三重県の人気土産「赤福」。実はこの赤福で元日を除く毎月1日に限定販売されている「朔日餅(ついたちもち)」というお餅があるのを知っていますか?
お餅の種類は月替わりで、季節が感じられるよう使用する素材を厳選。10月は栗餅、4月はさくら餅など、あの赤福が作った美味しい和菓子を味わえるんです。
そこで今回は月ごとのお餅の魅力から、予約方法、購入できる場所まで詳しく紹介します!
赤福(あかふく)で販売される「朔日餅(ついたちもち)」とは?
毎月1日のみ販売される限定の餅菓子

伊勢には月の最初の日(1日)に早く起きて神宮にお参りし、無事に過ごせたひと月を感謝し、また新しい月の無事を祈る「朔日参り」というならわしが残っています。
その朔日参りをする人を季節にちなんだ餅菓子でもてなすために赤福で生まれたのが「朔日餅」です。元日を除く毎月1日限定で月替わりの餅菓子が販売されるため、とても人気があるんですよ。
ちなみに、元日に販売がないのは、年の初めは赤福餅を味わってもらいたいという想いからなんだそうです。
赤福の「朔日餅」が買える場所は?予約はできる?
本店で味わう場合は当日に直接お店へ

伊勢神宮の門前町にある本店で味わうなら、販売当日に直接お店に行けば大丈夫。4時45分の開店から順次案内されます。
お土産として持ち帰る場合は整理券が必要ですが、店内で食べるだけなら整理券は不要。比較的混雑も少ないそうなので、せっかくならお店で味わってください♪
ちなみに、売り切れ次第終了になるので、早朝に訪れた方がベターです。
0596-22-7000
三重県伊勢市宇治中之切町26
5時~17時(朔日餅販売日は4時45分~)
なし
伊勢道伊勢ICより車で5分
なし(朔日餅販売日は無料臨時駐車場あり)
「赤福」の詳細はこちら
持ち帰りで買うなら前日17時配布開始の整理券をゲットせよ!

販売当日に赤福本店で購入する場合は、本店前にて前日17時から当日早朝まで配布される「整理券(時間指定券)」が必要です。
当日は4時45分の開店ですが、整理券にかかれた指定時間に本店を訪れればOK。この整理券は、あくまで購入時間を知らせるものであり購入引き換え券ではないためご注意を。
整理券を持っていても、商品がなくなれば販売終了となるため、早めに整理券を受け取るのがおすすめです。
当日早朝に本店へ行けない人は電話予約も可能!
当日早朝に本店へ行けない人は、電話で事前予約ができます。販売日の前月10日より受け付けているので、こちらを利用しましょう。
受け取り時間は9時から15時までの間で指定できます。自分の予定にあわせて受け取れるのはうれしいですね。ただし、時間枠は30分ごとで設定され、枠にも限りがあります。
予約数に達すると受付終了となるため、早めの電話が安心です。
予約ができたら月末までに案内はがき(引換券)が郵送されます。このはがきを持って、当日指定した時間に購入してください。
購入場所は本店ではなく、少し離れた朔日餅特設会場となります。案内はがきに会場の地図が記載されているので、事前確認をお忘れなく!
[予約専用電話]0596-22-2200(8時~17時)
大阪や名古屋のデパートでも予約・購入できる!

実は大阪や名古屋の百貨店にある赤福各店で購入することもできます。販売月の前月1日より店頭にて予約受付がスタート。予約時に引換券が発行されますので、当日はそちらと引き換えで朔日餅が購入できます。
受け取り時間は11時からで、終了時間は店舗ごとに異なるため事前に確認してくださいね。ちなみに、2月の「立春大吉餅」のみ、前々月の12月1日から受付なので気をつけて。
一部店舗ではweb予約が可能。予約をするために一度お店に行く手間が省けるので、ぜひ利用してみてください。
[取り扱い店舗]
・近鉄百貨店四日市店【三重県・四日市市】
・EXPASA御在所上り線赤福茶屋【三重県・四日市市】
・ジェイアール名古屋タカシマヤ店【愛知県・名古屋市】 【Web予約あり】
・松坂屋名古屋店【愛知県・名古屋市】 【Web予約あり】
・名古屋三越栄店【愛知県・名古屋市】
・名鉄百貨店本店【愛知県・名古屋市】
・近鉄あべのハルカス店【大阪府・大阪市】
・高島屋大阪店【大阪府・大阪市】
・阪急うめだ本店【大阪府・大阪市】 【Web予約あり】
・阪神梅田本店【大阪府・大阪市】【Web予約あり】
・神戸阪急店【兵庫県・神戸市】 【Web予約あり】
次からは、各月のお餅をご紹介していきます。
2月の朔日餅「立春大吉餅」
節分にちなんだ豆大福

二十四節気の元日にあたる立春。その前日にあたる節分の日に黒豆を食べることから、黒大豆と大豆を使った豆大福を2種類用意。一つは黒大豆と粒あんが、もう一つには大豆とこしあんが包まれています。
3月の朔日餅「よもぎ餅」
桃の節句にちなんだお餅

「魔除草」と呼ばれていたよもぎを生地に練り込んでいます。昔はよもぎ餅をお雛様にお供えし、子孫繁栄・無病息災を祈りました。つぶあんが包まれたお餅は、よもぎの爽やかな香りも印象的です。
4月の朔日餅「さくら餅」
桜が舞う春ならではのお餅

春の和菓子の代表格「さくら餅」を朔日餅に。ふたを開けた瞬間に香る桜の葉の香りが◎。厳選した桜の葉でもち米とこしあんを包んだ優しい味わいも魅力です。
5月の朔日餅「かしわ餅」
端午の節句に欠かせないかしわ餅

子孫繁栄の象徴ともいわれる柏の葉で、こしあんの入ったお餅を包んでいます。ふわっと香る柏の葉の香りに加え、もちもちの食感となめらかなこしあんもたまりません。
6月の朔日餅「麦手餅」
麦の香ばしさが印象的

田植え、麦刈りと繁忙期を終えた人々がお祝いに作ったのが「麦手餅」。もち麦が入った餅生地で黒糖味のあんを包み、麦粉をまぶした素朴な味わいです。
7月の朔日餅「竹流し」
暑い夏に食べたい水ようかん

赤福のあんで特製された水ようかんを、青竹に流し込んだ風情ある逸品。冷やして食べるとより美味しさがアップ。つるっとした口当たりもよく、夏にぴったりの商品です。
8月の朔日餅「八朔粟餅」
黒糖の風味とコクが最高

「八朔参宮」と呼ばれ参拝者も多くなる8月1日は、粟餅でおもてなし。赤福餅のあんには白砂糖を使いますが、こちらは黒砂糖を使用。つぶ感のある粟餅と黒糖味のあんは相性抜群です!
9月の朔日餅「萩の餅」
ほんのり塩味をきかせたおはぎ

9月は季節菓子としてなじみ深いおはぎを用意。つぶあんの色や形を咲き誇る萩(はぎ)の花に見立てたのがおはぎの由来。ほんのり塩味がきいた甘さ控えめなつぶあんの中に、つぶ感の残るもち米が入っています。
10月の朔日餅「栗餅」
秋を感じる風味豊かな栗あん

重陽の節句にちなんだ一品。もち米の食感をほどよく残した生地に、栗の甘露煮をトッピング。もち米の中には上品な栗あんが隠れています。
11月の朔日餅「ゑびす餅」
商売繁盛と開運招福を願う2種のお餅

商売繁盛を祝う「ゑびす講」がある11月は、商いの神・ゑびすに様にちなんだお餅。打ち出の小づちに見立てた黒糖の味わいのお餅と、黄金色の小判に見立てたゆず風味のお餅は、焼き印もかわいいですね。
12月の朔日餅「雪餅」
雪化粧した大地をお餅で表現

寒さの厳しくなる季節は、朔日餅も冬仕様。もろこし粉入りの餅生地でこしあんを包んでいます。うっすらと雪化粧した大地をイメージしたもち粉がいいアクセントに。
整理券受け取りのコツは?贈答用にもできる?
整理券の配布場所を事前にチェックしておこう

前述したように、整理券の配布は前日の17時から当日の早朝まで。配布開始時間は少し列ができるものの、それ以降はそれほど混み合うことはありません。本店前に整理券配布場所が設けられますので、そちらで入手してくださいね。
人気の月のお餅は?

どのお餅も人気ですが、特に評判が高いのは8月の「八朔粟餅」と10月の「栗餅」。味の好みはもちろんですが、由来も含めてチェックすると新しい視点で楽しめるかもしれません。
贈答用にも使える?

消費期限は当日限りではあるものの、おもたせにもピッタリな朔日餅。月ごとに替わる包装紙はお餅に合わせたものになっており、季節感も感じられます。
また、どの月も化粧箱が用意されています。贈答品としても喜ばれそうです。
まとめ
月に一度しか購入できない朔日餅。早めの行動、予約でぜひゲットしてみてくださいね。当日に伊勢神宮を参拝できるなら、本店で味わうのも手。意外とすんなり食べられるかもしれませんよ。
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※この記事は2022年8月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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