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2022.03.20

五島列島の2泊3日モデルコース!おすすめ観光スポットや美しい教会などをご紹介【長崎】

今年秋にスタートするNHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」の舞台として話題の長崎県・五島列島。放送に先駆け、自然豊かな離島の魅力を体感してみませんか?

今回は長崎港発着で、五島市福江島から新上五島町までを満喫する2泊3日の旅をご紹介。王道スポットをしっかり押さえたドライブコースで初心者の方も楽しめます。

どこを走っても紺碧の海に緑の山々を望む事ができる、島はまさに自然の宝庫。新鮮な海鮮グルメやブランド牛を堪能するランチ、壮大な絶景、キリシタンが残した美しい教会群を巡るのも醍醐味のひとつです。

五島ってどんなところ?

五島
画像提供:五島市観光協会

九州の最西端に位置する五島列島。玄界灘に浮かぶ、福江島、中通島など“五島”を含む、大小140の島々が連なることからその名が付いています。

五島の醍醐味はなんといっても雄大な自然。車窓から見る何気ない景色も実に壮大です。「高浜海水浴場」「大瀬崎灯台」などの名所では感動すら覚える圧巻のロケーションが待っています。また世界文化遺産の島としても知られ、今なお美しいまま残る教会群がフォトジェニック。豊富で新鮮なご当地グルメも忘れずに堪能すれば、言うことなしです!

初日の福江島までは長崎港からフェリーで約3時間。福江港、奈良尾港でレンタカーを手配したら、爽快なシーサイドドライブをスタート!絶景、教会群、グルメと五島の魅力を詰め込んだ2泊3日のモデルコースを満喫しましょう。

【1日目】五島列島の2泊3日コース

11時:福江港ターミナル

五島の旅がスタート!絶景も楽しめる福江島の海の玄関口

福江港ターミナル
島の南部に位置する福江港ターミナル

長崎港を8時ごろ出航し、11時過ぎに「福江港ターミナル」に到着。ここから五島の旅がはじまります!

五島列島最大の島・福江島の海の玄関口として栄え、福岡港や長崎港のほか、新上五島町の各港へと向かう船が行き交っています。館内に観光パンフレットを置いていたり、土産処、飲食店もあるので、観光拠点としても活躍。また2階には名勝地「鬼岳」を一望する展望デッキを備えているので、絶景を見ながら休憩を取るのもおすすめです。

福江港ターミナル
長崎港発のフェリーは1日2~3便

「福江港ターミナル」は「九州みなとオアシス五島福江」に制定され、「五島椿まつり」(2月下旬~3月上旬※予定)といったイベントが行われるなど地元を盛り上げる取り組みが活発です。周辺には市民の憩いの場「五島港公園」、同地の歴史を物語る「常灯鼻」があるので、散策ついでに見てみるのもおすすめ。

福江港ターミナル
生産量日本一を誇る椿を使った商品も要チェック

館内には五島の鮮魚で作られる練り物が有名な「浜口水産」をはじめ、5軒の土産処が並んでいます。特産の“五島うどん”や地元銘菓、水産加工品といった品々が揃っています。

■福江港ターミナル
0959-75-0240(五島市管理課 港湾管理事務所)※船の予約・問合せは各船会社
長崎県五島市東浜町2-3-1
6時30分~20時30分※繁忙期は異なる
なし
「福江港ターミナル」の詳細はこちら



↓車で20分

12時:カトリック堂崎天主堂

五島キリシタンの歴史を物語る。島で最初の天主堂

カトリック堂崎天主堂
カトリック堂崎天主堂

海を横目に車を走らせ、島の北東部に建つ「カトリック堂崎天主堂」へ向かいます。禁教令が解かれた後、五島キリシタン復興のために建てられた天主堂で、約50の教会が点在する五島列島のなかで一番最初に建設されたものなんです!緑の山々や真っ青な空をバックに鮮やかなレンガ造りの建物がキレイに映え、フォトスポットとしても人気。

カトリック堂崎天主堂
色ガラス窓から美しい光が差し込む

教会内は木造で、正面の「色ガラス窓」が神々しく輝いています。また優美な曲線を描いた「コウモリ天井」など特徴的な様式も注目ポイント。1879年の創建から今年で143年、歴史を語る上で欠かせない場所として県の有形文化財に指定されています。

カトリック堂崎天主堂
現在の建物はペルー神父により設計された

当初は木造建築でしたが、1908年にレンガ造り平屋建てに変わりました。内部は資料館として一般開放され、キリシタン弾圧の歴史などを学ぶ事ができます。教会内に広がる静寂の空間で心を落ち着かせてみるのはいかがですか?

■カトリック堂崎天主堂
0959-73-0705
長崎県五島市奥浦町堂崎2019
9時~16時、【3/21~10/10】9時~17時(夏休み期間は~18時)
12/30~1/3
拝観料 大人300円、中高生150円、小学生100円、
「カトリック堂崎天主堂」の詳細はこちら



↓車で15分

13時:いけす割烹 心誠

生簀から上げたてを調理。鮮魚たっぷりの特製ランチは満腹必至!

いけす割烹 心誠
釜飯御膳(2400円)※写真はイメージ

五島近海で水揚げされた魚介類をメインにした鮮魚料理を提供する「いけす割烹 心誠」。魚以外にも米や野菜も五島の幸を厳選し、地元食材の魅力を伝えています。割烹と聞くとお高いのかな…、と思いますが、ランチメニューは単品900円、定食1300円など何ともうれしい良心価格。地元の漁師から直接仕入れた素材を、大将の心意気で良コスパを実現しています!

人気No.1の「釜飯」をはじめ、天丼、刺身定食、五島うどんとメニューが充実しています。手頃さに加え、盛りに盛ったボリューム感にも驚きます!

いけす割烹 心誠
店内に生簀を備え、魚の鮮度をキープ

近海の荒波に揉まれた魚は身が締まり、味の濃さも違うのだとか。店内に生簀を備え、調理直前まで魚を泳がせるのが抜群の鮮度を保つ秘訣です。捌きたては身の締まりがさらに良く、弾力すら感じるプリプリ感は感動もの。この時期は春の旬ものもそろい、脂も乗った極上の味わいが楽しめますよ。

いけす割烹 心誠
五島牛レアステーキやハンバーグなど肉料理もある

「はこふぐの味噌焼き(1500円~※大きさにより異なる)」など、五島に伝わる珍味が並ぶこともあるので要チェックです。大将は大阪、福井など各地の料理店で修行を積み、この道30年以上になる佐野誠さん。食材選びから調理まで、長年鍛え上げた腕を遺憾なく発揮しています。

■いけす割烹 心誠
0959-74-3552
長崎県五島市福江町10-5
11時30分~13時30分、17時~22時
水曜
「いけす割烹 心誠」の詳細はこちら



↓車で7分

14時30分:おみやげ&カフェ「ごと」

カフェでのんびりひと休み。“五島の幸”を感じるスイーツに舌鼓み

おみやげ&カフェ「ごと」
大型駐車場完備でドライブの立ち寄りスポットに最適

おみやげ&カフェ「ごと」は銘菓から特産品、キャラクターグッズまで多数の品々をラインナップした五島最大級の規模を誇るお店です。地元食材を使ったスイーツやドリンク、ランチメニューなど“五島を感じる食”を用意しています。

おみやげ&カフェ「ごと」

多彩なメニューのなかでも人気は「ごと芋」やソフトクリーム。共に農薬を使わずに育てた五島産サツマイモを使ったスイーツで、ねっとり濃厚な甘さが口いっぱいに広がります!ほかにも、椿の器に盛った「椿のパンケーキ」、絶景名所・大瀬崎灯台をイメージしたパフェといった見た目でも、五島を感じさせてくれるスイーツが勢ぞろい。

おみやげ&カフェ「ごと」
おみやげ&カフェ「ごと」

「五島うどん」をはじめとする定番からレトルトの「五島の鯛で出汁をとったなんにでもあうカレー」など自社製造の商品まで充実のラインナップ。「ごと芋」など自社栽培の芋を焼きたてで提供してくれる冬期限定のメニューも好評です。

おみやげ&カフェ「ごと」
地元の海をイメージした店内で、リゾート気分を盛り上げる

テーブルのほか、カウンター、ソファ席、ハンモックが用意され、ゆったり過ごす事ができます。Wi-Fi完備、電源ありなのも嬉しいポイント。スマホの充電を満タンにして、次の目的地へ!

■おみやげ&カフェ「ごと」
0959-75-0111
長崎県五島市吉久木町726-1
10時~18時(カフェLO17時)
なし
「おみやげ&カフェ「ごと」」の詳細はこちら



↓車で30分

16時:高浜海水浴場

日本一と称される美しい砂浜は必見。ロケーション抜群の海水浴場

高浜海水浴場
コバルトブルーの海が広がる「高浜海水浴場」

秘境・嵯峨島(さがのしま)を望む絶景ビーチ。目の前には透き通った海、バックに山々の緑、足元を見れば白銀の砂浜と自然が織り成す美景に思わずうっとりします。新観光百選、日本の渚百選、日本の道百選、日本の水浴場88選とさまざまな名称を持つ、まさに名勝のなかの名勝!

夏は海水浴客で賑わう場所ですが、春ごろに見る波音の響く静かなビーチも素敵です。自然が作り出した美景を存分に満喫できますよ。

高浜海水浴場
夏はビーチハウスがオープンし、島内外から多くの人が集う

車で2分ほど北上すると「魚藍観音展望所(ぎょらんかんのんてんぼうじょ)」があり、海水浴場の全景を見る事ができます。水色、青色、藍色と深みを増す海の色彩がキレイで、さらに魅力を感じられるおすすめのスポットです。

■高浜海水浴場
0959-84-3162(五島市役所 三井楽支所)
長崎県五島市三井楽町貝津1054-1
終日開放
なし
無料
「高浜海水浴場」の詳細はこちら



↓車で45分

17時30分:大瀬崎灯台

白亜の灯台と紺碧の大海原に沈む“九州最後の夕陽”

大瀬崎灯台
「大瀬崎灯台」。映画のロケ地としても有名になった場所

高さ150mの断崖絶壁に建つ「大瀬崎灯台」。福江島の最西端に位置し、東シナ海の大パノラマを望む絶景スポットです。“九州で最後に夕陽が沈む場所”として知られ、日没になると海をオレンジ色に染め上げる優美な景色を見ることができます。

大瀬崎灯台
大瀬崎灯台
日本の灯台50選のひとつ。明治12年に初点灯し、今も船舶の標として活躍する

県道50号から灯台までの一本道に入って、後は道なりに進めば到着。200mほど手前に「大瀬崎灯台展望台」、その少し先には「大瀬崎灯台第2展望台」が整備され、両地で抜群のロケーションを体感できます。また、第2展望台から約1.2km歩くと灯台の近くまで行く事も可能。海食台地にそびえ、轟々と鳴り響く荒波の音が迫力満点。日本でも屈指の光達距離を誇り、サイズは大型なので、間近で見るとその規模に驚きます!

■大瀬崎灯台
0959-87-2216(五島市役所 地域振興班)
長崎県五島市玉之浦町玉之浦
終日開放
なし
無料
「大瀬崎灯台」の詳細はこちら




~宿泊施設へ~

\五島列島の2泊3日コース【1日目】/

GAKU(J.9)  GAKU(J.9)

株式会社J.9(ジェイ.キュー)所属のライター。福岡・東京を拠点に観光情報誌、情報WEBサイトで日本各地のグルメ、イベント情報などを日々発信しています。Twitterで食べたい!行きたい!情報を随時更新中。 @GakuKael(https://twitter.com/GakuKael)、株式会社J.9( http://j9-fukuoka.com/about/)

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