1月22日はカレーライスの日というのをご存じですか?1982年に社団法人全国学校栄養士協議会が、子どもたちに好評のカレーを全国の学校給食メニューとして提供を呼びかけたことにちなみ制定されたのだそうです。今回はそんなカレーの日にちなんで、近年話題になっている「ダシカレー」をピックアップ。日本人に馴染み深い“ダシ”とスパイスの複雑な旨味で病みつきになる人も多い「ダシカレー」。発祥の大阪を中心に、東京や京都のおすすめのお店をご紹介します。
※この記事は2023年1月19日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
お出汁とスパイス 元祖エレクトロニカレー【大阪】


大阪市都島区にあるダシカレーの専門店「元祖エレクトロニカレー」。毎朝カツオ、サバ、エビ、昆布、しいたけなどの乾物、鶏ガラなどを使い12時間かけて引くダシと、ダシに合わせた独自の配合のスパイスで作るグルテンフリーのカレーが味わえます。いわゆるスパイスカレーといわれるジャンルのカレーですが、辛い物が苦手な人でも美味しく食べられるスパイスの配合で、ダシの味わいもしっかり感じられ、老若男女問わず楽しめます。
「もち豚醤油カレー」、「鶏出汁チキンカレー」、「和牛旨味カレー」(各1100円、2種1200円、3種1300円)の定番3種と「週替わりカレー」(1100)円があり、どれも異なる旨味が後引く美味しさです。
[TEL]06-7708-1833
[住所]大阪府大阪市都島区中野町3-5-13
[営業時間]11時~14時50分、18時~21時
[定休日]月火
[アクセス]JR桜ノ宮駅より徒歩10分
「お出汁とスパイス 元祖エレクトロニカレー」の詳細はこちら
なにわカレー商会 おだし【大阪】



ダシが決め手のカレーライスとカレーうどんの専門店。四国高松の乾物、海産物専門店「丸一」から厳選された「北海道産真昆布」「静岡県産削り節」「香川県産伊吹いりこ」を、じっくりとお店で抽出したダシをたっぷり使用し、旨味を最大限に引き出したなにわのダシカレーが味わえます。
優しさと懐かしさを感じる「おだし」のカレーは、アレンジしてもOK。手仕込みトンカツやオムカレー、焼きチーズなどのバリエーション、トッピングをしたり、七味唐辛子やチリペッパーなどで辛みを増やしたり、好きな食べ方で楽しみましょう。
[TEL]06-4256-1840
[住所]大阪府大阪市中央区博労町2-3-3
[営業時間]【平日】11時~20時、【土】11時~15時
[定休日]日・祝
[アクセス]大阪メトロ長堀橋駅より5分、堺筋本町駅より7分、心斎橋駅より9分
「なにわカレー商会 おだし」の詳細はこちら
はぐ寧 〜だしとおばんざいと和カレー〜【大阪】



和食出身の店主が作るこだわりのダシカレー専門店。“和印折衷”をテーマに、ダシの旨味とスパイスが織りなす新時代のスパイスカレーが味わえます。メニューは週替わりとなっており、旬の食材を使うのはもちろんのこと、にんにくや小麦粉、バターなどを使わない、体にも嬉しいカレーです。
おすすめは「はぐ寧カレー膳2種」(1480円)。2種のカレーのあいがけと天ぷら、おばんざいがセットになったお膳は、まさに和食とインド料理の美味しさ両方が味わえます。
[TEL]06-6940-6489
[住所]大阪府大阪市北区浮田1-2-16
[営業時間]12時~14時30分(LO14時)
[定休日]土・日(土曜日は月1回営業)
[アクセス]大阪メトロ天神橋筋六丁目駅より徒歩1分
「はぐ寧 〜だしとおばんざいと和カレー〜」の詳細はこちら
スパイスカレー旬香唐【大阪】



夜は海鮮居酒屋「春夏冬(しゅんかとう)」、昼はスパイスカレー専門店「旬香唐(しゅんかとう)として営業している一風変わったカレー店。スパイスカレー大好きな店主が、夜の居酒屋で出す天然魚のあらや骨を無駄なく使いたいと開発した昼限定の「魚骨出汁カレー」が好評となり、昼と夜で2つの顔を持つこの営業スタイルになったのだそうです。
「魚骨出汁カレー」は乾物のダシカレーにはない香りとコラーゲンが特徴。海鮮居酒屋だからできる贅沢な魚のダシの風味を思う存分堪能しましょう。季節によって変わるカレーはいつも新しい発見があり、何度も足を運びたくなるお店です。
[TEL]06-6886-5969
[住所]大阪府大阪市淀川区西中島4-5-4 ワイズコート新大阪1F
[営業時間]11時45分~14時
[定休日]月・金・土・日
[アクセス]大阪メトロ西中島南方駅より徒歩3分
「スパイスカレー旬香唐」の詳細はこちら
BOTANI:CURRY 梅田店【大阪】


食べ応えと食後感の良さを兼ねた新しいカレーと話題の「BOTANI:CURRY(ボタニカリー)」。瓦町の本店が好評で阪神梅田本店にも2021年秋にオープンしました。ハーブ、スパイスの巧みな配合によって素材の旨みを引き出し、唐辛子に頼りすぎない爽やかな辛味が印象的。油控えめでスパイスが胃腸の働きを活発にしてくれるので、ボリュームがありながらも、ぺろりと完食できます。
定番のボタニカリーは鶏ダシをベースに、シュリンプカリーはカツオダシをベースにしており、合い掛けした「ボタニカリー×シュリンプカリー」(1280円)もおすすめ。混ぜず崩しながら食べていくと、口の中で複雑に混ざり合って香りと味の変化が楽しめます。
[TEL]06-6345-1201(阪神梅田本店 代表)
[住所]大阪府大阪市北区梅田1-13-13 阪神梅田本店9F
[営業時間]11時~売り切れ次第終了
[定休日]阪神百貨店に準ずる
[アクセス]阪神大阪梅田駅より約1分、JR大阪駅より約2分
「BOTANI:CURRY」の詳細はこちら
ジパングカリーカフェ 大阪中崎町本店【大阪】



大阪の都心で海外リゾートに来たかのようなリラックス気分を味わえるカリーカフェ。日本近海の本削り節と北海道の羅臼昆布で取ったこだわりのダシで黒毛和牛の牛すじを煮込み、数十種類のスパイスで仕上げた辛さと旨さが織り成す上品な和風カレーです。カレーの味は一種類ですがトッピングは30種類以上。トッピングの人気TOP3を全部乗せした「トロすじ焼きベジチーズカレー」(1300円)がおすすめです。
こちらのダシカレーは、店主が幼い頃おばあちゃんが作ってくれた牛スジがたっぷりのおでんの後に、カレー粉を入れて作ってくれたシメのダシカレーから着想を得たのだそう。どこか懐かしいいほっこりする味わいです。
[TEL]080-3788-5693
[住所]大阪府大阪市北区中崎西3-3-4 34ビル1F
[営業時間]【月・水・木・日】11時~15時30分 【金】11時~15時30分、17時~21時 【土】11時~20時
[定休日]火(金・土は夜も営業)
[アクセス]阪急梅田駅より徒歩5分
「ジパングカリーカフェ中崎町本店」の詳細はこちら
京風カレー おこしやす【東京】



店主が京都で通っていたうどん屋さんのカレーを会席料理の作り方でアレンジしたという京風カレーのお店。月・火・金・土曜はカレーですが、水曜は焼きそば、木曜は親子丼の専門店として営業しているちょっと変わったお店です。
カレーソースの甘みは砂糖を使わず、1人前に約1個使う玉ねぎや果物での甘みを活かし、またダシは鯖、鰯、昆布、鰹、飛び魚で取った合わせダシを使用。ご飯にもこだわりがあり、帆立と昆布ダシで炊いて鯖と鰯の粉を混ぜた味わい深いご飯はカレールーとよく合います。すき焼き用の牛肩ロース、霧島豚の自家製西京味噌漬け、鶏は大山鶏のそぼろなどの贅沢な具材で満足感のある一皿です。塩味を足したければ自家製の「カレー用醤油」を、辛味が欲しい人は「自家製辛味ディップ」を使って自分好みにアレンジしましょう。
[TEL]非公開
[住所]東京都千代田区神田須田町1-3神田ランドビル2階
[営業時間]11時30分~15時(LO14時30分)、17時~20時30分(LO20時)
[定休日]日・祝、土のディナータイム、水(焼きそば専門店として営業)、木(親子丼専門店として営業)
[アクセス]東京メトロ淡路町駅より徒歩2分、JR神田駅より徒歩4分
東京和出汁カレー【東京】



新宿駅より徒歩10分の「新宿天幕(サーカス)」というお店に間借りして、週一回、ランチのみ数量限定で提供している知る人ぞ知るダシカレー。魚が大好きな店主が和食店で修行した経験を活かして作るカレーは、肉は使わず、魚介類のみを使用しています。ダシで炊いたご飯も旨味たっぷりです。
メインの「和出汁カレー」は昆布と鰹節などを惜しみなく使ってとったダシでカレーを作っており、辛すぎず、素材のうまみを最大限に引き立てた和テイストの味は何度食べても飽きない美味しさです。「日替わりカレー」は店主が直接仕入れに行き、その日仕入れた良い魚介を使ってカレーを仕立てるのだそう。週1日のオープンを狙ってぜひ足を運んでみてください。
[TEL]非公開
[住所]東京都新宿区西新宿7丁目19-22
[営業時間]【火】11時30分~14時30分 ※変更の場合あり。Instagramを要確認
[定休日]月~日
[アクセス]JR新宿駅より徒歩10分、東京メトロ西新宿駅より徒歩7分
「東京和出汁カレー」の詳細はこちら
薬膳出汁カレー時計仕掛けのスパイス【東京】



原宿でカレー店を営んでいた店主の薬膳ダシスープカレーの技術が、30年の時を経て薬膳ダシスパイスカレーとして進化し蘇ったカレーの専門店。油、塩、砂糖、化学調味料、添加物不使用で、ダシと本醸造醬油に35種のスパイスとハーブを使用した海鮮カレーが楽しめます。
通常大量の油を使用するスパイスカレーに薬膳ダシスープカレーの技術を応用する事で油を使用せずコクと旨味と香りを引き出す事に成功。しつこくないのに旨味が強いこのオリジナルカレーは、何度でも味わいたくなる美味しさ。トッピングもゴージャスで体も心も元気になるカレーです。
※1名で営業しているため調理中は対応できない場合あり。
[TEL]非公開
[住所]東京都千代田区内神田3-22-10 3F
[営業時間]【平日】11時~14時30分 【土・日・祝】11時~15時
[定休日]不定(悪天候休、SNSで要確認)
[アクセス]JR・東京メトロ神田駅より徒歩1分
「薬膳出汁カレー時計仕掛けのスパイス」のInstagramはこちら
「薬膳出汁カレー時計仕掛けのスパイス」のTwitterはこちら
SPICE GATE【京都】


飲食店舗としてだけでなく、スパイスを使用したオリジナルのスイーツや約100種類のスパイス&ハーブを購入できる物販スペースもあるので、朝食、ランチ、スパイスの購入と様々な楽しみ方ができるスパイス専門店。
朝7時30分からオープンし、日本の朝ごはんをカレーで表現したというダシカレーが朝からいただけます。煎茶を加えて炊いたバスマティライスは口当たりが軽く、魚介ダシのカレーとの相性も抜群で和テイストの副菜とも親和性が高いのだとか。また、昼は狩猟免許を持つスタッフが捕えて丁寧に下処理したという、新鮮なジビエを使ったパワフルで濃厚なカレーが楽しめます。朝でも胃に負担をかけずに元気がもらえるカレーとランチの野性味あふれるパワーチャージカレー、どちらも魅力的なのでぜひ訪れたいお店です。
[TEL]075-741-7554
[住所]京都府京都市下京区恵美須之町546-1 しきさい寺町ビル2F
[営業時間]7時30分~11時、11時30分~16時
[定休日]不定
[アクセス]阪急河原町駅より徒歩5分
「SPICE GATE」の詳細はこちら
まとめ
いかがでしたか?近年カレー界でも注目され、店舗も増えているダシカレーが食べられるお店を紹介しました。日本人が慣れ親しんだ“ダシ”がしっかり効いて、旨味とスパイスの共演がたまらない美味しさです。近年注目のダシカレーを味わいに、ぜひ足を運んでみてくださいね。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格はすべて税込価格です。
鳥井 晴風
5人の子どもを持つママ編集ライター。 子供に大好きな漫画の主人公の名前を付けてしまうほど漫画アニメ好き。キャラ弁やキャラケーキづくりが得意。好きなお出かけ先は道の駅や直売所など食材が豊富なところ。 自分で収穫する味覚狩りや芋ほりも大好き。