2021.12.03

【みかんの日】みかんを楽しむ豆知識！旬や活用法、みかんの選び方やみかん狩りの情報も！

秋冬の定番フルーツみかん。毎年11月3日と、12月3日、そして毎月第一日曜日が「みかんの日」として、全国果実生産出荷安定協議会と農林水産省によって制定されているそうです。今回は、旬を迎えますます活躍するみかんの種類、食べごろ、活用方法、おいしいみかんの選び方、さらにみかん専門店やみかん狩り情報まで、様々なみかんの楽しみ方を紹介していきます。

※この記事は2021年12月1日時点（記事全体の制作終了日）での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

みかんの旬、食べごろ、保存方法は？

みかんの旬はいつ？

私たちが普段よく食べている、スーパーなどでおなじみのみかんは「温州みかん」という品種です。同じ温州みかんでも、収穫時期によって呼び方が異なり、9～10月頃は「極早生（ごくわせ）」、10月下旬頃は「早生（わせ）」、11月下旬～12月下旬頃は「中生（なかて）」、12月下旬～3月頃は「晩生（おくて）」に分かれています。温室栽培のハウスみかんでは5～9月頃に旬を迎えるものもありますが、それを除いても、トータルすると9月～3月となり、みかんは旬が長いフルーツと言えます。

みかんの食べごろは？

食べごろというのは決まっていませんが、収穫時期で酸味と甘みのバランスが変わってくるので、自分好みのみかんを見つけるのがベスト。収穫時期が早いほど酸味が強く、極早生＜早生＜中生＜晩生とだんだん甘みが強くなっていきますが、中の房の袋はだんだん固くなっていきます。一番ポピュラーなのは12月頃の「早生みかん」や「中生みかん」だそうです。

みかんの保存方法は？

箱で大量に購入することも多いみかんですが、基本的に常温保存でも大丈夫なので冷蔵庫を圧迫しないのが嬉しいところ。風通しの良い冷暗所に置いておけば大丈夫です。しかし、購入した箱のまま、乱雑に重ねて入れておくと早く痛んでしまうことがあります。できるだけくっつかないよう隙間を空け、重ねる場合は新聞紙などをクッションにして、固いヘタの方を下にして置くと痛みにくくなります。この状態で約2～3週間保存することができます。

みかんの栄養や体にいいポイント、食べ方のアレンジとは

みかんに含まれる栄養や、体にいいところとは？

ビタミンC、ビタミンA、食物繊維、カリウム、カルシウム、葉酸など、みかんには様々な栄養素が含まれています。この中でも豊富に含まれている嬉しい栄養素がビタミンC。ビタミンCには免疫力アップさせ、風邪をひきにくくし、肌の調子を整える作用などが期待できます。

文部科学省の日本食品表示成分によると、みかん1個に含まれるビタミンCの量は約35ｍｇ。成人が1日に摂取することを推奨されているビタミンCの量が100mgなので、1日に1つみかんを食べるだけでも約1/3が摂取でき、毎日のビタミンC摂取をサポートしてくれます。

そのまま食べるだけじゃない！みかんのアレンジレシピ

特別な道具を使わなくても皮をむくことができ、気軽に食べられるみかんですが、そのまま食べる以外にも楽しむ方法はたくさんあります。

まずは気軽にできる「冷凍みかん」。冷凍することで長持ちさせることができます。また、みかんの甘味成分である果糖は冷凍させると甘みが増す性質があるので、より甘いみかんを楽しむことができます。

ジャムにしたり、ヨーグルトに混ぜたり、ゼリーやタルトなど他のフルーツ同様、スイーツに変身させても美味しく食べられます。スイーツ以外のおすすめは「みかんドレッシング」。半分に切って絞り、果肉も一緒に絞り出して、オリーブオイル、お酢としっかり混ぜ合わせ、塩コショウで味を整えたらちょっとお洒落な洋風ドレッシングに。

また、みかん専門店「10FACTORY」さんには、「みかんジュースのアレンジ」を教えてもらいました。みかんジュースを温めてはちみつを加えたり、お好みで生姜を加えたりして「ホットみかんジュース」にすれば、これからの寒い季節にぴったりの温まるドリンクに！家庭でもお手軽にアレンジできるのでとてもおすすめです。

みかん選びのポイントやおいしいみかんの見分け方

みかん狩りでのみかんの見分け方や、スーパーなどでみかんを購入する時はどういったポイントに注意すればいいのか、みかん狩り農園の「城ケ崎オレンジ村」さんに伺いました。

みかんの色が濃いものを選ぼう

「早生みかん」や「中生みかん」の場合、青みが残っていたり、色あせた感じがしたりするものではなく、しっかりとオレンジ色になっているものが熟れたみかんです。赤みをしっかり帯びたみかんを選びましょう。

皮に張りは有るが、柔らかいものを選ぼう

触ってみてカチカチのものや、ぶよぶよした感じがするものはNG。皮のつぶつぶ（油胞）がぷっくりとして皮に張りがあるもので、触った感じはしんなりしているみかんが理想です。同じ種類なら、大きなものより小ぶりのみかんの方が◎

【みかん狩りなら】日当たりのいい木を選ぼう

おいしいみかんは、葉が青々とした日当たりの良い木から取れます。まずはおいしいみかんが生る元気なみかんの木を探しましょう。

【みかんの楽しみ方その１】　みかんの専門店に行こう！

みかんジュースのみ比べや、みかんスイーツ、みかんの様々な加工品が楽しめる専門店なら、普段手に取ることの少ない産地や種類のみかんに出会うことができます。パフェやジェラートなど、いつもと違うみかんの楽しみ方もできるかも！

みかん専門店 柑熟屋

年間を通して約35種類の柑橘(主に西伊豆産、小田原産)を扱っているみかん専門店。その時期の旬の柑橘を使ったスイーツや柑橘そのものの販売を行っています。気になった柑橘を1玉から購入でき、種類もたくさんあるので、ぜひ推しみかんを見つけてください。

おすすめ商品は、その時期の旬のみかんだけを使い、オーダーしてからその場でしぼる「100%フレッシュみかんジュース」（350円～600円、みかんの種類によって変動)。お店の1番人気商品なのだとか。こちらをあたためたホットみかんジュースも寒い日は好評です。ほかには、100%フレッシュジュースを使ったみかんソフトクリームや、みかんパフェ、みかんクレープ、あんこにも白玉にもみかんジュースが入っている「みかんおしるこ」は冬の限定販売です。

10FACTORY　銀座店

GINZA SIXの地下2階にある愛媛の柑橘加工品専門店。全て愛媛県産の柑橘を使用した手作りの加工品はジュースやゼリーをはじめ、ドライフルーツやジャムなど、様々なバリエーションを取りそろえています。ジュースだけでも通年で10種類以上が並ぶ、柑橘大国愛媛ならではのラインナップです。

その中でもおすすめなのが、愛媛県限定のブランド品種「愛媛果試第28号」、別名「紅まどんな」の100％無添加ストレートジュース。豊潤で上品な甘味と濃厚なみかんの香りは他では味わえません。贅沢で飲む価値があるみかんジュースです。

I’m mikan（アイム ミカン）

愛媛県宇和島市や内子町の農家さんが愛情を込めて作った、ストレートみかんジュースと野菜や果物をたっぷり使って作ったジェラートのお店です。温州みかんジュースは完熟栽培によるまろやかな酸味と甘みが楽しめるナチュラルジュースです。温州みかんのほかに、河内晩柑のみかんジュースも楽しめます。３種類のみかんジュースを飲み比べた後に気に入った１種を選べる飲み比べセットも好評です。

ジェラートメニューもみかんが充実。みかんジェラート、みかん抹茶、みかん黒ゴマなど珍しいラインナップも置いています。また、10factoryの商品も一部取り扱いがあり、みかんゼリー、みかんジュース、みかんのドライフルーツ、みかんのジャムなども購入することができます。冬シーズンには、みかんの収穫時期に合わせて、愛媛県産のみかんが店頭でも販売されます。

【みかんの楽しみ方その2】　食べ放題のみかん狩りに行こう！

みかん狩りの魅力とは？

フルーツ狩りの魅力は何といっても、流通期間と熟す期間を考慮した一般的なお店のフルーツとは違い、自分で選んだ食べごろのフルーツがGETできること！特にみかん狩りは、リーズナブルな値段で「食べ放題」をしているところも多いので、食べごろみかんを収穫してすぐ食べることができます。

また、みかんは日当たりと風通しのよい場所で育つため、小高い丘などに畑が設けられていることが多く、気持ちのいいロケーションでみかん狩りを楽しむことができます。みかんの木の高さは170cm程度なので、女性や子どもでも気軽に収穫でき、ファミリーでのレジャーにもぴったりです。

みかん狩りの時期は？持ち物は何を持っていったらいい？

みかん狩りシーズンは、品種などにもよりますが、10月上旬から1月下旬頃です。特に多いのは10月～11月下旬頃みかん狩りを実施しているスポット。色々な品種のみかん狩りが体験できるスポットでは、品種を変えて長い期間みかん狩りを楽しむことができます。

みかん狩りに必要な持ち物はあまり多くはありません。枝からみかんを収穫するハサミやみかんを入れるカゴなどの最低限の道具は、たいていの農園で用意されています。動きやすい服に歩きやすい靴、これ以外に以下の準備があると快適にみかん狩りをすることができます。

・ウェットティッシュ…みかんを食べる前に手を拭いたり、果汁が付いた手を拭いたりするのに。
・飲み物…甘いみかんをたくさん食べるとのどが渇くので、お茶やお水でさっぱりしましょう。
・日焼け止め、帽子…日当たりが良く、日陰が少ないので、秋や冬でも日焼け対策を！
・軍手…みかんの木に触れたり、切り取った枝の鋭い切り口に触れたりすることがあるのであると◎
・エコバック…みかんを持ち帰りできる所は袋などに入れたりしますが、ビニール袋だと枝の切り口で裂けてしまうことがあるので、布の袋やエコバックを持っていくと安心です。

準備ができたらいざみかん狩りへ！様々な品種のみかん狩り体験ができ、長い期間みかん狩りができる関東近郊のみかん狩りスポットを紹介します。

城ケ崎オレンジ村

温暖な伊豆の美味しいみかんが収穫できる3000㎡のみかん園です。10月の「温州みかん」から始まり、「ポンカン」、「不知火（しらぬい）」、「はるか」、「清見」、「甘夏」、東伊豆の珍しい「ニューサマーオレンジ」等のみかん狩りができます。売店では各種みかんや生絞りみかんジュースの販売も。

みかん狩りと一緒に、本格的な日帰りバーベキューが楽しめるほか、温泉付きの貸別荘もあり宿泊もできます。「城ヶ崎海岸」にも近いので、伊豆観光と一緒にみかん狩りも楽しんではどうでしょうか。

マルフクガーデン

日差しのよく当たる斜面に植えられたみかんの木と、相模湾の青い海の景色が素晴らしい、絶好のロケーションが魅力の観光農園です。温州みかんは10～1月末までみかん狩りが楽しめるほか、2月にはポンカン、3～4月末はゴールデンオレンジ（湘南ゴールドの親品種）、4月中旬～5月中旬にはニューサマーオレンジと長くみかんやオレンジ狩りが楽しめます。
食べ放題でお土産付き、当日予約なしで気軽に立ち寄れるのも魅力です。秋から春までみかんやオレンジ狩りができるので、熱海の近くに来たらぜひ立ち寄ってみてください。

まとめ

いかがでしたか？秋冬の定番フルーツみかんの、旬や活用方法、選び方、みかん専門店やみかん狩り情報まで、様々なみかんの楽しみ方を紹介しました。ぜひこの冬はみかんを味わい、楽しみ尽くしてみてくださいね。

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