ノスタルジックな街並みが魅力の小樽。特に運河エリア、そしてさまざまな飲食店や土産ショップなどが立ち並ぶ「堺町通り商店街」は、小樽の代表的な観光エリアです。一帯には濃厚なソフトクリームや揚げたてのザンギ、プリプリ食感のかまぼこなど、名物グルメが勢ぞろい!食べ歩きの楽しみも広がります。通りを散策しながらご当地の味を楽しんでくださいね。
「食べ歩き」はしても「歩き食べ」はNG
まずは店を紹介する前に、ひとつだけ守ってほしいことがあります。「堺町通り商店街」は大勢の観光客が訪れるため、中には歩きながらものを食べる「歩き食べ」をする人がいます。これはほかの観光客や店への迷惑行為となってしまうので、絶対にやめましょう!
「食べ歩き」とは、色々な店に行って、さまざまなグルメを楽しむことです。マナーを守って、イートインスペースなどで食べるようにしてくださいね。
いちご大福専門店 ぽたぽたいちご 小樽堺町通り店
いちごとあんこの相性が抜群の映え系スイーツ

いちごのビジュアルを生かした、大福や串だんごが「写真映えしてかわいい」と評判。餅のてっぺんに入った十字の切り込みからいちごが顔をだす「いちご大福」は、こし餡やしろ餡、よもぎ粒あんなど全5種類あります。
餅は北海道産のはくちょう米を使用し、やわらかくもコシのある食感が特徴。あんこの甘さといちごの甘ずっぱさのバランスも絶妙で、ぺろりと食べてしまうおいしさです。


また食べ歩きにもぴったりなのは、串に大福と丸ごといちごが交互に刺さった「いちご大福串」。大福の種類はあんこの違いだけでなく、ショコラやミルクなど餅の味も工夫されているので、どれを食べようか楽しみも広がります。ぜひ写真を撮り、味わってくださいね。
080-4507-0015
北海道小樽市堺町2-17 サツドラ内
11時~17時(LO)
不定
小樽駅より徒歩15分/札樽道 小樽ICより10分
なし
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かま栄 工場直売店
揚げたてアツアツ!ぷりっと食感のかまぼこを堪能


1905年に小樽で創業した歴史あるかまぼこ店。小樽市内や札幌、新千歳空港にも店を構えています。
「かま栄 工場直売店」があるのは、「堺町通り商店街」から一本わき道を入っていくとぶつかる国道沿い。店内にはイートイン併設のカフェコーナーがあり、揚げたてのかまぼこが味わえます。一番人気は「ひら天」(1枚226円)。ぷりぷりとした食感と魚の風味がしっかり楽しめますよ。

かま栄オリジナルの「パンロール」(1個237円)は、豚挽き肉・玉ねぎ・胡椒入りのすり身を薄いパンで巻き揚げたスナック感覚のかまぼこ。和と洋がマッチした味わいは一度食べるとやみつきになりますよ。
店内では、工場の様子をガラス越しに無料で見学することもできます。
0134-25-5802
北海道小樽市堺町3-7
【11月~4月】9時~18時(LO)【5月~10月】9時~19時(LO)
1月1日
小樽駅より徒歩15分/札樽道 小樽ICより10分
あり(有料)
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柳月 オタルト店
小豆を使った和の甘みを感じるソフトクリーム


しっとり系の薪型バウムクーヘン「三方六(さんぽうろく)」や、あんことバターの組み合わせが評判の「あんバタサン」を看板商品に持つ帯広発の菓子メーカー「柳月(りゅうげつ)」。
「オタルト店」では土産品の販売が中心ですが、食べ歩きにぴったりなのがソフトクリーム。北海道の中でも有数の酪農王国である十勝産のフレッシュな生乳で作られたソフトクリームは、ミルクの味がしっかりと感じられます。
バニラ味もいいですが、中でも「十勝あずき」味は、厳選された十勝産小豆を菓子に使い続ける柳月でこそ食べてほしいフレーバー。小豆の風味がしっかり際立ち、口いっぱいに上品な甘さが広がります。

店内の奥にはイートインコーナーがあり、「三方六」の形をしたユニークなベンチも用意されています。
0134-64-5222
北海道小樽市堺町3-18
9時30分~17時30分(LO)
なし
小樽駅より徒歩15分/札樽道 小樽ICより10分
なし
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雪印パーラー 小樽店
生乳の風味を生かした老舗パーラーの味を堪能!


「雪印パーラー」は1961年に創業した老舗パーラーです。看板商品は、2年を要して1968年に誕生したアイスクリーム「スノーロイヤル」。生乳本来の風味を生かしたコクのある味わいが特徴で、発売から60年近くたった今も愛され続ける味です。
小樽店ではこの「スノーロイヤル」をはじめ北海道産牛乳100%で作る舌触りなめらかなソフトクリーム、みんなに愛される「雪印コーヒー」から産まれた雪印コーヒーソフトクリーム、そしてソフトドリンクなどが販売されており、イートインスペースでゆっくりと味わうことができますよ。
※2024年5月現在、改装のため休業中。改装後のオープンは2024年6月中旬を予定
0134-27-8662
北海道小樽市堺町4-11
10時~16時30分(LO)
なし
小樽駅より徒歩15分/札樽道 小樽ICより10分
なし
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タケダのザンギ
ジューシーなザンギを、好みのタレで味わえる


鶏肉などに下味をつけ、からっと揚げた北海道名物のザンギが揚げたてで食べられるのが「タケダのザンギ」。通りに面した店構えはまるで屋台のようで、道行く人々を香ばしい匂いで誘います。
看板品のザンギは、香辛料を効かせた鶏のもも肉に、ほどよい厚さの衣が好バランス。塩ダレ、BBQ、ポン酢、チーマヨと、4種類のかけダレから1種類を選び、カップに入ったザンギの上からかけてもらいます。

大きなサイズのザンギは、噛むごとに、ジュワ~っと溢れ出す肉汁で口の中がいっぱいに。ドリンクとのお得なセットで楽しむのもおすすめです。店の裏手にはイスが用意された屋根付きの休憩スペースがあるので、ゆっくりと味わってくださいね。
六花亭 小樽運河店
限られた店舗でしか食べられない!賞味期限2時間のスイーツ

北海道の菓子ブランドのひとつ「六花亭」。マルセイバターサンドをはじめ、洋菓子から和菓子まで幅広い商品が揃っています。中でも札幌本店や小樽運河店など一部の店舗でしか食べられない商品が「雪こんチーズ」です。
見た目はアイスクリームサンドのようで、ブラック味のココアビスケットにサンドされているのは濃厚なベイクドチーズケーキ。注文するとその場で作ってもらえますが、時間が経つと水分でビスケットの食感が失われてしまうため、2時間以内に食べることが推奨されています。
小ぶりですが、濃厚な味わいなのでちょっとしたおやつには十分なサイズ感。外側のビスケットは「雪やこんこ」という商品が使われています。
0120-12-6666(9時~18時)
北海道小樽市堺町7-22
10時~18時(LO)
なし
小樽駅より徒歩20分/札樽道 小樽ICより10分
なし
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北菓楼 小樽本館
素材にこだわった多彩なシュークリームをラインアップ


北菓楼(きたかろう)は1991年に誕生した菓子メーカー。北海道産の原料にこだわり、自社の工場で製造。土産品としてはおかきやバウムクーヘンが看板商品ですが、テイクアウトができるシュークリームも注目されています。
多彩なラインアップが特徴で、小樽本館では4種類を販売。ジャンボサイズの「北の夢ドーム」は、ビスキーをのせて焼いたサクサクとした生地に、カスタードクリームと生クリームが入っています。

「夢不思議」もジャンボサイズですが、こちらはパイ生地。ドーナツのように皮を油で揚げた「イタリアンミラノシュー」(5個入り864円)、そして、塩気のあるもちもちの生地をちぎって食べる「ピスコット」と、どれにしようか目移りするほどです。
0134-31-3464
北海道小樽市堺町7-22
10時~18時(LO)
1月1日
小樽駅より徒歩20分/札樽道 小樽ICより10分
なし
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フロマージュデニッシュ デニルタオ
ザクザク食感のデニッシュとミルキーな濃厚クリーム♪


小樽の菓子店である「LeTAO(ルタオ)」のデニッシュ専門店ブランド「フロマージュデニッシュ デニルタオ」。北海道産の食材にこだわったメニューが店内で作られており、店の代名詞ともいえる商品が、「フロマージュデニッシュ」です。
デニッシュ生地には北海道産100%小麦と自家製の天然酵母を使用。72時間かけてじっくりと低温熟成発酵させたあと、27層に折り上げています。デニッシュの中央にはクリームがたっぷり。上層は北海道産クリームチーズ、その下にはイタリア産マスカルポーネチーズが入っていて、爽やかでコク深い味わいが楽しめます。

イートインコーナーのほか、暖かい晴れた日にはオープンテラスも開放されるので、焼きたてを味わってくださいね。
0134-31-5580
北海道小樽市堺町6-13
10時~18時(LO)
なし
小樽駅より徒歩20分/札樽道 小樽ICより10分
提携駐車場あり(紅葉園小樽入船第一駐車場)
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小樽「堺町通り」の食べ歩きマップ
まとめ
小樽「堺町通り商店」は、歴史的建造物を楽しむだけでなく小樽・北海道のおいしいものがぎゅっと凝縮されたグルメロードです。のんびり散策しながらベンチに腰掛けてゆっくりとグルメを楽しんでくださいね。
※この記事は2024年4月22日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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横内あゆみ
旅行雑誌編集部を経て、現在はフリーの編集者・ライターとして雑誌・WEBサイトの制作などに携わっています。今欲しいものは、仕事も遊びも全力で楽しめる体力。