京都の雰囲気を存分に感じられる祇園エリア。八坂神社や円山公園などの観光スポットをはじめ、メインストリートである花見小路沿いのランチ情報も紹介します。京都らしさをどっぷり味わいたいなら、まずは祇園をはんなり街さんぽしてみませんか?(画像提供:写真AC)
京都・祇園ではんなり散策を楽しもう

京阪電鉄の祇園四条駅から祇園商店街を通って、八坂神社あたりまでの一帯が「祇園」と呼ばれるエリア。古くから京都を代表する繁華街として賑わってきました。
祇園四条駅の真上が四条大橋交差点となっており、西には鴨川、東に向かって祇園商店街が延びています。商店街の途中には花見小路と呼ばれる有名な脇道もあり、石畳の道に町家の並ぶ、京都らしい風景が見られますよ。商店街をそのまま東に進んでいくと、八坂神社の西楼門に突き当たります。
次から祇園エリアのおすすめルートを紹介していきます。円山公園を散策し、参拝やランチを済ませて漢字博物館を見学。カフェや京都ならではのグルメも楽しんで、祇園を満喫する1日コースです。このほかにも寺社仏閣やお店が多く立ち並ぶエリアなので、ゆっくり散策を楽しんでくださいね♪
【祇園おすすめルート】
円山公園
↓徒歩3分
八坂神社
↓徒歩2分
柚子屋旅館・一心居
↓徒歩5分
漢検 漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)
↓徒歩5分
ぎおん徳屋
↓徒歩6分
本家にしんそば・松葉 本店
円山公園
四季の風景の中に歴史や文化が息づく場所

「円山(まるやま)公園」は明治時代に開園した、京都市内で最も古い公園。八坂神社と知恩院に隣接し、年間を通して様々なイベントが開催されるなど、地元の人だけでなく観光客にとっても憩いの場となっています。

園内に約650本あるという桜の名所としても有名。特に中央の池近くに立つ樹齢90年近いしだれ桜が名高く、4月上旬頃の開花時期には日没後にライトアップされて、幻想的な眺めが楽しめます。
また11月下旬から12月初旬頃には紅葉も美しく、園内の木々が色とりどりに染まる様子は絶景です。
075-561-1778(京都市都市緑化協会)
京都府京都市東山区円山町463
散策自由
なし
【電車】京阪電鉄 祇園四条駅より徒歩10分
134台(30分260円)
「円山公園」の詳細はこちら
八坂神社
祇園屈指のパワースポットを参拝

古くから“祇園さん”と呼ばれ親しまれてきた「八坂(やさか)神社」。四条通に面した立地ながら豊かな自然に囲まれ、国宝や国の重要文化財など貴重な建造物も多く有しています。
かつての池の上に建てられたという本殿は国宝に指定されており、1番の見どころ。青龍の棲むパワースポットとしても親しまれています。

社殿前に湧くご神水が身も心も美しくするという美御前社(うつくしごぜんしゃ)や、縁結びで知られる大国主社(おおくにぬししゃ)などの末社も見応え十分。
ほかにも、厄除、商売繁盛などにご利益があると伝えられ、ハート絵馬や御朱印、約50種類あるというお守りも人気です。
柚子屋旅館・一心居
和のオーベルジュで楽しむ、京のおばんざいと柚子雑炊

「柚子屋旅館・一心居(いっしんきょ)」は料理屋が営む旅館。宿泊客以外もランチやディナーを楽しむことができます。
お昼は『柚子雑炊膳』(5500円)が人気。目にも楽しい16種のおばんざいと、柚子を使った名物の柚子雑炊が味わえます。

冬は黄柚子、夏は青柚子を使い、1年を通して柚子鍋や柚子雑炊が食べられますよ。
ディナーでは、本格的な懐石料理と、〆に柚子雑炊が味わえる『季節の柚子鍋懐石』(1万8150円)がおすすめです。

石段を登り、古風な門をくぐれば、外の喧騒を忘れるほどの静かで穏やかな空間が広がります。八坂神社の隣なので、参拝の前後に立ち寄ってみてください。
075-533-6369
京都府京都市東山区祇園町八坂神社南隣545
【ランチ】11時30分~15時(LO14時)【ディナー】17時~21時(最終入店19時)
なし
【電車】京都市営地下鉄 京都四条駅より徒歩10分
なし
「柚子屋旅館・一心居」の詳細はこちら
漢検 漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)
体験しながら楽しく学べるミュージアム

「漢検 漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)」は日本初の漢字に特化した体験型ミュージアムとして、2016(平成28)年に八坂神社のすぐそばに開館しました。

1階は、毎年清水寺で発表される「今年の漢字(R)」の大書や、30mの「漢字の歴史絵巻」、『大漢和辞典』に採録されている漢字5万字をあしらったタワーなど、楽しみながら学べる展示がたくさんあります。

2階ではタッチパネルのゲームなど、手を動かして遊びながら漢字に親しめるほか、週末を中心に缶バッジ作りなどのワークショップも開催されます。日本語や漢字に関する約5000冊の本を閲覧できる図書館もありますよ。
館内各所に記念撮影スポットがあり、同じ建物内にはカフェとミュージアムショップも併設されているので、ゆっくり楽しめるスポットです。
075-757-8686
京都府京都市東山区祇園町南側551
9時30分~17時(最終入館16時30分)
月(祝日の場合は翌平日)
入館料【一般】800円【高校・大学生】500円【小・中学生】300円※小・中・高生と同伴の大人は300円引(小・中・高生1名につき大人2名まで)
【電車】京阪電鉄 祇園四条駅より徒歩5分
なし
「漢検 漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)」の詳細はこちら
ぎおん徳屋
花見小路の甘味処で、こだわりの本わらびもちを味わう

花見小路の一角にある甘味処「ぎおん徳屋」。希少な国産の本わらび粉と和三盆で丹念に練り上げた、できたてのわらびもちがお店の看板メニューです。
従来の『ぎおん徳屋の本わらびもち』のほか、香ばしい京番茶で練り上げ、丹波産のこしあんと合わせて味わう『お番茶のわらびもち』(1280円)も新しくメニューに加わりました。2つの本わらびもちをシェアして食べ比べするのもおすすめです。

店頭の受付システムで順番待ちに登録すれば、順番が近づくと電話で連絡をしてくれるので便利です。
075-561-5554
京都府京都市東山区祇園町南側570-127
12時~LO18時(売り切れ次第終了)
不定
【電車】京阪電鉄 祇園四条駅より徒歩5分
なし
「ぎおん徳屋」の詳細はこちら
総本家にしんそば・松葉 本店
一度は老舗で食べたい、京都伝統の味

1861(文久元)年創業の蕎麦屋「総本家にしんそば松葉 本店」。京都グルメの一つ『にしんそば』は明治時代に2代目・松野与三吉が発表し、今まで多くの人に親しまれてきました。
骨まで柔らかく炊き上げたニシンと香り高い出汁、喉越しの良い蕎麦が絶妙に調和した、150年近く変わらない味わいです。

四条大橋のすぐ側、駅の真上に位置し、ロケーションも抜群。運良く2階席に座れれば、四条の街並みを眺めながら食事が楽しめます。
お店は混雑していることも多いですが、歩いて1分ほどの場所に北店、また京都駅の新幹線コンコース内に京都駅店もあるので、そちらもチェックしてみてください♪
075-561-1451
京都府京都市東山区四条大橋東入ル川端町192
10時30分~21時(LO20時40分)
水(祝日は営業)※季節により変動あり
【電車】京阪電鉄 祇園四条駅より徒歩2分
なし
「総本家にしんそば・松葉 本店」の詳細はこちら
まとめ
京都・祇園エリアのおすすめルートを紹介しました。京都らしいグルメや甘味が味わえるお店から、神社、公園、ミュージアムまで、幅広く楽しめる祇園へ、はんなり街さんぽに出かけてみてはいかがでしょうか。
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※この記事は2023年8月23日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部
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