close

2023.02.20

<大阪>新世界・通天閣を満喫!串かつなどのグルメやレトロな街並みを楽しもう【2023】

大阪の新世界・通天閣周辺のおすすめスポットやグルメを紹介します。昭和レトロな雰囲気が残るエリアとして、日本だけでなく海外からも観光客が訪れる「新世界」。老舗商店街や串かつ屋さんだけでなく、1日中遊べる娯楽施設なども揃う、何度訪れても楽しい“なにわの繁華街”です。

コテコテの大阪が感じられるエリア”新世界”

新世界

大阪市浪速区(なにわく)にある下町「新世界」。グリコの看板で有名な道頓堀エリアよりも南側に位置しており、新世界エリアの東側には天王寺公園があります。

新世界エリアのシンボルと言えば「通天閣」。1912(明治45)年に遊園地「ルナパーク」とともに通天閣が建設されてからは、そこを中心に映画館や芝居小屋、劇場などが建てられ「新世界」として発展していきました。その後の太平洋戦争中に通天閣は解体されてしまいましたが、再建させたいという地元の人々の思いにより1912(明治45)年、現在の2代目通天閣が誕生しました。

時代の変化によってお店も変わり、現在ではルナパークや映画館はなくなってしまいましたが、“ザ・大阪”な明るい雰囲気の街並みや「ジャンジャン横丁」「新世界市場」といったノスタルジックな商店街は今も残っています。老舗串かつ屋や老舗喫茶店など、昭和の懐かしさを感じられる飲食店も多くありますよ。

新世界エリアへの最寄り駅は「JR 新今宮駅」「Osaka Metro 恵美須町駅」「Osaka Metro 動物園前駅」「阪堺電車 恵美須町駅」の4駅。どこの駅で下車しても徒歩で新世界をぐるっと周れます。

特別屋外展望台「天望パラダイス」・ 跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」

大阪のシンボル「通天閣」にある展望台。何にも遮られず大阪の街並みを一望できる

特別屋外展望台「天望パラダイス」・跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」
特別屋外展望台「天望パラダイス」・跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」

大阪のシンボルである「通天閣」の最上部、地上94.5mに位置する特別野外展望台「天望パラダイス」。5階のインフォメーションカウンターで受付をし、階段を登り屋外へ行くと風を感じながら大阪の街並みを一望できる展望台に到着します。眺望を遮るものは何もない360度の大パノラマをぜひ堪能してみてください。

また、2019(令和元)年12月にできたばかりの跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」は、展望デッキが通天閣からせり出しており、先端の足元部分はガラス張り。大阪の街の上に浮かんでいるようなスリル満点の体験ができますよ。

案内スタッフの方にお願いすると、「TIP THE TSUTENKAKU」の先端部分で写真を撮ってもらえます。大阪の街を背景に、思い出の一枚を残してみては?

■特別屋外展望台「天望パラダイス」・跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」
06-6641-9555
大阪府大阪市浪速区恵美須東1-18-6
10時~19時50分(最終入場19時30分)
なし
【一般展望台料金】大人(高校生以上)900円、子ども(5歳~中学生)400円、5歳以下 無料※特別屋外展望台「天望パラダイス」・跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」へは上記金額に大人300円、子ども200円が別途必要
【電車】Osaka Metro・阪堺電車 恵美須町駅より徒歩3分、Osaka Metro 動物園前駅より徒歩6分、JR 新今宮駅より徒歩6分【車】阪神高速1号環状線 夕陽丘ICより車で5分、阪神高速1号環状線 なんばICより車で6分
なし
「特別屋外展望台「天望パラダイス」・ 跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」」の詳細はこちら

ビリケンさん

新世界のマスコット的キャラクター。足の裏を撫でるとご利益があるとも言われている

ビリケンさん
ビリケンさん

微笑んでいるような表情と、足を前に突き出した座り方がかわいらしい幸福の神様“ビリケンさん”。通天閣の5階、地上87.5m「黄金の展望台」のエレベーターそばのところに鎮座しています。

アメリカ生まれのビリケンさんが通天閣に設置されたのは1912(明治45)年のこと。通天閣とともに開業した遊園地「ルナパーク」内につくられた「ビリケン堂」に安置されていたそうです。その後、ルナパークの閉園とともに所在が不明になってしまったビリケンさんですが、1979(昭和54)年「通天閣ひろあい広場」建設の際に、復元された2代目が設置されました。そして、現在のビリケンさんは3代目。通天閣と新世界の100周年を記念して新調されたそうですよ。

足の裏を撫でてあげるとご利益があると言われているので、訪れた際はぜひ触ってみてくださいね。

■ビリケンさん
06-6641-9555
大阪府大阪市浪速区恵美須東1-18-6
10時~20時(最終入場19時30分)
なし
【一般展望台料金】大人(高校生以上)900円、子ども(5歳~中学生)400円、5歳以下 無料
【電車】Osaka Metro・阪堺電車 恵美須町駅より徒歩3分、Osaka Metro 動物園前駅より徒歩6分、JR 新今宮駅より徒歩6分【車】阪神高速1号環状線 夕陽丘ICより車で5分、阪神高速1号環状線 なんばICより車で6分
なし
「ビリケンさん」の詳細はこちら

ジャンジャン横丁(南陽通商店街)

約50軒ものお店が軒を連ねる商店街は、大阪の賑やかさを感じられる

写真提供:(公財)大阪観光局
写真提供:(公財)大阪観光局
写真提供:(公財)大阪観光局
写真提供:(公財)大阪観光局
写真提供:(公財)大阪観光局
写真提供:(公財)大阪観光局

ジャンジャン横丁は、南北に約180m続く商店街。正式名称は「南陽通商店街(なんようどおり)」です。戦後、お店へ呼び込むための三味線や太鼓の音がジャンジャンと鳴り響いていたことから、通称“ジャンジャン横丁”と呼ばれるようになったとのこと。

昭和の時代にタイムスリップしたようなレトロな雰囲気が特徴のジャンジャン横丁には、串かつ屋さんや寿司、立ち飲み居酒屋などのB級グルメだけでなく、将棋クラブや射的など遊べるお店も立ち並んでいます。活気のある商店街なので、歩くだけで楽しめること間違いなし。商店街内のお店をはしご酒するのも良いですね。

■ジャンジャン横丁(南陽通商店街)
大阪府大阪市浪速区恵美須東3
各店舗に準ずる
各店舗に準ずる
無料
【電車】JR 新今宮駅より徒歩5分、Osaka Metro 動物園前駅より徒歩5分
なし

スパワールド 世界の大温泉

世界の国々をイメージした個性的な温泉が楽しめる

スパワールド 世界の大温泉
古代ローマ風呂
古代ローマ風呂
古代ローマ風呂

「スパワールド 世界の大温泉」は、単純温泉・岩盤浴・プール・飲食店・宿泊施設が一体となった娯楽施設。温泉は4階の「ヨーロッパゾーン」、6階の「アジアゾーン」に分けられています。ヨーロッパゾーンには、イタリア・カプリ島をイメージした「青の洞窟」、トレヴィの泉を再現した「古代ローマ風呂」。アジアゾーンには、日本の風情を感じられる「日本渓流露天風呂」、バリ島のようなリゾート感溢れた「バリ」など、各国をイメージしたお風呂があるのでお湯に浸かりながら世界を周っているような気持ちになれますよ。

入館料は大人1500円と子ども1000円。追加料金なしでプールやジムも利用できます。時間制限もないので、1日中ゆっくりくつろげるコスパ抜群の施設です。

■スパワールド 世界の大温泉
06-6631-0001
大阪府大阪市浪速区恵美須東3-4-24
【温泉】10時~翌8時45分【岩盤浴】10時~22時(最終受付21時)【アミューズメントプール】平日 10時~17時(スライダー最終受付16時)、土・日・祝 10時~19時(スライダー最終受付18時)
なし
[入館料]大人(中学生以上)1500円、子ども(小学生以下)1000円 ※24時~5時の入退館および在館は、上記金額に深夜割増料金1300円および入湯税150円が加算
【電車】Osaka Metro 動物園前駅より徒歩すぐ、JR 新今宮駅より徒歩すぐ、南海電鉄 新今宮駅より徒歩10分【車】阪神高速松原線天王寺ICより車で3分
あり(1時間300円、以降30分毎に150円)
「スパワールド 世界の大温泉」の詳細はこちら
「スパワールド 世界の大温泉」の口コミ・周辺情報はこちら

新世界市場

新たな飲食屋台が出店する老舗商店街

新世界市場
新世界市場
新世界市場

創立100年以上の老舗商店街「新世界市場」。お昼頃でも少し薄暗い、路地裏のようなディープな雰囲気と新世界ならではのカオス感が色濃く残る商店街です。食べ歩きにぴったりな串かつやコロッケを提供する肉屋さん、抹茶立て体験ができる茶屋さん、ヒョウ柄の洋服を取り揃えている衣服店、世界各国から集めた300冊以上の写真集を眺めながらシーシャを吸えるカフェなど「新世界市場」でしか出会えないお店があります。

閉店してしまったお店も多い現在ですが、新たに市場内に常設屋台を設置する「新世界市場屋台プロジェクト」も始まりました。商店街の中にさまざまな飲食の屋台が並び、昼夜問わず賑わいを見せ始めています。今後も増台予定だそうです(公式ホームページにて出店者も随時募集中)。歴史を継承しつつ新たな取り組みを始める「新世界市場」へぜひ訪れてみてくださいね。

■新世界市場
大阪府大阪市浪速区恵美須東1
各店舗に準ずる
各店舗に準ずる
無料
【電車】Osaka Metro・阪堺電車 恵美須町駅より徒歩3分
なし 
「新世界市場」の詳細はこちら

千成屋珈琲

“ミックスジュース発祥の店”としても有名な老舗喫茶店

千成屋珈琲
「ミックスジュース」(750円)
千成屋珈琲
千成屋珈琲

ジャンジャン横丁にある喫茶店「千成屋珈琲」。人気メニュー『ミックスジュース』(750円)のルーツは、1948(昭和23)年にオープンした果物店にあります。オープン後間もなく初代店主の発案で、完熟した状態の果物をミキサーにかけ店頭で提供したのが始まりだそうです。

1960(昭和35)年に現在の喫茶店の形に変わり、今もなお“ミックスジュース発祥の店”として親しまれています。現在のミックスジュースに入っている果物は、バナナ、りんご、缶詰のみかんと黄桃。そこに、氷と牛乳を足してミキサーにかけます。シャリッと感がありつつも、ドロっとしたスムージーのような食感。フルーツの甘さとさっぱりさが絶妙なバランスで、やみつきになる美味しさです。

■千成屋珈琲
06-6645-1303
大阪府大阪市浪速区恵美須東3-4-15
【平日】11時30分~19時【土・日】9時~19時

ミックスジュース 750円
【電車】Osaka Metro 動物園前駅より徒歩2分
なし
「千成屋珈琲」の詳細はこちら

串かつだるま 新世界総本店

大阪府内に15店舗をもつ串かつ屋の元祖

串かつだるま  新世界総本店
串かつだるま  新世界総本店

1929(昭和4)年創業の「串かつ だるま」。現在では、大阪に14店舗・京都に1店舗を構えていますが、創業1店舗目が新世界にある「串かつだるま 新世界総本店」です。

牛肉・エビ・紅しょうがなど串かつのメニューもバラエティ豊か。一口頬張ると最初はサクッと、噛むと次第にモチっとした食感になるのがだるまの串かつの魅力です。衣には細かいパン粉を使っており、ソースともよく絡みます。秘伝のソースは、あっさりとしつつもほんのり甘みを感じられます。さらに油もだるま特製で、牛脂から作られる「ヘッド油」を使用しているのだそう。このソース・衣・油のこだわりが何年も愛される串かつだるまの味を生み出しています。

■串かつだるま 新世界総本店
06-6645-7056
大阪府大阪市浪速区恵美須東2-3-9
11時~22時30分(LO22時)
なし
新世界セット(元祖串かつ・キス・レンコン・もち・つくね・天然エビ・アスパラ・紅しょうが・ウインナー・どて焼き) 1705円
【電車】Osaka Metro・阪堺電車 恵美須町駅より徒歩6分、Osaka Metro 動物園前駅より徒歩6分、JR 新今宮駅より徒歩8分
なし
「串かつだるま 新世界総本店」の詳細はこちら

グリル梵

分厚い“ヘレカツ”がサンドされた名物メニューは、長年常連客に愛されている味

グリル梵
グリル梵

新世界の一角にひっそりと佇む洋食店「グリル梵」。1961(昭和25)年に同店の前身である大阪ミナミのレストラン「レストラン二井」を現在の場所へ移転し、新たに「新世界 グリル 梵」の看板を掲げたのがお店の始まり。その頃から、内観や外観はほとんど変わっていません。

看板メニューは『ヘレビフカツサンド』(2100円)。ヘレとは牛ヒレ肉のことで、関西での呼び方です。こだわりの食パンに秘伝のデミグラスソースとサクッと揚がったヘレカツをサンド。ややレアな焼き上がりのヘレ肉は分厚いのに柔らかくジューシーです。さまざまな野菜と果物を使用して作られるソースのコクと相まって、長年愛されるのにも納得の絶品ヒレカツサンドになっています。持ち帰りも可能ですが、ぜひ店内で揚げたてをいただいてみてくださいね。

■グリル梵
06-6632-3765
大阪府大阪市浪速区恵美須東1-17-17
12時~14時30分(LO14時)、17時~20時(LO19時30分)
毎月6、16、26日
ヘレビフカツサンド 2100円
【電車】Osaka Metro・阪堺電車 恵美須町駅より徒歩3分
なし

喫茶ドレミ

通天閣の真下にある喫茶店は、レトロかわいい店内が魅力

喫茶ドレミ
「プリンローヤル」(1000円)
喫茶ドレミ
「スパゲティ(イタリアン)」 (650円)
喫茶ドレミ

通天閣の真下にある老舗純喫茶「喫茶ドレミ」。1967(昭和42)年創業のお店は、木のテーブルに赤色のイス、レース調のカーテンなど昭和レトロなかわいい雰囲気の店内。メニューも『ナポリタン』(700円)や『プリンローヤル』(1000円)『エッグサンド』(700円)『ホットケーキ』(750円)など、まさに“喫茶メニュー”が揃います。

『プリンローヤル(プリンアラモード)』は、プリンの周りにフレッシュなフルーツ、アイス、生クリームがのった“これぞプリンアラモード”と言えるような見事なビジュアルが特徴的。卵の味わいをしっかり感じられるなめらかなプリンと、さわやかなフルーツはボリュームがありながらも気がつけばペロリと平らげてしまえるシンプルな美味しさです。

■喫茶ドレミ
06-6643-6076
大阪府大阪市浪速区恵美須東1-18-8
10時~18時(LO17時30分)
月(休日の場合は翌平日)
プリンローヤル 1000円、スパゲティ(イタリアン) 650円
【電車】Osaka Metro・阪堺電車 恵美須町駅より徒歩3分
なし 

まとめ

通天閣やスパワールドなどの商業施設もある中、昭和の時代に創業した老舗の飲食店や商店街も多いのが新世界の特徴。ぜひレトロな新世界の雰囲気を味わってみてくださいね。

※この記事は2023年2月8日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください
※掲載の価格は全て税込価格です

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

Topics

tag

この記事に関連するエリア

この記事に関連するキーワード