1月10日が「明太子の日」というのはみなさんご存じでしょうか?1949年のこの日、博多に本社を置く「株式会社ふくや」が「明太子」を初めて店頭に並べ、福岡名産「辛子明太子」が誕生した記念に制定されました。今回は1月10日の「明太子の日」にあわせて、博多駅周辺や福岡空港などで購入できる、福岡のおいしい辛子明太子を紹介します。
※この記事は2022年1月7日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
ふくや/味の明太子

博多中洲に戦後まもなく開業した「ふくや」は、1949年創業者川原俊夫が試行錯誤により日本で始めて明太子を売り出した、半世紀以上続く明太子の創業メーカーです。創業以来のこだわりは守りながら、時代に合わせて微調整を繰り返し進化し続けています。
原料のたらこは、程よく成熟し皮が薄く粒感がはっきりとした真子(まこ)と呼ばれるもののみを使用。香りや味を見極め、毎年ブレンド・調整している唐辛子。良質な真子を使用しているので、アルコールやみりんを添加しないごくシンプルな調味液でタラコのおいしさを生かした味付けが実現し、多くの人に愛される一品です。

販売場所・取り扱い店舗/博多駅地下街店、博多デイトス売店、福岡空港店などふくや直営店で販売
椒房庵(しょぼうあん)/あごだしめんたいこ(うまくち)

北海道産の真子にこだわり、原卵そのものが持つ濃厚なうまみが楽しめる椒房庵の「あごだしめんたいこ」は、秘伝の辛子たれに、国産の焼きあごから仕立てたあごだしを加えることで、濃厚で上品なうまみとまろやかな味わいに仕上げられています。
タラコのひと粒ひと粒にあごだしのうまみがしみ込んでおり、リピーターも多数。箱詰め前にひとつひとつ、職人の匠の技で美しい形に整えられ、贈答用にも、手土産にも、老若男女問わず喜ばれる商品です。

販売場所・取り扱い店舗/久原本家 総本店、福岡天神岩田屋店、博多駅デイトス店、博多リバレイン店、小倉井筒屋店、久原本家総合ショップ 福岡空港店、久原本家 福岡空港店
博多料亭 稚加榮/化粧箱入り辛子明太子

博多の料亭である「稚加榮」の、お客様の声から生まれたという辛子明太子。厳しい基準に基づき選ばれた新鮮なタラコに料亭の出汁を効かせ、料理人がひとつひとつ丁寧に作る、妥協は一切ないこだわりの一品です。
稚加榮のこだわりは、味と食感の決め手となるタラコの粒。卵本来のまるく美しい形と弾力、美味しさをそのままに、粒揃いのものが稚加榮の辛子明太子になるのだとか。さまざまなこだわりが詰まった明太子は、丁寧に形を整え、料理を器に盛りつけるように真心こめて一本ずつ並べられており、見た目にも美しく贈答用にもぴったりです。

販売場所・取り扱い店舗/稚加榮大名本店、阪急阪神百貨店博多阪急店、福岡空港店、岩田屋本店
博多まるきた水産/辛子明太子 博多あごおとし

お客様に「あごが落ちるほどうまい」と褒められ、それがブランド名となったという「辛子明太子 博多あごおとし」は、原料の卵を目利きの担当者が選別し、贈答にふさわしい物だけを選別。塩は長崎の海塩を、唐辛子は京都の老舗の物を使用し、塩漬けから熟成まで自社で丁寧に仕込んでいます。
漬け込み熟成の塩梅を見極めるのは熟練の職人で、明太子一筋の匠が丹念に辛子明太子を作り上げるのだそうです。こうやって作られた「あごおとし」の辛子明太子は、芳醇な旨みと唐辛子の穏やかな辛味の調和がとれ、卵本来の旨みが際立った美味しさです。

販売場所・取り扱い店舗/博多阪急店・博多銘品蔵デイトスグローサリー店・まるとめ(博多マイング内)・八洋食品(博多マイング内)・ブルースカイ(福岡空港)・センカ(福岡空港)・玉屋(福岡空港)・基山パーキングエリア(九州道下り)
やまや/美味博多織 辛子明太子無着色

やまやの辛子明太子は、創業時から変わらない厳選された素材で、原料から一貫した自社製造にこだわっています。柚子、唐辛子、羅臼昆布、お酒を使用した「匠のたれ」に168時間じっくり漬込んだ深いコクとまろやかな辛さの辛子明太子です。
「美味博多織 無着色明太子」は九州限定で、こちらの商品には「匠のたれ」も付いているので辛さとコク味の調整が楽しめます。パッケージも博多らしくオリジナルの博多織をあしらって紐掛けしたもので九州のお土産にピッタリの商品です。

販売場所・取り扱い店舗/JR博多駅・JR小倉駅・福岡空港・博多阪急・博多大丸・岩田屋・やまや直営店舗(やまや本店・やまや大牟田店・やまや大川店・やまや天神本店・やまや太宰府店・やまやマイング店)
かば田食品/昆布漬辛子めんたい「雷」


漬物店として創業した「かば田食品」は、その技術を活かし、材料を層にして丹念に漬け込んでいく漬け込み方法と、昆布の旨みを材料に染み込ませて隠し味にする、“漬物貯蔵製法”を明太子作りに取り入れています。この自慢の製造方法、製造過程で作られた「かば田の辛子めんたい」は、一度食べたらファンになってしまう美味しさです。
様々なサイズがあり、贈答用にもぴったりの昆布漬辛子めんたい「雷」のほか、かば田食品直営店だけのかわいい限定パッケージもあり、自宅用だけでなく手土産など、どんなシーンにも活躍します。

販売場所・取り扱い店舗/かば田福岡空港店、その他かば田食品直営店(昆布漬辛子めんたい「雷」、限定パッケージ) ※通常の「昆布漬辛子めんたい」は、博多駅マイング長門屋、 博多銘品蔵デイトスグロサリーショップ等でも販売
島本/オリジナル辛子明太子

希少な北海道産のスケトウダラの卵を使用した辛子明太子作りにこだわっている、地元ファンも多い福岡の老舗「島本」。オリジナル辛子明太子は、創業以来愛され続けている伝統の味で、きめ細かい粒が立ちつつも、舌の上をさらりととけるような滑らかな食感で、卵本来の旨みを楽しむことができます。
定番の辛子明太子はもちろん、「イカめんたい」や「めんたいマヨネーズ」、「手羽先めんたい」など、辛子明太子専門店として多数の品揃えがあります。量販店などへの卸販売は行っておらず、公式サイトの通信販売以外では福岡でしか買えない限定の商品となっています。


販売場所・取り扱い店舗/博多駅前店、博多阪急店、新宮店、工場直売所
福太郎(山口油屋福太郎)/THE MENTAI

油屋から始まり、福岡の食を支えて100年を越える総合食品メーカー福太郎。明太子作りも50年の歴史があります。
昔ながらの明太子商品もそろえながら、オシャレな小瓶入の明太子が好評。食卓にそのまま出してもオシャレで、ちょっとした手土産にもぴったり。ご飯だけでなく、パンやパスタなどにも合い、気軽に明太子が楽しめます。明太子を食べやすくカットした「中辛」を始め、「いか」、「あまえび」、「チーズ」、「バジル」など種類も豊富です。

また、福太郎の明太子を使用したせんべい「めんべい」もお土産に好評な商品。北海道産のじゃがいもでんぷんをベースに、明太子を始めイカ・タコの海鮮の旨みが噛むほどに味わえます。
販売場所・取り扱い店舗/福太郎直営店、福太郎公式オンラインストア、九州・福岡の各お土産店など
ひろしょう/辛子明太子(北海道産)

創業当時から北海道産のスケトウダラの卵にこだわり、卵本来の持つ風味と粒子感を損なわぬよう、全ての工程を一つ一つ丁寧に自分たちの手と目を使って作るひろしょうの辛子明太子。北海道近海で全体のわずか10%しか水揚げされない希少で高品質なタラコを168時間低温熟成、魚卵本来の風味を閉じ込め、プチプチとした粒子感のある仕上がりです。
また、「昆布明太」は収穫前の若く柔らかい、出汁を取るよりも食べるのに適した棹前昆布と北海道産辛子明太子を合わせており、「めんたいしゅうまい」は北海道産のスケトウダラのすり身と辛子明太子を使った「親子しゅうまい」にするなど、関連商品も素材にこだわった逸品ばかりです。


販売場所・取り扱い店舗/(株)弘商本社ビル1階直売店、ひろしょう大宰府店、福岡岩田屋本館B1明太子ショップ、博多銘品蔵デイトスグロサリーショップなど ※辛子明太子切子販売店。その他商品は取り扱いのない店舗もあり
まとめ
いかがでしたか?一見同じように見える明太子も、素材へのこだわりや製法、秘伝のたれまで様々なこだわりがあり、食べ比べてみたくなってしまいますね。お土産にもぴったりな明太子、博多駅周辺や福岡空港などでも購入できるものをピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてください。
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じゃらん編集部
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