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2023.10.20

【札幌市内】ラーメンの名店8選!ラーメン官僚がおすすめ店を厳選<2023>

ラーメン激戦区・札幌。「味噌ラーメン」が有名ですが、進化系醤油や豚骨系塩など、注目の味が登場しています。

そこで今回は、札幌でどのラーメンを食べに行けばいいか迷ってしまう!という人のために、全国のラーメンを年間700杯食べる“ラーメン官僚”こと、ラーメン探求家のかずあっきぃ(@kazutan0264)さんに、おすすめのラーメン店を教えてもらいました。ぜひ足を運んでお気に入りの味を探してみてくださいね。

【東本願寺電停より徒歩3分】らーめん五丈原

ラーメン激戦区で愛され約30年。豚骨スープが絶品

らーめん五丈原
「とんしお(背脂なし)」800円。お店の定番メニューは豚骨と背脂が混ざったミルキーな見た目 ※価格変更の予定あり
らーめん五丈原
「燕三条らーめん」850円。岩のり、もやし、きざみ玉ねぎがトッピングされている ※価格変更の予定あり
らーめん五丈原
大人の握りこぶし大ほどの「ちゃーしゅーおにぎり」180円。ラーメンに勝るとも劣らない人気 ※価格変更の予定あり
らーめん五丈原
すすきのエリアのはずれ「東屯田通り」に立つ店。赤地に白い店名が入ったのれんが目印

札幌の中でも特にラーメンの激戦区として知られるすすきのエリア。この場所で30年近くのれんを掲げる名店が「らーめん五丈原(ごじょうげん)」です。

豚骨スープをベースにした基本のラーメンは、「とんしお」「みそ」「しょうゆ」の3種類を展開。

麺は細めながらもコシのある低加水率のもの。定番は「とんしお」ですが、それに次いで注目を集めているのが「燕三条らーめん」。背脂がたっぷり入った煮干しベースの醤油スープに相性の良い太麺を合わせています。

「ますらお」という次郎系ラーメンもおすすめです。

ラーメン官僚のおすすめポイント

1994年に創業した、札幌を代表する実力店のひとつ。「とんしお」は、想像をはるかに上回る驚異的な完成度の高さです。豚骨の使い方はもちろん、秀逸なのが塩ダレのうま味。完飲必至のおいしさです。

■らーめん五丈原
011-561-3656
北海道札幌市中央区南7条西8-1024-24
11時~翌3時 ※スープがなくなり次第終了
火、ほか不定休あり
【電車】札幌市電 東本願寺電停より徒歩3分【車】道央道 北郷ICより25分 
5台
「らーめん五丈原」の詳細はこちら
「らーめん五丈原」のクチコミ・周辺情報はこちら

【西線9条旭山公園通駅より徒歩4分】ラーメン木曜日

煮干しスープと自家製麺のリーズナブルな一杯

ラーメン木曜日
「煮干し醤油」630円(大盛りは半玉プラス50円)。メンマ、豚ロースチャーシュー、ネギがのる
ラーメン木曜日
「つけ麺醤油(2玉)」730円。麺340gを煮干しの存在感が抜群のつけ汁で味わう
ラーメン木曜日
オレンジ色の看板が目印。席は厨房を囲むようなL字のカウンターのみ

シンプルな煮干し出汁のラーメンがリーズナブルな価格で堪能できる店。

看板メニューは上品な魚介の香りが際立つ「煮干し醤油」です。節系は使わずに3種類の煮干しと昆布で丁寧に出汁をとり、自家製ラードを少し加えることでコクをプラス。麺は全粒粉をブレンドした自家製麺を合わせています。通常はストレート麺ですが、希望に応じて手もみ麺やメニューによっては太麺に変更することも可能。

無料サービスの柚子皮、柚子胡椒(小袋10円)で味に変化を加え、柑橘系のすっきりとした風味を楽しむのもおすすめです。

ラーメン官僚のおすすめポイント

パワフルな塩味が印象的な煮干し出汁のスープが、パツンとした食感の硬茹でストレート麺とがっぷりと組み合います。シンプルながら要所を押さえた良杯。トッピングの内容も630円とは思えないほど豪華です。

■ラーメン木曜日
011-563-6525
北海道札幌市中央区南8条西13丁目3-35
11時~15時 ※売り切れ次第終了

【電車】札幌市電 西線9条旭山公園通駅より徒歩4分【車】道央道 札幌南ICより30分 
3台
「ラーメン木曜日」の詳細はこちら
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【西18丁目駅より徒歩4分】ゆりや食堂

知る人ぞ知る老舗食堂。昔懐かしい一杯がここに

ゆりや食堂
「ラーメン」680円。スープだけの提供もしている(200円)
ゆりや食堂
「カレーライス」600円。昔ながらのルーカレーも定番メニューのひとつ
ゆりや食堂
数年前に移転したが玄関の戸は以前の店のものを使用。店内もどこか懐かしい雰囲気

創業は1946年。おそば屋さんではありますが名前の通り大衆食堂のような立ち位置で、メニューにはそば・うどんのほか、ラーメンやカレー、丼物、オムライスなども並びます。

ラーメンは鶏ガラベースのあっさりとした味わい。トッピングも、チャーシュー、なると、メンマ、海苔、ネギと奇をてらわず、昔ながらのオーソドックスな内容です。

ラーメンに小サイズのオムライス(380円)やカレーライス(300円)をセットにして注文するスタイルが定番。小サイズはサイドメニューという位置づけなので単品注文はできませんが、セットにしても1000円前後という価格も魅力です。

ラーメン官僚のおすすめポイント

出汁が利いたシンプルなスープに固茹で麺の組み合せ。麺は加水率が低くパツンと張りがあるタイプで、適度にかん水の香りがします。老舗が誇るオリジナリティ満点の1杯は、足を運ぶ価値ありです。

■ゆりや食堂
011-621-4911
北海道札幌市中央区南1条西19-282-3
【平日・日・祝】11時~18時【土】11時~16時
日・祝
【電車】札幌市営地下鉄 西18丁目駅より徒歩3分 【車】札樽道 新川ICより15分 
なし
「ゆりや食堂」の詳細はこちら

【菊水駅より徒歩7分】中華そばカリフォルニア

シンプルなのに深い味わい。煮干しが香る中華そば

中華そばカリフォルニア
「塩煮干しそば」750円 ※トッピングは変更になる場合があります
中華そばカリフォルニア
「ネオクラシック中華そば」750円。あっさりとした和の味わいに極細麺 ※トッピングは変更になる場合があります
中華そばカリフォルニア
「チャーシュー肉わんたんそば(黒)」890円。豚の赤身と背脂を合わせたワンタンはボリューム満点 ※トッピングは変更になる場合があります

店主は東京都内の実力店で修業を積んだ経歴の持ち主。店の看板に掲げる中華そばで、ぷつっとかみ切れる食感の細麺が特徴です。

「塩煮干しそば」はシンプルに麺とスープのおいしさを堪能できる一杯。透明感のあるスープをひと口含むと、イワシの煮干しや、サバ節などから引き出した旨みが、何層にも重なりインパクトのある味わいとなって広がります。

醤油系なら「ネオクラシック中華そば」、ボリュームを求めるなら「チャーシュー肉わんたんそば(黒)」もおすすめです。

ラーメン官僚のおすすめポイント

ガツンと濃厚で、口の中で風味が変化するかえし(たれ)が、鮮烈な印象を与えてくれます。スープに浮かぶ脂&ネギもそれぞれの役割をしっかりと、まっとうしています。価格に対して非常に内容が充実しており、コストパフォーマンスの高さにも驚かされます。

■中華そばカリフォルニア
011-598-7773
北海道札幌市白石区菊水3条4-4-6
【平日】11時15分~14時50分(LO14時30分)、18時~20時35分(LO20時15分)【土】11時15分~15時(LO14時50分)【日・祝】11時15分~16時50分(LO16時30分) ※スープがなくなり次第終了

【電車】札幌市営地下鉄 菊水駅より徒歩7分【車】道央道 北郷ICより15分 
1台
「中華そばカリフォルニア」の詳細はこちら

【白石駅より車で6分】雨は、やさしく

魚介スープと白レバーペーストの創造性溢れる味わい

雨は、やさしく
「白肝煮干味噌」1000円。豆乳でやわらかく煮た鶏レバーペーストがトッピングの主役
雨は、やさしく
「白肝煮干」は味噌のほか、辛味噌、塩、醤油がある
雨は、やさしく
王道の札幌味噌ラーメンを彷彿とさせる「sapporo miso」1000円
雨は、やさしく
シックな雰囲気の空間にカウンター7席、テーブル8席が用意されている

動物性の出汁を一切使わないこだわりのスープが評判を呼び、現在は市内に2店舗を構えています。

特に人気が高くお店の代名詞ともなっているメニューが「白肝煮干味噌」。魚介ベースの濃厚な和風の味噌スープに、白レバーペーストを溶かしながら食べるという斬新なラーメンは、独創的な味わいで一度食べると病みつきになります。

ちなみに車で10分ほど離れた場所には二号店の「雨は、やさしく No.2」があり、鶏白湯スープにホタテペーストを組み合わせた一杯が味わえます。

ラーメン官僚のおすすめポイント

スッキリとしたテイストの煮干しスープの味わいが、鶏肝のフルボディのうま味と交ざり合い、どんどん厚みを増していく様子に圧倒されます。トッピングのゴボウのシャキッとした歯応えもたまりません。この一杯に仕掛けられたギミックに感心しきりです。

■雨は、やさしく
011-871-3922
北海道札幌市白石区菊水元町4-2-1-7 古川ビル1階
11時~15時、18時~20時
月(祝日の場合は翌日)、そのほか月2回不定休あり
道央道 札幌ICより車で6分
7台 
「雨は、やさしく」の詳細はこちら

【美園駅より徒歩5分】麺屋 彩未

麺、スープ、トッピングが三位一体となった一杯

麺屋 彩未
「味噌らーめん」900円。特注麺、まろやかなスープ、炒め野菜のバランスがとれている
麺屋 彩未
「辛醤油らーめん」950円。独特の香ばしさと醬油の甘みに、ほど良い辛みが効いている
麺屋 彩未
カウンターが8席、テーブル16席。壁には有名人のサインもずらりと並ぶ

札幌味噌ラーメンを全国的な知名度に押し上げた「すみれ」の公認店。店の顔となるのは、もちろん「味噌らーめん」。

コシと弾力のある中太のちぢれ麺は、札幌ラーメンの王道を行くスタイルです。朝5時から仕込みを始める豚骨清湯スープは、豚ゲンコツ・香味野菜・椎茸・昆布などを丁寧に炊き上げ、しっかりしたコクとすっきりとした後味。産地から吟味した高知県産のおろしショウガをスープに溶かして味わいます。

ラーメン官僚のおすすめポイント

「すみれ」の特徴のひとつでもある熱々スープは、こちらにも引き継がれています。コクとキレとを合わせ持つ味噌スープの印象もすこぶる良好。麺とスープの相性も申し分なし。気が付けば汁まで完食してしまうほど、完成された1杯です。

■麺屋 彩未(さいみ)
011-820-6511
北海道札幌市豊平区美園10条5-3-12
【火~木】11時~15時15分【金~日】11時~15時15分、17時~19時30分
月、そのほか月2回不定休あり
【電車】札幌市営地下鉄 美園駅より徒歩5分【車】札樽道 雁来ICより20分
24台
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「麺屋 彩未」のクチコミ・周辺情報はこちら

【平和駅より徒歩10分】Mari iida

化学調味料を一切使わない淡麗系ラーメン

Mari iida
「特製醤油らーめん」1250円。鶏清湯の深い旨みと醤油の香りが細ストレート麺とよく合う
Mari iida
「特製白煮干醤油らーめん」1300円。香り豊かでえぐみのない煮干し出汁スープ
Mari iida
赤と白のカラーが目印。カウンター10席のみの小さな店だが常に客足が絶えない

化学調味料を一切使わない淡麗系ラーメンが特徴。

鶏や煮干しから丁寧に出汁をとり、醸造所から取り寄せた生醤油や天然塩で味を仕上げるスープは、最後まで飲み干してしまうほどのおいしさです。

自家製麺は数種類の北海道産小麦をブレンドし、メニューによって使い分けているのだとか。2023年7月には新ブランドとして江別市に「飯田製麺」もオープン。北海道産小麦100%の自家製麺で作るうどんを味わうことができます。

ラーメン官僚のおすすめポイント

「特製白煮干醤油らーめん」は、琥珀色のスープを泳ぐ細麺の佇まいから、一流のオーラを感じる良杯です。煮干しのうま味の粋だけを鮮やかに切り出したスープは、思わず感嘆のため息が漏れてしまうほどのおいしさ。麺とスープの相性も抜群です。

■Mari iida
011-299-4111(町中華屋台 飯田)
北海道札幌市白石区北郷4条12-6-19
【火~木・日】11時30分~15時【金・土】11時30分~15時、18時~22時
月、第1火
【電車】JR 平和駅より徒歩10分【車】道央道 北郷ICより5分 
3台 
「Mari iida」の詳細はこちら

【発寒駅より徒歩8分】八乃木

名店「すみれ」からのれん分け。札幌味噌ラーメンの代表格

八乃木
「みそら~めん」950円。麺は地元・森住製麺に特注している熟成麺
八乃木
「中華そばしょうゆ」950円。京都府産の5種の醤油を使い、麺は低加水のストレート
八乃木
住宅街の中にあり、白と木目を基調とした内装

札幌味噌ラーメンのおいしさを全国に広めた名店「すみれ」で長年修行を積んだ店主が腕を振るう「八乃木(はちのき)」。

看板メニューは「みそら~めん」。豚骨や煮干しから8時間以上かけて取る清湯(ちんたん)スープは濃厚でまろやかな味わいで、歯ごたえのある低加水の熟成麺によく絡みます。シャキッとした食感を残して炒めたモヤシとのバランスも絶妙です。

一方で「中華そばしょうゆ」は、あっさりとした京風仕立て。正統派札幌ラーメンの看板を背負いながらも、チャレンジ心を忘れない一杯にも注目です。

ラーメン官僚のおすすめポイント

全国に5軒しかない、名店「すみれ」のれん分け店舗のひとつ。スープは、本家やほかののれん分け店舗と相対的に比較すればあっさり・さっぱりとした印象。その分、老若男女を問わないスタンダードな味わいに仕上がっています。

■八乃木
011-590-1992
北海道札幌市西区発寒7条14-1-33
【月・火・金~日】11時~LO15時、17時~LO19時【水】11時~LO15時

【電車】JR 発寒駅より徒歩8分【車】札樽道 新川ICより10分 
12台 
「八乃木」の詳細はこちら
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まとめ

気になる一杯は見つかりましたか?期間限定や夜限定メニューなどを出しているお店もあるので、ぜひ札幌の街でラーメンの食べ歩きを楽しんでみてくださいね。

※この記事は2023年10月12日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

横内あゆみ  横内あゆみ

旅行雑誌編集部を経て、現在はフリーの編集者・ライターとして雑誌・WEBサイトの制作などに携わっています。今欲しいものは、仕事も遊びも全力で楽しめる体力。

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