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2022.04.17

山形満喫プラン!大自然のパノラマと温泉にパワーをいただくモデルコース<2022>

蔵王連峰をはじめ、月山や鳥海山、飯豊連峰など、日本百名山に数えられる山々と平野部を悠々と流れる最上川は、山形の象徴的な風景。

各市町村に湧く豊富な温泉と一年を通じて山海の食材にも恵まれたエリアです。

旅の始まりは松尾芭蕉の俳句にも登場する「宝珠山 立石寺」、通称「山寺」から。山頂へ続く参道を登って参拝し、心が軽くなったら、ふもとのそば処でお昼ごはんをいただきましょう。

その後は硫黄の香りが立ちこめる蔵王温泉でリフレッシュ。ロープウェイで目指す山の上には、圧倒的なスケールで蔵王の大自然が広がります。

宿泊地は蔵王温泉のほかに、美肌造りの湯で注目される天童温泉や城下町散策も楽しい上山温泉もオススメです。

※この記事は2022年2月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信:じゃらんニュース

山形満喫!1泊2日おすすめモデルコース概要

【1日目】
山形駅→宝珠山 立石寺→山形蕎麦の焰藏 山寺本店でランチ→蔵王温泉大露天風呂

【2日目】
蔵王ロープウェイ→蔵王テラス→蔵王温泉 お食事処・お泊り処・お湯処 ろばたでランチ→いがもちの里 さんべ

山形の1泊2日モデルコース【1日目】

宝珠山 立石寺

松尾芭蕉も句を詠んだ、山寺と呼ばれる古刹

宝珠山 立石寺
宝珠山 立石寺
宝珠山 立石寺

貞観2(860)年に開山された天台宗のお寺。
「山寺」の通称で知られ、江戸時代の俳人・松尾芭蕉が「閑(しずか)さや 岩にしみ入る 蝉(せみ)の声」と詠んだことでも有名な地です。

山全体が修行と信仰の場になっており、山門から奥の院まで続く参道の階段は1015段。1時間ほどの道のりを歩く間に煩悩が消滅すると言われています。

参道には大小のお堂や塔が建てられていて、開祖・慈覚大師を祀る「開山堂」もそのひとつ。断崖絶壁の百丈岩に建てられた「五大堂」は、ふもとの田園風景から奥羽山脈までを一望できるビュースポットになっています。

「根本中堂」は国の重要文化財に指定されているお堂。比叡山延暦寺から伝わったとされる「不滅の法灯」が開山以来、燃え続けています(撮影は禁止)。最終地点にあたる「奥の院」は、悪縁切りの御利益があると言われています。

■宝珠山 立石寺
[住所]山形県山形市山寺4456-1
[営業時間]8時~17時※季節によって変動あり
[定休日]なし
[入山料]高校生以上300円
[駐車場]近隣の有料駐車場を利用
[アクセス]【車】山形道山形北ICより15分 【電車】JR山寺駅より徒歩6分

↓ 車で7分

山形蕎麦の焰藏 山寺本店

希少な玄蕎麦を存分に味わう十割板蕎麦

山形蕎麦の焰藏 山寺本店
山形蕎麦の焰藏 山寺本店
山形蕎麦の焰藏 山寺本店

JR山寺駅の真向かいに立つ、蕎麦にうるさい山形人をも唸らせる人気店。

料理に使用する食材のほとんどは、畑、田、海、山に関わらず生産者から直接仕入れているそう。

蕎麦は山形県大蔵村の貴重な「最上早生(わせ)」を自家製粉し、毎朝その日提供する分だけを手打ち。コシと風味が強い十割蕎麦は、それに負けない本枯本節がしっかりと効いたつゆでいただきます。

こちらでは山形河北町が発祥と言われる「冷たい肉そば」も味わうことができます。

コク深く爽やかなスープは、鶏のだしと醤油を合わせたもの。冷えても固まらない鶏の脂が蕎麦によく絡み、一度食べるとクセになる一杯です。芋煮や玉こんにゃくなど、山形の郷土料理と一緒にどうぞ。

■山形蕎麦の焰藏 山寺本店
[住所]山形県山形市山寺4273-1
[営業時間]11時~15時(4月~11月は~17時)
[定休日]12/30~1/2※臨時休業あり
[入場料]十割板そば1650円、冷たい肉そば770円
[駐車場]あり(飲食を利用の場合、無料)
[アクセス]【車】山形道山形北ICより15分 【電車】JR山寺駅より徒歩すぐ

↓ 車で60分

蔵王温泉大露天風呂

蔵王の大自然に包まれ、開放感も抜群

蔵王温泉大露天風呂
蔵王温泉大露天風呂

開湯1900年の歴史を持つ蔵王温泉は、日本有数の強酸性硫黄で、5つの源泉群とそこから分かれる47の源泉から1日8700tもの湯が湧出します。

この湯力を象徴するような湯処が、蔵王温泉大露天風呂。
到着して、まず驚くのは強烈に漂う硫黄の香り。服やタオルにも染みつきそうな強い香りに、温泉気分が盛り上がります。

趣のある門をくぐり階段を下りていくと番台と脱衣所の建屋があり、そこを抜けると自然石を組んだ湯船とそれを取り囲む蔵王の大自然が広がります。

湯船は一度に男女合わせて200人ほどが入れる広さ。男女それぞれに上段と下段に湯船があり、上から下へと湯が流れる仕組みです。もちろんお湯は源泉100%かけ流し。水や熱を足したりせずに、湧き出た湯をそのまま注ぎ溢れた分を排出するので、常にフレッシュな湯が楽しめます。

■蔵王温泉大露天風呂
[住所]山形県山形市蔵王温泉853-3
[営業時間]平日9時30分~17時(土日祝は~18時)※最終受付は30分前※時季により変動あり
[定休日]期間中はなし※11月上旬~4月下旬は冬季休業
[入浴料]中学生以上600円
[駐車場]60台(無料)
[アクセス]【車】山形道山形蔵王ICより40分

 

山形の1泊2日モデルコース【2日目】

蔵王ロープウェイ

蔵王の雄大な四季を、空中散歩で観賞

蔵王ロープウェイ
蔵王ロープウェイ
蔵王ロープウェイ

蔵王温泉にある「蔵王山麓駅」、「樹氷高原駅」、「地蔵山頂駅」を結ぶロープウェイです。

グリーンシーズンには、樹氷高原駅から出発するトレッキングも人気。大小数十個もの沼で構成されている「いろは沼」、様々な高山植物を観賞できる「三宝荒神山自然植物園」や「鴫の谷地沼」へのルートが用意されています。

何よりも、ロープウェイから眺める蔵王の雄大な景色は、圧巻のひとこと。

春には高山植物が咲く様子を、夏の夜間クルーズでは夜空に輝く無数の星を眺めます。

9月に入ると色づき始める山の木々は、10月の半ばになると麓へ。ロープウェイからは足元に紅葉のじゅうたんを一望できます。

「スノーモンスター」と呼ばれる樹氷に出合えるのは1月~2月の厳冬期。一生に一度は見てほしい神秘的な光景です。

■蔵王ロープウェイ
[住所]山形県山形市蔵王温泉229-3
[営業時間]山麓線:8時30分~17時、山頂線:8時45分~16時45分※時季により異なる
[定休日]なし※悪天候時は運休
[運賃]地蔵山頂駅往復中学生以上3000円、樹氷高原駅往復中学生以上1500円
[駐車場]共有150台(無料)
[アクセス]【車】山形道山形蔵王ICより40分

 

↓ 徒歩すぐ

蔵王テラス

蔵王の絶景を望む、高原の特等席へ

蔵王テラス
蔵王テラス

春から秋にかけて広がる蔵王ならではのダイナミックな眺望を満喫できるのが「蔵王テラス」です。

蔵王テラスは、蔵王ロープウェイの樹氷高原駅から向かう「百万人テラス」と、同じく地蔵山頂駅の展望台にある「山頂テラス」を合わせた呼び名。

「百万人テラス」は標高1350mの樹氷高原駅から歩くこと数分。視界が開けた高台にソファやビーチベッドが用意されていて、市街地や山並みを眺めることができます。もう少し歩くとゲレンデ内にハンモックも。独特の浮遊感がたまりません。

樹氷高原駅からさらにロープウェイで地蔵山頂駅へ。標高1661mに設けられた駅屋上の展望台からは、朝日・飯豊連峰や月山の姿も望む、大パノラマの絶景が広がります。

駅のレストランで購入したドリンクを手に、のんびりと過ごすのがオススメですよ。

■蔵王テラス
[住所]山形県山形市蔵王温泉
[営業時間]8時30分~17時※天候状況により変更あり
[定休日]なし※ロープウェイ運休日は休み
[入場料]無料 ※ロープウェイ往復料金が必要(中学生以上3000円)
[駐車場]共有150台(無料)
[アクセス]【車】山形道山形蔵王ICより40分

 

↓ 車で15分

蔵王温泉 お食事処・お泊り処・お湯処 ろばた

蔵王名物の絶品ジンギスカンに舌鼓

蔵王温泉 お食事処・お泊り処・お湯処 ろばた

蔵王温泉のバスターミナルから歩いて5分ほどの場所にあり、蔵王でジンギスカンを食べるなら「ろばた」と言われるほど地元人からの評判も高いお食事処。

こちらの生ラム肉は、一枚一枚手切りするため、肉に厚みがあるのが特徴です。

ジンギスカン鍋で焼いた肉をいただくと、ラムの風味で口の中がいっぱいに!臭みは気になりません。

お店秘伝のたれも絶品。材料となるリンゴやタマネギは毎年同じ生産者から仕入れ、11月に翌年の分を手作りするそう。フルーティーな味わいが肉の旨さをより引き立てます。

付け合わせの野菜は自家農園で朝摘みしたものや地元生産者から直接仕入れたものを使用。
5月の連休を過ぎた頃には地元の山菜も登場します。

食後は敷地内の足湯でのんびりと。自家源泉から引く新鮮な湯を楽しめます。

■蔵王温泉 お食事処・お泊り処・お湯処 ろばた
[住所]山形県山形市蔵王温泉字川原42-5
[営業時間]10時~15時(最終入店14時)、17時~LO21時(最終入店20時30分)※お肉が無くなり次第終了
[定休日]木(祝日の場合は営業)
[料金]ジンギスカンセット1870円
[駐車場]あり(無料)
[アクセス]【車】山形道山形蔵王ICより30分

↓ 車で5分

いがもちの里 さんべ

素朴なおいしさ。愛され続ける蔵王のおやつ

いがもちの里 さんべ
いがもちの里 さんべ

創業50年以上を数えるお店です。以前は蔵王温泉街で営業をしていましたが、現在は車で5分ほど離れた場所にリニューアルオープンしました。

店名の通り看板商品は蔵王温泉名物の「いがもち」。

いがもちは、熊笹に小さめの白いお餅を3つ並べ、上に黄色く染めたお米の粒をのせた和菓子です。

中にはこしあんが入ってモチモチした食感。食べるのを躊躇してしまうかわいいフォルムですが、笹の葉を持って直接パクッと口にほおばりましょう。

こちらの店ではコーヒーと一緒にいただく「わがままセット」が人気。お持ち帰りもできますが売り切れてしまうことも多いので、事前に確認をするのがオススメです。

カレーやトーストのメニューもあるので、ランチ利用もできますよ。

■いがもちの里 さんべ
[住所]山形県山形市蔵王温泉1221-2
[営業時間]9時30分~17時※いがもち販売は8時30分~売り切れ次第終了
[定休日]不定
[料金]わがままセット550円
[駐車場]8台(無料)
[アクセス]【車】山形道山形蔵王ICより30分

※掲載の価格は全て税込み価格です。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、感染拡大防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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