シトラさんの長野県の旅行記

渋温泉の外湯巡り&金具屋で湯巡り
- 1日目2020年7月19日(日)
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新型コロナウイルスの感染予防対策をしつつ、夫婦でまた温泉巡り旅行。 上信越自動車道・須坂長野東ICをおりて、まずは【信州高山温泉郷】へ。 その中の【山田温泉】に到着。 昔の《湯治場》の雰囲気を残した共同風呂(地元の人のみ利用可)がありました。
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まず、主人のリクエストで、信州高山温泉郷の中の【山田温泉】にある《大湯》へ行きました。 こちらは高山村の村営のようで、令和2年7月1日から入湯料が300円→400円に変更になりました。
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中は木造で開放的な吹き抜けになっていました。
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左側が《ぬる湯》、右側の広い方が《熱湯》です。 含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物泉です。
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そして、これが《洗い場》です。
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木の杭を手でゆるめるとお湯が出てきます。 さらっとしていますが、柔らかい感じのお湯です。
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シャワーはありませんが、結構な湯量なので、桶で受けてしっかり流せます。
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大湯のお向かいに【信州高山アンチエイジングの里 スパ・ワインセンター】がありました。
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平成22年4月にオープンした施設で、中は観光案内所や地場の野菜・果物、りんごジュース、ワインなどの特産品が売られています。
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無料の足湯もあり、向かいの《大湯》のお客さんの休憩所にもなっています。 足湯につかりながらワインや食事をすることもできます。
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山田温泉からもう少し山の方へ上がって行くと【松川渓谷】があります。 そこに【雷滝】という大滝があります。 ここを降りて行きます。
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落差約30mある豪快な大滝です。
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連日の大雨で、かなり水量が多いようです。
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この滝は別名《裏見の滝》と言われている通り、滝を裏側からも見られます。
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川幅が約29mあるので、裏へまわると、まるで水のカーテンのようです。
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雷滝の説明板がありました。
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雷滝から更に山の方へ上がると【松川渓谷温泉】があります。
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【松川渓谷温泉】の《滝の湯》へ立ち寄ります。
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こちらで宿泊も可能なようです。
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入り口は男女別になっていて、脱衣所と内湯はそれぞれありますが、露天風呂は混浴となっています。
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露天風呂は混浴なので、女性はバスタオルを着用します=レンタルできます。(水着は不可) …男性はそのままで良いです。
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女性の内風呂です。 泉質は弱アルカリ性のカルシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉です。
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こっちはちょっと熱い湯。 滝の湯のお湯は〈天然の化粧水〉と言われる、お肌に良い《メタケイ酸》が多く含まれています。
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こっちがちょっとぬるい湯。 こちらのご主人(湯守)が、毎日お湯を総入れ替えしてお掃除されているそうで、100%源泉かけ流しです。
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こちらは主人が撮影した男湯の内風呂です。 混浴露天風呂は写せませんでしたが、大きさが17mもある岩風呂です。 白い湯の花も浮いて、程よい湯温のとても良い温泉でした!
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さて、今夜泊まる【渋温泉】に向かいます。 途中【小布施】を通るので、【竹風堂】へ寄って和菓子を買いました。
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【竹風堂 小布施本店】の向かいには、オリジナルジェラートのお店【マローネ】があったので、引き寄せられるように入ってしまいましたσ(^_^;)
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オススメの《小布施牛乳》と《栗》のジェラートを食べました(^^) クリーミーなんだけど、素材の味が程よく出ていて美味しかったです。
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本日泊まる、渋温泉の【金具屋】へ到着。
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金具屋は、玄関の写真より、何と言ってもこちらの《斉月楼》の写真の方が有名です。
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お部屋はスタンダードな《潜龍荘》の2階〈淡路〉の間でした。
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さて、それでは渋温泉の《外湯巡り》に出かけます。 宿で巡浴手拭い(350円)を購入して、9つある外湯をまわり、それぞれの外湯でスタンプを押していきます。 では、まず1番湯から。
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1番=初湯は〈鉢湯〉が変化して初湯になったんですね。 胃腸に効く温泉のようです。
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外湯は、渋温泉の宿泊者には鍵を貸してくれるので、開けて自由に(無料で)入れます。 源泉の温度が高いので、誰も入っていないとかなり熱いです。
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2番=笹の湯。
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笹藪の中から湧き出ていたので〈笹湯〉になったんですね。
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湿疹などの皮膚炎に効くようです。 ph4.3の酸性の温泉なので、うなずけるような気がします。
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3番=綿の湯。
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湯の花が綿のようだったから〈綿の湯〉になったんですね。 子宝の湯とも言われるらしいっす。 中は大体他のところと同じような感じです。 とにかくどこも熱いです!(o_o)
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4番=竹の湯。 痛風にイイらしいっす。
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地獄谷から苦労して引湯してきた時に“めでたいから"と〈松の湯〉と〈竹の湯〉は名付けられたようです。
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5番=松の湯。 4番が〈竹の湯〉で、5番が〈松の湯〉。 普通、松竹梅で松の方が先じゃない?
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〈あなたを待つ湯〉とも言われるようです。 『じゃあ、松の湯で〈まつ合わせ=待ち合わせ〉ねぇ』って言ったかどうかわかりませんが。 神経痛に効くらしいっす。
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6番=目洗の湯。 昔、ここのお湯で目を洗って治していたようで 〈目洗の湯〉になったんですね。 その名の通り、眼病に効くらしいっす。 …白内障にイイかも!
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他にも、肌がきれいになるから〈美人の湯〉とも言われているようです。 が、私は各地の〈美人の湯〉〈美肌の湯〉へ浸かってきましたが、あまり効果がないようです(T_T)
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7番=七操の湯。 最初、温泉が7本の滝のように流れ落ちていたからこの名になったんですね。
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7つの病に効くとか、7回入ると病気が全快する、など7にちなんでいるらしいです。 七草・七福神・七味唐辛子・7人の侍・ラッキーセブンなどなど、なんと〈7〉の好きな日本人が多いことか。
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8番=神明滝の湯。 昔は打たせ湯のように使っていたからこう呼んですね。
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また、婦人病にもよく効いて、子宝にも恵まれるということで〈子宝の湯〉と言われているらしいっす。
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さて、トリを飾る9番=大湯(結願湯)でございます。 渋温泉を代表する〈天下の名湯〉です!
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こちらは宿泊者以外の人も利用できます。 渋温泉旅館組合の事務所か、渋温泉の有料駐車場で入浴券(500円)を購入します。
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ここだけ〈熱湯〉と〈ぬる湯〉が別になっています。…が、どちらも結構熱かったです。 そして、(狭いですが)サウナもあります。
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あと、大湯の屋上に〈足湯〉もあります。…足湯は無料で使えます。 そして、その横に《渋高薬師》のスタンプ印受所があります。 …ということで、全部押しました!(^O^)
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《九湯巡り=厄除巡浴外湯巡り》は、9つの外湯にちなんで《九(苦労)》を流してご利益があると言われています。 新型コロナウイルスが早く終息しますように!
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外湯巡りを終えて宿に戻りました。
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わ〜い! 晩ご飯で〜す(^-^) 金具屋は健康志向の〈不老膳〉ということで、渋の《治部煮》がメインです。
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夕食が終わった頃には、金具屋の斉月楼がライトアップされ、他の旅館の宿泊者も記念撮影に来てました。
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さすが登録有形文化財に認定されているだけあって、館内のどこを見ても歴史ある造りになっていてステキです! ここは談話室。
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廊下も…
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階段も… 伝統的な日本文化が垣間見られる様式です。 まるで映画の撮影セットの中に居るみたい。
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では、今日は金具屋内の《浪漫風呂》に入ってから寝ることにします。 中性で鉄分が多い濁ったお湯です。 昭和25年に完成された、ローマの噴水をイメージし、ステンドグラスがステキな洋風のお風呂です。 はぁ〜イイ湯加減〜(o^^o) ゆったり、まったり。 おやすみなさい…zzz(-.-)
- 2日目2020年7月20日(月)
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おはようございます、只今朝の4時28分です。 いつものクセで早くに目が覚めたので、朝イチのお風呂をいただきにきました。 縁起の良いひょうたん型の《鎌倉風呂》に入ります。 弱酸性のお肌に優しいお湯です。
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金具屋には5つの無料貸切風呂があり、チェックインからチェックアウトまでいつでも利用できます。 私たちの部屋〈淡路〉の隣にある《岩窟の湯》に入ります。 山肌をくり抜いて、壁も天井も天然の岩に囲まれたお風呂です。
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(千と千尋の神隠しのモデルの建物)〈斉月楼〉の3階にある《美妙の湯》です。 木曽の銘木で造られたお風呂です。
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〈斉月楼〉の2階にある《恵和の湯》です。 浅間山の浅間石で造られたお風呂です。
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〈斉月楼〉の1階にある《子安の湯》です。
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鎌倉風呂の隣にある《斎月の湯》です。 富士山の絵がタイルで描かれています。
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湯船が本当に〈船〉の形になってます。 5つの貸切風呂の中で1番広いです。
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金具屋には3つの大浴場、《浪漫風呂》と《鎌倉風呂》=午前0時で男女入れ替え、そしてこの《龍瑞露天風呂》=男女別があります。 こちらは女湯。
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こちらは主人が撮ってきた男湯。 浅間山の噴火で出来た黒と赤の浅間石で造られているそうです。
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露天風呂の更衣室にこんな貼り紙が…ふむふむ、野生の猿が出るんだ!o(・x・)o
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『モデルガンもご使用ください』なんて書いてあるけど…本当に用意してありました(@o@)
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お風呂の入り口付近に〈サルよけ〉なるものが吊るしてありました。 亀の甲の盾ですか?…それとも、亀のようになって避けろということ? マジ笑えるぅ〜(^○^)
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おまけに、『猿が来ている場合は、出口の電話でフロントにご連絡ください』と書いてありましたが、出口の電話がこれです! レトロ〜!…これ、今も使えるんでしょうか? 超ウケるんですけど〜(^^)
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朝風呂をいただき、面白いものを見せていただき、朝食をいたます。 金具屋で40年以上続く日本古来の健康食《麦とろ膳》です。
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朝食を終えてチェックアウトまでの時間、主人はまたお風呂に入ると言うので、私は温泉街を散策に行きました。 【渋湯橋】辺りからフラフラします。
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【渋湯橋】を渡ると渋温泉のキャラクター《しぶざる君》の巨大なオブジェがありました。
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渋温泉はノスタルジックで、どこか懐かしい感じの温泉地です。 赤い【和合橋】もイイ味出してます。
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古く奈良時代には開湯された記録があるということです。 昔ながらの湯治場の雰囲気を残しつつ、人々の癒しの場である渋温泉。
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【温泉寺】の近くには《足湯 信玄》もあります。
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渋温泉には〈温泉まんじゅう〉を扱っているお店がたくさんあります。 【小古井菓子店】にも温泉まんじゅうがありますが、私はここの《うずまきパン》が好きです!
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最初食べるまでは、『うずまきパン?…見かけはなんてことない地味なパンじゃん』なんて思っていましたが、ゴメンなさい! マーガリンを包み込んで焼いてあり、表面にカスタードクリームでうずまきの模様が描いてあるんですが、このカスタードクリームの甘さと、じゅわ〜っと溶けてパン生地に染み込んだマーガリンの塩味との絶妙なコラボがホント病みつきになる旨さなんです! まさに黄金比率!(u_u) 今度行った時はまとめ買いして、家の冷凍庫で保存しておこうと思ってます。
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金具屋をチェックアウトし、小布施界隈へ行ってみることにしました。 まずは【北斎館】に入ってみます。
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富嶽三十六景で有名な《葛飾北斎》は、晩年をこの小布施で過ごしたということで、画狂人 北斎の生涯を知ることの出来る美術館です。 私は北斎の〈赤富士〉や〈神奈川沖浪裏〉が大好きです! スマホケースも赤富士(o^^o)
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北斎館や竹風堂などを見ながら小布施の街中を歩いているうちにお昼になったので、ここ【富蔵屋】で昼食をいただくことにしました。
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『信州へ来たら〈蕎麦〉食べないと!』と言う主人のリクエストで、田舎そばを頼みました。
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蕎麦の実の〈殻〉も挽いた粉で打ったお蕎麦ですので、色が少し黒いです。 私は〈くるみだれ〉を頼みました。
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くるみペーストにつゆを混ぜて食べます。 普通のつゆでも美味しくいただけますが、くるみの香ばしくクリーミーな味になって、また一段と蕎麦の風味が良くなりました。 蕎麦湯も濃く滑らかで美味しかったです。
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お腹もいっぱいになり、そろそろ帰ろうかということになりました。 1ヶ所【浄光寺】で御朱印をもらおうと寄りました。 山門から本堂までの眺め。
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本堂は珍しい〈茅葺き屋根〉です。 こちらには〈お薬師様〉がお祀りされているとのことです。 で、御朱印は、残念ながらお寺の方がいらっしゃらなかったのでもらえませんでした。
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小布施の街で〈手作りジャム〉をお土産に買いました。 無添加なので、自然な甘みですごく美味しいです!…そのまま完熟の果物を食べている感じです。 ということで、今回も温泉三昧のイイ旅でした。 ありがとうございました!(^o^)/
渋温泉の外湯巡り&金具屋で湯巡り
1日目の旅ルート
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