yosshyさんの石川県の旅行記

2022年のお正月は魅力あふれる冬の石川で迎えます
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前回の年末年始は、新型コロナウイルス禍の下、かなり強く「ステイホーム」が呼びかけられ、旅行も帰省も自粛が求められていましたので、旅行を控えてご自宅で過ごされた方がかなり多かったのだと思います。勿論うちもそうでした。 そんな状況がず〜っと続いていましたが、2021年の後半になって、ぼくらのような普通の人間もようやくワクチンを接種することができ、これまで通り細心の注意を払って行動すれば、公共交通機関に乗って遠出ができる状況になったので、ついにこの11月に久しぶりの北海道外への旅行を決行したところです。 そしてやってきたこの年末年始です。 ほぼ2年間、北海道外への旅行を自粛した結果、うちの旅行予算にはけっこう余裕ができているので、この際、「あまり節約を考えない旅行をしよう」と、けっこう早い段階で決め、どこに行くのが良いかをけっこう真剣に考えた結果、出した答えが「石川県」。意外でしょうか? ですが、冬の石川県は、金沢の風物詩の「兼六園の雪吊り」や能登半島の「波の花」など、冬にこそ魅力を増す見どころが目白押しなのですね。 年末年始の直前になって新たな変異株が出現したことで、またも新型コロナウイルスへの不安がぶり返してきて、世の中が「旅行は慎重に」という流れに傾きつつありましたが、旅行の1週間前にそんなことを言われても困るというもの。 そういうことを言う人たちは、ぼくらのように飛行機で行く旅行者のキャンセル料のことまでは、考えてくれてはいませんから、聞き入れるのは無理というものでした。 確かに感染はしたくありませんが、まだこの旅行を諦めるレベルまでは広がっていないと考えて、11月同様に感染対策を徹底した上で、旅行させていただきました。 と言うわけで、魅力いっぱいの冬の石川へ、いざ参りましょう。
北海道ツウ yosshyさん 男性 / 50代
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- 1日目2021年12月29日(水)
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07:00-11:00
人生初の国内線乗り継ぎで小松まで
節約を考えない旅行その1が、飛行機の乗り継ぎ。 今回の年末年始の旅行は、お金のことはあまり考えずに行くことにしたので、新千歳から羽田を経由して小松空港に向かうことを選択しました。 直行便のほぼ2倍のお値段にはなりますが、直行便を利用するよりかなり早く小松に到着できるのです。 ただ、直前にクリスマス寒波による悪天候がありましたから、ぼくらが乗る時も飛行機に遅れが出たり、自分たちが何かまごついたりと、トラブルがあったらどうしようかと、ず〜っとハラハラドキドキし通しでした。 ですが、何とか天候も回復してくれましたし、何より乗り継ぎが思いの外簡単で、楽々クリアできて、本当にホッとしました。
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11:00-11:00
羽田乗り継ぎさえ乗り切ってしまえば、辿り着いた小松空港が地方の小さな空港ですので、到着後に迷うような心配はほぼありませんでした。 それと、飛行機の乗り継ぎがあるので、今回の旅行も荷物をホテルに直送しましたから、手荷物フリーでストレスなしで動けました。 コロナのことはどうなるか分かりませんので、手洗いの徹底や黙食など、感染対策をしっかりして、あとは旅行を楽しむのみ。 レンタカー会社さんが空港に迎えに来てくれて、あとはスルスルと出発できました。
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12:00-12:00
「早く早く金沢へ」とも思いますが、その前に一か所だけ行っておきたい場所がありました。 それが、今回の旅行の舞台である石川県、その南半分の加賀国の一宮、白山比め神社です。 こちらで加賀に来たご挨拶と、このあとの旅の安全を祈念したかったんですね。 今後の北海道外旅行では、国一番の神社である一宮さんには、出来るだけ参拝できればなあと思っています。 御朱印集めをしているわけではなく、とにかく、余所から来た身として、土地の神様にしっかりご挨拶しようと思うからなのです。
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12:00-12:00
雪の参道
その加賀一宮さんですが、なかなか雰囲気がありました。 まず、一の鳥居から境内に向かう参道の石段が良い感じ。 前の日に降った雪が積もって、ちょっと歩きずらかったですが、白い雪が清浄な雰囲気をいや増してくれていました。
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12:00-12:00
注連縄の架け替え
境内に入ると多くの地元の方が集まっていて、拝殿の大注連縄の掛け替えを楽しげに見守っていました。 年に一回のことでしょうから、タイミング良く、こういうシーンが見られてラッキーでしたね。注連縄自体もなかなかの大きさで迫力がありました。 さあ、国一番の神様へのご挨拶が済みましたので、これで心置きなく観光できるというものです。
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13:00-14:00
さあ、いよいよ金沢に入りますが、もうお昼を過ぎていてかなり腹ぺこですので、本格的に観光に入る前にランチです。 金沢市郊外から中心部に向かう途中に、今回の旅行で何としても食べたいと思っている、銘柄牛「能登牛」の名店があることがわかっていたので、そこで食べることにしました。 そのお店が「てらおか風舎」さん。畜産会社の直営店で、肉の管理にはこだわっておいでと思いますので、これはもう期待しかありません。 ただこちら、かなりの人気店で混雑必至のようなので、予約して行ったんですが、お店に着いたところ、この日は「予約者で貸切」とのこと。 予約しておいて良かった〜。
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13:00-14:00
今回の旅行で是非食べたいと思っていたマスト食材の「能登牛」ですから、ここはケチケチせず、節約を考えない旅行その2を発動して、高めのランチメニューを選びました。庶民のぼくらにはそこそこお高いですが、気合いを入れましたよ。 そして、やって来た能登牛の3点セットですが、これが凄かった。 モモ肉は少し歯応えがあって旨味が強く、サーロインは柔らかくて口の中で溶けてしまうような食感で、どれも絶品でしたねえ。能登牛、素晴らしいです。 石川県グルメに、最初から大満足です。
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14:00-15:00
美味しい「能登牛」で、お腹も心も満たしたら、いよいよ北陸最大の都市、金沢での観光に入ります。 まずは市内中心部の西側にある、にし茶屋街を軽く散策しましょう。 茶屋街の散策は、ひがし茶屋街をメインに考えていたので、ここはさらっと見るだけにしましたが、思っていたより小さな街だったものの、そこそこ雰囲気があって良かったですね。 特に、着物の着替えたお若い男女が歩いて来られて、そのお姿が街の雰囲気にマッチしていて良かったです。
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15:00-16:00
小さいながらも、なかなかに風情のある茶屋街を歩いていたら時間が来ました。 何の時間かと言えば、あるお寺を見学するために予約を入れた時間です。 そのお寺が、忍者寺として名高いこちら妙立寺さん。 事前に電話で拝観の予約をして、堂内の仕掛けを見て回るツアーに参加します。 こちらは、今現在、拝観の3日前にならないと予約できなくて、土壇場で予約が取れなかったらどうしようと、ギリギリまでやきもきしたんですよね。
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15:00-16:00
実際にツアーに参加してみると、これがかなり面白かったです。 何より、このお寺の狭さがいいんです。やや薄暗い狭いところを回るだけでけっこうスリリングで、さらに至る所にいろんな仕掛けがあるんですから、本当にドキドキしましたね。 隠し扉や隠し階段、落とし穴といったいろんな仕掛けの全てが、芸が細かくて、しかもどこかお洒落で、本当に感嘆しましたね。 ここは楽しいです。金沢を観光するならここは必見です。
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16:00-17:00
忍者寺のからくりを楽しんだら市内中心部へと進み、少し早めにホテルにチェックインしましょう。 今日のホテルのフォルツァさんは、近江町市場は至近、片町などの飲食店集中スポットにも遠くなく、どこに行くにもいい立地なので、夕食の予定も立て易かったです。 車の出し入れ自由の駐車場があれば完璧でしたが、そこは高望みしすぎですね。 さあ、残る初日のお楽しみは、その、金沢での夕食です。
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17:00-18:00
さあ、お楽しみの夕食です。 しかしながら、12月29日と言えば、最早完全に年末ですので、食べ物屋さんの中にもお休みに入っているところも出てきますので、今回の旅行では事前に電話で確認しまくって、やっているお店をけっこう一生懸命探しました。 その結果、こちら、グリルオーツカさんの営業を確認していたので、ここで、金沢のご当地グルメのハントンライスを食べられると思っていたんです。ところが…、 実際にお店に行ってみたところ、何とお休み! ちゃんと電話で確認していたのに、これはちょっとひどいんじゃないでしょうか。
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18:00-19:00
ですが、ブーブー言ってもお店がやってくれることはないので、気持ちを切り替えて、セカンドチョイスのお店に向かうことに。やって来たのは、オーツカさんから歩いて5〜6分の所にあるターバンカレー本店さん。ここも事前に営業を確認してます。 ここで、こちらも金沢のご当地グルメの金沢カレーを食べることにしました。金沢カレー、美味しいんでしょうか? けっこう強めの雨の中辿り着くと、こちらはしっかり営業してくれてました。
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18:00-19:00
Lセットの中盛
金沢グルメの中でもかなりメジャーな金沢カレー。 その中でも、ネットなどの評価が高いこちらのお店ですので、期待度高めだったんですが、これが残念…。 カレールーが正直、うちら夫婦の好みじゃない。かなりドロッと濃いめなのは良いのですが、ちっともコクがなくて美味しいとは思えませんでした。 さらに、具のカツとハンバーグにかかっているソースの酸味がルーの味に混ざるのか、酸っぱさばかりが口に残るんですね。 具もたくさん乗っているだけで、特に美味しいわけでもないし、いろんな評価で、濃いめの味をリセットしてくれると書かれているキャベツも、あまり必要性が感じられません。金沢カレーは残念でした。
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19:00-20:00
金沢イルミ
一番に食べたかったハントンライスのお店はやってないし、代わりに食べた金沢カレーは全然美味しくないしで、やや肩を落としてホテルに戻りましたが、途中で見たイルミネーションがちょっと素敵だったので、少しだけ気分が戻りました。
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20:00-23:00
少し残念な感じでホテルに戻りましたが、ここで気持ちを切り替えましょう。 飛行機の乗り継ぎでめちゃくちゃ緊張しましたし、初日からけっこう飛ばしていろんな所に行ったので、しっかり疲れをとることが肝心です。 そんな時、このホテルには立地の良さ以外にもいいところがあるんですね。 それが、このところ、うちのホテル選びの必須条件になってきている、「バストイレ別」で洗い場のあるお風呂。 これだと、ゆったりお風呂で温まれるんですね。これでしっかり疲れを癒やして、明日以降に備えましょう。
- 2日目2021年12月30日(木)
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00:00-08:00
旅行2日目です。 せっかくやって来た北陸最大都市の金沢ですが、早くもここを離れて、本日からは能登半島へ向かいます。 移動距離も長いし、行きたい場所もたくさんあるので、ささっと朝食を食べたら速やかにチェックアウトします。 ちなみに、こちらの朝食ですが、デザートのお団子が美味しくて、甘い物好きとしては嬉しかったです。 さあ、さらば金沢。また旅行4日目に戻ってきますよ。
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08:00-09:00
金沢市街から日本海沿いに出てきて、最初に見えてきた美しくも立派な橋。 内灘町のシンボル的存在の橋らしいですね。なかなか立派で美しいものです。 晴れだったら、もっと気持ちよく渡れたことでしょうね。
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09:00-09:00
2日目、最初の目的地は、津幡町にあるメタセコイアの並木道です。 ここが、往年の韓国ドラマの名作「冬のソナタ」のワンシーンを思い起こさせてくれるというのです。 ぼくはもう韓国ドラマは見ていませんが、「冬ソナ」だけは何故かけっこう見ていたので、そのシーンも多分覚えています。 運良く、冬にその並木を見に行けるので、本当にそのシーンを思い出すような、素敵な並木なのか確認しに行ったんですが、見てのとおり、雪がすっかり融けてしまっていて、「冬ソナ感」は感じることは出来ませんでした。残念。
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09:00-09:00
さらに日本海側を北上しますが、冬の並木道を歩いて体が冷えました。 そんな時、うちの旅行では、道の駅を見つけたらトイレ休憩がデフォルトです。 これでまた、ここから安心して長距離をドライブできるというものなのです。
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10:00-10:00
2日目午前のハイライトは、石川県にある、世にも珍しい「砂浜を普通の車で走行できる全国唯一の公道」の千里浜なぎさドライブウェイに決めていました。 ここで運転するのが、ぼくの長年の夢だったんです。が………。またも残念。 波が高過ぎて通行止め…。 お天気が相手なので、こればかりはしょうがないですが、長年の夢が挫かれて、涙に暮れましたね。
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10:00-10:00
この波では無理です
「何で? 何で?」とも思いましたが、この波を見たら「それは無理だわ」と諦めるしかありませんでした。 それにしても、なんて凄い波なんでしょう。率直に怖いです。
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10:00-11:00
仕方ないと思いつつも、長年の夢を挫かれて、やや悲しみに暮れて羽咋市にやって来ました。 羽咋市の中心部を避けてやって来たのは、石川県の北半分、能登国の一宮である気多大社です。こちらでも、前日と同じく、能登に来たご挨拶と旅の安全を祈念させていただきました。これで安心して歩きまわれますかね? こちらは、国の重要文化財に指定されている歴史あるご社殿が多数あって、境内には厳かな雰囲気が漂っていましたね。
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10:00-11:00
そして、こちらの神社には、もう一つ見所があります。 それがご社殿の後ろ手にある鎮守の杜です。 うっそうと木々が生い茂る立派な杜で、まるで、トトロでも住んでいそうな雰囲気でした。 ここで少し過ごしたお陰で、気分が穏やかになりましたよ。
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11:00-11:00
能登の一宮にお参りしたら、少し道を戻って、羽咋市街にある新しくてお洒落な道の駅に立ち寄りました。 実は、この道の駅には、一度は食べたいと憧れていた、超絶有名なジェラート職人さんのお店「マルガージェラート」の支店が入っていたんです。 奥さんがジェラート大好きということもあり、石川県に行くことがあったら、季節がいつであろうと、マルガージェラートには必ず伺いたいと思っていたんですが、今回は年末年始の旅行で、本店さんがお休みに入っていることが分かっていたので、泣く泣く諦めていたんです。 そんな中、リサーチを進めていったところ、こちらの道の駅にも支店が入っていることが分かり、電話で確認してみると、ギリギリこの12月30日まで営業されているとのことだったので、もう小躍りしちゃいましたよ。 それは「絶対に行かなきゃ」ですよ。
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11:00-11:00
マルガージェラート
そしてこれが、長年憧れていたマルガージェラートのジェラートです。 公式ホームページを見ると、ピスタチオがお店で推しているフレーバーのように思えたので、それをいただきましたが、これが超絶濃厚な味わいで、やっぱり激ウマでしたよ。 それから、サーブしてくれる方がジェラートを「練りに練って」から提供してくれたので、口当たりが超なめらかでしたよ〜。 もう全てにおいて、本当に素晴らしかったです。大満足。
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11:00-11:00
そろそろお昼時です。そして、しつこいかもしれませんが、この日は年の暮れの12月30日です。 翌日の大晦日には年越し蕎麦が食べられそうにないので、この日、羽咋市で食べることに決めてました。 お蕎麦屋さんなら年末までやってるところが多いはずですが、それでも念には念を入れて、この辺りのお店に片っ端から電話で聞き回ったところ、某グルメの権威的ガイドブックの富山・石川版にも掲載されていた名店の多門さんが、この日営業することを確認したので、喜び勇んで行ったんです。 ところがですよ。またも、実際行ってみたら、お店がやっていないという事態が!? これはもう、ひどい、ひどすぎますよ…。
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11:00-12:00
営業すると言っていたお店が、2日続けてまさかのお休み。 ここまで来るとある意味ミラクルですよ。 ですが、やっぱりブーブー言ってもお店がやってくれることはないので、気持ちを切り替えて、ここでもセカンドチョイスのお店に向かうことに。 それが羽咋市のやや山奥にある茗荷庵さん。ここはやっててくれました。嬉しい。 入ってみると、天井の高いなかなか趣のある建物で、小上がりのテーブルには囲炉裏があり良い雰囲気でしたねえ。
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11:00-12:00
この蕎麦が美味しかった
そして、肝心のお蕎麦の方はと言うと、これが、コシのあるしっかりとした食べ応えで、蕎麦の香りも十分。 天ぷらもカラリと揚がって大変美味しかったですし、つけ汁も深みのある味わいで、全てが良かったですね。 こんなに美味しいお店をセカンドチョイスにしてしまって、ごめんなさいって感じですが、こちらが当たりのお店で良かったです。怪我の功名でした。
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12:00-12:00
年越し蕎麦ををいただいたら、能登半島をさらに北上。 ここからは、能登半島の海岸線の荒々しい景観が続く、能登金剛を見て回りますが、その前に、道の駅でトイレ休憩を入れました。 これで寒い海岸線を立て続けに見ても大丈夫です。
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12:00-12:00
能登金剛の最初の見所が、いきなり凄かったです。 海の中にそそり立つ厳つい岩に、ぽっかり穴が開いていて、まるで門のようになっている、その名も「巌門」。 けっこうそのまんまなネーミングなのですが、かなり狭くて急な階段を下りていった先に、波がバンバン押し寄せてくるところがあって、そこから見えた光景が写真のとおり。 大岩に開いた穴(これが門なのでしょう)から、激しく波が押し寄せてきて、恐ろしすぎます。いきなり凄いものを見ちゃいましたよ。能登の海岸、凄いです。
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12:00-13:00
続いて、二つの大岩に注連縄が渡されている、いわゆる夫婦岩の「機具岩」。 この手の景観は全国各地にあるんじゃないでしょうか。ここは案外、ありがちで陳腐な眺めでしたね。
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13:00-14:00
兄の源頼朝に追われ、舟で陸奥に逃れんとする源義経が、追っ手の目を眩ますために舟を隠したという伝説が残るこの地ですが、この激しい波の中で、こんな細い入江に舟で入れるわけないです。すぐぶっ壊れちゃいますよ。 そう思うくらい迫力ある景観だってことですけどね。
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14:00-14:00
能登金剛の最後を飾るのは、昔、映画やドラマのロケが行われたことで知られる断崖絶壁です。 風が強いときに下を覗くのはかなり危ないとのことなのですが、これは、風がなくても十分危ないんじゃないでしょうか。 それにしても、岩に当たって砕け散る波が凄すぎるというものです。 これで能登金剛の主要な景観はほぼ見ることが出来ましたが、北海道ではまず見ない光景に、感嘆です。
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14:00-15:00
能登金剛の荒々しい海岸を抜けたら、わりとすぐのところで、何かによく似た大きな岩が見えてきました。 そう、これは「トトロ」です。トトロ大好きなうちら夫婦は大盛り上がりしたんですが、よくよく見ると、これ、人為的に「目」が取り付けられてるじゃないですか! これはやり過ぎというか、反則なんじゃないですか? いいんですか、これ? でも、笑っちゃいます。
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16:00-17:00
さあ、やって来ました輪島市街。少し早めにチェックインします。 2日目の輪島の宿は、節約しない旅行その3と言っていいですかね? 過去の宿選びのいろいろな反省に基づいて、部屋数のあまり多くない、うち的にはややお高めのところを予約しましたよ。 これでゆっくり静かな宿泊ができればいいですね。
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17:00-17:00
夜にお出かけ
さて、少しお宿で寛いだら、暗くなるのを見計らって出かけます。 この輪島には、全国的にも有名な、壮大なスケールの棚田「白米千枚田」があるんです。ぼくが棚田大好きで、旅先に棚田があると知ったら必ずと言っていいほど見に行っているんですが、この有名な千枚田が、夜はイルミネーションで彩られると言うんですから、これは、暗い中の移動が多少大変でも行くしかないでしょう。 イルミで妖しく浮かび上がる棚田って、どんなものなんでしょうね。楽しみです。
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17:00-18:00
そして、これがそのイルミネーションで妖しく浮かび上がった棚田です。棚田の畦という畦に、びっしりライトが設置されているんですね。 めちゃくちゃ壮大にして、幻想的でした。これは凄いものです。
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18:00-18:00
かなり幻想的
少し時間が経つと、イルミネーションの色が変わります。 青く妖しく浮かび上がった巨大な棚田は壮絶な美しさ。
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18:00-20:00
棚田を見たら、お宿に戻って夕食です。 うちは、夕食も自分たちでお店を探して食べるのが好きなので、普段はお宿で食べないのですが、地方の小都市の輪島で、年末の夜に食べるお店を見つけるのは難しいと思ったので、今回は安全に夕食の付いたプランを選択をしていたんです。 少し高めのお宿の夕食なので、けっこう楽しみにしていたんですが、これがかなり良かったんですよ。
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18:00-20:00
鰈の味噌幽庵焼きがすごい
それぞれが押し並べて美味しかったんですが、特に良かったのが魚介の味。 能登の魚醤「いしる」を使った、いしる鍋に鰤大根、お造りと全てが美味しく、とりわけ素晴らしかったのが、写真の「鰈の味噌幽庵焼き」。 これが、どうやったら鰈をこんなにふっくら焼けるのかと思うほどの絶品レベルでしたね。大満足の夕食でした。
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20:00-21:00
美味しい夕食を楽しんだら、次は温泉です。 こちらはけっこう部屋数が少ないお宿なので、大浴場でもゆったりできることを期待していましたが、これが想定どおり。とても空いていてのんびり出来ました。 ただ、内風呂のお湯が熱すぎた一方、露天風呂のお湯が超ぬるくて、その温度差の激しさにはけっこう困りました。 まあでも、静かにお湯を楽しめたのが何よりです。
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21:00-23:00
美味しい夕食と温泉を楽しんで、すっかり気分良くなったんですが、一つ問題が。 こちらのお宿の建物がやや古くて、お部屋が寒い。 泊まった日は相当冷え込んだんですが、お部屋の暖房がエアコンだけで、なかなか暖まらず、エアコンの出力を上げると、今度は空気がカラカラに乾いてしまい、全体を良い環境にするのが難しかったんですね。 このご時世、旅先で風邪でも引いたら大変ですので、冷え込んだときのために、パネルヒーターでも備えておいて欲しかったですね。これって欲しがりすぎでしょうかね? そんなこともありましたが、とにかく館内がどこまでも静かで、本当にゆっくり過ごす出来て、全般的には満足して眠りにつけました。
- 3日目2021年12月31日(金)
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00:00-09:00
大晦日の朝です。冷え込みは緩まず、お部屋はやっぱりけっこう寒かったですが、逆にスパッと目が覚めたかも知れません。 この日は、わりとのんびり能登半島を周遊する、余裕のある日程を組みましたので、お宿の朝食をゆっくりいただいて、きっちりエネルギーを入れてから出発です。 なお、その朝食ですが、やっぱりお魚が美味かった。写真のふぐの干物は、旨味がぎゅうっと詰まっていて良かったです。
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09:00-09:00
旅行3日目、最初に行ったのはこちら。 輪島には朝市があって、これが日本三大朝市だと言う方もいるんだとか。 その朝市が、大晦日まできっちり開かれるというんですから、どんな雰囲気なのか、ちょっと寄ってみました。 三大朝市という触れ込みですから、相当活気があるんだろうと思って、けっこう期待して行ったんですが、これが寂しい限りだったんです。 朝市通りというところがあるんですが、ここに出店がびっしり出るのを想像していたのに、出店は本当に少なくて人出もパラパラ。 売っている物にも魅力を感じられず、かなり残念なスポットという印象しか残りませんでしたね。 あとで調べてみると、三大朝市の三大とは歴史の古さに由来するものであって、現在の規模や賑わいのことではないのかもしれませんね。勉強になりました。
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09:00-09:00
道路に噴水?
朝市は残念だったんですが、輪島の街では、超面白い物を見つけました。 それがこの「道路の噴水」です。 この水で、積もった雪を溶かすんだそうですよ。 寒い寒いと思っても、何だかんだ言って、能登は気温が高いんですね。 北海道でこんなことしたら、道路はツルッツル、水道管は破裂で、とんでもないことになりますよ。なので、北海道民にとって、このシステムは驚愕です。
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09:00-10:00
昨夜、イルミネーションで妖しく浮かび上がる様を見てきた千枚田ですが、3日目のルート上にあるのですね。 ですので、今度は強風吹きすさぶ「素の冬の棚田」を見てみました。 前の晩から降った雪がうっすら積もって、物悲しい雰囲気が漂ってましたね。 これはこれで、味がある風景でした。
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10:00-10:00
能登の海岸線を禄剛先に向かって進んでいると、港の方から「白いもの」がブワッと飛んできました。 何だろうと思って、港に車を向けると、この光景が目に飛び込んできたんです。 何ですかこれは〜。 白い泡のような物が、バンバン海から飛び込んでくるじゃないですか〜。 これこそが、能登の冬の風物詩の「波の花」だったんですねえ。 こんなにバンバン飛んでくるとは思っていなかったので、度肝を抜かれました。 この地方の気候の厳しさによるものなので、地元に方には申し訳ないですが、海が荒れて、こんな凄い光景が見られてラッキーでした。
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10:00-10:00
さらに、冬の能登っぽい荒々しい光景が続きます。 波の花がバンバン飛んでいた港からすぐそばには、海に直接流れ落ちる滝があって、その滝の水が、冬の海から吹く強風で舞い上がる「逆さ滝」という驚愕の現象が見られるんだとか。 本当かなと思って行ってみると、これまた凄かったんです! ちょっと舞い上がるとかそういうレベルじゃなくて、本当に滝の落ち口より上に水が舞い上がって、水が消し飛んじゃってるんですよ。こんなことってあるんですね。 これは本当に驚愕の現象ですよ。立て続けに、凄いもの見ちゃいました。
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10:00-11:00
驚愕の光景を見つつ辿り着いた、能登半島の先っぽに当たる禄剛崎。 そこに立つ灯台がいい風情らしいので、見に行くことにしました。 多分、岬に着くまでの道のりがとっても寒いと思うので、歩く前にトイレ休憩を入れてから行きたかったんですが、都合良く、岬の入り口には道の駅がありました。 ですので、迷わずここで、トイレ休憩です。
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10:00-11:00
ここから0.3kmって書いてありますが…
岬への入り口に行くと、「ここから0.3km」という表示。 300mなら、けっこう歩き慣れているぼくらなら楽勝だと思ったんですが…。
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10:00-11:00
この階段を300mです
目の前に現れたのは、かなり急な石段。しかも、前の日からの雪が積もり、しかも、所々が凍っていて危ないことこの上ないじゃないですか。 相当慎重に上ったので、かなり時間はかかるし、何より緊張で疲れました。
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10:00-11:00
上り詰めたところには、けっこう広い平地があり、その先に、目指す白い灯台がありましたが、正直に言って、どこででも見る、ぼくらにとっては、ありふれた灯台でしたねえ。 見る人が見れば、歴史ある見所十分なものだったのでしょうが、この灯台だけなら、見に来るまでもなかったかもしれません。
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10:00-11:00
ただ、岬からの眺めは、やっぱり迫力十分。能登の冬の海は凄いです。 この眺めの方は見る価値ありでしたが、如何せん、風が強過ぎて体感気温が低すぎます。長居は不可能だったので、早々に立ち去りました。 風邪引いたら大変ですからね。 ちなみに、下りの階段もビビりまくって下りました。
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11:00-12:00
イタリアン・カフェ こだま
能登の冬の景観巡りはここで一休みして、珠洲市の中心部でランチにしました。 輪島と同じく地方の小都市の珠洲市ですから、大晦日に営業している食べ物屋さんを見つけるのは、けっこう大変でしたが、こちらのイタリアンカフェさんが、やっててくれました。もう神ですよ。 こういうときは、美味しい美味しくないなんて言わずに、とにかくありがたい気持ちで食べようと思ったんですが、注文したピザが想定外に美味しかったんです。 特に「猪の肉」のピザがかなりのレベル。猪の肉って多分初めて食べたんですが、こんなにも旨味が強くて、美味しいものだったんですね。食べず嫌いだったことを反省しました。 このお店にはそんなに期待していなかったので、嬉しい誤算でしたね。ラッキー。
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12:00-12:00
お昼を食べてすぐですが、今度は、この辺りでは有名なパン屋さんへ足を運びます。 いろんな旅行雑誌に、このお店の名物の「冷やしクリームパン」が紹介されていて、これが気になって仕方なかったんですよね。 そのお店が大晦日にもやっててくれることが分かったので、喜び勇んで買いに行きました。 なお、電話で営業を問い合わせたとき、とても丁寧に「前もって言ってくれれば、取り置いておくよ」と教えていただいたので、この教えに従って、冷やしクリームパンは取って置いてもらいました。
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12:00-12:00
そして、取り置いてもらっていた冷やしクリームパンを、早速、車の中で食べてみたところ、本当にクリームが冷たい。 その冷たいクリームが爽やかな甘さで、とても美味しかったんです。思っていたより美味しいおやつに、気分が上がりました。
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12:00-12:00
美味しい二軒のお店に気を良くして、次に向かったのが見付海岸。 能登の海岸沿いにそそり立つ大岩が、軍艦が舳先を向けて進んでくるように見えることから、別名「軍艦島」と呼ばれている見付島の景観美で有名です。 こちらは、普段でも圧巻の光景なのだと思いますが、冬の景観はもの凄く風情があって良い感じらしいですから、さぞ素晴らしいものが見られると思って行ったら、またも想像以上に良かったです。 暗く沈んだ空の下、海岸沿いにそびえ立つ、正に軍艦に似た大岩。見事な水墨画を見るような景観に、思わず息をのみましたね。
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12:00-13:00
珠洲市の次にやって来た能登町の名物はイカ。 その名物をPRするために作られたのが、このイカの駅なんだとか。 そこは道の駅と似たスポットのようですが、「イカキング」という、巨大でリアルなイカのオブジェが置いてあるらしいのです。 ぼくはこの手の、ちょっと笑っちゃうようなオブジェの類いがけっこう好きなんですよね。 降りしきる雪の中、行ってみると、そこには、本当にリアルなイカが居ました。 めっちゃいいじゃないですか、これ。こういうの最高ですねえ。笑えた〜。
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14:00-14:00
イカキングに別れを告げて、続いてやってきた穴水町。 何気なく運転していると見えて来た、海の中にポツンと浮かんだ構造物。 説明書きを読むと「ボラ待ちやぐら」とあって、なんでも、このやぐらの上で、一日中ぼ〜っとボラの群れを見張り、群れが網に入ってきたら網をたぐるという、何とものんびりした漁が行われていたんだとか。 しかし、漁ののんびりさ加減はさて置き、これまた、何とも絵になる風景じゃないですか〜。こっちまで、しばしのんびり眺めちゃいましたよ。
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14:00-14:00
同じ穴水町には、かなり濃い緑色をしたかなり巨大な大仏様が、能登の空の下に鎮座されているんだとか。 これだけの情報だと、ここも先ほどのイカキング並みに、ややトンでも系オブジェの範疇に入るのかなと思って行ってみたんですが、説明書きをよくよく読んでみると、どうもこちらは人々の長寿を祈念して建立された、ありがたい存在だったのです。 そうであれば、そのお姿も違って見えてくるというもの。 ぼくらを見下ろす巨大な大仏様の優しいご尊顔に、癒されました。
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15:00-16:00
能登の海岸沿いをぐるっと回って、ついにやって来ました北陸の名湯、和倉温泉。 この和倉温泉街には、美味しそうなスイーツのお店が数々あるようで、甘い物が大好きなぼくら的にはどこか行ってみたかったんですが、やって来たのは何せ大晦日ですから、やってるところがあるとは思っていなかったんです。 ところが、一番行ってみたかった、世界的なパティシエさんのお店、ルミュゼドゥアッシュさんが、年中無休で営業されていることがわかりました。これは素晴らしいです。 お店に着いた時間がやや遅かったので、ケーキもあまり残っていないかな?と思いつつお店に入ると、まだまだたくさんのケーキが残ってました〜。 買って、お宿でいただきましょう。楽しみです。
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16:00-18:00
能登半島を一回りしてとうとうやって来ました、北陸が誇る名湯和倉温泉。 そして、節約を考えない旅行その3は、三泊目にも継続します。 大晦日から元日にかけてを過ごすお宿は、その名湯、和倉温泉の中でも指折りの名ホテルと評判の多田屋さんを選びました。 こちら以上に有名なお宿もありましたが、こちらの方が圧倒的に部屋数が少なくて、より静かに過ごせると思ったので選ばせていただいたのですね。 とにかく、温泉宿では静かに過ごしたい。それがうちの至上命題なのです。
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18:00-18:00
このケーキが
名ホテル入ったら、まずは、そのホテルの良さを噛みしめるべきところなのかもしれませんが、それよりも何よりも、まずは早速、先ほど買った名店のケーキをいただかないと。 そしてこれが、もう本当に美味しかった。正に名店の名に恥じない味。 特に、チョコレートケーキの美味しさが素晴らしかったですねえ。 濃厚なチョコの風味が最初に口の中に広がって、その奥から優しい甘さがふわっと感じられる逸品でした。さすがです。良いもの食べられました。
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18:00-19:00
名店の美味しいケーキを食べたあと、けっこうすぐに今度は有名ホテルのお夕食をいただきました。 これはもう本当に楽しみでしかありませんでしたが、期待を裏切りませんでしたね。 旬の魚介が並んだお造り、鰆の朴葉蒸しと、お魚の美味しさが続いたあとに出てきたのが、能登の最強食材「能登牛」のしゃぶしゃぶ。これが、つけだれとの相性抜群で、とろけるような美味しさでしたねえ。 これは大満足。さすがは名ホテルのお夕食と唸りました。
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19:00-20:00
そして、名湯のお風呂もまた楽しみでしたが、これも良かったです。 まず、お部屋数の少なさに比して、大浴場が本当に大浴場。 ですので、洗い場でもお風呂でも、のんびりゆったりじっくり寛げました。 さらに特筆すべきは、露天風呂。湯船のすぐ先、目の前が思いっきり海なんです。 体は温泉でポカポカなのに、顔には海風が当たって気分は爽快という、珍しい体験ができました。これは良いです。
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20:00-23:00
温泉を楽しんでお部屋に戻ったんですが、前日とほぼ同じ問題が。 こちらもお宿の建物がやや古くて、お部屋が寒いんですよ。 連日の冷え込みが続いたところに、お部屋の暖房がやっぱりここもエアコンだけ。 なかなか部屋が暖まらないから、エアコンの出力を上げると、今度は空気がカラカラに乾く、これがリフレイン。やっぱりここでも、パネルヒーターか何か欲しかったですね。 まあでも、そのこと以外はほぼ完璧でしたので、ゆっくりまったりと年を越しました。一昨年のような、カウントダウン花火を見ながらの、ド派手な年越しも楽しかったですが、こういう落ち着いた年越しも良いもんです。 うちら夫婦、特に奥さんにはこっちの方が合っているように思いました。
- 4日目2022年1月1日(土)
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00:00-09:00
旅行4日目は、明けましておめでとうの元日。旅先の名ホテルで優雅にお目覚めです。また、お正月を旅先で迎えることができて嬉しいです。 そして、名ホテルの元日の朝食もやっぱり美味しかった。特にお雑煮の優しい味が嬉しかったですねえ。 美味しい朝食を楽しんで、新年を祝いつつ、さらに旅行を楽しみましょう。
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09:00-09:00
4日目、最初に向かうは七尾湾の離島、能登島です。と言っても、この能登島大橋を渡ったらすぐなんですね。もはや離島でも何でもないですね。 ただ、この橋、風速が20mを超すと通行止めになるらしいので、風が弱くなってて良かったです。
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09:00-11:00
能登島に渡って行くところと言ったら、ここしかない。「のとじま水族館」。 何せ、この水族館には「ジンベイザメ」が飼育されていますから。このジンベイザメが、ぼくにとっては、一度見てみたいと思っていた憧れの存在なんですよ。 こちらの水族館が元日から営業してくださるお陰で、ここで初めてジンベイザメを見られます。そう思うとやや興奮しましたね。
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09:00-11:00
やや興奮しながら水族館に入ると、いきなりその水槽はありました。ジンベイザメ2頭が泳ぐ大型水槽「青の世界」。 円柱状の水槽を、螺旋状の通路を少しずつ降りていくんですが、そこに、ジンベイザメがついに泳いできました。ジンベイザメ、大きい〜〜〜〜。 非常にスマートな流線型の体に、斑点がドット柄のように付いていて美しい〜。 それと、尾びれの形が綺麗ですねえ。サメって美しいんですねえ。 なお、のとじま水族館では、水槽の大きさの都合から、体長が5mまで成長すると海に放してしまうそうなので、比較的若い個体が見られるということですかね。 いや、それにしても、ジンベイザメ、素晴らしいです。見られて良かった〜。
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09:00-11:00
念願のジンベイザメとの対面を果たしたら、水族館の本館にも行ってみたんですが、こちらは正直、ありきたりな展示ばかりで魅力薄でしたかね? 写真の水槽も、鏡でたくさん魚がいるように見せてますが、魚種も少ないし、見ても盛り上がりませんでした。 大好きなイルカショーも、今回は寒いのでパスしました。
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11:00-11:00
実は、平べったかったジンベイザメ
「青の世界」水槽以外は、魅力薄だったので、最後にジンベイザメのところに戻って、じっくり見て帰ることにしました。もう一度見たジンベイザメはやっぱり美しい〜。いつまでも見てられますよ〜。 ところで、ぼくはず〜っと、ジンベイザメって、流線型のスマートなボディだと思っていたんですが、下から見たとき初めて、めちゃくちゃ平べったいことがわかったんです。びっくりしましたね。
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11:00-11:00
最後にジンベイザメの大口
でも、この平べったいのが、大口を開けている姿がけっこう愛らしいんですねえ。なんか暢気に見えて癒されました。 このジンベイザメを見られただけで、ほかのことはもうどうでもいい。 のとじま水族館、最高でした。
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11:00-11:00
能登島から能登半島へは、行きで渡った能登島大橋の他にもう一本この橋が架かっていますので、出るときはこちらを渡ります。 「あとはノンストップで金沢へ!」 と、当初の計画ではなっていたんですが、ここで計画を変更します。今回の旅行で一度立ち寄ったある場所に、もう一回行ってみるのです。
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12:00-12:00
再度訪問するのは、2日目に行ったものの、満足できる景色が見られなかった、「冬ソナ」的並木道です。 2日目には雪がすっかり溶けてなくなってましたが、そのあと、石川全県にけっこう雪が降っていますので、この並木道にも雪が積もって、雰囲気がガラリと変わっているはずなんですね。 で、行ってみると、ご覧のとおりの雪景色。けっこういいじゃないですか〜。 最初に行った時よりは、遥かに冬ソナに寄ってきてますよ〜。 これでちらほら雪が舞っていれば完璧だったんですが、十分満足できました。寄り道して再訪問して良かった良かった。 ですが…、この寄り道のつけが、あとになって回って来るんです…。
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12:00-13:00
いざ、金沢! だったんですが…
ここから金沢に急ぎますよ。まずはもうすっかりお昼どきで、お腹がかなり空いているので、金沢に着いたらランチです。 選んだのは、地場の有名回転寿司の「もりもり寿司金沢駅前店」さん。金沢は回転寿司の超激戦区で、各店ともレベルが相当高いようですね。 旅先の回転寿司屋さんに行くのもかなり好きなぼくら夫婦としては、この情報に触れたら行かないわけにはいきません。 こちらは、そんな激戦区の中で「高級回転寿司三傑」と言われているもりもり寿司さんの中でも、ネットなどでとりわけ評価が高いんです。 そんな素晴らしいお店が元日もしっかり営業しているんだったら、そこに行くしかないじゃないですか。 高評価の大人気店ですから、少しぐらい待たされたって、平気ってもんです。 ところが…、ここから、想定していなかった事態が…。 まずそもそも、最初の予定には無かった行動をしたので、時間が押した上に、河北潟から金沢に最速で行こうと思って、ナビで検索したルートがダメダメ。 朝までに降った湿った雪がけっこう深く積もっているのに、除雪が全然されていなくて道路がズルズルに滑る滑る。 ようやく雪のない道に出たと思ったら、今度は車の流れが悪くてノロノロ運転が続き、とんでもない時間ロスになってしまいました。 結局、当初の予定より1時間以上遅れてお店に着く羽目に陥ったのです…。
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13:00-13:00
悪戦苦闘して、ようやくもりもり寿司駅前店さんに着いたのは、午後1時少し過ぎ。 この時点で、自分たちの前に順番を待っている人が何と70組ぐらい。お店の人にどのくらい待つか聞いてみると、「何とも言えない」とのこと。やっちゃいました…。 やっぱり、急な予定変更は、問題が生じることが多いですねえ。 それでも、もうここでお昼を食べることしか考えられなかったので、何時間だろうと待つことを決意。でも本当に、何時間待つんでしょうか?
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13:00-14:00
ここで、どんなに早くたって1時間以上は待たされるだろうと判断。 それならばと、ちょっと金沢駅やら駅ビルやらを見て回ることにしました。 新幹線が乗り入れて、一気に華やかになった金沢駅は、なかなかの雰囲気。 特に、金沢駅の象徴的存在の「鼓門」の存在感にはびっくりです。これは立派なものだ。 駅ビルの方は、普通の駅ビルで、特に「金沢色」も感じられず、驚きはなかったですね。それでも、一通り見て回ったら、そこそこ時間は潰せました。
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15:00-16:00
1時間ちょっと時間を潰してお店に戻っても、まだぼくらの順番が回ってくる気配はなし。これはもう、「ちょっと早い夕食」になっちゃうんじゃないかとすら思ったんですが、午後3時になってようやく入店できました。夕食まではいかず、おやつの時間で済んだってところですね。 もう超長いこと待ってますから、完全に腹ペコ状態なので、もう注文しまくって食べまくるのみですよ。節約なんて考えないでガンガン行きましょう。 節約を考えない旅行その4ですかね?
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15:00-16:00
もう、後先考えないで、お勧めの品や値段の高いネタを片っ端から注文しましたが、これが美味い! 特に、「七尾の鰤」と「のどぐろ」が相当ハイレベルでしたね。それから、ぼくが好きなアジやサバといった光物も美味しくて、もう大満足。(真ん中がのどぐろ、その右が鰤) 夫婦二人で食べに食べて、ほぼ1万円になりました。回転ずしとしては驚愕の高額ですね。 でも、本当の高級寿司に比べたら、やっぱりお得ですよ。高級回転ずし、最高です。
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16:00-16:00
この醤油がいい仕事してます
それと、けっこうたくさん食べて、最後にようやく気が付いたんですが、もりもり寿司さんは、置いてる「醤油」が美味しいみたいで、寿司の味をさらに引き立てていると思います。 いい感じで甘みが奥に隠された深みのある醤油で、ぼくらがこれまでに行ったことのある有名な回転寿司のお店の物より、多分、格段に美味しいですよ。 まあ、とにかく、自分の判断ミスでとんでもない時間待ちましたが、ネタの美味しさから醤油の味の良さまで、それだけ待つ価値はありましたかね。それほどに、もりもり寿司さんは素晴らしかったなあ。
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16:00-16:00
このあと、どこへ?
冬ソナ的並木道は見られたし、お寿司は最高でした。 が、しかし、急な予定変更と、もりもり寿司駅前店さんにこだわった代償は、かなり大きかった。 お昼を食べ終わった時間が午後4時ちょっと前。もう、金沢市内を観光する時間はほとんどない状況になり、このあと、「ひがし茶屋街」「兼六園」「金沢城」を観光するつもりだったのが、もはや行けるのは、そのうちの1か所が関の山に。 ああ、正に、後悔先に立たずとはこのこと。
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16:00-17:00
結局、3か所の中から、1か所だけ行くことにしたのは、兼六園。 雪吊りが超絶美麗な景観を生み出すという冬の兼六園は、絶対に外せないと思いました。ひがし茶屋街は、相当行ってみたかったスポットなのですが、「兼六園とどっちを取るか?」と言われたら、兼六園に軍配が上がるので、ここは泣く泣く諦めました。 その兼六園ですが、行ってみると、朝方まで降った雪がいい感じで積もっていて、想像していたよりも遥かに美景でした。 冬の雪吊りは、見ていて心が静まってくると言うか、本当に深みのある眺めでしたねえ。感動です。 さらに、雪でもしんしんと降ってくれると、より雰囲気が出ていいかも、と思ったんですが、普段は、旅行中に雨だの雪だのが降ったらブーブー文句を言うくせに、こんなときだけ降って欲しいと思うのは、わがままというものでしょうね?
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16:00-17:00
それと、兼六園でもう一つ印象に残った光景がこれ。水鏡に松が一本映り込んで、もう見事としか言いようがなかったです。 人が作り上げたものとは言え、これは絶景ですね。 かつて、「前田家の殿様もこの光景に心を打たれていたのかも?」と思うと、歴史ロマンにノスタルジーを感じざるを得ませんでした。 結局、閉園の時間いっぱいいっぱいまで兼六園を散策しましたが、夕方の薄暗い中、モノクロームの水墨画のような渋い美しさを思い返すだに、金沢最後の観光を、ここにしてよかったなと、つくづく思います。
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17:00-17:00
閉園時間を迎えた兼六園をあとにすると、江戸時代の遺構で、国の重要文化財にも指定されている、その優美な立ち姿が美しい、金沢城の「石川門」がライトアップされていました。 さすがは、「雅の街」金沢。その金沢を象徴する金沢城石川門の優美な立ち姿に、しばし見とれました。 金沢城は、この石川門を見ただけで城内は巡りませんでしたが、そもそもに、神社仏閣に加え、城郭にも興味がないという奥さんが一緒ですから、兼六園の方を取った選択で間違いなかったと思います。
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18:00-20:00
お昼に時間を取られ過ぎて、ひがし茶屋街を散策できず、少し不完全燃焼ですが、これで金沢市内観光を終えて、スパっとホテルにチェックインです。 4日間フル回転で観光して、疲れも溜まっていたので、一旦じっくり休んでから、金沢市内での最後のお食事に乗り出しました。最後の最後まで金沢の食を楽しむのです。
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20:00-21:00
元日の夕食です。 元日夜に、普通に営業してくれているお店なんてかなり少ないですから、ここでも事前に一生懸命リサーチして、なんとか見つけたこちらの「粉」さんでいただきました。元日からのご営業、本当にありがとうございます。 こちらのお店の「ねぎ焼き」が、どうも地元の方が愛する隠れた名物グルメらしいのですね。 なお、そんなお店が元日に営業していたら混雑必至だと思ったので、ここは、きっちり予約してから伺いました。
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20:00-21:00
そして、これが注目のグルメ、地元の方に愛されている「ねぎ焼き」です。 店主さんが目の前で、ものすごい手際でバンバン焼いて、小さく切るところまでやってくれるので、お客はそれを食べるだけなのですが、これが、お好み焼きとはまた違った粉物で、粉物特有のお腹に来る重たさがなく、本当にねぎの風味が強く感じる美味しいものだったんですねえ。 ミックス(牛、豚、イカやら)と牛スジをいただきましたが、牛スジの方がかなり美味かったと思います。これは当たりです。 それから「出し巻き」も気になったので、これもいただきましたが、こちらも玉子がいい感じにトロっと焼き上がっていて、そのとろみの中から出汁の風味が感じられる、なかなかのものでしたね。またも大満足でした。 なおこちら、ぼくらは予約していたので、行ったらすぐ座れましたが、ず〜っと満席状態が続いてましたので、予約してないと、多分、食べられないと思いますよ。
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21:00-23:00
この旅行も最終盤。最早かなり疲れていますので、夕食を楽しんだらあとはゆっくりです。 こちらのホテルでもやっぱり、「バストイレ別」の部屋を予約したので、ゆったり落ち着いてお風呂に入れました。 「バストイレ別」のお風呂って、ユニットバスと全然休まり方が違いますよ。 これって、かなり重要ですよ。
- 5日目2022年1月2日(日)
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00:00-08:00
旅行最終日です。 昼前に小松空港を発ちますので、そんなにのんびりしてはいられません。 ですので、速やかにチェックアウトとなりますが、その前に朝食。 こちらのホテルも朝食が美味しいホテルとして評判でしたが、まあ普通。普通の美味しい朝食でしたね。
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10:00-10:00
新千歳空港到着が午後1時過ぎで、お昼を食べられるのは、そのもっと後になりますから、食いしん坊夫婦のぼくらは、途中でお腹が空くのが確実です。 ですので、この辺では美味しいと評判のこちらで甘い物でも買って、軽くお腹を満たしてから飛行機に乗ろうと思い、ちょっと行ってみました。 が、最後の最後で「またも」です。 ぼくのリサーチでは、こちらは普段は10時開店なのですが、お店の張り紙を見ると「1月2日は11時からの営業」ですと? ぼくらのほかのお客さんも、10時ごろにやって来ては張り紙を見て帰っていくので、けっこう唐突な話だったんでしょう。ああ、ひどい。
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10:00-12:00
最後に甘い物は食べ損ないましたが、まあそれはいいです。 あとは、あまりギリギリにならないように到着して、慌てずに搭乗手続きをして帰るだけ。 なお、レンタカーの走行距離は「550km」を超えましたね。北海道外の旅行としては、これはかなりの距離です。縦横無尽に動き回った感じですね。 それから、4日間フル回転に動き回ったら、心身共にすっかり疲れ果てるだろうと予想しましたので、行きのような飛行機の乗り継ぎは出来ないと判断。帰りは直行便で一気に新千歳に帰ることにしました。 それにしても、地方の小さな空港なのに、すごい人でした。
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12:00-13:00
帰りの機内
小松〜新千歳便を利用する人はそんなに多くないと思っていたんですが、実は、前の日、北海道の天候が大荒れで、この便が欠航。 多分、そのせいで、前日乗るはずだった方々が、ぼくらの乗る便に振り替えたんでしょう。結果、ほぼ満席になってました。 まあ、想定外の事態にビビりましたが、ぼくらはいつも通り、機内で静かに過ごすだけでしたけどね。
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13:00-13:00
旅行を終えて
2年ぶりに、旅先で年末年始を過ごすことができましたが、これってやっぱり素晴らしいです。また旅行が出来て、本当に良かったと心から思います。 それと、「あまり節約を考えない」旅行にしたお陰で、本当に優雅に過ごすことが出来ましたねえ。ですが、予算をかなり使いましたので、また節約旅行に逆戻りですね。 さて、今回の旅行は、「冬の石川の魅力」をテーマにしましたが、「能登金剛」の荒波逆巻く光景や、吹き荒ぶ「波の花」に、海風に舞い上がる「垂水の滝」、そして最後に「兼六園の雪吊り」の得も言われぬ美しさと、十二分に堪能することができたと思います。今思い返しても、どれも圧巻でしたね。
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13:00-13:00
旅行を終えて 結び
グルメについては、「能登牛」「金沢回転寿司」「ハントンライス」「金沢カレー」は食べたいと思っていたんですが、ハントンライス以外はしっかり食べることができました。 年末年始というお休みのお店が多い期間中ということを考えれば、善戦でしたね。 食べたご当地グルメも、金沢カレー以外は大満足できましたし、ハントンライスが食べられなかった分、代わりに食べた「ねぎ焼き」のお店が断然美味しかったので、かえって良かったかもしれないくらいですよ。 それから、甘い物についても、今回、何としても行きたかった「マルガージェラート」さんに「古川商店」さん、さらには「ルミュゼドゥアッシュ」さんで、大人気のスイーツを味わうことが出来ましたから、石川県のグルメは本当に満喫と言っていいと思います。これまた、大満足。 今回の年末年始、石川県旅行、大成功でした。 ただ、旅行から帰ってすぐに、新型コロナの変異株による感染の再拡大が始まって、「年末年始の人の動きが大きな要因」のようなことが言われました。 ぼくらは感染対策をかなりガチガチにやって旅行しましたし、今もって、感染はしていないようなので、何と思われようと良いのですが、それでもこの旅行記を付けながらモヤモヤした気分になりました。 ですので、コロナ禍の前のように、誰もが気兼ねなく、楽しく気軽に旅行ができる日が戻ることを、最後に願って止みません。
2022年のお正月は魅力あふれる冬の石川で迎えます
1日目の旅ルート
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