2023.02.24
2月27日が「国際ホッキョクグマの日」というのをご存知ですか?地球温暖化による絶滅危機など、ホッキョクグマたちの現状への理解を深め、広く周知していくことなどを目的に制定されたそうです。そこで今回は国際ホッキョクグマの日に合わせて、人気者のホッキョクグマがいるおすすめの動物園と水族館をご紹介します!
札幌市円山動物園【北海道】


札幌市民の憩いの場・円山公園内にあり、動物約150種、900匹を飼育している「札幌市円山動物園」。ホッキョクグマには、外放飼場を観覧できるエリア、水中から観覧できるエリアなど、ビューポイントがたくさん設けられた「ホッキョクグマ館」で出会えます。
見どころの1つは、水中トンネルです。同じエリアで展示されているアザラシとプールは分かれていますが、まるで一緒に泳いでいるような姿を見ることができます。




現在出会えるのはこちらの4頭。繁殖にも成功しており、「リラ」は「デナリ」と「ララ」の子どもです。冬の間は、雪の上でぐっすり眠ったり、凍ったプールの氷で遊んだりする様子が見られるので、それぞれの性格の違いがよりわかりやすいかもしれません。館内の壁面には、ホッキョクグマの生態に関する掲示がたくさんありますので、そちらもぜひ合わせて見てみてくださいね。
[TEL]011-621-1426
[住所]北海道札幌市中央区宮ヶ丘3-1
[営業時間]【3月1日~10月31日】 9時30分~16時30分【11月1日~2月末日】9時30分~16時
[定休日]第2・4水(祝日にあたる場合は翌平日、8月は第1・4水)
[料金]大人800円、高校生400円
[アクセス]【電車】札幌市営地下鉄円山公園駅より徒歩15分【車】札幌道新川ICより15分
[駐車場]683台(700円)
「札幌市円山動物園」の詳細はこちら
旭川市旭山動物園【北海道】


日本最北端の動物園「旭川市旭山動物園」。北海道にいる動物や鳥はもちろんのこと、ホッキョクグマを含め、もともと寒い地域に住んでおり、冬に活動的になる動物を多く飼育しています。
ホッキョクグマの「ゆめ」(メス)は、2021年12月10日生まれ。ホッキョクグマは2~3歳で大人といわれており、人間でいうと小学生や中学生くらいです。性格は子どもということもあり、活発でやんちゃ。おもちゃとして与えているプラスチックの洗濯カゴや湯たんぽを使って遊ぶのが好きなのだそう。ゆめがいるプールでは泳ぐ姿や手足の裏側が観察できます。自然界ではアザラシはホッキョクグマの獲物ですが、ホッキョクグマからは見学者がちょうど波間から顔を出したアザラシに見えることもあるようです。
[TEL]0166-36-1104
[住所]北海道旭川市東旭川町倉沼
[営業時間]冬期間:10時30分~15時30分※季節変動あり、詳細は公式HPを確認
[定休日]2023年4月10日~28日、11月4日~10日、12月30日~2024年1月1日
[料金]大人(高校生以上)1000円、中学生以下無料
[アクセス]【電車】JR旭川駅より旭川電気軌道バスで30分、旭山動物園下車徒歩すぐ【車】道央自動車道旭川北ICより10分
[駐車場]500台(無料)
「旭川市旭山動物園」の詳細はこちら
男鹿水族館GAO【秋田県】




「男鹿水族館GAO」は日本海の海際というロケーションに建つ水族館。ゴマフアザラシ、ペンギンの他、秋田県の県魚ハタハタや水族館では珍しいホッキョクグマをはじめとする約400種1万匹を飼育展示しています。
ホッキョクグマの繁殖は非常に難しいといわれており、国内での飼育数は減少の一途をたどっているそうです。この水族館では「豪太」(オス)と「ユキ」(メス)が飼育され、繁殖に取り組んでおり、2頭の間には2020年にオスのホッキョクグマ「フブキ」が誕生しました。間もなく親離れを迎えるフブキは、3月に他の動物園へのお引っ越しが決まっています。展示場は「ホッキョクグマ広場」と「ホッキョクグマ水槽」の2つがあり、遊んだり泳いだりする姿を観察できます。
[TEL]0185-32-2221
[住所]秋田県男鹿市戸賀塩浜
[営業時間]9時~17時(最終入館16時)※季節変動あり
[定休日]不定※公式HPを確認
[料金]大人1100円、小中学生400円、未就学児無料
[アクセス]【電車】JR男鹿駅よりなまはげシャトルで約45分~60分※前日までの予約必須【車】秋田自動車道昭和・男鹿半島ICより1時間
[駐車場]630台(無料)
「男鹿水族館GAO」の詳細はこちら
八木山動物公園フジサキの杜(仙台市八木山動物公園)【宮城県】


絶滅危惧種を含む115種約600匹の動物を飼育し、仙台市中心部近くに位置する「八木山動物公園フジサキの杜(仙台市八木山動物公園)」。動物たちとの距離が近く、生息域の再現を目指した動物本来の生態を引き出す展示が特徴の動物園です。一年を通じてさまざまな園内イベントを開催しているほか、「ふれあい/えさやり体験」を毎日実施しています。
「猛獣舎」で暮らすオスの「カイ」とメスの「ポーラ」は2004年生まれの同い年です。体の大きい「カイ」はマイペースな性格で雪に体をこすり付けるのが好き。一方、活発な性格の「ポーラ」はおもちゃで遊ぶのが好きなのだそう。季節によっては2頭が仲良く遊ぶ姿が見られることもあるので、ぜひ会いにいってみてください。
[TEL]022-229-0631
[住所]宮城県仙台市太白区八木山本町1-43
[営業時間]【3月1日~10月31日】9時~16時45分(最終入園16時)【11月1日~2月末日】9時~16時(最終入園15時)
[定休日]月(祝日や振替休日にあたる場合は、翌火曜日)※2023年4月から毎週水曜日休園(祝休日の場合は翌木曜日)
[料金]大人(高校生以上)480円、小・中学生120円
[アクセス]【電車】仙台市営地下鉄東西線八木山動物公園駅よりすぐ【車】東北自動車道仙台南ICより20分
[駐車場]370台(最初の30分まで無料、100円/30分、上限500円)
「八木山動物公園フジサキの杜(仙台市八木山動物公園)」の詳細はこちら
よこはま動物園ズーラシア【神奈川県】



“生命の共生・自然との調和”をメインテーマに掲げるよこはま動物園ズーラシア。45.3ha(東京ドーム 約10個分)もの敷地に約100種600匹が展示、世界の希少動物も数多く飼育し、その生息環境を再現しています。園内は世界の気候帯・地域別に8つのゾーンに分かれており、世界一周をしているかのような動物旅行が楽しめます。
ホッキョクグマがいるのは「亜寒帯の森」ゾーンです。オスの「ゴーゴ」は穴を掘ったり植栽を折ったり遊具を投げたりとパワー全開。2022年末に天王寺動物園よりやってきたばかりのメスの「イッちゃん」はプールに浮かぶブイやポリタンクなどの遊具での遊び方がダイナミックなのだそう。元気いっぱいの姿をぜひ見にいってみてください。
[TEL]045-959-1000
[住所]神奈川県横浜市旭区上白根町1175-1
[営業時間]9時30分~16時30分(最終入園16時)
[定休日]火(祝日にあたる場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日)※臨時開園あり
[料金]大人800円、中人(高校生)300円、小・中学生200円、小学生未満無料※毎週土曜日は高校生以下無料(要学生証等)
[アクセス]【電車】相模鉄道鶴ヶ峰駅または三ツ境駅、JR・横浜市営地下鉄中山駅よりそれぞれ「よこはま動物園」行きバスで15分【車】保土ヶ谷バイパス下川井ICより5分
[駐車場]2200台(1000円)
「よこはま動物園ズーラシア」の詳細はこちら
静岡市立日本平動物園【静岡県】



「静岡市立日本平動物園」は、富士山の景勝地・日本平の麓にある動物園。全国の動物園などで飼育されているレッサーパンダの繁殖管理を行っている「レッサーパンダの聖地」としても知られ、多種多様な動物たちが暮らしています。
ホッキョクグマはライオン、アムールトラといった8種の猛獣などを様々な角度から観察できる「猛獣館299」にいます。オスの「ロッシー」はおもちゃで遊ぶのが大好き。メスの「バニラ」に遊び方を教えたり、入舎時にバニラの腰をポンと押してエスコートするなど男前な一面もあるそうです。
[TEL]054-262-3251
[住所]静岡県静岡市駿河区池田1767-6
[営業時間]9時~16時30分(最終入園16時)
[定休日]月(祝日や振替休日にあたる場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日)
[料金]大人(高校生以上)620円、小・中学生150円、未就学児無料
[アクセス]【電車】JR東静岡駅より静鉄バス日本平線で8分、動物園入口下車徒歩すぐ【車】東名日本平久能山スマートICより10分
[駐車場]1000台(620円)
「静岡市立日本平動物園」の詳細はこちら
浜松市動物園【静岡県】


“はまZOO”の愛称で知られる浜名湖畔の「浜松市動物園」。植物園「はままつフラワーパーク」に隣接し、緑豊かで広大な敷地を誇る動物園です。国内最大規模の霊長類の展示をはじめ、ミニサファリ形式でキリンやシマウマに会える大放飼場、ふれあい棟やこんちゅう館などで約90種類の動物たちを見ることができます。
ホッキョクグマは母「バフィン」と、その娘「モモ」の2頭。バフィンは慎重な性格で、学習能力が高くポリタンクに入れた魚(アジ)を器用に取り出します。無邪気な性格のモモは、おもちゃで元気いっぱいに遊ぶ姿をよく見せてくれます。遠くから“ガラン、コロン、ドッシャーン”と聞こえたら、モモがプールに飛び込んだ音かも!?
[TEL]053-487-1122
[住所]静岡県浜松市西区舘山寺町199
[営業時間]9時~16時30分(最終入園16時)
[定休日]年末(12月29日~31日)
[料金]大人(高校生以上)410円(2023年4月1日より500円)、中学生以下無料
[アクセス]【電車】JR浜松駅より遠鉄バスで40分、動物園下車徒歩2分【車】東名舘山寺スマートICより3分
[駐車場]第1駐車場(動物愛護教育センター 併設)165台、第2駐車場295台、第3駐車場(浜名湖遊覧船のりばフラワーパーク港)100台(200円)
「浜松市動物園」の詳細はこちら
豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)【愛知県】



通称名“のんほいパーク”で知られる「豊橋総合動植物公園」は約40haの広大な敷地に動物園、植物園、自然史博物館、遊園地が整備された総合公園。園内には、130種800匹を超える動物が暮らしています。
2頭のホッキョクグマ「クッキー」(メス)と「キャンディ」(メス)は「極地動物館」にいます。ごはんの時間(11時と14時30分)に立ち会うことができれば、エサのアジ(魚)を目がけてプールに飛び込む大迫力の「ホッキョクグマのダイビング」の様子が観察できるかも!?2頭とも好奇心旺盛で、ブイなど見慣れない物があるとプールの中でバシャバシャと泳ぎ回ることもあるそうです。
[TEL]0532-41-2185
[住所]愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238
[営業時間]9時~16時30分(最終入園16時)
[定休日]月(祝日や振替休日にあたる場合は翌平日)
[料金]大人600円、小・中学生100円、未就学児無料
[アクセス]【電車】JR二川駅より徒歩6分【車】東名豊川ICより40分
[駐車場]1650台(1日200円)
「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」の詳細はこちら
天王寺動物園【大阪府】

大阪市街地にある「天王寺動物園」は1915年に開園し、2015年に開園100周年を迎えた歴史ある動物園です。約11haの園内に約180種1000匹の動物が飼育され、都心のオアシスとして多くの利用者で賑わっています。
ホッキョクグマは、メスの「ホウちゃん」が一人暮らし。父親「ゴーゴ」と母親の「イッちゃん」との間に、2020年に天王寺動物園で生まれました(現在この2頭は神奈川県のよこはま動物園ズーラシアにいます)。本来野生のホッキョクグマは単独生活で、メスと哺乳中の仔のみが 2~2 年半の間だけ行動を共にするそうで、ホウちゃんは2022年12月26日にイッちゃんから独り立ちしたばかり。思い通りにならないと怒ってしまうこともあるそうですが、無邪気に遊ぶ姿はとても可愛らしいですね。
[TEL]06-6771-8401
[住所]大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108
[営業時間]9時30分~17時(最終入園16時)※5、9月の土・日・祝は18時まで(最終入園17時)
[定休日]月(祝日や振替休日にあたる場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日)
[料金]大人500円、小・中学生200円、未就学児無料
[アクセス]【電車】Osaka Metro動物園前駅より徒歩5分【車】阪神高速道路松原線天王寺出口よりすぐ
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングをご利用ください)
「天王寺動物園」の詳細はこちら
神戸市立王子動物園【兵庫県】


六甲山麓に広がる自然豊かな動物園「神戸市立王子動物園」。アジアゾウ、キリン、コアラなど約130種750匹の動物が暮らしています。敷地内には楽しく学べる「動物科学資料館」、遊園地や国指定重要文化財でもある神戸最大級の異人館「旧ハンター住宅」があり、子どもから大人まで楽しめる動物園です。
滝や小川が流れ、総面積840平米もある「ホッキョクグマ舎」で悠々と暮らすのは、メスの「ミユキ」。現在32歳で、人間の年齢で言えば80歳代にあたります。動物園生まれで雪に囲まれた野生の暮らしを経験していませんが、雪が大好きだそうで、人工降雪機で出来た雪山で遊ぶ姿で人気を集めています。
[TEL]078-861-5624
[住所]兵庫県神戸市灘区王子町3-1
[営業時間]【11月~2月】9時~16時30分(最終入園16時)【3月~10月】9時~17時(最終入園16時30分)
[定休日]水(祝日は開園)、年末年始(12月29日~1月1日)
[料金]大人(高校生以上)600円、中学生以下と兵庫県在住の65歳以上無料
[アクセス]【電車】阪急電鉄王子公園駅より徒歩3分【車】阪神高速道路摩耶出入口より10分
[駐車場]390台(2時間まで150円/30分、2~4時間まで100円/30分、4時間~50円/30分)
「神戸市立王子動物園」の詳細はこちら
愛媛県立とべ動物園【愛媛県】



約150種650匹の動物が生息地や種類ごとに10のゾーンに分かれ展示されている「愛媛県立とべ動物園」。園内のアイドルといえば、とべ動物園で1999年12月2日に誕生したメスのホッキョクグマの「ピース」。国内で初めて人工哺育に成功し、テレビ番組などで成長ぶりが放映されたことで全国的に有名になりました。人の手によって育てられたためか、性格は穏やかで、おっとりしています。不定期で行われるプール遊びの時間が見どころです。
ピースのお母さんの「バリーバ」は現在32歳で、ホッキョクグマの平均寿命を過ぎた今も元気に暮らしています。彼女もまた若々しい姿で全国のファンを魅了しています。
[TEL]089-962-6000
[住所]愛媛県伊予郡砥部町上原町240
[営業時間]9時~17時(最終入園16時30分)
[定休日]月(祝日や振替休日にあたる場合は翌平日)
[料金]大人(18歳以上)500円、高齢者(65歳以上、年齢のわかるものを提示)200円、高校生200円、小学生100円、未就学児無料
[アクセス]【電車】伊予鉄道松山市駅より伊予鉄バスで36分、とべ動物園前下車徒歩すぐ【車】松山自動車道松山ICより10分
[駐車場]2000台(300円)
「愛媛県立とべ動物園」の詳細はこちら
まとめ
いかがでしたか?大きな体で無邪気に遊んだり、水の中をスイスイと泳いだり、エサに向かってダイブしたり、と様々な姿を見せてくれるホッキョクグマ。実際に目にしたら虜になってしまいそうですね。お気に入りのホッキョクグマに会いに、ぜひ足を運んでみてください。
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晴山 ゆう子
2人の男児を子育て中のママライター。自分で作る料理はずぼら&ヘルシーに、外食はとことん楽しむ!がモットー。薬剤師でもある。最近の楽しみは小さな庭での家庭菜園。