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2022.04.30

秋田満喫プラン!歴史散策と秘湯・自然満喫の田沢湖・角館モデルコース<2022>

西に日本海、東に奥羽山脈、北に白神山地があり、県の中央を出羽山脈が走る秋田県。

山がちな地形は、大館の曲げわっぱや樺細工、角館の樺細工、秋田杉の桶樽などの木工芸品、湯沢の川連(かわづら)漆器など様々な工芸文化を生み出しています。

秋田の旅でやはり外せないのは、角館の武家屋敷通り。
いくつもの屋敷群が街並みをつくり、桜、新緑、紅葉、雪景色と日本ならではの四季を風情豊かに感じられます。
名物の比内地鶏料理や稲庭うどんを堪能しながらゆっくりと散策を楽しんでみては。

宿泊は角館の町から車で50分ほどの乳頭温泉郷へ。

憧れの秘湯としても名高い温泉地には7軒の湯宿があり、それぞれに個性豊かな温泉や雰囲気があります。

2日目は冬でも凍らないといわれる瑠璃色の田沢湖をぐるりと一周ドライブ。たつこ像やパワースポットの神社に立ち寄りながら、ランチは湖を望むレストランで地元野菜をたっぷりいただきましょう。

※この記事は2022年2月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信:じゃらんニュース

秋田満喫!1泊2日おすすめモデルコース概要

【1日目】
JR田沢湖駅→お食事処 桜の里でランチ→角館町武家屋敷通り→角館歴史村 青柳家→乳頭温泉郷

【2日目】
田沢湖→湖畔の杜レストランORAE

秋田の1泊2日モデルコース【1日目】

お食事処 桜の里

比内地鶏をはじめ秋田のおいしいものが揃う

お食事処 桜の里
お食事処 桜の里
お食事処 桜の里

武家屋敷の町として知られる「小京都・角館」で「秋田のおいしいもの」をコンセプトに、稲庭饂飩(いなにわうどん)や、比内地鶏(ひないじどり)を使った料理で訪れる人をもてなしてくれます。

特に角館で比内地鶏を使った親子丼の先駆けとして評判となり、今でも人気No.1のメニューが「究極の比内地鶏の親子丼」。
噛むほどに旨みとコクが際立つもも肉とむね肉、そしてたっぷり3個分の卵とたれにも比内地鶏を使用した贅沢な親子丼です。

また、比内地鶏と同じく秋田名物の稲庭饂飩もぜひ食してほしい味です。
その特徴は透き通るような麺の美しさと温かくしても冷たくしてもおいしさが損なわれないツルツルとした喉ごし。
お店では数ある製造元の中から、店主自ら厳選した稲庭饂飩を提供しています。初めての方は醤油だれとごまだれの2種類が楽しめる「稲庭冷やし二味うどん」や、「比内地鶏親子丼と稲庭うどんセット」がオススメです。

■お食事処 桜の里
[住所]秋田県仙北市角館町東勝楽丁9
[営業時間]11時~16時30分
[定休日]不定
[料金]究極の比内地鶏の親子丼1650円、稲庭冷やし二味うどん1100円、比内地鶏親子丼と稲庭うどんセット1750円
[駐車場]あり(無料)
[アクセス]【車】東北道盛岡ICより1時間10分 【電車】JR角館駅より徒歩15分

↓ 徒歩すぐ

角館町武家屋敷通り

桜名所としても有名な、江戸時代の武家屋敷群

角館町武家屋敷通り
角館町武家屋敷通り
角館町武家屋敷通り

江戸時代、芦名氏により大規模な都市計画が実施され、その後は佐竹北家の城下町として栄えた角館。

現在でも半径1kmほどの範囲に江戸から明治時代に建てられた建造物が数多く現存しています。風情ある町並みは、国内外から観光客が訪れる人気ぶりです。

特に武家屋敷が建ち並ぶ「内町(うちまち)」と呼ばれるエリアは、江戸末期の屋敷や屋敷割、枡型など武家町の特性が残り、国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けています。

「石黒家」「角館歴史村・青柳家」「岩橋家」「松本家」「河原田家」「小田野家」の武家屋敷は見学することもでき、中には今でも住居として使われている屋敷も。

一年を通してやはり外せないのは桜の季節。例年の見頃は4月中旬~下旬で、黒板塀とシダレザクラのピンク色のコントラストはため息がでる美しさです。

武家屋敷の通りに赤や黄のグラデーションが広がる紅葉は10月下旬から、墨を流し込んだ日本画のような冬の世界観も素敵ですよ。

■角館町武家屋敷通り
[住所]秋田県仙北市角館町表町~東勝楽丁
[営業時間]見学自由
[定休日]なし
[入場料]無料
[駐車場]なし(市営駐車場あり。普通車1台500円)
[アクセス]【車】秋田道大曲ICより40分 【電車】JR角館駅より徒歩15分

↓ 徒歩で10分

角館歴史村 青柳家

格調高い門が残り、資料館や食事処も併設

角館歴史村 青柳家
角館歴史村 青柳家

約400年の歴史を持つ名家。3000坪の広大な敷地には、上級武士にしか許されない重厚な薬医門が残り角館を代表する武家屋敷です。

現存する角館武家屋敷の中で最も豪華と言われる母屋は、厄除けの意味を込めた鬼板(おにいた)や懸魚(けぎょ)などで意匠をこらした玄関、座敷内の板欄間にほどこされた家紋の透かし彫り、雪国特有の廻り縁など、武家らしい威厳に満ちています。

そのほかにも、武器蔵や『解体新書』の人体解剖図を描いた角館の武士・小野田直武の記念館、武家道具館や秋田の歴史を知る郷土館などが点在。

刀の実触コーナーや籠かきなど、無料で体験できるコーナーも充実しています。有料ですが一年を通して着物や鎧を身につける体験も可能。鎧着用は1人4950円で40分間邸内を自由に散策できます(要事前予約)。

おなかが空いたら食事処や喫茶室へ。稲庭うどんやオリジナルのカフェメニューが楽しめます。土産物店もあり、ここだけでも古の時代にタイムトリップできそうです。

■角館歴史村 青柳家
[住所] 秋田県仙北市角館町表町下丁3
[営業時間]9時~17時、12月~3月は~16時30分
[定休日]年末年始(臨時休業あり)
[入場料]大人500円
[駐車場]なし(町営駐車場あり。普通車1台500円)
[アクセス]【車】秋田道大曲ICより40分 【電車】JR角館駅より徒歩15分

↓ 車で50分

乳頭温泉郷

乳頭山麓の7湯は、憧れの秘湯としても人気。

乳頭温泉郷
乳頭温泉郷
乳頭温泉郷

十和田・八幡平国立公園内の乳頭山麓に湧く乳頭温泉郷は、訪れてみたい憧れの秘湯として全国的な知名度を誇る人気の温泉地です。

温泉郷のシンボル的存在と言えば「鶴の湯温泉」。
温泉郷の中でも最も古い歴史があり、露天風呂に満ちる乳白色の湯と茅葺き屋根の長屋「本陣」が残ります。

渓流沿いの「妙乃湯」は、モダンジャパニーズな雰囲気。露天風呂から眺める深緑や紅葉の景色も見事です。

「黒湯温泉」は源泉地が宿泊棟のすぐ横にあり、沸々と温泉が湧出する様子が間近に。11月上旬~4月中旬は冬季休業なのでご注意を。

宿舎から50mほど離れた林の中に露天風呂があるのは「蟹場温泉」。

「孫六温泉」は湯治場風情を残す宿で、こちらも冬季はお休みとなります。
木造校舎を移築した「大釜温泉」のノスタルジックな雰囲気も魅力的ですよ。

温泉郷の中でも最も近代的な施設が「休暇村乳頭温泉郷」で、2種類の泉質に浸かることができます。

点在する7宿は、それぞれが独自に1つ以上の源泉を持っていて、その泉質も多種多様。宿泊者限定の「湯めぐり帖」(1800円)を利用して湯めぐりするのもひとつの方法です。
有効期間は1年間あるため、回り切れない場合は、季節を変えてまた訪れる、なんてのもいかがでしょうか。

■乳頭温泉郷
[住所]秋田県仙北市田沢湖
[営業時間]日帰り入浴時間は宿により異なるためお問い合わせを
[定休日]宿により異なる(臨時休業あり) 
[宿泊料金・日帰り入浴料金]宿により異なる
[駐車場]あり(無料)
[アクセス]【車】東北道盛岡ICより1時間

 
 

秋田の1泊2日モデルコース【2日目】 

田沢湖

瑠璃色の湖面とたつこ姫伝説に彩られる湖

田沢湖
田沢湖

湖の周囲約20㎞のほぼ円形の湖で、水深423.4mは日本一の深さを誇ります。深さによって瑠璃色、藍色、群青色と様々な表情をみせる湖は、神秘的な雰囲気。

ドライブでぐるりと一周するのもいいですが、グリーンシーズンなら遊覧船クルーズや足こぎボート、カヌーなどで湖上から眺めるのもオススメです。
湖畔のキャンプサイトでゆっくりと時間による変化を楽しむのもいいですよ。

湖の周辺には名所・旧跡も点在。その代表的なものが雄大な湖を背景に佇む金色の女性像「たつこ像」です。
その昔、永遠の美貌を望んだ辰子という娘が、いつしか龍となって田沢湖に身を投げたという伝説から建てられました。

この話には続きがあり、同じ秋田の八郎潟には主・八郎太郎がおり、2人が深く愛し合うようになったため、田沢湖は冬も凍ることのない湖になったというものです。

たつこ像のすぐ隣には、湖に張り出すような形の「浮木(うきき)神社」も。縁結びのパワースポットと言われています。
また「御座石(ござのいし)神社」は、龍湖姫神(たつこひめのかみ)が主祭神で、美貌にご利益が期待できるスポットとしても人気です。

■田沢湖
[住所]秋田県仙北市田沢湖潟字搓湖
[営業時間]見学自由
[定休日]なし  
[駐車場]あり(無料)
[アクセス]【車】東北道盛岡ICより1時間 

↓ 車で10分

湖畔の杜レストランORAE

新鮮野菜が主役のレイクビューレストラン

湖畔の杜レストランORAE
湖畔の杜レストランORAE
湖畔の杜レストランORAE

お店が立つのは田沢湖のほとり、名所「蓬莱の松」の前。すべての席からは湖とお店のシンボルツリーである推定樹齢300年のナラの木を一望。四季折々の装いで訪れる人を楽しませてくれます。

秋田、田沢湖の地物野菜をメインにした欧風料理は、食材本来の甘みや新鮮さを生かすことを心がけているそう。

例えば、創業以来の人気No.1メニューの「行者にんにくソーセージ」。香りにこだわり厳選した行者にんにくは、豚肉との相性が抜群です。切った時にあふれ出る肉汁もおいしいので、お皿にスープを張り2つが混然となった味わいを最後まで堪能できるようになっています。

自家製トマトソースにたっぷり野菜がのった「ORAEのミックスピザ」も人気の高い一品。自家製のピザ生地には「白神こだま酵母」を使用し、ピザ専門の窯で香り高く焼き上げます。

「ORAE(オラエ)」は秋田弁で「私の家」という意味だそう。「いつでも、おらえでいがったら、おざってたんせえ。(いつでも、私の家でよかったら、いらしてください。)」というおもてなしが、嬉しいお店です。

■湖畔の杜レストランORAE
[住所]秋田県仙北市田沢湖田沢字春山37-5
[営業時間]11時~20時30分(LO20時)※季節や曜日により変動あり。要問合せ
[定休日]不定
[料金]行者にんにくソーセージ1210円、ORAEのミックスピザ1243円
[駐車場]あり(無料)
[アクセス]【車】東北道盛岡ICより1時間 
※店内レイアウトの変更は予告なく行われる可能性あり

※掲載の価格は全て税込み価格です。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、感染拡大防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

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