に感謝して新穀を神様にお供えし、来年の豊穣を願う行事です。「にいなめのまつり」「しんじょうさい」と呼ぶこともあります。

日本書紀にも登場するほど古くから行われてきた行事で、現在では全国各地の神社で11月23日に行われています。

本来は宮中の祭祀です。その内容は、天皇陛下が天照大御神(あまてらすおおみかみ)をはじめ八百万の神々にその年の新米をすすめ、めぐみに感謝し、自らも一緒にお召し上がりになる…というものです。

新嘗祭と対になっているのが、祈年祭(きねんさい・としごいのまつり)。祈年祭はその年の耕作始めに五穀豊穣を祈る神事で、かつては旧暦2月4日、現在では2月17日に行われています。

新嘗祭は毎年11月23日。勤労感謝の日との関連は?

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

新嘗祭はもともと、旧暦11月の2回目の「卯の日」に行われていました。現在でいうと12月上旬~1月初旬ごろです。

1873(明治6)年、新暦に移行するときに11月23日になり、そのまま「新嘗祭」という祝日も生まれました。

戦後は、稲作だけではなく世の中をかたち作るすべての勤労に感謝しよう…という思いから、「勤労感謝の日」と名前が変わり、現代まで続いています。

勤労感謝の日は現代の国民の祝日の中で、もっとも長い伝統を持つ祝日のひとつといえます。

新嘗祭は、何をする日?

(伊勢神宮 内宮参道 写真提供:伊勢神宮)
(伊勢神宮 内宮参道 写真提供:伊勢神宮)

新嘗祭の日には、宮中や伊勢神宮をはじめ、全国各地の神社で神事が行われています。

宮中祭祀は一般の人にはあまりなじみがありませんが、伊勢神宮(正しくは「神宮」)では、「大御饌(おおみけ)」「奉幣(ほうへい)」が行われています。

伊勢神宮には外宮(げくう)と内宮(ないくう)があり、外宮から先にお祭りする「外宮先祭(げくうせんさい)」というしきたりにのっとって、以下の順に行われています。

●外宮
大御饌:4時

大御饌とは、神様にお供えする食事。お米をはじめ海の幸や山の幸などをお供えします。
奉幣:7時
天皇陛下から遣わされた勅使が、天皇陛下の捧げ物である幣帛(へいはく)を奉納します。

●内宮
大御饌:11時
奉幣:14時

伊勢神宮の11月の参拝時間は5時~17時。この時間内であれば参道から奉拝(ほうはい)することができます。とはいえ例年、非常に混雑しますので、余裕を持って出かけましょう。

また、各地の神社でも参列・見学できるところは多くあります。近くの神社のホームページ等を確認してみてくださいね。

新嘗祭と関連の深い行事1.大嘗祭(だいじょうさい)

新嘗祭と関連の深い行事に、大嘗祭があります。大嘗祭とは、新しい天皇陛下が即位した後にはじめて行う新嘗祭のことです。

11月23日に行われるとは限らないのですが、明治以降はすべて11月に行われています。

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

大嘗祭では、使うお米を全国から2地方を選んで収穫します。斎田点定(さいでんてんてい)の儀という儀式を経て、東の「悠紀(ゆき)」、西の「主基(すき)」という地方が選び出され、お米が献上されます。ちなみに、令和元年は栃木県と京都府でした。

新嘗祭と関連の深い行事2.神嘗祭(かんなめさい)

(伊勢神宮 宇治橋と大鳥居 写真提供:伊勢神宮)
(伊勢神宮 宇治橋と大鳥居 写真提供:伊勢神宮)

神嘗祭は、伊勢神宮でもっとも大事とされる神事。その年に収穫された新穀を、天照大御神に捧げて、そのめぐみに感謝するお祭りです。

毎年10月15日~17日に行われています。伊勢神宮の年間の祭典は、神嘗祭を中心に行われているといっても過言ではないのだとか。

由貴大御饌(ゆきのおおみけ:清浄で立派な食事)と奉幣という神事を中心に、興玉神祭(おきたまのかみさい)、御卜(みうら)、御神楽(みかぐら)などが行われます。

新嘗祭まで新米を食べてはダメという言い伝えも!

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

昔は、新嘗祭の日までは新米を食べてはいけないとも言われました。神様に新穀(初穂)を捧げるより前に、人が食べるのはおそれ多いという考えからです。

昔は稲刈り、天日干し、脱穀などを人の手でやっていたため、稲刈りから俵に米を入れ終わるまで2カ月はかかっていました。そのため、新米が食べられるのはちょうど新嘗祭のころだった…という事情もあったようです。

早いと9月には新米が出回る現在、そこまでする必要はなさそうです。でも11月23日には、改めて食への感謝の気持ちをもって過ごしてみてはいかがでしょうか。

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ミキティ山田  ミキティ山田

旬な話題を求めて、いろいろな場所を取材・撮影する調査員。分厚い牛乳瓶メガネに隠したキュートな眼差しでネタをゲッチュー。得意技は自転車をかついで階段を登ること。ただしメガネのせいでよく転びます。

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