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2021.10.18

【東京・神奈川】バブカのおすすめ店3選!NYで流行した話題のスイーツを堪能

バブカとは、NYで流行したバターがたっぷり練り込まれた生地にチョコレートやシナモンを加えたパンのこと。サクサクやモチモチの食感が楽しめ、スイーツとしてもおすすめです。今回は、パンマニアの片山智香子さんに、東京都と神奈川県のバブカがおすすめのお店を紹介していただきました。各店舗のバブカのこだわりをお伝えします。

※この記事は2021年9月時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース

バブカとは

(画像提供:ピクスタ)
(画像提供:ピクスタ)

バブカとは、19世紀頃から東ヨーロッパのユダヤ人に愛されてきたパンのこと。バブカの名前は、ポーランド語で「おばあさん」を意味する「Diminutive babka」、もしくはポーランドとウクライナ西部で食べられているパンの一種「Baba」から来ていると言われています。

当時チョコレートは一般的な食材ではなかったため使用されていませんでしたが、20世紀の半ばのアメリカで発展していったチョコレートを使ったパブカが主流になっています。今回はこのNYで流行しているチョコレートバブカについて紹介します。

一般的な作り方は、バター、卵、砂糖を練り込んだ生地に、チョコレートやシナモンをたっぷり加えて焼き上げます。アメリカでは、ケシの実やパン粉、シュトロイゼル(バター、小麦粉、砂糖などを合わせた甘いトッピング生地)をアクセントに乗せることも。食べると口の中いっぱいに甘みとバターの風味が広がることから、食事用のパンというよりも、スイーツとして楽しまれています。

長方形のローフ型で作られているものが多いですが、もともとは祝日に食べる特別なパンだったことから、ケーキ型で作られたり、クリスマスには赤や緑のドライフルーツでバブカを作ってお祝いしたりすることもあります。

ニューヨークで流行したバブカは日本にも上陸し、ベーカリーはもちろんのこと、コンビニエンスストアでも発売されて話題になっています。今回は1万個以上のパンを食べ歩いたパンマニアである片山智香子さんに、東京都と神奈川県のバブカがおすすめのベーカリーを紹介していただきました。

breadworks【東京都】

粉からすべて手作りのバブカ、運河沿いの開放的な空間も魅力

(画像提供:breadworks)
(画像提供:breadworks)

パン オ レ生地とクロワッサン生地を合わせたオリジナル生地に、たっぷりのチョコレートとシナモンクリームを巻き込んで焼き上げたバブカ。アクセントになっているのが、全粒粉で作ったクランブル(小麦粉、砂糖、バターを混ぜ合わせてそぼろ状にしたもの)。上はカリカリの食感。中はどこを食べてもチョコレートを味わうことができます。

(画像提供:breadworks)
(画像提供:breadworks)

2010年に1号店としてオープンした天王洲店は、倉庫だった建物をリノベーションしたおしゃれな店舗。天井の高さを活かした運河沿いの開放的な空間で、朝8時から夜まで素敵な時間を過ごせます。他に表参道、エキュート品川の計3店舗を展開しています。

(画像提供:breadworks)
(画像提供:breadworks)

焼き立てのパンの香りが広がる店内には、こだわりのパンやサンドイッチ、デリ等がズラリ。職人が毎日朝から晩までパンを焼き続けています。

ビールの醸造所を経営している会社がプロデュースしていることから、自家製のビール酵母を使ったビアブレッドなどもおすすめ!

(画像提供:breadworks)
(画像提供:breadworks)

店内のカフェスペースでは、朝は焼き立てのパンとコーヒー、昼は日替わりのデリやサンドイッチを選んでのんびりランチや、隣接する「Lily cakes」のケーキやクッキーなど豊富なスイーツメニューで優雅なティータイム、夜はこだわり素材のデリとパンのセットでディナーが楽しめます。運河を臨む、開放感あふれるテラス席もあり。チョコレートたっぷりのバブカとともに、ゆったりとした至福の間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

■breadworks
[住所]東京都品川区東品川 2-1-6
[営業時間]8時~21時
[定休日]なし
[料金]バブカ300円
[アクセス]【電車】東京モノレール・りんかい線「天王洲アイル駅」より徒歩5分、JR 「品川駅」より 徒歩20分
[駐車場]あり(1000円/1回)
「breadworks」の詳細はこちら

なんすかぱんすか【東京都】

チョコ、シナモン、カスタードが詰まった、ずっしりと濃厚なバブカ

(画像提供:なんすかぱんすか)
(画像提供:なんすかぱんすか)

デニッシュ生地にたっぷりのチョコチップ、シナモン、ナッツを巻き込んだバブカ。ずっしり重く、とにかくチョコレートがたっぶりで濃厚な味わいの食べごたえのある一品。トッピングのクランブルのサクサクとした食感も効いています。

神楽坂のスペシャリティコーヒーのお店「WHY NOT SPECIALTY COFFEE &(ホワイ ノット スペシャリティ コーヒー アンド)」の系列店のため、美味しいスペシャリティコーヒーもテイクアウト可能。ビターなチョコレートたっぷりバブカとコーヒーをセットで楽しんでみてはいかがでしょうか。

(画像提供:なんすかぱんすか)
(画像提供:なんすかぱんすか)

「なんすかぱんすか」のシェフは、製パンの講師、コンサルタント、「ブルディガラ」や「breadWorks」などでシェフをした後、「ザ・リッツ・カールトン大阪」でチーフベーカーとして活躍されていた経歴を持つ経験豊富な青柳吉紀シェフ。

2019年4月にオープンし、原宿の裏路地でパンやケーキ、スペシャルティコーヒーなどを販売しています。ポップで目を引く外観の店舗に入ると、店内にはアレンジの効いた、たくさんの種類のパンがズラリと並んでいます。

基本的には月曜〜水曜が定休日ですが、公式ホームページや公式Instagramでチェックしてから来店するのがおすすめです。

■なんすかぱんすか
[住所]東京都渋谷区神宮前3-27-3
[営業時間]11時~17時
[定休日]月曜、火曜、水曜(不定休)
[料金]バブカ390円
[アクセス]【電車】JR「原宿駅」より 徒歩10分、東京メトロ「明治神宮前駅」「表参道駅」「外苑前駅」より徒歩10分
[駐車場]なし
「なんすかぱんすか」の詳細はこちら

CHOCOLATE BANK【神奈川県】

生チョコ専門店が生み出す、チョコレートが主役のバブカ

(画像提供:CHOCOLATE BANK)
(画像提供:CHOCOLATE BANK)

国産の発酵バターを使用したクロワッサン生地に、甘さ控えめの和三盆を加えたチョコレートをたっぷり練りこみ、三つ編み状に編み込んで焼き上げたチョコレートクロワッサンバブカ。生チョコ専門店が生み出した、チョコレートが主役のデザートパンです。

バブカに使用するクーベルチュールチョコレートは、コロンビア現地の管理農園でカカオを栽培し、収穫〜発酵〜ローストし、カカオの個性を引き出すよう独自に配合したオリジナルのもの。バブカでは、パンに練りこんで焼き上げてもカカオの風味を堪能いただけるように厳選し、2種類をブレンド。カカオ感が強く、後味がすっきりとしたミルクチョコレートと、柔らかな酸味、ビター感、最後に抜けるフローラル感を持ったビターチョコレートを使用しています。

毎日1つ1つショコラティエが手焼きをして作り上げるバブカは、サクサクの食感で、どこから食べてもチョコレートの芳醇な香りが広がります。朝ごはんにもおやつにもオススメです。

(画像提供:CHOCOLATE BANK)

(画像提供:CHOCOLATE BANK)

店舗は、鎌倉駅から徒歩1分。生チョコ専門店「MAISON CACAO」の姉妹店で2018年にオープンしたチョコレートショップです。

店内は焼きたてのチョコレートパンのほか、ここでしか味わえないパフェやスイーツ、カカオのコスメも販売しています。ガラス張りのオープンキッチンでは、製造するショコラティエの様子も見られます。

古い銀行跡地をリノベーションした建物で、カフェスペースの横には金庫室もあり。カフェでは、チョコラテやエスプレッソホットチョコ、カカオティーなどカカオを主役にしたドリンクも。

(画像提供:CHOCOLATE BANK)
(画像提供:CHOCOLATE BANK)

チョコレートクロワッサンバブカは、専用のバブカ箱にいれて販売。ちょっと大きめのサイズですが、冷凍保存もできるので、ストックして好きな時に好きな分だけ楽しむことができます。

■CHOCOLATE BANK
[住所]神奈川県鎌倉市御成町11-8(東日本銀行鎌倉支店跡地)
[営業時間]7時~18時
[定休日]月曜(祝日の場合は翌日)
[料金]チョコレートクロワッサンバブカ2268円
[アクセス]【電車】JR「鎌倉駅」より 徒歩1分
[駐車場]なし
「CHOCOLATE BANK」の詳細はこちら

いかがでしたでしょうか?写真を見ただけでも、口の中に香りと甘みが広がっていくようですね。ぜひコーヒーや紅茶と一緒にチョコレートたっぷりのバブカでホッと一息してみては。

●専門家プロフィール:
片山智香子
1万個以上のパンを食べ歩いたパンマニア。全国のパンを紹介する日本最大級コミュニティ『パン屋さんめぐりの会』を主宰。著書に『愛しのパン』(洋泉社)と『ボウルで3分こねるだけ!ラク!早!カンタン!おうちパン』(学研)がある。テレビ、ラジオ、雑誌などでパンタレントとして活躍する傍ら、百貨店のパン祭り監修など多岐にわたった活動をしている。

◆片山智香子のパン旅ちゃんねる@YouTube更新中
◆日本最大級のパン好きコミュニティ フォロワー2万人以上!

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Akiko  Akiko

美味しいものを求めて、国内外を旅するライター。最近は山登りも始めるも、何よりの楽しみは下山後のビールと温泉。

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