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2025.05.18

【全国】夏に訪れたい世界遺産ランキング発表!透明度抜群の海など手つかずの美しい自然が魅力

1993年に日本で初めて登録された世界遺産。毎年増え続け、2025年3月時点で文化遺産21件、自然遺産5件の計26件が登録されています。

数ある魅力的なスポットの中から、今回は“夏”をテーマにアンケートを実施しました。その結果をランキング形式で紹介します。

『じゃらん』夏に訪れたい世界遺産ランキング

『じゃらん』夏に訪れたい世界遺産ランキング

【アンケート調査概要】インターネット調査/調査時期:2025年4月11日(金)~14日(月)/調査対象:47都道府県在住20代~50代/有効回答数:1036名/複数回答(『じゃらん』に掲載された世界遺産をはじめとする登録スポットの中から、夏のおでかけにぴったりだと思うスポットを3つまで選択)

夏に訪れたい世界遺産1位は東京都「小笠原諸島」が獲得。日本の貴重な自然環境を持つ島々で、手つかずの自然と抜群の透明感を誇る海を満喫できます。

2位には北海道の「知床」がランクイン。美しい森林や湿原が広がる自然豊かなエリアで、8月でも最高気温が26度ほどと、涼しく過ごせるのも特徴です(※)。

続く3位の青森県・秋田県「白神山地」は、日本で最初に登録された世界遺産のひとつで、東アジア最大級のブナ原生林が広がり、涼しい気候の中で自然観察ができます。そのほかTOP10には、自然の価値や日本の文化を感じられる場所がランクインする結果となりました。

長い年月を経て受け継がれる壮大な自然の絶景や歴史的建造物、そこに息づく動植物たちに出合える日本の世界遺産は、どれも一度は訪れたい場所ばかり。この夏は世界遺産の魅力に触れながら、歴史的背景や文化を感じて、美しい景色に癒やされるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
※2024年8月宇登呂の最高気温の平均値(気象庁データベースより)

夏に訪れたい世界遺産ランキングTOP10を紹介

1位:小笠原諸島【東京都】

小笠原諸島

東京都心の南方約1000kmに位置する父島や母島とその周辺の島々で、火山活動によって形成された「海洋島」。

夏は“ボニンブルー”と呼ばれる透明度抜群の海での海水浴やダイビングのほか、イルカと泳ぐアクティビティが楽しめます。

さらに夜には、満天の星と天の川がみられる「スターウォッチング」もあり、自然と海を満喫するのにぴったりのシーズンです。

2位:知床【北海道】

知床

日本最北端の世界遺産で、車を使って世界遺産の中に入ることができ、手つかずの自然や豊かな陸・海の生態系を見られます。観光船では、陸路ではたどり着かない秘境へ赴くことができます。

なかでも小型船は、海岸線ギリギリまで近づくことが可能なので、野生動物の営みを肌で感じることができ、知床岬の海岸段丘を身近に感じられます。船酔いが不安な方はゆったりとした大型船がおすすめです。

3位:白神山地【青森県・秋田県】

白神山地

青森県南西部から秋田県北西部にまたがる広大な山地。東アジア最大級のブナの原生林が広がっており、氷河期を生き延びた貴重な生態系が残されています。

春から夏の正午ごろが最も青く美しい姿を見せるといわれる「青池」や、4月~11月のみ立ち入れる「十二湖」でのトレッキングなど、涼しい気候の中で自然観察ができます。

4位:奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島【鹿児島県・沖縄県】

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島
(© K.P.V.B)

日本の南西部に位置する島々で、亜熱帯の常緑広葉樹林が広がり、アマミノクロウサギやイリオモテヤマネコなど、エリア特有の希少な動物が生息しています。

奄美大島でのシュノーケリングやダイビング、徳之島でのウミガメ観察、沖縄県北部でのリバートレッキング、西表島のマングローブクルーズまで、どの島にも夏ならではの魅力が満載です。

■奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の詳細はこちら

5位:屋久島【鹿児島県】

屋久島

屋久島は白神山地とともに、日本で最初に登録された自然遺産のひとつです。樹齢数千年の縄文杉をはじめとする屋久杉が生息し、島全体が原生的な森林に覆われています。

夏は縄文杉トレッキングのほか、透明度の高い安房川でのカヤック体験、海辺ではウミガメ観察など豊かな自然とアクティビティを楽しむのに最適な季節です。

6位:富士山-信仰の対象と芸術の源泉【山梨県・静岡県】

富士山-信仰の対象と芸術の源泉

富士山は古くから山岳信仰の対象として崇められ、絵画や文学作品にも影響を与えたことから文化遺産として登録されています。

7月~9月に登山シーズンを迎えるほか、富士五湖ではカヌーやSUPなどのウォータースポーツが楽しめます。また涼を感じながら散策ができる白糸の滝など、自然と文化を同時に堪能することができます。

■富士山-信仰の対象と芸術の源泉
「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の詳細はこちら

7位:嚴島神社【広島県】

嚴島神社
(©shintani)

日本三景の一つ「安芸の宮島」で知られる厳島。潮の干満で変化する社殿の姿が美しく、満潮時には、まるで海に浮かんでいるように造られた荘厳な社殿群の様式は、約850年前に平清盛が修造させたものとされています。

大鳥居がライトアップされる夏は、ひときわ神秘的。宮島を巡るナイトクルーズでは、昼とは違う景色がみられるのも魅力です。

8位:琉球王国のグスク及び関連遺産群【沖縄県】

琉球王国のグスク及び関連遺産群
(写真AC)

沖縄本島を中心に点在する「グスク(城)」や関連する遺跡群を含め、琉球王国の歴史と文化を感じられる貴重な遺産で、今帰仁城跡、座喜味城跡、勝連城跡、中城城跡、首里城跡など9つのスポットで構成されています。

特に夏は青空と城壁のコントラストが美しく、歴史と自然を感じながらの散策にぴったりです。

■琉球王国のグスク及び関連遺産群
「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の詳細はこちら

9位:白川郷・五箇山の合掌造り集落【岐阜県・富山県】

白川郷・五箇山の合掌造り集落
(画像提供:白川郷観光協会)

日本の原風景ともいえる美しい景観を持つ独特な合掌造りは、叉首(さす)と呼ぶ材を合掌形に組んで棟木(むなぎ)を支える構造で、急勾配の茅葺き屋根が印象的です。

夏の白川郷・五箇山は、緑豊かな絶景が広がり、避暑地としても最適で、涼しい気候の中でのんびりと過ごせます。

■白川郷・五箇山の合掌造り集落
「白川郷・五箇山の合掌造り集落」の詳細はこちら

10位:平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-【岩手県】

平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-
(画像提供:中尊寺)

岩手県平泉町に位置し、仏教の浄土思想を表した寺院や庭園、遺跡が集まる貴重な文化遺産で、中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山の5つで構成されています。

毎年8月には「平泉大文字送り火」が開催されるなど、夏の平泉は、歴史と自然が調和した美しい景色を満喫できる絶好のシーズンです。

■平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-
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※この記事は2025年6月3日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※スポットの最新情報は各公式サイトをご確認ください。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

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