6月18日は「おにぎりの日」というのをご存知ですか?1987年のこの日、石川県旧鹿西町(ろくせいまち)からおにぎりの化石が発見されたことを記念して制定されたそうです。最近では駅構内にあるテイクアウト専門店だけではなく、おむすびカフェなどおにぎりをメインに店内で食べられるお店も増えています。そこで今回はイートインで利用できるおにぎり専門店をまとめて紹介します。
※この記事は2023年6月15日時点での情報です。掲載情報は変更の可能性があります。
浅草宿六【東京都】



「浅草宿六」は、1954年創業の老舗おにぎり専門店です。浅草寺本堂裏手の言問通り沿いにある店内は、まるで寿司屋のような佇まい。カウンターのガラスケースにはおにぎりの具材がずらりと並んでいます。
お米は厳選した単一原料米を使用。専用の木型に羽釜でふっくらと炊き上げたご飯とこだわりの具材をのせ、やさしくふんわり握り、パリパリの江戸前海苔でさっと包んだおにぎりは絶品です。定番の「鮭」(341円)や小さなエビを醤油などで煮込んだ「あみ」(319円)のほか、常時17種類ほど揃う中から好きな具材をオーダーした後、1つずつ握ってもらえますよ。テイクアウトもできます。
[TEL]03-3874-1615
[住所]東京都台東区浅草3-9-10
[営業時間]【昼の部】11時30分~ご飯がなくなり次第終了【夜の部】17時~ご飯がなくなり次第終了
[定休日]【昼の部】日【夜の部】日・火・水
[アクセス]【電車】首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)浅草駅より徒歩4分
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングを利用)
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おにぎりカフェ 利さく【東京都】

東京・千駄木にある「おにぎりカフェ 利さく」。握りたてのおにぎりはもちろん、おにぎりに合う味噌汁やスープ、惣菜も全て手作りでおいしく、セットメニューも豊富に用意されているカフェスタイルのおにぎり専門店です。
お米は農家から直接取り寄せている群馬県板倉町産のコシヒカリを使用。炊き立てのご飯で握るおにぎりがいつでも食べられるようにと、昔ながらの羽釜で少量ずつ炊くようにしているそうです。福岡県産の「明太子」(250円)や紀州田辺産の「紀州土用梅」(200円)をはじめとした定番のほか、東京下町名物の「深川(あさりの佃煮)」(230円)など、こだわりの具材は常時30種類ほど。ご飯そのもののおいしさを存分に味わいたい人は、「塩むすび のりなし」(180円)もおすすめです。テイクアウトもできます。
[TEL]03-5834-7292
[住所]東京都文京区千駄木2-31-6
[営業時間]9時~20時
[定休日]水
[アクセス]【電車】東京メトロ千駄木駅より徒歩1分
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングを利用)
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ぼんたぼんた 護国寺本店【東京都】


「ぼんたぼんた」は東京・文京区にある護国寺本店のほか、関東や関西に約10店舗あるおにぎり専門店。護国寺本店では五つ星お米マイスターが選ぶ一等米を、その他店舗では旨味や栄養素が豊富な金芽米(きんめまい)を使用しています。
具がぎっしりと詰まっているので、おにぎりだけでも満足感がありますが、おかずもしっかり食べたい人向けに、惣菜や汁物とのセットも用意されています。具材は25種類ほどあり、どれもおすすめですが、甘辛く炊いたじゃこと油揚げにピリッとした有馬山椒を加えた「じゃこと油揚げの有馬山椒あえ」(260円、6/19~280円)は2008年の護国寺本店オープン当初から人気のある具材だそうです。ぜひお気に入りの具材をさがしてみてください。テイクアウトもできます。
[TEL]03-5825-4523
[住所]東京都文京区音羽1-17-14 大林ビル1階
[営業時間]【平日】9時~21時【土】8時~17時【日・祝】8時~15時(店内飲食は全日11時~、LO30分前)
[定休日]なし
[アクセス]【電車】東京メトロ護国寺駅より徒歩6分【車】首都高速道路護国寺出入口より5分
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングを利用)
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OMUSUBI CAFE【東京都】



渋谷区代官山にある「OMUSUBI CAFE」。和食の道に入って20年近いという店主が作る自慢のおむすびと一緒に、無添加で手作りにこだわった優しい味わいの惣菜が楽しめます。
お米は特A評価を取得した岩手県産「銀河のしずく」を使用。電解水素水で研ぎ、岩手の南部鉄器の羽釜で圧力を調整しながら炊きあげたご飯を、適度な空気と一緒にお米同士をむすぶように握っています。おむすびを丸ごと揚げて、周りに味噌を塗った「丸揚げ味噌」(300円)は、外はカリッと、中はふわっとしたおむすびで、リピート率ナンバー1という逸品。緑鮮やかな粒山椒のピリッとした辛みがクセになる「しらす塩山椒」(390円)もおすすめです。テイクアウトもできます。
[TEL]03-6321-0168
[住所]東京都渋谷区猿楽町3-7 ヘーベルSTAY代官山1階
[営業時間]【平日】9時~15時30分(LO15時)、16時30分~20時30分(LO20時)【土・日・祝】9時~20時30分(LO20時)
[定休日]不定
[アクセス]【電車】東急電鉄代官山駅より徒歩8分
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングを利用)
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おにぎり・とん汁 山太郎【東京都】

2022年10月のオープン以来、瞬く間に行列のできるお店となった「おにぎり・とん汁 山太郎」。具がたっぷりで、握りたてほかほかのおにぎりを、だしの効いた豚汁とともに楽しめるお店です。
おにぎりの具材は全部で21種類ほどあります。漬けにしたまぐろを、完熟のアボカドとマヨネーズ、スパイシーソースで味付けした「スパイシーアヒポキ」(350円)は、唐辛子のピリッとした辛さとマヨネーズのまろやかさが絶妙。ガツンとくるニンニク、ねぎの風味と唐辛子の辛味、そしてねっとりとした卵黄がネーミング通りクセになってしまう味付けの「麻薬卵」(350円)もおすすめです。店名にも入っている「とん汁」(360円)も、野菜の旨みと豚バラ肉の甘みが詰まった一品。ぜひおにぎりと一緒に味わってみてください。テイクアウトもできます。
[TEL]03-6823-7549
[住所]東京都豊島区雑司が谷2-10-7
[営業時間]11時~15時(テイクアウトのみ平日16時30分~18時30分)
[定休日]月
[アクセス]【電車】東京都電車(東京さくらトラム)鬼子母神前駅より徒歩1分
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングを利用)
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米がおいしいおにぎり戸越屋 戸越銀座本店【東京都】



情緒あふれる戸越銀座商店街の中ほどにある、「米がおいしいおにぎり戸越屋 戸越銀座本店」。具材がたっぷり詰まった大きめのおにぎりを握りたてで楽しむおにぎり専門店です。
毎年厳選しているというお米は大きめの釜を使って強火で炊き、蒸らし時間を多めにとることで、おにぎりに適したふんわりもちもちとしたご飯に仕上げられています。具材は、常時40種類以上がラインナップ。「卵黄+肉そぼろ」(400円)は醤油ベースの特製タレに一晩漬けた卵黄と、毎朝店舗で仕込む甘辛肉そぼろがよく合う、まったりとした卵黄の食感がおいしいおにぎりです。「明太マヨ+焼きたらこ」(400円)は濃厚明太マヨネーズと、店舗で焼き上げた焼きたらこがゴロゴロ入ったおにぎり。魚卵好きにはたまらない逸品です。テイクアウトもできます。
[TEL]03-6426-1097
[住所]東京都品川区戸越2-5-3
[営業時間]【平日】11時~21時(LO20時45分)【土・日・祝】10時~21時(LO20時45分)
[定休日]なし
[アクセス]【電車】都営地下鉄戸越駅より徒歩3分
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングを利用)
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にぎりたて 笹島店【愛知県】


スーパーや駅構内など愛知県内で26軒ほど展開している「にぎりたて」。いずれの店舗も注文してから握ってもらえるおにぎり専門店です。テイクアウトのみの店舗もありますが、2023年1月にオープンした笹島店は、テイクアウトもイートインも可能。JR名古屋駅から徒歩5分の複合ビル「μX MEIEKI(ミュークス メイエキ)」内にあり、おにぎりに加え、信州蕎麦やおでん(冬季限定メニュー)と組み合わせた定食メニューも豊富です。
おにぎりのお米は福井県産コシヒカリ、海苔は地元伊勢湾産海苔、塩は赤穂の焼き塩を使用。定番具材のおにぎりのほか、名古屋名物の「天むす」(6個680円)や、東海地方の郷土料理である「めはり」(220円)などご当地系おにぎりも楽しめますよ。
[TEL]052-581-0088
[住所]愛知県名古屋市中村区名駅4-27-6 μX MEIEKI1階
[営業時間]8時~19時
[定休日]日・祝
[アクセス]【電車】JR名古屋駅より徒歩5分
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングを利用)
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大森屋のおむすび専門店「のり結び 京都寺町店」【京都府】



京都の寺町京極商店街にある「のり結び 京都寺町店」は海苔メーカーの老舗・大森屋が手がけるおむすび専門店です。のり結び専用に作られた海苔は、3種類から選ぶことができ、おむすびとは別添えで提供されるので、海苔のパリパリ食感を存分に楽しめます。
京都府丹波産コシヒカリを使用したおむすびは、シンプルな塩むすび「淡路島の藻塩」(154円)やボリューム満点の「チーズカツカレー」(330円)など全部で約12種類。自分好みの具材と海苔の組み合わせをさがすのも楽しいですが、迷ってしまったら具材と相性の良い海苔がそれぞれ紹介されているので、参考にしてみてください。好きなおむすびをぶぶ漬けにできるイートイン限定の「ぶぶ漬けセット」(220円)以外はテイクアウト可能です。
[TEL]075-746-5468
[住所]京都府京都市中京区寺町通六角下る桜之町430-4
[営業時間]10時30分~18時
[定休日]なし
[アクセス]【電車】阪急電鉄京都河原町駅より徒歩5分
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングを利用)
『大森屋のおむすび専門店「のり結び 京都寺町店」』の詳細はこちら
京都ぎをん おむすび屋さんかく【京都府】



2022年12月オープンの「京都ぎをん おむすび屋さんかく」。京都・祇園の八坂神社の前にあるお店はカウンター席のみで、注文後、目の前で1つずつやさしく握ってもらえます。
大ぶりなおむすびは甘味のある京都産のお米を使用しています。土鍋で炊いており、店内に広がる炊き立てならではの良い香りを楽しむのも醍醐味の1つ。「九条ねぎ味噌」(300円)や特製のタレに漬け込んだ「漬けまぐろ」(350円)など、具材は全部で20種類ほど用意されています。イートインの場合は、好みのおむすび2つと漬物、本日の汁物がセットになった「一汁おむすびセット」(1000円~)での注文が基本ですが、2種類に絞れない場合はおむすびの追加オーダーもできますよ。テイクアウトもできます。
[TEL]050-1283-9708
[住所]京都府京都市東山区祇園町南側533
[営業時間]8時~15時
[定休日]不定
[アクセス]【電車】京阪電車祇園四条駅より徒歩5分【車】名神高速京都南ICより20分
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングを利用してください)
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米処 穂 神戸店【兵庫県】


お米の卸売り販売のほか、お米に関する事業を幅広く行う株式会社神明の直営店「米処 穂(みのり)神戸店」。当日の朝に精米したお米で握るおにぎり専門店で、ランチタイム以降はおはぎとコーヒーのセットなどが楽しめる和菓子カフェとしても利用できます。具材は「焼き塩さば」(230円)や梅干し専門店の高級梅干しを使用した「紀州梅 五代庵」(270円)など、定番具材中心に常時17種類ほどあり、白米・玄米・雑穀ごはんから好きなご飯を選べるのが特徴です。
おにぎりに使用しているお米は、週替わりとなっています。店内では玄米の量り売りを行っていて、好みの具合に精米してもらえるので、おにぎりで使っているお米が気に入ったら、その場で購入することも可能。ランチには、おにぎりと味噌汁、惣菜がセットになった「穂(みのり)セット」(おにぎり1個セット550円、2個セット750円)がおすすめです。テイクアウトもできます。
[TEL]078-371-2888
[住所]兵庫県神戸市中央区元町通5-2-8 神明別館1階
[営業時間]9時~17時
[定休日]土・日・祝
[アクセス]【電車】阪神西元町駅より徒歩1分【車】阪神高速京橋ICより5分
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングを利用してください)
「米処 穂 神戸店」の詳細はこちら
ポーたま 牧志市場店【沖縄県】



沖縄のソウルフードの1つといえばスパムとたまごを挟んだおにぎりサンド「ポークたまごおにぎり」。牧志市場店のほか、沖縄県を中心に国内外に店舗がある「ポーたま」はできたてポークたまごおにぎりの専門店です。
ご飯、玉子、ポークランチョンミート(スパム)、海苔でできた基本の「ポーたま」に、様々な具材を挟んだポークたまごおにぎりが多数。牧志市場店のおすすめは、からし菜とツナを挟んだ「チキナー」(600円)や、白身魚のフライに、島らっきょとタルタルソースがアクセントとなった「白身魚フライ島らっきょ」(700円)です。沖縄産もずくを使った「もずくスープ」(350円)や「ミニ沖縄そば」(350円)、牧志公設市場近くにあるクラフトビールブルーワリー特製「ポーたまエール」(800円)など沖縄らしいサイドメニューやドリンクもぜひ一緒に楽しんでみてください。
[TEL]098-867-9550
[住所]沖縄県那覇市松尾2-8-35
[営業時間]7時~19時
[定休日]不定
[アクセス]【電車】ゆいれーる美栄橋駅または牧志駅より徒歩9分【車】沖縄自動車道那覇ICより15分
[駐車場]なし(近隣のコインパーキングを利用)
「ポーたま」の詳細はこちら
まとめ
いかがでしたか?おにぎりはお弁当や家庭料理の定番ですが、お米の種類や握り方、具材など、こだわりがたくさん詰まった専門店のおにぎりは、1個だけでも満足できそうなご馳走です。その場で握ってもらうのを見るのもワクワクしますね。ぜひお出かけの参考にしてみてください。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全てイートイン時の税込価格です。テイクアウトの場合は価格が異なる場合があります。
晴山 ゆう子
2人の男児を子育て中のママライター。自分で作る料理はずぼら&ヘルシーに、外食はとことん楽しむ!がモットー。薬剤師でもある。最近の楽しみは小さな庭での家庭菜園。