朝食文化が盛んな台湾のカルチャーを取り入れた、台湾式朝食を食べられる店が増えています。自家製豆乳をはじめ、台湾式のパンやおにぎり、ルーロー飯まで多彩なラインナップ。今回は東京都内にある、駅から徒歩圏内の店を紹介します。朝から海外気分に浸って、いつもと違う1日のスタートを迎えてみませんか?
【飯田橋駅】wanna manna 飯田橋サクラテラス店
テラス席で台湾の定番朝食、豆乳スープとおにぎりを味わう

台湾の様々な朝食が味わえる「wanna manna(ワナマナ) 飯田橋サクラテラス店」。現地の朝食を再現するため、できる限り食材から機材まで台湾からの輸入にこだわっています。
定番朝食である『鹹豆漿(シェンドウジャン)』は、温かい豆乳にお酢を加えてゆるく固めた台湾式豆乳スープ。ほのかな酸味があり、ふわトロの食感が優しく口の中に広がります。

大きな俵型のおにぎり『ゾンフーファントゥアン』は、たまご、台湾式揚げパン、ザーサイなどの具材ともち米の相性が抜群で、これを目当てに来店するお客さんも多いそうですよ。
また、昔ながらの製法で作られたプレーン豆乳の『原味豆漿(ユェンウェイドウジャン)』(380円)も人気です。

店は植栽の緑に囲まれ、テラス席も併設されているので、ゆったりとした気持ちで朝食を楽しめます。
東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム サクラテラス2階
8時〜19時(LO18時30分)
なし
飯田橋駅より徒歩3分
46台(有料)
「wanna manna 飯田橋サクラテラス店」の詳細はこちら
【池袋駅】豆乳専科 Esola 池袋店
搾りたて豆乳を使った朝食やスイーツが豊富

「豆乳専科」は新鮮な搾りたての豆乳を使った台湾式朝食とスイーツの店。店内の豆乳プラントを使った自家製の豆乳は香りも風味も抜群です。

『鹹豆漿(シェントウジャン)』や『台湾おにぎり』といった定番朝食メニューが揃い、注文はセットメニューがおすすめ。
開店から11時まではモーニングセットがあります。メインとサイドメニュー、どの商品を組み合わせるかによって値段が変わり、単品よりもお得です。11時以降は、時間帯によってランチやデザート、ビールなどのセットが注文できます。

池袋駅直結で8時オープンなので、仕事やお出かけ前に立ち寄るのにぴったり。タッチパネル券売機でキャッシュレス決済ができ、注文もスムーズです。
都内では他に赤羽店もありますよ。
東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola 池袋1階
8時〜21時(LO20時30分)
なし
池袋駅直結
なし※タイムズエソラ池袋を利用可(有料)
「豆乳専科 Esola 池袋店」の詳細はこちら
【代々木八幡駅】押競満寿
台湾ローカルのレトロかわいい店で朝から満腹

「押競満寿(おしくらまんじゅ)」は台湾生まれの料理家・りてこさんがフードメニューを手掛ける台湾食堂です。
店イチオシの『ルーロー飯(ファン)』は甘辛いタレで煮込まれた、ごろっと大きな豚肉がたっぷりとごはんにかけられたもの。きゅうりの漬物、高菜、煮卵がのってごはんが進む一品です。

店名にも由来する『押競饅頭(おしくらまんじゅう)』は、店で職人が一つ一つ生地から手作り。ルーロー飯と同じ肉を包んだルーロー味と、カレーで煮込んだ肉を包んだカレー味の2種類です。

内装などは、代々木公園近くのコーヒースタンド「Little Nap COFFEE STAND」のオーナー・濱田大介氏がプロデュース。台湾のローカル食堂と日本のレトロな喫茶店がミックスしたような独特の雰囲気も魅力です。
東京都渋谷区元代々木町25-5 RAJIKUMAR BLD1階
【月〜木】9時〜16時(LO)【金】9時〜16時(LO)、18時〜23時(LO)【土日祝】9時〜15時30分(LO)
不定
代々木八幡駅より徒歩3分
なし
「押競満寿」の詳細はこちら
【五反田駅】東京豆漿生活
ズラリと並ぶ多種多彩な台湾式パンに目移り

台湾式朝ごはん専門店「東京豆漿(とうじゃん)生活」。豆漿とは豆乳のこと。店には毎朝搾りたての豆乳や台湾系のパンを中心とした手作りメニューが揃っています。
プレーンな豆乳『豆漿(トウジャン)』(280円)や自家製・黒糖シロップによる優しい甘さの『黒糖豆漿』(420円)のほか、豆乳スープ『鹹豆漿(シェントウジャン)』(580円)や台湾式おにぎり『ファントァン』(670円)などの定番朝食メニューもあります。

また、日本ではあまり見かけない台湾の伝統的なパンが並んでいるのも特徴。中に豚肉が入った葱肉パン『葱肉酥餅(ツォンロウスーピン)』(1個330円)や、具材を挟んで食べる『焼餅(シャオビン)』(単品210円※具材は別途)など、パンも全て店での手作りです。

毎週土・日と祝日は8時~10時の2時間のみ整理券が配布されます。順番が来たらメールで知らせてくれるシステムなので、ぜひ利用してみてくださいね。
東京都品川区西五反田1-20-3 MKYビル1階
【平日】8時〜15時(LO)【土・日・祝】9時〜15時(LO)※整理券配布は8時〜10時
年末年始
五反田駅より徒歩5分
なし
「東京豆漿生活」の詳細はこちら
【四ツ谷駅】四ツ谷一餅堂
こだわりの窯焼き台湾式パンや台湾の伝統菓子が絶品

「四ツ谷一餅堂(よつやいっぴんどう)」は、台湾の屋台グルメが楽しめるカフェです。朝食では『焼餅(シャオビン)サンド』と豆乳スープの『鹹豆漿(シェントウジャン)』、また台湾の伝統菓子が人気です。
台湾式パンの焼餅(シャオビン)は日本では珍しい窯焼きの自家製で、パリッとした独特の食感が特徴。台湾ならではの調味料で味付けした卵焼きを挟んだ『焼餅サンド』は、『鹹豆漿』と合わせて食べるのがおすすめだそう。焼餅は10時45分までの限定メニューです。

11時15分以降は『胡椒餅(フージャオピン)』も味わえます。胡椒餅は、豚肉やスパイスの肉あんを生地で包んで窯焼きした、台湾式のおやきのような食べ物。オーナーが現地で食べ歩いて開発したというこだわりの一品です。

店内は木の質感を生かした温もりあふれる雰囲気。植物に囲まれたウッドデッキのテラス席もあり、ゆったり寛げます。
まとめ
豆乳スープにおにぎり、パンなど、台湾の朝食文化の豊かさに驚く品揃えの数々!同じメニューでも店ごとにこだわりや味わいも異なるので、食べ比べするのも楽しそうです。ぜひ、早起きして出かけてみてくださいね♪
※この記事は2024年9月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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岡本 いつか
3人の子を持つ、ママ編集ライター。たまにひとり旅に出かけます。奈良とウィーンが大好き。今一番欲しいものは、加齢とともに失った「睡眠1時間で働ける身体」。