温泉宿に精通した全国各地のじゃらん編集部員たち。その編集部員が「これはスゴイ!」と、湯力に感動した温泉宿をご紹介します。
有名温泉地からツウな温泉地まで、湯力自慢の実力派温泉宿がラインナップ!
次の温泉旅行の滞在先は、じゃらん編集部員の“推し宿”から選んでみませんか?
【青森県・青森市】酸ヶ湯温泉旅館
濃厚な硫黄臭が充満する千人風呂。






浴室に入るとまずどーんと目に飛び込んでくる、迫力の160畳「ヒバ千人風呂」。pH2をきる強酸性のにごり湯は、サラサラの湯触りながら力強く体に染みわたるのを感じる。硫黄泉ならではの香りが室内にもうもうと立ち込め、湯屋の雰囲気と相まって東北の温泉へ来たことを実感!
『関東・東北じゃらん』編集デスク・吉田裕之より
強酸性で硫黄臭もすごく、湯力を感じる「ヒバ千人風呂」。2つある湯船のうち「熱の湯」は湯船の下から温泉が湧いています(吉田)
酸ヶ湯温泉に向かう雪山ロードのロケーションも最高!(吉田)
017-738-6400
青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50
1泊2食付き8910円~ ※湯治部の場合(入湯税別途150円)
東北道黒石ICより車で45分
150台
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【青森県・十和田市】蔦温泉旅館
足元から「源泉湧き流し」の千年の秘湯。






平安時代の1147年にはこの地に湯治小屋があったと文献に残る蔦温泉。悠久の時を刻みながら、今もブナの森で密やかに湧き続ける。湯船の底板の間から時折ぷくぷくと湧くのは、まだ空気に触れていない「生の湯」。地球の恵みをダイレクトに享受する、足元湧出の醍醐味に浸りたい。
じゃらん統括編集長・大橋菜央より
源泉口の上に湯船があり、足下からぷくぷくと湧出する透明な生の湯は神秘的。まろやかな泉質を好まれる方におすすめ(大橋)
【岩手県・花巻市】鉛温泉 藤三旅館
足元湧出温泉×立ち湯。






600年超の歴史を持つ鉛温泉。その源泉を5本所有し、伝統の技で湯守が管理する。そして贅沢にも4浴場が源泉100%掛け流し。なかでも「白猿の湯」は深さ1m超の立居浴専用風呂で、浴槽は泉源の真上。直にふつふつと湧き出す湯と向き合う貴重な湯浴みが体験できる。
『関東・東北じゃらん』編集デスク・吉田裕之より
ユニークな立ち湯「白猿の湯」があり、湯底中央から温泉がこんこんと湧出する足元湧出温泉です(吉田)
花巻温泉郷の代表格。江戸時代創業で小説の舞台やロケ地にもなっているので建築美も魅力(吉田)
0198-25-2311
岩手県花巻市鉛字中平75-1
1泊2食付き1万1200円~(入湯税別途150円)
東北道花巻南ICより車で20分
80台
「鉛温泉 藤三旅館」の詳細はこちら
【群馬県・草津町】草津温泉 奈良屋
湯守が管理する、草津最古の源泉。







草津温泉の中でも最も歴史のある白旗源泉。源頼朝が巻狩りの際に発見したと伝わる。この湯をさらに極上にするのが、1877年の創業以来、受け継がれてきた湯守の技と想いだ。2人の湯守が手仕事で丁寧に湯を管理。高温で強酸性の源泉がなめらかになったさまは感動すら覚える。
じゃらん統括編集長・大橋菜央、『関東・東北じゃらん』編集デスク・吉田裕之より
有名老舗旅館とあって料理やサービスなど全方位でレベルが高く、同行者のニーズが違っても安心(大橋)
湯守が源泉を管理し、高温で湧く温泉に加水せずに温度調節しています。強酸性なのに肌当たりが柔らかなのも見事(吉田)
0279-88-2311
群馬県吾妻郡草津町草津396
1泊2食付き3万1350円~(入湯税別途150円)
関越道渋川伊香保ICより車で1時間20分
契約駐車場あり
「草津温泉 奈良屋」の詳細はこちら
【長野県・山ノ内町】歴史の宿 金具屋
自家源泉4本+共同引き湯の泉質比べ。







温泉好きのときめきが止まらない!のがこちらの宿。自家源泉4本と共同源泉を合わせて、3つの泉質を源泉100%掛け流しで楽しめるのだ。さらに趣異なる浴場と自由に使える貸切風呂が全部で8つ。館内地図を片手に風呂と文化財の意匠をめぐる、そんな贅沢すぎる温泉旅が叶う。
じゃらん統括編集長・大橋菜央、『じゃらん大人のちょっと贅沢な旅』編集長・今西裕子より
お風呂ごとに異なる趣向が凝らされ、使用される源泉も違っていて、宿内で湯めぐりが楽しめます(大橋)
3つの大浴場と5つの貸切風呂があり、いろんなお風呂で温泉三昧ができて楽しい(今西)
0269-33-3131
長野県下高井郡山ノ内町平穏2202
1泊2食付き1万8700円~(入湯税別途150円)
志賀中野道路佐野角間ICより車で5分
30台
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【石川県・加賀市】あらや滔々庵
源泉ミストに包まれ熱湯とぬる湯に交互浴。





加賀大聖寺藩主から湯番頭を任ぜられて以来、現在18代目が受け継ぐ湯宿。北大路魯山人にも所縁が深く、館内には当時の作品も残る。伝統と進化する美意識がそこここで感じられ、温泉浴場も上質なしつらえと独創的な空間。源泉100%掛け流しの山代の湯を心ゆくまで楽しんで。
『東海じゃらん』編集担当・川本桂子より
特徴的なのが、源泉ミストが立ち込めるほの暗い浴室で熱湯とぬる湯を交互に入る「烏湯」。源泉そのものを自由なスタイルで楽しむ新たな源泉浴を表現されていると思いました。温泉好きとしては体験してみたくなるのでは(川本)
0761-77-0010
石川県加賀市山代温泉18-119
1泊2食付き4万6200円~(入湯税別途150円)
北陸道加賀ICより車で15分
30台
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【岐阜県・下呂市】濁河温泉 朝日荘
2種のにごり湯が待つ、標高1800mの秘湯。




御嶽山の7合目・岐阜側登山口近くに位置する秘湯宿。大自然の中で楽しめるのは、ドバドバと惜しみなく注がれる源泉100%掛け流しのにごり湯。共同源泉と毎分約250L湧く自家源泉の湯を貸切風呂と大浴場で使い分けているので、匂いや湯触りなど浴感の違いを感じるのも面白い。
『東海じゃらん』編集担当・川本桂子より
標高約1800m、通年営業の宿としては日本有数の高所にある秘湯。その名のごとく硫黄と鉄分を感じるにごり湯で、他の宿同様の市営源泉に加え自家源泉を使用。微妙に異なる濁河の湯を肌で感じるだけでなく、飲泉で味比べもできます(川本)
0576-62-3528
岐阜県下呂市小坂町落合2383
1泊2食付き2万7500円~(入湯税別途150円)
中央道中津川ICより車で2時間
15台
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【兵庫県・神戸市】陶泉 御所坊
日本三古湯・有馬の金泉を掛け流し。







開湯約1400年の歴史ある有馬温泉で最古の宿。有馬の金泉と銀泉は、療養泉指定9つのうち7つの成分を含む珍しい温泉。謎も成分も多い有馬の湯、15代目主人はこれを探求し、加温・加水なく提供するために配湯システムを構築した。歴史人にも愛された湯を令和の時代に感じたい。
『関西・中国・四国じゃらん』編集担当・石崎千鶴より
高温かつ成分が濃いので管理が難しいと思われる有馬の湯を、独自の配湯システムで源泉100%掛け流しで楽しめます(石﨑)
【和歌山県・白浜町】インフィニート ホテル&スパ 南紀白浜
圧倒的絶景を前に浸かる伝統の名湯。







道後・有馬と並ぶ日本三古湯、白浜温泉のなかでも最も古い行幸源泉から引き湯。ややとろみを感じる伝統の湯を、悠久の自然の風景とともに。海と空を最大限に感じられるように設計された湯船は、青い海はもちろんサンセットや夜も幻想的に演出。肌も心もたっぷり潤う休日を。
『じゃらん大人のちょっと贅沢な旅』編集長・今西裕子より
インフィニティ設計の「空」「海」露天風呂は海に浮かぶような抜群の開放感。じんわり体が温まり、気づけば1時間も入っていました(今西)
0739-42-2733
和歌山県西牟婁郡白浜町2018
1泊2食付き2万6950円~(入湯税別途150円)
紀勢道南紀白浜ICより車で10分
90台
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【鳥取県・三朝町】旅館大橋
世界屈指のラジウム泉が岩の割れ目から自噴。





高濃度のラドン含有量で世界でも屈指の放射能泉である三朝(みささ)温泉。微量の放射線により免疫力や自然治癒力を高めるというホルミシス効果も注目されている。「旅館大橋」は3つの自噴泉を含む自家源泉5つを持ち、珍しいトリウム泉も湧く。ダイナミックな巌窟の湯で湯力をご堪能あれ。
『関西・中国・四国じゃらん』編集担当・石崎千鶴より
野趣満点な「巌窟の湯」が最高!岩の割れ目からぷくぷくと自噴泉が湧き、元は河原だった岩場をそのまま湯船にしているため深さもまちまちで立って入れるところも。全国有数のラジウム泉の力を体で感じることができます(石﨑)
【佐賀県・嬉野市】嬉泉館
ぬるぬるで、とびきりの湯力。



日本三大美肌の湯・嬉野温泉を源泉100%掛け流しで体感できるのはここだけ。自家源泉を持ち、「嬉野の良泉をそのまま届けたい」と源泉に実直に向き合う主人の湯に対するこだわりが、さらに湯力をアップさせる。「重みさえ感じる湯はとろとろ感が断然違う」いう評判の湯をぜひ。
『九州じゃらん』編集マネージャー・長田佳子より
嬉野温泉で自家源泉かつ源泉100%掛け流しを誇る唯一の宿。湯へのこだわりから約90℃の源泉を一晩冷ますことで加水なしを実現。エアリフト方式の温泉供給法も湯の柔らかさにひと役買い、ぬるぬるとして湯力満点(長田)
【大分県・由布市】ゆふいん泰葉
神秘の青湯でしっとり、すべすべに。






敷地内でもうもうと湯煙を上げる源泉。100℃近くの湯は時間とともに色が変化し、印象的なコバルトブルーに輝く。「天然の保湿成分」と言われるメタケイ酸の含有量は全国屈指!高温泉ながらマイルドなとろみのある湯は肌を優しく包み込み、湯上がりのしっとり感は格別だ。
『九州じゃらん』編集マネージャー・長田佳子より
全国でも珍しい青色温泉。青くなる原因と言われる「メタケイ酸」は肌の保湿によいとされ、入浴後はすべすべになりました(長田)
0977-85-2226
大分県由布市湯布院町川上1270-48
1泊2食付き1万9800円~(入湯税別途150円)
大分道湯布院ICより車で10分
20台
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※この記事は2022年11月18日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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