トシローさんの北海道〜栃木県の旅行記

春近し 北海道&東日本パスで行く東北・函館7日間の旅
- 1日目2019年3月3日(日)
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10:00-11:00
スタート初日は関東からひたすら東北本線を北上して八戸を目指します。最初の途中下車は福島駅、今日は3月3日の雛祭り。西口改札前には立派な雛飾りが春を告げていました。
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12:00-13:00
昼は仙台駅、改札前には満開のピンクの桜が。さすがに造花ですが、駅周辺には雪も無く雰囲気は既に春でした。この日の昼食はもちろん牛タン弁当です。
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17:00-18:00
北海道&東日本パスの魅力は、何と言ってもIGR(いわて銀河鉄道)と青い森鉄道に乗れる点。二戸駅の新しい観光スポット兼物産センターで、今晩用の地酒を購入。
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18:00-19:00
八戸駅到着したのは夕方6時半、12時間以上の長〜い電車旅でしたが思った程の疲れも無く、頑張ればもう少し先の青森まで行けたかなとも思いました。
- 2日目2019年3月4日(月)
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09:00-10:00
2日目の朝は、先ず八戸駅から青森駅へ。昼前の青函フェリーで青森港から函館港へ向かう予定。約4時間の船旅は初めてで、津軽海峡上では揺れるのかなと一寸不安。善知鳥神社に寄って安全と船酔い防止の祈願をしました。
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09:00-10:00
青い空と青い海とベイブリッジ、そしてその間に白と黄色の船体を浮かべる八甲田丸。一瞬、横浜港かと見間違います。青函フェリーに乗る不安が少し軽減されました。
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10:00-11:00
青森駅前の複合ビル「アウガ」には、青森市の駅前庁舎や青森市民図書館等が入っていて公共ビルかと思っていました。まさか、その地下1階に市場が存在するとは思いもよりませんでした。観光用ではない、地元に密着した活気ある本格的市場で新鮮な地場の魚介類が豊富に揃っていました。
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10:00-11:00
青森の青函フェリー乗場までは歩いて行こうと、駅前の観光案内所でルートを訪ねました。今年は雪は少ない様ですが、建物北側にはまだ雪が残り一部はアイスバーンにもなっています。係の女性が、駅の西口からの足場の良い歩き易いルートを丁寧に教えて下さいました。
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11:00-12:00
青森駅西口から徒歩約40分、無事青函フェリー乗り場に到着。11:35分発の「はやぶさ」にチェックイン、往復割引クーポンで片道¥1,440は格安です。乗場前の陸奥湾は波穏やかで一安心、待合室で乗船案内を待ちます。
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12:00-13:00
フェリーの船内は、設備が充実していてビックリ、ちょっとしたホテル並みです。さほど混んでいなかったので、カーペット室でも良かったのですがカウンターコーナーのロングシートで横になっている方が楽でした。常連らしきトラックドライバーの方も「ここの方が寝るのには良いよ。」と教えてくれました。海上では全く揺れを感じず、船のエンジンの振動が却って心地良い位です。
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13:00-15:00
陸奥湾を出て津軽海峡に入ったら少しは揺れるのかなと予想していましたが、相変わらず快適な船旅で少々気抜けしました。
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16:00-17:00
ほぼ定刻通り青函フェリーは函館港乗場に到着。約4時間の船旅は長いですが、ゆったり身体を伸ばしてウトウト昼寝や、読書、軽食を挟みながら快適なフェリー旅でした。乗場からは函館駅行きのバスが待っていてくれて、あっという間に函館駅に到着。
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16:00-17:00
JR函館駅の構内に在る観光案内所。明日は午前中大沼公園周辺、午後は函館市内観光を予定。大沼公園周辺の積雪情報を確認し、函館市電の1日乗車券を購入してホテルに向かいました。
- 3日目2019年3月5日(火)
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07:00-08:00
北海道への東南アジアを中心とした海外からの観光客が増加しているとは聞いていましたが、函館朝市の各店舗の案内はほぼ中国語か韓国語でした。日本ではなく海外観光地の土産物店に居る様な気分です。
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07:00-08:00
青森港に係留されている八甲田丸と比べると使用感が有る船体で、実際に航行していた当時のリアル感を感じさせます。自然と「津軽海峡冬景色」を口ずさんでいました。
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09:00-10:00
函館駅から函館本線に乗って大沼公園駅へ向かいました。駅の西側には、名前程小さくない小沼湖越しに日暮山が見えます。小沼湖を閉ざしていた氷の一部が融けはじめて、狭い水面に水鳥が集まっていました。
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09:00-10:00
大沼湖は完全に凍結し厚い氷に覆われていて、今は遊覧船ではなくスノーモビルやそれに曳かれたソリでの大沼湖氷上遊覧が人気です。
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09:00-10:00
湖面が氷結している間、遊覧船は陸に上がって休養中?!。出番は5月頃からのようですが、湖面の氷が解けるスピードは意外に早いのかも知れません。
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10:00-11:00
新雪は有りませんでしたが、大沼湖畔を巡る散策路にはまだ雪が多く歩き易くはありません。けれども青空の下、雪に囲まれた氷結湖面の先に駒ケ岳のビューポイントを求めて頑張って歩きました。
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12:00-13:00
大沼公園から函館駅に戻って、午後からは市電専用の1日乗車券をフル活用して市内観光です。先ずは函館どつく前まで行って、魚見坂を登って外国人墓地からスタート。
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12:00-13:00
外国人墓地の入口手前に、外国人墓地とは対照的な素晴らしい日本寺院の山門が目に留まります。「高龍寺」と門柱には刻されていて、これほどの精緻な彫刻はなかなかお目にかかれません。函館では最古の寺院だそうで、さすがに歴史の重みと重厚な風格を感じさせます。必見!!
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12:00-13:00
初めて訪れた函館の街、坂が多い街だとは聞いていましたがどの坂道も函館山から函館港に向かって真っ直ぐ伸びていて気持ち良い。弥生坂はその中でも一番長い坂だそうです。
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13:00-14:00
函館の元町地区の高台には、カトリック元町教会と聖ヨハネ教会と共に函館ハリストス正教会が集まっています。そのすぐ近くには、東本願寺函館別院と函館の国際性と協調性をひしひしと感じます。建築的な美しさとしては、カトリック元町教会が一番かと思いました。
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13:00-14:00
函館が北海道の玄関口であった事を証明する碑です。函館港の旧桟橋が在った場所だそうで、モニュメントは船の錨と大きい方は?と考えてしまいました。あ〜、ヒグマかと暫くして理解しました。
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13:00-14:00
函館港のシンボルはと言えば、やはり赤レンガ倉庫。日本の歴史ある港には、必ずと言っていいほど赤レンガ倉庫が有ります。現在は他港観光地と同様にお洒落なショッピングモールに変貌しています。
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14:00-15:00
「十字街」電停から2系統終点の「谷地頭」電停に移動。立待岬まで行きたかったのですが、残念ながら冬季は雪のため交通規制されていて断念。函館公園を散策してUターンしました。
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15:00-16:00
市電「谷地頭」電停から2系統を戻り、終点一つ前の「湯の川温泉」電停へ。目的は湯の川温泉、日帰り温泉が有る温泉ホテル「雨宮館」さんで一風呂浴びました。
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16:00-17:00
日本初のフランス式城郭で、周知の通り五角形の星型をした城砦です。五稜郭タワーの展望台から見下ろせば一目瞭然ですが、中に入るとさすがにその形を明確に感じる事は困難です。公園内には大砲や復元された箱館奉行所等、歴史的遺産が数多く存在します。
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16:00-17:00
五稜郭と言えば新撰組副長だった土方歳三。五稜郭タワーのホールに洋装の土方の銅像が凛々しく建っています。最も武家社会の終幕を象徴する人物だったかもしれません。
- 4日目2019年3月6日(水)
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08:00-12:00
函館から青森への戻りは再び青函フェリーの「あさかぜ21」。カーペット室でゆったり・まったりしながら約4時間。一昨日の初上船時の不安も全く無く、常連の様な顔をして過ごしました。
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14:00-15:00
今旅行中日4日目の目的地は、函館から青森へ戻っての浅虫温泉。前々から一度は行ってみたいと思っていた温泉地です。海沿いのこじんまりした駅前には、かわいらしい足湯も設置されています。
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14:00-15:00
青い森鉄道の浅虫温泉駅前の道の駅ゆーさ浅虫の5階には、日帰り温泉施設である展望風呂「はだかの湯」が営業しています。窓越しに湯の島と陸奥湾が拡がっていて、開放感に溢れる温泉でした。
- 5日目2019年3月7日(木)
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06:00-07:00
前夜は浅虫温泉に浸かった後、弘前へ移動し宿泊。早朝に弘前城を見に、散歩がてら弘前公園へ。公園内は雪融けが始まっていて、遊歩道はアイスバーン化している所とぬかるみ部分が混在していて歩き難い状態でした。
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06:00-07:00
天守閣周辺の石垣の改修工事中で天守閣が移動しているため、何となく景観バランスが悪いのは致し方ないところ。早く、本来の位置に戻った三層の天守閣を見たいものです。
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08:00-09:00
今日の旅のポイントはJR花輪線に乗る事。東北ローカル線の中でも運行本数が少なく、今まで乗る機会を逸していました。今回やっと大館〜好摩(〜盛岡)までの乗車計画を立てました。大館駅で花輪線待ちの間、駅近くの朝市を覗きましたが2〜3軒しか営業しておらずちょっと寂しい感じでした。
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08:00-09:00
現在、大館駅前には大館市観光交流施設「秋田犬の里」を準備中。4月中旬のオープンに向けて、内部の展示等の作業中でした。館前にはシンボルとなるハチ公像が既に移設されています。
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09:00-10:00
JR花輪線の車両は全てキハ110系の気動車、大好きな車両で二人掛けのボックスシートを(空いている時は)占有させて頂けるのが最高の幸せ。
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10:00-11:00
大館駅から50分程で鹿角花輪駅着、ここで約4時間鹿角市内をゆっくり散策する予定。真っ先に駅横の小さな観光案内所へ入ると、初老の小さな女性が一人。「花輪MAP」にマーカーペンで推奨ルートを書き込みながら、懇切丁寧にルートガイドをして頂きました。これぞ観光案内の手本とも言える説明で、これからスタートする市内散策がより楽しみになりました。
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10:00-11:00
駅前の国道282号線を10分程南下すると、大きな道の駅「あんとらあ」が。Jリーグの鹿島アントラーズを連想しましたが、どちらも鹿の角かと納得。祭り展示館や手作り体験館、レストランに地場産品直売所と充実した大きな道の駅です。
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11:00-12:00
花輪朝市の会場近くに在る立派な木造建築が旧関善酒店。創業は160年以上前の安政の時代、今は酒造りは廃業しているそうです。この主屋は明治時代の建築だそうですが、既に100年を超えていて国登録の重要有形文化財に指定されています。
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12:00-13:00
鹿角花輪駅の西側の住宅街の外れに在る日帰り温泉施設「花輪温泉ゆたろう」。入浴料¥400と格安にも拘らず、源泉掛け流しのアルカリ泉は文句無し。久し振りの高温(44〜45℃)の檜風呂も、肌には優しく馴染めました。
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13:00-14:00
「花輪温泉ゆたろう」でゆっくり温泉に浸かった後は、やはり一杯飲みたいと地元で有名なホルモン店「幸楽」さんへ。湯上りにビールとホルモンで大満足。
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15:00-16:00
鹿角花輪駅から再乗車して一路好摩から盛岡を目指します。途中、安比高原駅付近では、今旅行中では珍しく雪が降り続いていました。安比高原駅からは海外含めスキー帰り客が多く乗ってこられます。
- 6日目2019年3月8日(金)
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07:00-08:00
昨夜は盛岡駅から北上駅まで来て宿泊。6日目は北上線を下って横手駅、奥羽本線で新庄駅へ、さらに陸羽東線で川渡温泉へ向かいます。この日はローカル線+温泉三昧旅です。
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08:00-09:00
陸羽東線沿いに見える錦秋湖は、その名の通り秋の紅葉の名所として有名です。北上川の支流である和賀川の湯田ダムによるダム湖ですが、北上線に沿って車窓から見る雪の景色もまた格別です。
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09:00-10:00
JR北上線での途中下車はほっとゆだ駅。駅舎内のほっとゆだ温泉がランドマークですが、駅前には足湯、和賀川を越えた先にも小さな温泉街が在ります。
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09:00-10:00
ほっとゆだ温泉の直ぐ脇に雪に半分埋もれて、正岡子規の句碑が建っていました。駅に着いた時は場所が良く解らなくて、湯夢プラザ内の観光案内所に行って係の女性に案内してもらいました。
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10:00-11:00
JR北上線のほっとゆだ駅に隣接している名湯です。あつめ・ふつう・ぬるめの三段階の浴槽が有って、ぬるめの浅い浴槽でゆったり寝湯するのが最高です。2階は畳敷きの大広間が休憩所になっていますし、下の売店で地ビールを買って湯上りの冷たい一杯を飲みながらのんびり次の列車を待てますよ。
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10:00-11:00
ほっとゆだ駅前の観光施設。レストランに地場産品の直売所、奥には観光案内所も有り親切な観光案内も受けられます。季節により変わる、地元の野菜や山菜等が人気のようです。
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11:00-12:00
JR横手駅の東口階段下に広くて立派な総合ラウンジが設けられています。その中央にデーンと大きな観光案内所が在り、周辺にも観光案内資料が数多く展示されています。
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14:00-15:00
横手駅から奥羽本線で新庄駅へ、新庄駅からJR陸羽東線に乗り換えて鳴子温泉で途中下車。本日、二度目の温泉を求めて温泉街へ向かう前に駅構内の観光案内センターに。すると、入口に第一候補であった「滝の湯」さんが休業中との掲示。
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14:00-15:00
念のためと思い、滝の湯さんの前まで行ってみましたが、やはり「源泉不調のため入浴できません」との貼り紙が。裏手の源泉口からは温泉が出てはいましたが安定していなのでしょう、残念ながら入浴は断念。
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14:00-15:00
滝の湯のすぐ上に鎮座している温泉神社に参拝して、滝の湯の復活を祈願してきました。泉種も多く豊富な湧出量を誇る鳴子温泉でも、この様な不調も有るのだなと改めて温泉の恵みに感謝しなければと思いました。
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15:00-16:00
残念ながら滝の湯には入れませんでしたが、何としても鳴子温泉には入ろうとピンチヒッター探し。代わりは鳴子温泉の古湯「早稲田桟敷湯」しかないだろうと、熱い硫黄線に痺れてきました。
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16:00-23:00
今晩の宿は名湯・東五郎の湯の「高東旅館」さん、駅まで迎えに来てくれた御主人が車の中で川渡温泉の素晴らしさを熱く語ってくれました。源泉掛け流しの、ちょっと熱めで湯の花が浮く褐色透明な湯ですが、肌に優しく思ったより長く浸かる事が出来ました。
- 7日目2019年3月9日(土)
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07:00-08:00
温泉旅館が数件のみの小さな温泉街、朝食前に街中を散歩してみましたが然したる見所も見つかりません。唯一、川渡温泉発祥の温泉石が有る「温泉石神社」に参拝し、温泉石を拝観してきました。
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08:00-09:00
最終日はひたすら陸羽東線と東北本線を上って家路に着くのみ。旅館の御主人に駅まで送ってもらい、ホームで列車を待つ間しばし今旅の回想に耽りました。
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13:00-14:00
東北土産の定番はいつもママドールになってしまいます。今回は郡山駅での乗り継ぎ時間に余裕が有ったので駅を出て本店に寄り、新製品等目新しい物がないかと物色しました。しかし最終的に選んだのは、やはり定番のママドールとエキソンパイでした。
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16:00-17:00
パセオ グラスボックス
宇都宮市
7日間の北の長旅の最後の〆は、やはり宇都宮の餃子になってしまいます。駅の改札を出てすぐのパセオ内で、短時間でビールと餃子のセットを胃袋に入れて宇都宮線で家路を目指します。
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