古くから商人の街として賑わい、“小江戸”と称される埼玉県川越市。今回は川越の食べ歩きグルメを紹介します。メインストリートの川越一番街やその周辺には、蔵造りの建物を利用したさまざまな店舗が並び、特産のを使ったスイーツやSNS映えするグルメなど、食べ歩きグルメがたくさん!記事の後半には食べ歩きルートや駐車場についても紹介しているので、ぜひ記事を参考に訪れてみてくださいね。
「食べ歩き」はしても「歩き食べ」はNG
川越の食べ歩きマップ
「黄金だんご」新井武平商店 ヤマブ川越時の鐘店
「恋団子」あんこのきもち
「いもどうなつ」稲葉屋本舗
「ミニかば焼き」うなぎ傳米
「芋けんぴ」菓匠右門川越けんぴ工房直売店
「金魚亭ソーダ」Cafe&Bar 金魚亭
「焼き立てフォンダンショコラ」川越ショコラ Bromagee ブロマージェ
「お味噌のパン」川越ベーカリー楽楽
「手焼きせんべい」十人十色
「ねこまんま焼おにぎり」中市本店
「小江戸ぶらりカレー」negombo33 川越
「小江戸メンチ」和牛ひつまぶし うし川
おすすめ食べ歩きルート
川越へのアクセス・駅周辺の駐車場マップ
「食べ歩き」はしても「歩き食べ」はNG
「食べ歩き」とは、その街の色々な店に行って、様々なグルメを楽しむこと。歩きながらものを食べる「歩き食べ」は、他の観光客や店への迷惑行為となります。マナーを守って、「食べ歩き」を楽しんでくださいね。
川越の食べ歩きマップ

1.新井武平商店 ヤマブ川越時の鐘店
2.あんこ のきもち
3.稲葉屋本舗
4.うなぎ傳米
5.菓匠右門 川越けんぴ工房直売店
6.Cafe&Bar 金魚亭
7.川越ショコラ Bromagee ブロマージェ
8.川越ベーカリー楽楽
9.十人十色
10.中市本店
11.negombo33 川越
12.和牛ひつまぶし うし川
「黄金だんご」新井武平商店 ヤマブ川越時の鐘店
老舗味噌屋が作るもちもち団子



本店は秩父にある味噌屋で、創業は1929年の老舗「新井武平商店」が営んでいます。秩父の美味しい水、盆地特有の寒暖差を生かし、職人がこだわりの秩父味噌を醸造しているのだとか。店頭では、自社の味噌だれを使った団子やコロッケが味わえます。
看板商品は「黄金団子」。秩父味噌のタレが塗られた餅を炭火でじっくり丁寧に焼き上げています。焼き目が程よくついた団子は、その名の通り黄金色に輝き、もちもちと柔らかい食感と味噌によるコク深い甘さが特徴です。この団子目当てに観光客の行列が絶えず、店先は多くの人で賑わっています。
他にも、焼きネギと味噌を使い少し辛口に仕上げた「ねぎみそコロッケ」、フライドポテトに味噌を塗った「みそポテト」(200円)が楽しめますよ。
「恋団子」あんこのきもち
カラフルなあんこがのった8種の団子


本川越駅から蔵が連なる一番街へと続く中央通りには、昔ながらの住まいや商店が並び、昭和時代の趣が色濃く残っているため、“昭和の町”とも呼ばれています。店は複合施設「Hatago COEDOYA」のフードホール「縁結び横丁」の一角にあります。
「ポップに和菓子を楽しんで欲しい」と、誕生したのが「恋団子」です。もっちりとした団子に、カラフルな8種類のあんこをトッピング。味は、川越芋餡、いちご、こし餡、マンゴー、ヨーグルト、抹茶餡、シャインマスカット、ラムネ。一つひとつ色や味が異なり、見た目はもちろん、味わいも楽しめます。あんこはすべて埼玉県内の和菓子屋で手作りされたもので、川越のさつまいもや川越茶の抹茶など、川越らしさにもこだわっています。そのほか、縁結びの願いがかけられた「抹茶プリン」、観光名所・時の鐘が描かれた「抹茶ラテ」といったボトルドリンクもおすすめです。
「いもどうなつ」稲葉屋本舗
川越名物さつまいもを贅沢に使用したいもどうなつ


全長約80mの石畳の通りで、昭和初期には70軒以上があったと伝わる「菓子屋横丁」。現在でも多くの駄菓子屋が軒を連ねており、1938年に創業した「稲葉屋本舗」もその一つです。
現在は2代目が切り盛り。先代から受け継いだ製法を守り、ドーナツや饅頭などを店内で丁寧に作り上げています。
店の自慢は「いもどうなつ」。見た目は沖縄のサータアンダギーのようで、生地はほんのり甘めです。中に入る芋餡は製造の際、さつまいもの糖度や柔らかさをチェックして、数品種をブレンド。サクッとした揚げ生地に、芋餡のやさしい甘さが広がります。
そのほか「紫芋まんじゅう」も評判で、白くてほんのり甘い皮に紫芋のあんこがみっちりと詰まっています。店頭では蒸したてを販売中です。
049-222-2513
埼玉県川越市元町2-7-6
9時〜19時
不定
本川越駅より徒歩20分
「ミニかば焼き」うなぎ傳米
川越名物うなぎをミニサイズで味わう



江戸時代にうなぎの蒲焼きが広まった川越。川越に海がないことから、古くからタンパク質の供給源としてうなぎを食べる風習があり、醤油作りも盛んだったため、蒲焼きが名物になったと伝わっています。現在も川越には歴史ある名店が点在。うなぎを目当てに川越を訪れる人も多いそうです。
中でも食べ歩きに最適なのが「うなぎ傳米」の「ミニ蒲焼」。テイクアウトメニューの「ミニ蒲焼」は、串に刺さったうなぎの蒲焼で、「鰻めし」は、熱々ご飯の上にうなぎの蒲焼がのっています。どちらも手軽にうなぎを味わえますよ。
「芋けんぴ」菓匠右門川越けんぴ工房直売店
自家製の芋蜜を絡めた揚げたて芋けんぴ


川越市に7店舗、さいたま市に1店舗を展開する老舗和菓子店。さつまいもを用いたお菓子が看板商品で、さつまいもとあんこを使った「いも恋」、スイートポテト「芋ぽて」などを手掛けています。
工房直売店は、揚げたての「川越けんぴ」と「お芋のソフトクリーム」が楽しめる専門店です。
「川越けんぴ」は、国産のさつまいもをカリッと揚げ、自家製の芋蜜を絡めたお菓子。工房で揚げたてを提供しているため熱々。香ばしい芋の風味と素朴な甘さを感じられますよ。
「お芋のソフトクリーム」はミルク、紫芋、ミックスの3種類あり、いずれも川越芋けんぴが1本トッピングされています。濃厚なソフトクリームと、芋けんぴのカリカリ感が絶妙と評判です。
「金魚亭ソーダ」Cafe&Bar 金魚亭
金魚が泳ぐ涼しげソーダドリンク



“金魚とお花”がコンセプトのカフェ&バーです。建物は200年以上の歴史ある蔵を改装したレトロな雰囲気。入り口では水槽で泳ぐ金魚が出迎えてくれます。
SNSで写真映えすると話題のドリンク「金魚鉢ソーダ」。カラフルな色合いとシュワシュワとした透明な炭酸水が作り出すグラデーションが目を引き、カップには真っ赤な金魚が描かれています。フレーバーは、赤色のイチゴ、ピンクのピーチ、青色のブルーハワイを含む10種類。ラムネシャーベット付き(880円)もあり、こちらはさらにシュワシュワ感がアップしています。またイートインでは金魚鉢で金魚が泳いでいるような器で提供されています。
他にも、「長芋の唐揚げ」(600円)、「たこ唐串」(600円)、「3種の味比べコロッケ」(600円)など揚げ物メニューが豊富で、店内でのイートインと食べ歩きのテイクアウトが可能です。
「焼きたてフォンダンショコラ」川越ショコラ Bromagee ブロマージェ
焼きたてのフォンダンショコラ



1981年創業のチョコレート菓子会社が手がける川越初のチョコレート専門店です。建物は、古民家をリノベーションしたもので、小江戸の風情が漂います。
出来立てを味わって欲しいと、全て店内で手作りしている「焼きたてフォンダンショコラ」。総カカオ固形分35%、カカオバター31%、無脂カカオ固形分2.5%以上といった店独自の基準を満たした上質なチョコレートを使用し、スプーンですくうと、中からチョコレートがトロリと溢れ出します。
また、「お芋deショコラ」もあり、こちらも川越みやげにぴったりです。
049-277-4831
埼玉県川越市幸町1-9
10時~17時
なし
本川越駅より徒歩15分
「川越ショコラ Bromagee ブロマージェ」の詳細はこちら
「お味噌のパン」川越ベーカリー楽楽
和の素材を生かした味わい深いパン



「菓子屋横丁」にあるベーカリーショップです。素材は、埼玉県産小麦を中心に国産小麦を100%使用。天然酵母と無添加にこだわり、川越らしさをと、和素材のパンを得意としています。
名物は「お味噌のパン」で、埼玉県産の秩父味噌を練り込んでいるのが特徴です。メロンパンのような見た目で、クッキー生地はサクサク食感。中身はしっとりとしており、味噌の甘ジョッパさがアクセントになっています。
ほかにも「甘酒仕立てのりんごのカンパーニュ」(360円)、「柚子胡椒のベーコンエピ」(360円)、「塩和バター3兄弟(沖縄の塩・はちみつ味噌・コンソメわさび)」(各100円)など、魅力的なパンが並んでいますよ。
「手焼きせんべい」十人十色
せんべい作り体験に挑戦しよう



手焼きせんべい体験のお店です。最初に受付を済ませたら、醤油・エビ・枝豆のせんべいの生地を3枚と、軍手、ビニール袋を受け取ります。
作り方は、生地を鉄の棒に挟んで専用のレンガ窯で焼きます。次第に生地がぷっくりと膨らみ始めるので、全体に焼き目が付いたら完成です。
焼き上がった後、ビニール袋に入れて受付に持っていくと、スタッフがせんべいの大きさを測り、せんべい焼きの腕前をランクづけしてくれます。ランクは、見習い(丸まった人)、新人(直径12cmまで)、ベテラン(直径13cmまで)、名人(直径14cmまで)、超人(直径14cm以上)の5ランク。
ぜひ、超人を目指してチャレンジしてくみてください。予約なしで誰でも気軽に参加できますよ。
「ねこまんま焼おにぎり」中市本店
週に4日のみ、店頭で販売される焼おにぎり




国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定された、江戸の景観を受け継ぐ商家町が残る川越一番街。通りの一角にある「中市本店」は、1867年創業で、かつおぶしを中心に、煮干しや昆布などの海の幸を取り扱っています。
初代は魚屋としてスタートし、現在は6代目がお店を切り盛り。鹿児島県枕崎産のかつおぶしをはじめ、全国各地から厳選された乾物が店に並んでいます。
金・土・日・月の4日間のみ販売しているのが「ねこまんま焼おにぎり」です。埼玉県産コシヒカリを使用し、かつおだし粉で炊き込み風味を加えたおにぎりを、炭火でじっくりと焼き上げるのが特徴。表面がパリッと焼き上がったら、自家製だし醤油を塗り、たっぷりの鰹節で仕上げます。かつおぶしは、本枯節の削り節か、にぼしの削り節を選べます。ぜひ焼きたて熱々を味わってくださいね。
049-222-0126
埼玉県川越市幸町5-2
10時〜19時※焼おにぎりの販売は12時〜売り切れまで
水※焼おにぎり販売は火〜木休み
本川越駅より徒歩10分
「中市本店」の詳細はこちら
「小江戸ぶらりカレー」negombo33 川越
ハンディサイズで食べやすいカレー

「Hatago COEDOYA」のフードホール内に位置するカレー専門店です。本店は西所沢にあり、新鮮な食材にこだわり、インドの伝統的なスパイス使いをベースとしながらも、オリジナリティを加えたカレーを提供しています。
食べ歩きの街・川越を楽しんでもらいたいと、誕生したのが「小江戸ぶらりカレー」。ぶらりチーズとぶらりカレーの2種類から選べます。片手に収まるカップサイズで持ちやすく、本格的なスパイスカレーを手軽に食べ歩きできるとあって、発売以来好評なのだとか。
小腹が空いた時にもぴったりで、スパイスの香りが食欲をそそります。
049-299-4555
埼玉県川越市連雀町8-1 立門前第一ビル1階 Hatago COEDOYA
11時~20時
不定
本川越駅より徒歩10分
「negombo33 川越」の詳細はこちら
「小江戸メンチ」和牛ひつまぶし うし川
A5ランクの和牛と小江戸黒豚を贅沢に使用したメンチカツ


A5ランクの和牛を使った和牛ひつまぶしやステーキを提供する和食店で、川越の焼肉店が手掛けています。店舗は100年以上の歴史を持つ旅館の一部をリノベーションした趣のある空間。観光名所の川越氷川神社の近くに位置します。
川越散策のお供にと開発されたのが店頭でのテイクアウト可能な「小江戸メンチ」。A5ランクの和牛と川越特産の小江戸黒豚を1対1でミックスした自慢のメンチカツです。サクサクの衣で、中から肉汁がジュワッと溢れ、ほのかな甘さが感じられます。
揚げたてを提供しているため熱々を味わえます。小腹が減った時や、軽めのランチにも最適ですよ。
049-277-4129
埼玉県川越市元町1-1-11 松村屋旅館
【平日】11時29分~14時(LO13時30分)、17時〜21時(LO20時)【土・日・祝】11時29分~15時(LO14時30分)、16時30分〜21時(LO20時)
なし
本川越駅より徒歩17分
「和牛ひつまぶし うし川」の詳細はこちら
おすすめ食べ歩きルート
外せない!定番グルメコース
SPOT.01 | 小江戸メンチ/和牛ひつまぶし うし川 徒歩で5分 |
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SPOT.02 | 黄金だんご/新井武平商店 ヤマブ川越時の鐘店 徒歩で1分 |
SPOT.03 | ねこまんま焼おにぎり/中市本店 徒歩で1分 |
SPOT.04 | ミニかば焼き/うなぎ傳米 |
SNS映えコース
SPOT.01 | 恋小江戸団子/あんこのきもち 同じ敷地内 |
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SPOT.02 | 小江戸ぶらりカレー/negombo33 川越 徒歩で5分 |
SPOT.03 | 金魚亭ソーダ/Cafe&Bar 金魚亭 徒歩で4分 |
SPOT.04 | 焼き立てフォンダンショコラ/川越ショコラ Bromagee ブロマージェ |
川越へのアクセス・駅周辺の駐車場マップ
電車の場合、西武線本川越駅や東武・JR川越駅からアクセス可能です。
[西武新宿駅から本川越駅]特急レッドアロー小江戸号 約45分、急行で約60分
[池袋駅から川越駅]急行で約30分
車でのアクセスの場合、観光用駐車場は料金無料。駐車台数は290台あります。市役所の駐車場は土・日・祝日のみ利用ができますが、祭りやイベント開催時は使えない場合もあるようです。
他にも川越駅、本川越駅、川越市駅などの駅周辺や蔵造りの町並み周辺にコインパーキングが点在していますよ。
まとめ
老舗の甘味から、食べ応えのあるメンチカツ、写真映えスイーツまで堪能できる川越。小江戸の情緒を感じながら、食べ歩きと散策を楽しんでくださいね。
※この記事は2024年7月19日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部
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